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2007/06/26

Baby, let's go on a date

今のご時世、趣味の世界に男女の区別とかの垣根はありません。
でも、こと釣りに関してはやはり女性にはまだまだ難しい側面が多いのもまた事実です。

俺は普段から単独釣行が好きな方で、ヤローともあまり同行しませんが、まして女性と同行ってのはほとんど無いし苦手です。
いや、友達が少ないとかモテないとかじゃなくて。
ほんとだってば。

もちろん世の中には女性と上手に釣行をして、その魅惑の「竿さばき」で奥様をゲットするという人もいます。
もちろん、ヤッカミオンリーの戯れ言でございますよ、T庵のま○様。

***

先週木曜日、メールが来ました。

週末、遊ぼうよ。

うーむ。
じゃあまずは和ダイニングで食事して、ダーツかカラオケ。

ダーツだったら賭けダーツにして「負けた方が何でも言うことを聞く大会」で俺が勝ったら「片手が余っているときは手をつないどこう」と謙虚さをアピール(どこが)。

カラオケだったらジプシーキングスでラテンをアピールしつつスタートして、RCの「いいことばかりはありゃしない」で40手前の漢の哀愁見せつつウルフルズ「いい女」で〆る、と。

次の隠れ家的バーでは、チャンネエに「ちょっと時計貸して」とそのまま預かって「もう時間は気にしなくてすむね」と返さない作戦で。

いやーん。
何て様式美、何て王道。
つか、こんなこと書いてる俺、キモい。
こんなボクを裁いて!
懲らしめて!

***

が、今回はそうはいきません。

何せ相手は小4の女子。
チャンネエではなく小娘でもなく、クソガキです。
ギューっとしたら折れそうな腰も無ければタイトミニのビジネススーツも着ていません。

一応メールを返します。
ビシっと断らねば。

いいけど、俺は釣りに行きたいから遊ぶのは少しだけね。どこに行きたい?

このザマです。
ここでビシっと断れるくらいなら、俺の人生も随分と変わったものになったでしょう。

返事が来ました。

釣り!行きたい!おいしい魚食べたい!

墓穴です。

結局、予報では天気が良さそうな日曜に行くことにしました。

***

さて、ここで問題になるのは釣りモノです。

渓流は危険だし、サーフだと遠投できないナブラ追って走れないし。
一応、リール竿は投げれるけど、どこに飛ぶかわからない状態だから、防波堤でエギとかルアー投げさせると周りに大迷惑間違いない。
つか、このガキ、かなり落ち着きないから、きっと堤防なんかですげえチョロチョロしてこっちがたまったもんじゃありません。

というわけで、ふと思いついたのが、ボート釣り。
ボートだったら、チョロチョロしようがないし、多少のキャストミスも周りへの迷惑にはならないでしょう。

というわけで、ググった結果、葉山・森戸海岸の小松ボートさんを予約しました。
料金は朝6時から14時半くらいまでで1艘3500円、行きは望みの魚種のポイントまで、帰りはポイントから海岸までエンジン船で引っ張ってくれます。

狙いは、一応アオリイカ(懲りない)。
あとはアラカブとキスってとこでしょうか?

***

アオリイカですが、昔イカ釣りを始めたころに間違って買った船からのアオリイカの本を引っ張り出して読んでみると、手コキ(違うって)ボートからの狙い方が載っていました。

タックルはキス竿や1.8mくらいのルアー竿で、メインラインとリーダーの間に中オモリを入れる、このときオモリはテンビンでも良い。
軽く投げて底を取り、大きくシャクったら10秒程度待ち、糸フケを取ってまた大きくシャクる。

中オモリがあるんで、底は取りやすそうです。
よし、これでいこう。
テンビンが付いてれば、即キス狙いに移行できるのもナイス。

というわけで、6号と8号のジェットテンビンを準備しました。
要は、ショートロッドでのジェットリグなワケね。

あとは、キス釣り用の投げ仕掛け数セットと、アラカブ用の胴付き仕掛けを数セットです。
これで死角ナシ!
一応、プレゼントとして、子供用ライジャケを買っておきました。
案外尽くすタイプやね、俺。

***

とりあえず準備が出来たから「遠足のしおり」を書きます。

オヤツは500円まで。
バナナはオヤツに入りませんし、エロ本はオカズです。

いかんいかん、いつもの遠足シリーズじゃないんだった。
ネタです、ハイ、すみません。

***

というわけで、日曜の早朝に出発です。

まずはコンビニで買い物です。
チャンネエやガキと釣りをするときに一番怖いのが、開始してちょっとしたら飽きてしまって帰りたがることですよね。
今回はモチベーションを高めるために、つか、時間を稼ぐために、大量のお菓子や飲み物を買いました。
あとは氷とか朝食とかを買い、一路葉山に向かいます。

道中、「歌しりとり」や「マジカルバナナ」をやってかなり険悪な雰囲気になったり(オトナゲない>俺)、「リンダリンダ」のサビのハモリを練習したりして(アホか)、無事1時間ちょっとで現場に到着です。

車を停めて荷物を運び、受付をします。
受付は海岸のホッタテ小屋みたいなところです。
ついでにアオイソメを1パック買いました。

番号札を受け取り、波打ち際でボートを選択し荷物を積み込みます。
スタッフの方が例えば「青物の方」と叫ぶと青物狙いの人が乗り込み、沖に漕ぎ出します。

という感じで、アオリ狙いの出番です。
まずはちょっと沖に漕いで行って、その後、エンジン船を先頭に数艘が数珠繋ぎになってポイントに引いて行かれます。
中々アホっぽくてイイ感じです。

とりあえずタックルをセットして、釣り方の説明をします。
「違う、もうちょっと糸フケ取らないと」「糸フケって何よ」「今、俺の耳をエギがかすったぞ気をつけろ」「何でそんなに怒るのよ。すぐそうやってえらそうに言うんだから」
なんでしょ、このやりとり。
俺ら付き合ってたっけ?

まあ、そんなこんなで小1時間ほどやってみましたが、ウンともスンともアタリがありません。
あと、やっぱり小4のガキには糸フケの調整が必要なアオリは難しいみたいです。

ある程度お菓子も食って眠くなったようでクーラーボックスをマクラに眠りだしました。

***

アラカブの仕掛けを投入したりと色々やってみますが、何も起こりません。
しかもアオリのポイントから流されていて(アンカーを入れてなかった・・・)、ふと周りを見るとキスのポイントのようでキスが釣れています。

というわけで、キス仕掛けにチェンジして1投目、いきなりナイスサイズのシロギスゲットです。
俺の「よっしゃー」という小鳴きで目を覚ましたようで、しかも好物のシロギスが釣れていることに触発され、釣りを再開しました。

まず、メゴチが釣れ、少しサビくスピードを早くするように伝えると、見事に20センチくらいの良形シロギスを釣り上げました。

200706240837000 「写真撮ってよー」というので携帯で撮影です。
「イエス!シロギス!」って言ってるし。

「ねえ、ユウちゃんと先輩どっちが好き?」
ユウちゃんってのは「ザ・フィッシング」の水野裕子嬢、先輩ってのは「釣りロマン」の児島令子嬢のことのようです。

「俺は先輩がいい。」「なんで?」「折れそうな腰だから」「えー。ユウちゃんのが可愛いよ。だいたいさ、好きなタイプの女の人がいたらすぐそうやって嬉しそうな顔するんだから。エローエロー。」
つか俺、昔コイツと付き合ってたような気がする。

しばらくすると、俺を差し置き、結構シロギスラッシュです。
しかも、25センチを越すような刺身サイズのシロギスまで釣ってるし。

「あのねえ、投げたらね、糸が出なくなるまで待つの。さっきは5数えたらリールを1回巻いてたけど、今は3数えたら1回にしたらでっかいの釣れたから、マネしていいから試してごらん。」
こいつ、俺様に指導してやがります。

そんな感じでアオイソメも無くなり、ポツポツと雨も降り出したので、12時くらいに上がりました。
沖から携帯で電話をかけると、迎えに来てくれます。

***

結果として、シロギスが13匹、メゴチが12匹です。

俺は気疲れでグッタリでしたが、本人はかなり満足してくれたと思います。
帰りの車内ではしばらく興奮して色々と喋っていましたが、静かだな、と思ったらあっという間に眠っていました。

昼はラーメン食おうって言ってたのですが、良く寝てたのでそのまま帰宅したのですが、「ラーメン食べるって言ったのに、うそつき。いつも調子のいいことばっかり言うんだから」と罵られました。

間違いない、絶対付き合ってた、昔。

***

さて、今日の獲物はテンプラと刺身と骨せんべいで食いました。

メゴチ、初めてまともなさばき方を調べてさばきましたが、ちゃんと松葉になってくれました。
そして、テンプラは下手すりゃキスより美味いかも、ですね。

あと、これまた釣庵まこさんオススメのキス(やメゴチ)の骨せんべい。
はじめて食べましたが、確かにうまい。
これ、イワシと違って食い応えがありますねえ。

日曜夜は美味いビールを沢山飲みました。

***

最後に感想ですが、アオリを狙うときは、アンカリングしてじっくりと粘らないといけませんね。
もう今年はシーズンも終わるので、来シーズンは何度か行きたいと思います。

あと、ガキと釣りに行く、というのは大変です、すごく。
もしそういう機会がある方は、おなじみ部隊長さんとこに最近秀逸なエントリがありましたので、是非そちらを参考にしてください。

リンク: 伊豆の渓流を考える日々 十数年ぶりのエサ釣り.

***

今週末は、漢の釣り行きたいなあ。
サーフか渓流!

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コメント

どうもです。
仕事中に一気に読ませて頂きました。
お疲れ様でした。美人なお母さんの付き添いは無かったのですね、それは一層大変でしたね。
私にもこのように面白い文章がすらすら打ち込めればMyブログのアップも楽なんですけどね、週末の松川と佐ヶ野川の釣行書きかけのままです。夜は寝てるかイカ釣り行ってるんで時間がとか言い訳しときます。

文中私の拙い記事をご紹介頂きましてありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。

投稿: 部隊長 | 2007/06/27 09:34

部隊長さん、お疲れ様です。

松川は、リベンジをしないといけない川です。
佐ヶ野川はGWに入らなかった支流で、部隊長さんのエントリを読んで常々気になっているところです。
釣行記、楽しみに待っています。

とプレッシャーをかけましたが、ブログなんて部活じゃないし義務じゃないんだから、ご自分の気楽なペースでいいんじゃないですか?
焦らず、書いてください。

あと、俺は部隊長さんの文章、非常にニュートラルで的確で好きですよ。
自分がアホみたいなのしか書けないんで、余計にですけど。

あと、文中で紹介させていただいた部隊長さんのエントリ(子供と釣りに行く話)は、ここ最近様々な場所で書かれた釣りに関する文章(これはブログだけに限らずすべての文字媒体ですけど)の中で特筆すべき内容と空気感だと思っています。
ヨイショじゃなく、ホントに。
まあ、美人なお母さんに食いついた俺ですが(苦笑)

投稿: Open6E | 2007/06/27 10:22

いろんなところで名前が出て来てる気がするのだけど…ハテ?(笑)

葉山のボートは、行こう行こうと思いつつ結局実現しませんでした。
神奈川に戻った折には是非行ってみたいです。

メゴチ、リンクの様なさばき方を知ると、キスより楽なくらいですよね。
先週末、ウチでもキス&メゴチを食べながら「キスより美味い」と言う話をしてました。

いずれにしても、楽しそうで何よりです。楽しく読ませていただきました。

投稿: まこ@釣庵 | 2007/06/27 23:21

まこさん

気のせいですよ。
まこさんは、キスの骨せんべいのとこでしか出てませんよ(笑)

メゴチ、一つ残念だったのは、ヌメリのせいか、微妙に生臭いかなってのがあったことです。
釣ってから持ち帰りまでの処理ってどっかに書いてないんでしょうか?

投稿: Open6E | 2007/06/28 00:02

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