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2007/07/24

リベンジ完了?

先々週の台風直前、渓流を途中であきらめて帰宅しました。

そんな感じなので、渓流行きたい熱がウズウズしており、先週末こそはと意気込んでいました。
というわけで金曜日、いつものように速攻で帰宅し、23時くらいには就寝しました。
3時に起き、出発です。
雨は弱いのが降っていましたが、まあそんなたいしたこともないでしょう。
昼前には止むって話だし。

***

今日はいつもの渓で、まず朝イチにテンカラをやり、尺上を3本も上げた後に以前から目をつけていた上流部をルアーで攻めるつもりでした。
いや、尺上ってのはあくまでも予定っつーか妄想っつーか、ジッサイのところはイワシサイズが一匹でも釣れればワーキャーで大喜びなんですけどね。

で、現場に到着し、川沿いに車で走りながら見てみると、いつもよりかなり水量が多いです。
いつものところに車を止め、しばらく雨が弱まるのを待った後、6時半くらいにテンカラ体制で入渓しました。

ちょっと広めのところでキャストを練習し、最初の曲流部を越えていよいよと思ったら、ものすごい水量かつ木が倒れたりしていて通れません。
つか、先週、ロクに台風来てないのになあ。

とりあえず、できる範囲をサクっと探り、一旦退渓しました。

***

少し上流の入渓点は天井を木が覆っているところでテンカラでは厳しいので、ルアーに持ち替えてリスタートです。

とにかく流れがすごいので、流心横のタルミ中心に狙いますが、たまにチビのチェイスがあるだけで出ません。

さらに上がると濁りが出てきて、さらにさらに上がるとまたもや倒木その他で行き止まりです。
つか、ちょっと生命の危機を感じるような増水&急流です。

というわけで、命あってのモノダネですのでこの川は終了です。

***

この時点で帰ろうとしないのが、俺が「マムシのOpen6E」といわれる所以です。
(言われてないけど。)

それじゃあ、もうちょっと水が少なそうな川ということで選んだのがこの川
今年の解禁直後の第1戦にアウェイのクセに勝負を挑み、2回転倒で爪をはがして、かつロッドまで破損するという、「Open6E 愛の自伝」(岩波書店 ← ウソ)の中では92章に「泪の初陣」として書いてあるあの川です。

リベンジしてやります。
根こそぎ釣って、根こそぎリリースです(エコロジスト)。

***

ホームグラウンドの川からは20分かからずに到着しました。
早速、出撃です。
今回はキッチリ獲ったろうと思っていますので、ルアーで勝負します。
時刻は8時、残り2時間半勝負です。

まず入渓点から見てみると、やはり、かなりの増水です。
しかもここはホームグラウンドに比べて、石が大きく、遡行が難しいです。

でも大丈夫、俺は伊豆のあの川のあの本流筋を上った漢です。
「伊豆渓流の恐怖」と呼ばれた漢です。
実はたいしたこと無いのかもしれませんが、俺の中では「はじめてのおつかい」レベルの大冒険です、泣く寸前にはフサノスケの「しょげないでよベイベー」が流れた漢です。

結構水深があり、大岩もあるので、ルアーはスカジットデザインの「ダイビングビートル」(ピンク色)をチョイスしました。
今まではヴァンフックPL-51BLの10番を前後につけていたのですが、ちょっと動きすぎるので、この場でフロントフック(ベリーフック)を少し大きめの8番に変えました。
すると、ドンピシャ、俺的には理想的な動きをしました。
ちょっとプラウディな現場チューニングでした、ハイ。

で、それが良かったのかどうか、途中、結構なサイズのチェイスがあったり、1匹アタックしてきたけどフッキングしなかったりで、だんだんとテンションが上がってきています。

***

そして、最初の堰堤近く。

堰堤際のタコ粘りの前に、まず、堰堤から流れ出す水の緩流部にアレキサンドラ先生をロングキャストし、底石の上でトゥウィッチングマチコ先生(久々に使った)です。
ギラっときて反転が見えた瞬間にアワセると、見事にフッキングです。

ハイ、来ました。
リベンジ第1弾、19センチのヤマメです。
ホームグラウンドに比べると、顔が小さくてパーマークはあまり濃くないですが、キレイなヒレをしています。

とりあえず、ネットに入れて天然イケスに入れておいて、堰堤前のプールからの流れ出しの逆側で、マチコマチコマチコ先生です。
おりゃー、2本目!
今度もまた19センチ、やはり似たようなヤマメです。

どうよ、どうなのよ、この確変っぷり。
これはまだイケる、ネットにウジャウジャのヤマメの写真をアップして、天狗になれる!

というわけで、ネットに2匹目も入れ、いよいよ堰堤際タコ粘り作戦です。
まずはDコンタクト、次に4.2gのスプーンで挑戦です。
しかし、立ち位置の前にでかい岩があり、キワキワを引いてくるのが難しいです。
ロッドを立てるとあっという間に流されるし。

時間は経つけどアタリは無い、という状況で、何気なく2匹入ったまま水に浸けておいてあるネットを見ると、遠くの方を流れています。
ギャー、俺様のネットがー!
一生懸命おいかけて、やっとネット再捕に成功です。
が、ヤマメ2匹はトンヅラしてやがりました。
写真撮れなかったし、くやしー。

***

結局堰堤はダメでここは捨ててさらに上がります。

この川、横がずっと畑で、かつちょっと高い感じになっているので高巻きというか退渓点があまりありません。
結局、水をザブザブかぶりながら、横っちょについているハシゴを上って堰堤を越え、さらに釣りあがりました。

その後大きいサイズのチェイス数回と、アタックしてきた乗らない状態が1回、ちょっと小さめサイズのバラシがあり、いくつ目かの堰堤に到着です。

ここでの1投目、狙い通りの場所でヒットです。
お、重い、でもあんまり引かない。

200707211000000 釣れたのは、ヒレが丸くボロボロの魚体のニジマスでした。
サイズは21センチです。
なんでこんなところに放流モノのようなニジが?

さらにその後、数投に1本、同じようなサイズのニジがかかります。
どれも似たようなコンディションです。
ここの川はニジも放流してるのかなあ。

で、この堰堤を越えると、なんとそこは渓流を区切ったタイプのニジマス釣り堀でした。
この急流で、堰堤の下に落ちてきたみたいです。
そりゃあ釣れるよなあ。

一瞬、密漁したろか、と悪魔が首をもたげましたが、こんなんで捕まるのは情けないと思って、その場所で退渓することにしました。

***

というわけで、結果です。

  • ヤマメ:5アタック3ヒット2ゲット
  • ニジマス:4ヒット4ゲット

よろしいんじゃないですか?
とりあえずリベンジは成功したということにします。

ロッドは折らず、転倒はしませんでしたが、Dコンタクトとスプーンを木がかりでロストしてしまいました。

***

今回の川は、いつもの川よりも遡行が大変ではあるのですが、サイズがちょっとだけ良い気がします。
また、天井も開いているのでテンカラも良さそうです。

というわけで、報告でした。

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釣り:渓流ルアーフライ」カテゴリの記事

コメント

完全に掴みましたよギルパターン(^O^)/
この一週間で一気にサイズも目方も上がって引きも楽しい('-^*)/
後輩にもアタリフライ進呈して20枚位捕獲
あちきは色々ドライ系やら諸々TOPも使って結局余裕で50枚以上の抜き上げ敢行したりましたよ
バスはダメダメ裏目裏目の結果でした(>_<)

投稿: B-ひで | 2007/07/24 19:02

ひでさん

あっと言う間に乱獲モード(笑)に入りましたね。
それにしても楽しそうっす。

なんか、こういう本流から外れた(失礼)遊びモード全開ってのに真剣になるってのが好きなんですよねえ。

また色々煽ってください。

投稿: Open6E | 2007/07/25 16:02

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