合宿ラップアップ
さてさて、GWの伊豆での合宿を総括したいと思います。
1. 最終結果
まずは結果です。
- 釣行回数:14回
イカ 10回
バス 3回
トラウト 1回
- 釣果
イカ 3杯(1回あたり0.3杯)
バス 0匹(1回あたり0匹)
トラウト 5匹(1回あたり5匹)
アオリに関しては、3割バッターです。
いや、違うか。
一回の釣行で複数杯釣れる可能性もあるから。
でも、3回に1回くらいは釣れた、ってのが嬉しいです。
あと、自分を褒めてるんですが(小者)、10回イカ行ったうち、まともに釣りになったのは6回。
その確率から行くと、2回で1杯。
ブラボー、俺!ビバ、俺!
と喜ぶだけだと進歩はありません。
2. 分析および考察
以下がこの合宿で釣れたときの条件です。
この番号は優先順とかではなく、思いついた順です。
1) できるだけ外洋に面したとこに投げたら釣れた
2) 潮が当たる、動いているところに投げたら釣れた
3) 水深があるとこに投げたら釣れた
4) キャスト後、ラインがまっすぐ綺麗に着水できたら釣れた
5) 細かい違いは関係なく、ピンクエギが釣れた
6) ダートはダメで、シャクりで釣れた
7) キャスト後の1回目もしくは2回目のシャクりで釣れた
8) 安いエギだとダメで、いわゆるブランドエギ(正確にはアオリQ)だと釣れた
1)と2)および3)はなんとなく当たり前っぽい気がしますが、すごく顕著に出たのが印象的です。
ちょっと図を描いてみました。
何箇所かで釣れてるんですが、まあ、どこも大体こんな感じかと。
俺が取れたのは3杯中2杯がAでした。
キロアップは2杯ともAです。
俺の助言で1.5キロアップをオッサンがズル引きで取ったのもAです。
俺以外も含めて考えると、その次に良かったのがBでした。
それでもAとBを比べると、深さなのか潮なのか、明らかにAが良かったです。
俺はBで1杯取れましたが、700gでした。
同時刻で俺の横でAに投げてた人はキロくらいのを上げていましたし。
Cは試したっていうかミスキャストとかショートキャストで、まあ外向きだからアリかな、と妥協してそのままやってみたパターンですが、やはり水深なのか何なのか、全然ダメでした。
Dも俺の右手にプレッシャーを与える餌師とかヤ○ザエギ師とかがいた場合に、遠慮して投げていたときのパターンです。
飛距離は出ているんですが、潮が流れていない方、外洋に面してない方なんで、アウトでした。
Eは、方向はいいんですが、何せ足らない、というようなケースです。
でも堤防と小堤防の間は船道になってて、ここについてるんじゃないかなあ、とも思ったんですが。
何度か試したところは浅すぎたようです。
FやGは、堤防が満員で、堤防横のテトラとか、ゴロタから投げてみる、というパターンです。
ただこれ、外洋にドカーン、に見えますが、あんまり潮周り良くないのか、俺は取れませんでした。
図の左上とか右下のゴロタの延長に岬とかがあれば、そこを狙うのがいいのかもしれませんが。
4)は、単なるジンクスかもしれないんですが、キャスト後、風でフワーンって流されたときはダメなんですよ。
釣れたときって、そのとき強風でも、偶々風が無いときとかなのかもしれませんが、スーっと飛んで行って、スワーっとラインがまっすぐ水面について、なんですよ。
まっすぐ落ちるときってのは、いい姿勢でフォールしているのかもしれませんね。
5)はなんでしょうねえ。
1杯目を釣ったとこは、伝統的に「ここはオレンジ」って言われているとこなんですよ。
ただ、今回は俺も含めて、俺が見た釣れたエギは、すべてピンクでした。
オレンジや、アジっぽい茶色とか他にも青とか投げてる人も多かったですが、ピンクでしか釣れていませんでした。
今回の潮周りとかそういうのが、ピンクだと少し遠くてもイカにとっては目立ったんでしょうか?
6)は、うーん、俺は今回はシャクッてドスンだったんですが、ビギナーオヤジのズル引きもあるし、ここは俺に関しては、ってことでしょうね。
ただ、皆さん、激しく激しくシャクっていますねえ。
7)は1)2)3)4)から推測して、まずイカがいるとこが遠い、かつ綺麗にフォールした、という条件なのでこういう結果になっているんでしょうね。
8)はいまだにナゾなんです。
俺は初めて行くポイントは3個1000円とかのデフレエギを使って斥候をさせます。
カウントダウンを何秒取れるか、シャクリとシャクリの間のフォールは何秒か、などをまず安いヤツで調べるわけです。
で、このデフレエギでのキャストでも1)2)3)4)の条件を満たすこともあるわけですよ。
でも、釣れたことないです。
もちろん、今回もダメでした。
結局、デフレエギとブランドエギの違いってのは、フォールとかのバランスってことになるんでしょうが、皆さん足元とかにエギ落としてみて、フォールの姿勢が良いとか悪いとか、分かります?
俺はよくわからないんでけど。
多分、ブランドエギは製品の品質にバラつきがないんでしょうね。
3. 課題
課題としてはポイント選択の能力ですね。
ここでのポイントってのは、「XXX港」のような場所という意味でもあり、立ち位置って意味でもあり、投げる方向距離って意味もあります。
これをを見つける能力とか見切る能力が全然不足していると実感しています。
うまい人ってのは、この場所と立ち位置と方向距離をすぐに見つけることができる人だと思います。
だから初めての場所でも沢山つれたりデカイのが釣れるんでしょう。
イカがいるところに投げるってのが最も重要で、あとはポイントに比べると大して重要(比較論です)ではない、と思うんですよ。
ピンクが良いのだとしても、目の前でオレンジのエギが跳ねたら、やっぱり抱くような気がします。
でも、どんなにアクションが良くても、そこにイカいなかったら釣れないですよね。
4. 目標
というわけで、目標です。
まず、サイズを伸ばしたい、これは当たり前ですね。
欲張らずに、まずは1.5キロ!(十分欲張り)
あと、数を増やしたいです。
マルチが無いんです、必ず単発なんですよ。
もしかしたら釣れて、シメたり写真取ってる間が時合いだったかも、とか考えるのですが、1日というか1回の釣行で2杯とか取ってみたいです。
次に場所ですが、堤防だけにこだわらず、色んなところ、ゴロタとかテトラとか地磯とかでも釣ってみたいです。
どうしても、釣ったことないだけに、自分が半信半疑なんですよ。
かならずいる、と確信できるところで一度ネバってみないといけません。
というわけで、長くなりましたが、ラップアップでした。
乱筆乱文失礼しました。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
いや~、読み応えタップリでした。(^^;)
一番興味深かったのが4)。確かにあるかもしれないですね。イカ、特に春はフォール中にエギが動くのを嫌う様に感じるのです。ラインがまっすぐ伸びているということは、風や潮の影響をあまり受けずに自然な姿勢でスムースにフォールしているのではないでしょうか?私が自分の釣りでイメージしているのは、フォールしている最中はエギを一切動かさないことです。そのためにはフォールに合わせたラインの出し方とフォール姿勢やバランスの良いエギが重要だと思っています。
Open6Eさんのイカ釣りキャリアが何回くらいか?詳しく知らないのでハッキリしたことを言えませんが、「課題」と「目標」は場数と運が解決してくれると思います。特に見切るタイミングや立ち位置の問題は多くの釣り場を見て、その経験を情報と擦り合せることができれば、なんとなく分かる部分もあると思います。私も始めて2年目には、あちこち追いかけた結果10回以上連続でボウズ食らいました。情報が後追いだったからでしょうね・・・。でも、後追いだったからこそ、実際に釣れたポイントを自分で見て回ったのが、結果的には今の支えになっている気がします。
エラそうにスミマセン・・・m(_ _)m
投稿: まこ@釣庵 | 2005/05/11 23:24
まこさん、いつもコメントありがとうございます。
引用でお返事させていただきます。
また長文になっちまいました。
> いや~、読み応えタップリでした。(^^;)
夢中で書いてたら、長文でした(苦笑)
一応、まこさんの秘密手帳のような意味で、自分のためのデータベースとして残しておこうという意図もあるんで、書いてみました。
> イカ、特に春はフォール中にエギが動くのを嫌う様に感じるのです。
> ラインがまっすぐ伸びているということは、風や潮の影響をあまり
> 受けずに自然な姿勢でスムースにフォールしているのではないでしょうか?
おお、この「フォール中にエギが動くのを嫌う」というとこまでは全く発想できませんでした。
俺の場合は結果論ですが、まこさんの感覚が正しいとしたら、やはりアリかもしれませんねえ。
表現は変かと思いますが、俺的には「粛々と」フォールしている状態、と名づけています。
ただ、そこそこ潮が流れているときはどうしても動いてしまいますよね。
多少動いてもゆっくりそこそこ粛々オチルのがいいのか、糸オモリとかカマしてフォールスピードは早いけど、わりと粛々落ちるのがいいのか、この辺は色々試してみます。
> そのためにはフォールに合わせたラインの出し方とフォール姿勢や
> バランスの良いエギが重要だと思っています。
風が強いときは、キャストしてベールを起こして、すぐロッドティップを水面近くにしてラインが着水してからフリーにする、という教科書どおりのことをやっているのですが、なかなかうまくできません。
次はこれは意識してやってみます。
> Open6Eさんのイカ釣りキャリアが何回くらいか?
釣り歴、ルアー歴は無駄に長いのですが、イカはちょうど1年くらいです。
去年の春シーズンから始めました。
初めて釣れたのが7月で、なぜかヤリイカ。
で、アオリは秋シーズンにサイトで取れたのが始めてです。
その後、底のスローダートで数杯取れました。
ちなみにこの連休で、去年の総重量は上回ったと思います(ある意味情け無い)。
> 「課題」と「目標」は場数と運が解決してくれると思います。
> 特に見切るタイミングや立ち位置の問題は多くの釣り場を見て、
> その経験を情報と擦り合せることができれば、なんとなく分かる
> 部分もあると思います。
ありがとうございます。
その言葉を励みに精進します。
> エラそうにスミマセン・・・m(_ _)m
いえいえ、とんでもありません。
いつも有益な情報いただいて、感謝しています。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: Open6E | 2005/05/12 12:37
「粛々とフォールしている状態」、イイですね。使わせてもらいます(笑)
>そこそこ潮が流れているときはどうしても動いてしまいますよね。
私の言う「動かない」は、鼻っツラの上げ下げをさせないというか、前傾姿勢を崩させないというか、そんなイメージです。言葉での表現が難しいのですが・・・。(^^;)
アオリーQはフリーで落としていくと前傾しながら落ちていきますが、その姿勢とフォールスピードが絶妙な「奇跡のバランス(笑)」であることが好釣果につながるのではないか?と私は考えています。ここ数年の他社から出たエギは、主にダート性能に重きを置いたものが多いように思います。売り文句にも「キレのあるダート」って文字が目立ちますよね。確かにダートというのはしないよりしたほうがイイと思いますが、イカがエギを抱くかどうか?と言うのを決めるのはフォール中の状態にこそツボがあると私は考えているのです。
私のイメージでは①ダートで気付かせ②「フォールで長く見せるため」にシャクリで高く跳ね上げ③フォールで抱かせる・・・というのがエギングの1セットです。 ダートはイカにエギの存在を気付かせ、挑発または誘惑する一手段であり、「粛々とフォールしている」時こそ、アオリーQの良さが最大限生かされているのではないでしょうか?だから風や潮流にラインが引っ張られている状態だと、何かが狂っていて釣果が落ちるのだと私は考えます。
>糸オモリとかカマしてフォールスピードは早いけど、わりと粛々落ちる
そんなわけで、私はアオリーQに関しては一切手を加えません。沈下の姿勢や速度が変わるのがイヤなのです。カーブ(テンション)フォールも滅多にやりません。それでも釣果は出ているので私は試していないのですが、ぜひいろいろ試して教えてください(爆)
まだまだ場数が少ないことで、ご自身の中での確証が持てないことも多いと思いますが、私の言っているタワゴトで役に立ちそうなことがあったらテキトーに試していただき、納得いかないことは聞き流してください。調子に乗ってまたもや長文を書き込みましたが、お互いがんばりましょー!(笑)
投稿: まこ@釣庵 | 2005/05/12 16:53