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2006/09/05

転がせ!

先週金曜の夜、宿敵Tからメールが来ました。

いま多摩川の鮎があついらしい。
バスロッドでいけるらしい(笑)。

話を聞いてみると、情報ソースは平塚のライトルアー船に来た宿敵Tの後輩、ファンタジスタのS君。

実際に多摩川は漁協が鮎を積極的に放流しているらしく、鮎釣りも盛んです。
確かに、ずいぶん昔に河原に七輪持ち込んで適当に色々と焼いて酒食らっていたら、通りがかりの釣り師のオッサンが鮎をくれたことがあります。
しかし、かなりイヤな匂いがして、食うにはちょっとなあ、って感じでした。

で、釣り方はコロガシ釣り。
いわゆる、引っ掛け釣りです。
引っ掛け釣りの是非はここでは議論しないことにします。
ただ、釣法として確立しており、多摩川では一般的な釣り方(ほとんどがコロガシ?)であることは事実です。

ちなみにこのエントリのカテゴリですが、ルアーでないけど餌でもない。
まあ、一応、淡水の餌釣り、としました。

土曜に二人がやっているところを見に行ったんですが、見ているうちは釣れませんでしたが、ウェーディングしてるのが気持ちよさそうなんで、翌朝の再集合に参加することにしました。

しかしS君、ボーダーありません。
サバ船ではジタバグやスピナベ投げて釣るし、今回もリールタックルでコロガシですか。
まさにファンタジスタ。

***

仕掛けは市販のコロガシ用のもの。
4号の丸いオモリの先にトレブルフックの1本欠けたようなダブルフックが25cmおきくらいに6個くらいついているものです。
タックルは、4号のオモリを投げて底をゴリゴリ引いてくるんで、俺は6'6"のシーバスの小場所用ロッド(バスロッド)に、2506リール+0.8号PE+2号リーダーというイカ用リールの組み合わせで臨むことにしました。

***

朝6時に集合して、ウェーダーに着替え入水。
まず1投、クロスにキャストします。

流れが結構あるんで、あっと言う間にダウンクロス方向に流されます。
底をゴリゴリっと引くと、即根ガカリです。
とりあえず、巻き取ると、仕掛けがクシャっとしています。

そりゃそうです。
オモリの先は、単にラインと針があるだけのフワフワ仕掛けです。
とにかく仕掛けが絡まります。
JSYに10セット400円くらいで売っているんですが、俺が2時間の実釣で7セットくらいダメになりました。
やろうと思っている方は多めに用意しておいた方がいいでしょう。

色々と試行錯誤していると、S君がパターンを発見しました。

  • アップクロスにキャストする
  • キャストする距離は、流心のちょっと先
  • 底に着くのを待たずにリトリーブ開始
  • ロッドで1mくらい横にジャークしたら素早く巻き取り、これを繰り返す
  • 流心の浅いあたりまできたら、即早巻きで回収

この方法を編み出してから、S君、怒涛のラッシュです。
「食った!」
だから、食ってないって。
「いやあ、引きます。」
スレだからね。

俺と宿敵T、なぜか釣れません。
俺はドンコみたいなのが1匹、宿敵Tは全くです。
しかし引っ掛けで釣れるっての、なんとも気分良くないです。

結局俺は8時過ぎに上がったのですが、宿敵Tがその後に1匹ゲット、S君はかなりの数を釣ったらしいです。
で、もちろん釣った以上は持ち帰って食ったそうで、今、S君の家の冷蔵庫は鮎で溢れているらしいです。

とりあえず日曜の午後は、宿敵Tと、俺らとS君、何が違うのかの緊急ミーティングです。
S君は前日夜シーバスに行ってバスロッドを折ったらしく、渓流用のトラウトロッドでしたが、宿敵Tもトラウトロッド。
うーん・・・・

***

今日、S君とメールで話していたら以下のような返事が来ました。

あの釣り方は、慣れというか。運というか。。。
1匹取れれば、マイスターになれますよ!
あと、大水のあとは、こないだのポイント辺りで尺鮎も取れるそうなんで狙ってます。

正直、微妙なんですよねえ。
ウェーダー履いて入水して魚を釣る、コレは最高、大好き。
でも、食いたくない魚を殺生はしたくないし。

とりあえず、1匹は釣りたいと思います。
そして、釣ったのはちゃんと食います。

釣りキチ三平みたいにルアーで釣れないかなあ。

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