ミッション・インポシブル 報告編
先週金曜日の夜のエントリで、ちょいと思わせぶりなことを書いておいて、サバブームの到来を予言するのに忙しくて報告できなかったんですが、やっと書けます。
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何を狙ったか、なんですが、丹沢方面の小渓流でのルアーによるヤマメ、なんです。
仕切りは相方、(相方も)丹沢はじめて、俺なんざヤマメ釣ったことない、というヘレンケラー並の三重苦です。
前日金曜夜、俺は早く仕事上がれたんで、早寝してどっかに(この件もあるんで、おそらく湾奥のシーバスに)行こうと思って帰宅していました。
すると相方からのメールで、丹沢方面に行こうよ、熱海より近いよ、と。
土曜、朝10時くらいから用事があったんで、9時に帰宅できるんならOK、と条件を出しました。
***
というわけで、土曜、2時に目が覚めました。
2時半に相方がうちに拾いにきて、俺の車に乗り換えて出発です。
快調に車は走り、3時過ぎには目的の川に着きました。
一応、車を止めれそうな場所探しおよび降りれそうな場所探しで、川沿いに1時間近く走り、ある程度の目安をつけました。
それにしても暗い、ド真っ暗です。
普段、ここまでの闇ってのを経験していないので、この闇、ゾクっと来る怖さがあります。
後に相方も「もし一人で行ってたら、たぶん、この時点でビビって帰ってた。」と語っていたくらいです。
とりあえず、めぼしい場所で車を止めたのが4時ちょっと前。
30分くらい仮眠をすると、4時半前には薄明るくなってきました。
***
小渓流用のタックルとかルアーとか持っていないんで、とりあえず、カンツリとか湖とか持っているトラウトルアーを全部、チェストバッグに入れ、ウェーダーを履いて準備完了です。
相方は、相方の分際でブーツが別になっているウェーダーなんか使っていやがります。
その状態で、下流の方に歩いていると、餌師に会いましたが、話してみるとポイントのバッティングはありませんでした。
ちなみに、その人以外、帰るまで他に釣り師とは会いませんでした。
***
さて、入渓したのはこんなとこです。
思ったより入りやすい場所でした。
ここから沢を登っていくわけです。
なんか、無性にコーフンしました。
とりあえず、どんなところに投げればいいのか、どんなルアーを使えばいいのかわからないので、5cmくらいのミノーでやりますが、流れに弾かれてうまくいきません。
すかさず、3グラムの赤金のスプーンにチェンジしました。
基本的に狭い川なので、相方と交代で投げていきます。
で、相方のルアーにチェイスがあったりして、それから察すると、投げるべきとこは
- カーブの外側。なぜなら深くなっているから
- その深くなっているとこに大きめの石とかがあるとなお良い
- カーブの外側じゃなくても、深いとこが良い
- 流れが当たるけど、水が止まるとこ(流れが細くなるときの、両端など)
って感じです。
間違ってる、他にもあるって方、是非教えてください。
あと、投げる距離はほんとに近距離ですね。
サイドハンドで、ヒョイ、って感じです。
***
俺の投げる番のとき、大岩と大岩の間に水がボトルネックになっていて、深くなってるとこがありました。
そこのちょっと先に落としてリトリーブしていると、
「プルプル」
おお、アタリです。
フッキングも何も、あらよ、と巻いて寄せました。
サイズは10cmちょっとというマメサイズですが、とにかく綺麗なパーマークに、マジで息を呑みました。
いわゆる、渓流をやる人が言う、サイズとか釣り味とかでなく、この1匹を取るために苦労する、ってのがわかる気がします。
***
この俺の金星(おいおい)で俄然、テンションが上がります。
相方も「ほんとに釣れるんだ」とバカ面でモチベってます。
大体、カーブごとに交代するんですが、相方の番で、すんげえオイシそうなポイントがあります。
さっきの条件そのもので、カーブ外側の深いとこに大きめの石があるって感じで。
俺ならあの先に落とすなあ、と考えていると、相方が見事にそのとおりのキャストをします。
あ、これは出るな、と思ったら、見事にヒット、しかも20cmをちょっと超えたくらいのなかなかのサイズです。
この写真は相方が釣った、本日の最大魚。
これまた綺麗な魚体です。
猛烈にうらやましかったっす。
***
その後、相方がマメサイズを1匹追加し、俺がハヤを追加しました。
さらに上流に進んでいて、俺の番の良いポイントで、ちょっと遠めで、さっきよりはちょっと大きめ10cm台後半サイズが一匹取れました。
で、相方のリールがライントラブルを起こしたんで、そのまま俺の番継続で、次のカーブ。
うわ、オイシそう。
もろに、「クる」場所です。
とにかく全精力(だから精力じゃないって)を集中して、狙った場所にキャストです。
使っているルアーは金色のスプーン。
相方は、なぜかスプーンのブランクを大量に購入し、それに彩色しています。
その、相方のヨメが模様を書いたという、通称「団地妻スプーン」です。
まあ、ヤツらは団地住まいじゃないけど。
で、その入根(入魂だよ)のキャスト、見事に入りました。
ここぞってとこで、ピピピ、っとトゥウィッチってほとでもありませんが、揺らしてみると、キュン、といい感じにヒットです。
上がってきたのは20cmにちょっと足らないサイズですが、今日俺の最大サイズです。
この後、もう少し登り続けましたが、相方が絶好のポイントで1匹バラしたところで、7時半となり、終了としました。
***
それにしても、ほんと、楽しかったです。
なんつーか、俺の好きな、魚を探す要素とキャストの正確さが必要な要素、そういうのが含まれる釣りです。
マジで尺ヤマメ釣りたい、とウワゴトのように繰り返しています。
で、俺なりのまとめを。
- ロッドは5フィート台前半が良い
- 少し張りがあるロッドが良い
- ラインは4ポンドくらいが良い
- 軽いルアーは弾かれるから、そこそこウェイトが必要
まず、俺のタックルですが、2.5ポンドのラインに6フィートでMax3gくらいのベランベランのロッドです。
まず、6フィートは取り回しが悪いし、さらにベランベランだからキャスト精度が異様に悪いです。
あと、ベランベランだと、トゥウィッチなんてまともにできません。
また、ラインが2.5ポンドだと、しょっちゅうラインをチェックしておかないと、浅瀬を引いたときに川底の石をこするためか、すぐザラザラになってしまいます。
4ポンドくらいがよさそうですね。
なんと言っても、俺の好きな数時間やって朝早い時間に帰ってくる、ってのができる範囲に釣り場を見つけたので、ちょっとやりたいモードが上がっています。
なんか、ヨサゲな渓流ルアーの入門サイトとかご存知の方、是非教えてください。
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コメント
イイ感じですねぇ〜。
ミノーであれ、スプーンであれ、ルアーを動かして釣るならタックルは書いてある通りですね。私もナイロン4ポンド推奨です。
ポイントは、今の時期なら「瀬」の中にも魚が入ってると思うので、狙ってみる価値はあります。でも、ミノーじゃないと狙いにくいかも?
サイトは…語弊があるかもしれませんが、渓流の方々って、情報をあまり出したがらない方が多いので、あまり参考になるサイトってないですね。私も随分探しましたが…。(^_^;)
あ、あと、丹沢にも熊がいるんで、これからの時期にやるなら熊避けの鈴はあった方がイイですよ。
投稿: まこ@釣庵 | 2006/08/10 22:43
まこさん、いつもどうもです。
「瀬」ですね、ありがとうございます。
結構ミノーも持って行きはしたんですが、イマイチ使うシチュエーションがイメージできなかったんですよ、この前は。
タックルに関しては、承知しました。
今、色々と物色しているところです。
サイトに関しては、ポイントを書いているようなところではなくて、タックルとかオススメのルアーとか、あるいはアクション、狙い方などの入門が書いてあればな、と思ったもので。
で、熊、っすか・・・・
ききき、気をつけます。
投稿: Open6E | 2006/08/11 17:45
さらに誤解を招く恐れがあるので一部伏せ字ですが、渓流の方々って何につけ「○密主義」と言うか、何から何まで奥歯に物が挟まったようなサイトが多いんですよね。あるいは特定のメーカーやプロ等の色が強い人(^_^;)
もちろん、そうじゃない方もいらっしゃると思うのですが、私は未だにオススメできる様なサイトに巡り会ってません。(´・ω・`)
投稿: まこ@釣庵 | 2006/08/13 21:37