合宿六日目その2:LPLJ(ローピッチロングジャーク)
今朝、六日目の朝練での出来事。
俺がポイントについたとき、一人だけ餌師がいました。
この人は投げサビキをするかたわら、電気ウキでアジを泳がせてアオリも狙っています。
挨拶して状況なんかを質問しましたが、なんかリアクションが良くありません。
その後、1度だけ、俺が投げたエギが流されて、この人の道糸を拾ってしまいました。
すると、「すみませんじゃ済まないんだよ!だからエギは嫌われるんだよ!」とかなり怒られました。
あまりにもそこまで、て言い方だとは思いましたが、まあ、悪いのは俺だし、これはしょうがない。
最初からリアクション悪かったのは、元々エギやってる人を嫌っていたんだ、ということなんでしょう。
しかし、なんつーか、こんなに過敏になるのも考え物ですが、俺自身数日前に餌師の割り込みに頭に来たばかりなんで、この餌師の気持ちもよくわかります。
ただ、俺はなるべく気をつかっているつもりですし、できるだけ挨拶とか話しかけるようにしています。
大抵の人は(心の中でどう思っているかは別として)エギだからと言って感じ悪くは無く、こんな風にエギへの嫌悪感を直接ぶつけられたのは初めてだったんで、ちょっとショックでした。
実際のところ、俺自身、ほとんど人にひっかけたことが無いのですが、たまたま引っ掛けた人がエギ嫌いだったんではなく、皆エギ嫌いだけど、いるだけで文句は言えないし、と好意的を装っているだけかも。
色々と考えさせられます。
まあ、神経使いながら近くでやるのもイヤなんで、少し離れて再開しました。
そこに登場したのが、地元風のジーサン。
時々見かける人です。
8フィートくらいのノンブランドのシーバスロッドにエギを1つだけつけて、あとは磯タモを持ってフラっと現れます。
ぱっと見は、このあたりを知り尽くした達人にも見えます。
が、このジーサン、いつも数投した後しばらくダベって帰って行くだけの人なんです。
今日もマイペースっぷりはものすごいものがあります。
まずおもむろに、俺と餌師の間、っつーかアジを流している竿の真上からエギをキャストします。
フワっと飛んで、10mくらい先にポチャンと落ちます。
ひえー、餌師に怒られるぞー。
でもジーサン、かまわずLPLJ(ローピッチロングジャーク)をカマします。
HPSJ(ハイピッチショートジャーク)ではなく、すなわちタラーーーーンタラーーーーンとシャクるわけです。
シャクるっつーか、投げた直後からLPLJなんで、エギは表層をスー、スー、と1mずつくらいゆっくりと進むわけです。
奇跡的に1投目は餌師の道糸をかわしました。
次にまた、餌師の竿のちょっと右手からフワっとキャスト。
今度は左の方に飛び、餌師の道糸、さらに俺のラインをまたぎます。
クロスしましたよ、って顔で見たのですが、ジーサンかまわずLPLJ。
「クロス」って顔をしたのが、英語の顔だったので意味がわからなかったようです。
まず俺のラインを拾います、そして、次は餌師のラインを確実に拾いそうな勢いです。
こっちに来て、俺のだけまず外してくれよー、たのむよー。
餌師とかかわりたくないよー。
が、時すでに遅し。
LPLJはきっちりと餌師の道糸も拾いました。
そして、2本の糸をひきつれたエギを巻き上げ、呆然とする俺と餌師を尻目に2本のラインをポイっとはずして、ひとこと「すいませんっ」と軽やかです。
うわあ餌師も萎えるけどこのジーサンも萎えるなあ。
エギ嫌いの餌師と目が合ったんですが、苦笑いしています。
おいおい、アンタ、さっきの勢いで注意してやってくれよ。
結局あと数投、主に餌師のウキ周辺に正確なキャストでLPLJを繰り返し、ジーサンは去って行きました。
餌師はますますエギが嫌いになったに違いありません。
ほんと、人がいないとこで釣りがしたいです。
穴場を探さないと。
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