« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »

2007年8月の20件の投稿

2007/08/30

寸止め王子

昨日のことです。

午後イチに横浜のクライアントに行くことになっており、少し早めに会社を出ました。
横浜駅に着いたのが12時45分。

13時15分の京急に乗らないといけなかったのですが、30分余裕があります。
よし、メシでも食うか。

***

そこでふと、このエントリのコメントで釣庵まこさんにもらった情報に、相鉄線近くでうまいウドン屋がある、というのを思い出しました。

それにしても、俺、すげえ記憶力。
まさにメモリー刑事(デカ)。
つか、うどんへの執着は狂気に近いのかもしれません。

***

まずは、相鉄線乗り場に向かいます。
2階の乗り場に行くと、何もありません。

携帯で自分のサイトを開き、このエントリを探し出し、チェックすると1階って書いてあります。
1階に下りるのはどこだ!と駅員に決死の形相で詰め寄ると「いつもはそこから降りれますけど、今日は閉まっているのでアッチから降りてグルっと行ってください」と抜かす。

***

で、アッチから降りてグルーーーーっと行くと1階乗り場が見えました。
いくら昨日は涼しかったと言っても、蒸していますし、超急ぎ足で歩きまわっているので、すでに汗だくです。
それでも俺はうろんを食うとです。

「トイレの近く」ってことなんで、1階改札前に着いて修羅の形相でトイレを探していたのですが、ハタから見たら本当にトイレを探していた人なんでしょうね、俺。

***

無いよ、ねえよ!
まこさんのウソツキ!(コラ)

と思って構内図を見ると、トイレあります。
その通り、「構内」なんですね。
まこさんのコメントにも

「その1階の構内です。相鉄横浜駅構内のトイレがある所の近くです。」

と書いてありました、テヘ!
ごめんなたーい。

***

さて、構内か。
俺が乗りたいのは京急線。
ここは相鉄線。

考えるな、感じるんだ。

ここは俺の博多気質が勝ちました。
速攻でSuicaをタッチして相鉄線構内に突入です。

残された時間は15分。
注文して食って10分、京急まで移動して5分、よし、勝った!
俺様のような一流のアスリートにとって、このようなポジティブで具体的なイメージを持つことが大切です。

***

すぐに注文できるように小銭と1000円札を握り締め、競歩のオリンピック代表(ウソ)の実力を100%見せつけながら構内の奥を目指します。

見えた!
何か暗い!

うどん屋、閉まっていました。
シャッターが半分だけ開いていて、「ナントカぶっかけうどん」とか書いてあるポップが見えました。

***

昨日のランチで食べた吉野家は、塩っからい泪の味でした。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007/08/27

MIDノット?

結局週末はずっと仕事をしていて、釣りには行きませんでした。
先週末はシーバスとカンツリに行っただけです。

ここ最近のペースで行けば、渓流は夏合宿の河津川以降、サーフに至ってはしばらくゴブサタです。
かなり溜まってます、夢精しそうです。
今週末はどっちかにイキたいところです。

***

土曜日、所用で知り合いの家に行きました。
そこのオッサンに俺が釣りをしている話をすると、そのオッサンもなんどか誘われて行ったことがあり、そのために道具をそろえたけど今では押入れの奥で眠っている、とのことでした。

よかったら持ってくか、と言うので見せてもらうと、これがまた980円のパックロッドとか異常に小さい両軸リールとか、何に使うんだよってものばかりでした。
ところが、道具箱でみつけたのがコレ。

ラインツイスター

なんでもオッサン、釣りの本を買って仕掛けを作ろうとしたらしいですが、どうしても糸と糸(オッサンは「テグスとテグス」と言っていました)が結べなかったそうです。
そこで、これを店頭で見つけて即売したものの、どうやって使えばいいのかわからず結局お蔵入りだそうです。

というわけで、これのみ(セレクティブ<俺)をもらってきました。

***

このラインツイスター、いわゆる仕掛けを作るときにチョイチョイってもんじゃなくて、PEラインとリーダーの結束、すなわちラインシステムを作るもののようです。
で、これで作られるのが最強ノットの1つとされる「MIDノット」(改)とのことです。

今、俺はイカやシーバスなどのリーダー20lbくらいまではノーネームノットで結束し、それ以上太いリーダになるとファイアーノット(リンクが見つからない)を改良したもので結束しています。

どちらも結びコブや折り返しがある分、ガイドとの干渉が微妙に気になるのですが、このMIDノット(改)は結びコブがありません。
逆に、リーダーに巻きついているだけなので何か信用ならない気もするんですが。

とりあえず、使用方法はある程度わかりました。
手で引っ張る分にはスッポ抜ける感じもありません。

しばらく使ってみようかと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007/08/25

夏合宿2007 おまけのおまけ 神奈川プチ釣行

アジの乱獲ですべて終了したように見えた夏合宿ですが、金曜日に福岡から戻ってきても俺の釣りたい欲は一向に減少しません。

ところが土曜日日曜日共に朝9時くらいに用事があり、どうしても家にいないといけないワケです。
ただ、日曜に関しては、車が使えないだけなんで誰か同行してくれるヤツがいれば午前中一杯行くことはできます。

というわけで、頼りになる漢、ファンタジスタS君に連絡を取り、渓流に行こうか、という話になりました。

ところが土曜の夜にメールが来て「明日は子供をプールに連れて行くことになっていました、あしからず」だそうです。

というわけで、夢は砕かれました。

***

しょうがないので、土曜夜にメールチェックをすると、当然ながら鬼のような仕事メールの数。
とりあえず、優先度の高いものからツラツラと仕事をしたりブログのエントリを下書きしたりしていると、時刻は2時半です。

ここで電気が走りました。
よし、シーバス行こう。

***

速攻で準備をし、3時に出発しました。
行き先は横浜のとある川の河口部です。

潮周りは小潮、しかも下げ一杯です。
かなり条件は悪いっすね。

到着してタックルをセットすると、結構な人がいます。
ここは足場がいいので、シーバスアングラーだけではなく、ブッコミ?で何かを狙っている人も沢山いました。

まずはワンダーでざっと探ります、異常無し。
次にバイブレーションで上から下まで、護岸のフチを歩きながら探ります、これまた異常無し。
明るくなってからは、湾ベイトで延々探りますが、これまた異常なし。
結果、やはり異常なし。

こんな場合、大抵は、シーバスがいない、とか、都市伝説だ、とか言うのですが、ここはシーバスっ気が結構ありました。
こんな状況悪いのに、結構流れがあるし、潮目も近くでクッキリしています。
それだからか、明らかにシーバスのものと思えるボイルが結構近めで時々バシャっとやっています。

よし、ここ、今後条件がいいときにまた来よう。

***

帰宅し、用事をこなして朝8時くらい、ファンタジスタS君からメールが入ります。
「ガキが熱出してプールがナシになったんで、今からカンツリに行きます、一緒にどうですか?」と。
なにい、よかろう、行こうやないかい。

ただし今日はルアーはやりません。
テンカラ一本槍です。

つかですねえ、こんな沸騰しそうな池で、2秒で1回転リールを巻いてスプーンを引くような釣り、俺にできるわけない。

結果として、止水でのニジマステンカラはおもしろいように釣れました。
いつもの14番エルクヘアカディスを魚が溜まっているところにキャストしていると、ノソーっとマスが寄ってきて、パクっとくわえます。

もちろん、アワセを入れないとすぐに口から離しますが、アワセると結構な確率で乗ります。
これがヤマメだったら、一瞬毛鉤が消えたと思ったらもう現れて、魚の姿が見えないってくらいなんですが。
ニジマス、しかもカンツリの養殖モノで、しかも熱湯の中にいるヤツらはこんなもんでしょう。

25センチくらいのニジマスだと、アワセてもこっちにすっ飛んでくることもないですし、引きも楽しめます。
時々S君とタックルを交換してやってみたのですが、これまたコツを掴んだようで、楽しそうです。

あるとき、電撃アワセをすると、死にかけているマスの尻尾近くにスレでかかりました。
外れないかな、と思って竿を何度かあおると、ポキっと折れてしまいました。

ノォーー!
ミーのテンカラロッドがぁ!
中古で1800円もしたロッドがぁ!

***

折れてしまったものはしょうがないです。
その後、以前使っていた3.6mの清流竿(ハヤ竿)でやってみました。

おお、すげえ曲がる。
まさにサンペイボーイ。

カンツリだったら、こっちの方が面白いかも、です。

***

まあ、そこそこ釣って満足して帰宅しました。

ちなみに、この竿、修理に出すと部品交換で600円ちょいちょいで治る、とのことです。
よかった、新しいヤツ買うとこだった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/24

夏合宿2007 河津川水系釣行 最終章

さて、河津本流を終え、駐車スペースに戻った後に中3トリオをピックアップに行きました。

お互いの状況を話し、コンビニで氷や飲み物などを購入した後、河津川支流奥原川の源流部に向かいます。
つか、こんなとこから入っていくなんて、誰もわかんないっすよ。

***

ここでは、堰堤の上流ちょっとから部隊長さんとMr.Kが入り、堰堤の下からは俺とkidが入ることになりました。
Jrは、前日睡眠不足らしく、車の中で休んでおくとのことです。

10時半に入渓して、12時半に待ち合わせる、ということで、部隊長さん組は入渓点に黄色いバンダナを目印につけておいてくれるそうです。
俺らはここまで上がったら、退渓すればいいわけやね。

***

入渓ポイントは、Jr.が案内してくれました。

さて、入ろう、とするとkidが「どうぞ」と。
俺もkidに「どうぞ」と。
表情が固い2人のやりとりを見て、Jr.が笑っています。

で、実際の渓相は、まさに源流というか、小渓流です。
入る前に部隊長さんが「2,3トゥウィッチで出すような感じになるかも」とのことですが、俺がいつもやっている丹沢の小渓流よりも小さいです。

ここはもう、二人同時に攻めることはできないですね、交代制です。

***

kidは、最近、カナモノ使いの道(主にスプーン)を邁進しているらしく、使っているロッドは何と鱒レンジャーです(4フィート?)。

しかも、腰にはナタがついています。
これはいかん、怒らせたら頭カチ割られるかもしれん。

***

とりあえず「様子見たいから」と先に入ってもらい、後ろに続きます。

部隊長さんもそうですが、kidもショートレンジでポンポンと厳しいところに入れていきます。
そして、怪しいところは割と何回も色んな角度で攻めます。
が、ダメな場合の見切りもすごく早いです。

とりあえず、会話らしい会話もなく、お互いに「チェイス、小さいヤツ」程度をボソボソと言う程度で、ガンガン上がりました。

確かにチェイスはありますが、10センチとかそういうサイズのものでしょう。
こういうところが種沢になって、河津川を豊かなものにするんですね。

***

途中、落ち込みとその手前に大岩があるポイントがありました。
さらに1段下から、岩の向こうにキャストして岩に沿ってトゥウィッチしてきて、何も考えずに手前の落ち込みにルアーが落ちてくるのを見ていると、アマゴが食っていました。
で、一緒に手前落ち込みのところでポロっと落ちました。

kidが「あ、落ちましたね」と言っていましたが、実は俺は食ってることさえも気づきませんでした。

***

その後、ここは来るだろう、という滝とか堰堤もことごとくダメでした。

で、このポイントは高巻きが多かったです。
それにしてもkid、ホイホイと上っていくんですよねえ。

俺は、ハアハア言ってるのを気づかれないように、kidの足取りを追ったわけですが、あっと言う間に距離ができてしまいます。
うーむ、これが若さと言うものか。
俺より20歳以上も若いんだもんなあ、しょうがないよなあ、と思いながらもちょっと悔しいので、kidの前ではできるだけハアハア言わないようにしていました。

***

ってな感じで、堰堤を上がってちょっと行くと部隊長さん組の黄色いバンダナがありました。
つか、まだ11時半で1時間しか経ってないなんですけど・・・

ちょっと後追いでやりましたが、全く気配が無いんで、上がることにしました。

結局俺が1バラシというだけでした。
kidには思いっきり俺の方が気を遣わせてしまって、釣り自体があんまりできなかったっぽいです。

ヤツの華麗なスプーニングを見てみたかったです。
まあ、それは次の機会、ということで。

***

退渓したら、部隊長さんの車で休んでおけばいい、とのことだったのですが、歩いていたら俺の車のところに戻ってきてしまいました。

まあ、降りてくるだろう、とあまり深く考えずに(このあたり、二人とも楽天的)そこで待つことにしました。

知り合ったばかりのチャンネエと映画を見ようと午後からデートをしたら思ったより短い映画で、予約しておいたレストランの時間までは1時間ちょいちょいあるけど何しよう。
最初は2人とも、まさにこういう状態でした。

とりあえず、ポツポツと釣りの話をしていたんですが、いやいや、kid、なんでもやっています。
雑食という意味では、釣庵まこさんや最近の俺なんかもそうですが、kidはもっと徹底しています。
とにかく、釣れる魚は、釣る。
つか、動くものは親戚友人以外獲るんじゃないだろうか、彼は。

そしてですねえ、話が深いんです、ものすごく。
専門用語も当たり前に使うし、しかも成功体験があるんで良い意味で自信に満ちてるし。
このくらいになると、kidも色々と自分から話してくれます。

釣りだけでなく、料理に関してもそうですし、もちろん魚のさばき方から美味しい食い方、などなど。

ルアーのフックに関するコンセプト、スプーンのドリフト、メッキなどのライトソルト、マルソウダとヒラソウダ、松川湖のレインボー、イナダとショゴの味、メバルとアラカブの味、一碧湖のバス、kid家の近くの渓流....etc
ものすごく沢山の話を聞かせてもらい、たくさんの知恵を教えてもらいました。

そして、kidは伊豆をほんとに誇りに思っていますね。
俺のような屈折した地元贔屓ではなく、自然に。

何だろう、無力っす、俺。
与えられないってのが寂しいわけじゃないですが、25歳近く若い人間に与えてあげる知恵が一つもないってのは、なんとも新鮮でした。

エロ本やエロビデオくらいなら、俺がなんとかしちゃるけんな、遠慮なく相談しなさい。
こ、これだけだ。

***

そういう感じで、大盛り上がりでもないですが、決して「時間が長く感じるなあ」ということもなく、1時間半近くが経っていました。

つか、1時間半?
約束の時間は12時半で、今は13時近く。

こりゃあきっと、上で待ってるよな、と思い、車を走らせて上がってみると、やはり待ちくたびれた部隊長さん組がいました。
すみません、こういうイキサツで楽観的にオシャベリしてました。

釣果を聞くと、誰も結果が出ていない感じ。
うーん、やっぱり難しい状況なんですかねえ。

***

そんなこんなで、再度待ち合わせをしたサークルKに戻り、ランチを買ってから解散ということになりました。
ランチを買って歩いていると、さすがに足腰にグググっと疲れが襲ってきました。
そりゃそうだ、トータルで6時間近くも川の中歩いてるんだから。

ところがなんと、これから狩野川水系を攻撃しにいくみたいです。
kidとMr.Kはやるきマンマンです。
くー、そんなことなら午後のほんの些細な用事を調整しておくんだった!

ただ、部隊長さんもこのときにおっしゃっていましたが、渓流は4時間が限度っすね。
多分、俺がそのまま狩野川に同行しても、集中力は持たない足はふらつく、と足手まといになっただけでしょう。

というわけで、ここで別れることにしました。
待ち合わせてから9時間くらいしか経っていないのですが、不思議と長い時間一緒にいたような気分です。

kidやJrも「また伊豆に来たら釣りに行きましょう」と言ってくれます。
キャバ嬢の言う社交辞令は敏感に感じ取ることのできるスレた俺ですが、ヤツらの言うことは素直に本気にしちゃうよ。

***

というわけで、なんとか最後まで書き終えました。
で、予め書いておいたメモを見返すと、一つ忘れていました。

このエントリで書いた、根ガカリ木ガカリ対策ですが、今回は結構活躍しました。
前回の伊豆渓流では、ことごとく一軍クラスが沈められましたが、今回はロストゼロでした。
すごい、俺!つか、この棒!

部隊長さんも結構感心してくださったようですが、3000円ちょいするんだったら自作する、とのことです。
そうでした、この人、ハンドギャフやら何やら、何でも作るんだった。

***

さて、さて、そろそろエントリを〆ます。

まずは今回の釣行で背中を押してくださり、手厚いガイドをしていただいた上に、中3トリオのようなナイスな面々に引き合わせてくれた部隊長さん、ほんとにありがとうございました。
シーズンになったらイカも教えてください。< 調子に乗っております、ハイ。

中3トリオ、また遊んでね。
早く高校生になりなさい、そしたら酒飲めるから(良い子の皆は真似しちゃダメだぞ!)。

というわけで、今回の俺の目的である、上手い人と釣りをして色々盗んで自分も結果を出す、という目的は達成できたと思います。

そして、そういうスキル的なもの以外にも、やたらと得るものが多かったです。
また伊豆に行くのが楽しみっす。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2007/08/20

夏合宿2007 河津川水系釣行 第一章

では、釣行について書きます。
序章でも書きましたように、大まかな流れは部隊長さんのエントリそのままです。

伊豆の渓流を考える日々 河津川釣行(2007.08.12).

***

前日までに色々とメールでやりとりしていた中で、いくつかのコースの候補を挙げていただきました。
一つは、以前の部隊長さんのエントリへのコメントで俺が興味を示していた支流「佐ヶ野川」を攻めるコース。
もう一つは河津川本流で、水着のチャンネエがずっと付き添ってくれる、というもの(チャンネエはウソ)。

俺にとってはどちらも魅力的なんで決めれるワケはなく、部隊長さんにお任せすることにしました。

序章でも書きましたように、俺の今回の大きな目的の一つが「上手い人の釣りを見る」というのがありました。
なので、部隊長さんには「こいつ、実はホモなんじゃないか」と思われるほど上から下まで舐めまわすように見させていただきます、とメールしておきました。

それが、二日目の速報へのコメントで書かれた

===========================
直接お会いする前のメールで「観察の為、ホモの如く背後に付きまとってチャンスが有れば・・・。」
これはまずいとばかり先行をお願いして、幸い魚の反応もボチボチで釣りに夢中。貞操を守る事が出来ました。
===========================

につながっているわけです。

***

いやあ、出会い系ってのはやったことないんでわかんないですが、ある程度メールなんかでやりとりをして、いざ初対面でチャンネエに会うときのキモチってこんななんでしょうね?

当日は、朝4時に待ち合わせなんですが、早く目が覚めてしまい(小学生)、3時半には待ち合わせ場所に到着していました。

実は前日、滞在先に来ていた客と宴会があり、酒は軽めで早寝する予定が結構飲んでしまい、ちょっと残っている状態でした。
これはイカンと、ウコンの力とコーヒー牛乳とついでに入漁券を買い、軽くゲロを吐いて(おいおい)、タバコを2、3本吸ったところで(吸いすぎ。緊張が見て取れます)メールを書きました。

===========================
おはようございます。
若干酒は残っていますが、サークルKに到着しました。
念のため、勝負パンツです。

XXナンバーの車種はXXXで、胸元にバラの花をさしてあります。
===========================

スベるなよ、スベったら、イタすぎるぞ。

するとJrから「今、稲取です」というメールが返ってきて、ほんのちょっとで部隊長さんの一味もとい一同が到着です。

部隊長さんや中3トリオ改めトリオ・ロス・チューサントス(改めるのヤメた)と挨拶を交わしました。
ナメられないように、手に持っていた一升瓶を手刀で粉々に叩き割って一同のドギモを抜き、一瞬にして主導権を奪いました。
ウソです、ヘラヘラしてました、ハイ。

まあ、緊張するのは最初だけで、あとはまあ、ジワジワとなれてくるんかなあ。
でもちょっとは気が楽になりました。

***

中3トリオを佐ヶ野川に蹴り落とし、いよいよ河津本流に入渓です。
つか、こんな駐車ポイント、地元しか知らないって。

大堰堤は、ステップで降りて、反対側のステップで昇ります。
俺、高所恐怖症なんでちょっとビビりましたが、落下したり失禁したり落涙したりせずに昇ることができました。

大堰堤の上は鏡のような水面で緩やかな流れでした。
俺一人だったら速攻で上がるよな、と思いましたが、大まかなポイントを教えていただくと、なるほど、緩いようで結構な流れがその中に存在しているワケっすね。

先行させていただいいるのですが、自意識過剰な俺は部隊長さんの視線が気になり(でもチラっと後ろ見たら、こっち見てなかった。ギャフン!)、ミスキャストを連発。

***

が、だいぶイイトコロに入り出したので、厳しいところを攻め始めて苦戦していると、

「オーバーハングに直接入れるのが難しいなら、その上流にキャストして流してあげれば泳がせたいコースを楽に取れる」

とアドバイスをいただきました。

なな、なるほど。
ももも、もちろん俺もそうしようと思っていたさ。
なにこれ、常識なの?
みんな知っててやってんの?

***

というわけで、ちょっと賢くなった一年生は、サルのように流していたわけです。

で、数箇所異常ナシのまま叩いていました。
大体、俺は丹沢の小渓流育ちなもんで、基本は接近戦です。
ポイントに近づき、数回撃つ、で移動してまた数回撃つ、と。

すると、部隊長さんから「聞いた話だけど」と控えめにアドバイスをいただきました。
すなわち、

「狙いたいポイントに届く、もっとも遠い距離にポジションを取り、そこから撃てるところを数箇所撃つ。
そうすることで、なるべく長い距離ルアーを追わせることができ、かつ、最小限の移動で複数のポイントを攻めることができる。

その際に、必ずしも近くから撃ってあげる必要はない。
長距離を追ってきて食わなかった固体が立ち位置近場に逃げて定位し、その後再度食ってくる可能性も高い。」

などなど、全部はっきりとは覚えていないのですが(コラ)、要は距離を保った攻めについてのアドバイスでした。
もちろん、距離を取ることで警戒心を抱かせないというのも前提にあると思います。

このことは、以前、部隊長さんのエントリ「松川釣行(2007.06.23)」でのコメントで、色々と教えていただいたこと(ただし、この場合はクロスやアップクロスで距離を取れない小渓流の攻め方だったんですが)の応用というか、そのものなわけです。

このロングキャスト戦法(ベタなネーミングだ)が、この日を通じて有効でした。

これ、単にメソッド/タクティクスの問題ではなくて、ポイントを移動してから立ち位置を決めるまでの間にじっくりとポイント全体を俯瞰して戦略を決める、という今までとは違った方法に繋がったから、ってのもあると思います。
何せ今までは、移動しながら目先のヨサゲなところをバンバン叩いて上がっていく、ってやり方ばかりでしたから、じっくりと状況を観察してないんですよ。

***

というわけで、その次くらいのポイントで、最初の一匹が出ました。
落ち込みとその下に大きめの石がポツポツ沈んでいて、強い流れが少し弱まるあたりにほぼアップに近い角度でロングキャスト(狙ったかのようで、もちろん結果オーライっす、ハイ)、流れの際をトゥウィッチしていると、流れが緩くなる直前に突然のバイトです。

200708120613000

自分としては落ち着いてランディングができました。
しかしこの川のアマゴ、良く引くよなあ。

サイズは21センチ、でも朱点がはっきりしてヒレの大きなタッパのあるアマゴでした。
タッパ、ったのは体高っす。
kidが言っていた表現で、シブい言い方だから、俺が言い始めたことにします(卑怯)。

ヒットルアーは、アレキサンドラ50Sのヤマトイワナです。
河津本流では大滝までこれしか使いませんでした。
部隊長さんによれば「やっぱり緑がかった色がこの時期はいいよね」だそうです。
まあ、俺の場合、失くしても哀しくない順に使っているだけっす、と正直にゲロしておきましたが。

それにしても、わりと早々に1本取れました。
もう、顔がニヤーってします。

でも、俺以上に部隊長さんが喜んでくださいました。
そりゃあそうでしょう。
釣り始めたら、コイツの腕だとヤバいかな、と感じたでしょうし、案内する人間とすればなおさらでしょう。

とにかく、ここで自分にタバコを解禁です。
いやあ、うまいタバコだった。

***

口にも出しましたが「もうこれでほとんど満足」な状態になり(志、低っ!)、かつ、部隊長さんの釣りを見たいので、無理無理に先行していただきました。
さあ、隙ができたら押し倒すぞ!

するとあっさり、部隊長さん1本ゲットです。
や、や、やるやないかい。
俺のアドバイスどおりだ。

部隊長さんも俺にネットリと見られて緊張しているのか、キャストミスもたまには出ますが(それを見ると嬉しくなります。なんて最低なんだろ、俺。)、キャスト精度、相当すごいっす。
そんなとこに入れたら壊れちゃう、ってとこに入りますから。

しかも、その後にもまたもや部隊長さん追加。
ムキームキー!
何で怒るんだよ、俺。

***

この日のヒットパターンとして、部隊長さんがおっしゃっていたことを羅列しますと、

  • 流れが変化するところで食う
  • ってことは、流れの変化の近くで身を隠せるところ(石やスリットなど)にいる
  • さらに、プラスとして底に砂利っぽいもの混じる

ああ、やっぱりね、俺も同感す。
いやあ、土偶だなあ。
・・・こんな卑怯な俺を裁いて!罰して!

実は、「砂利」がキーワード、よくわかっていませんでした、いや、今もよく分かっていません。
が、盲目的に、砂利っぽい底探していました。

要は、「流れが変化する=水面がモヤモヤっとするところの近くにあるスリットや石をめがけて遠くからキャストして砂利底まで引いてきたらガッポンガッポン釣れる」っつーわけです。

んな単純にいくかい!

***

ロングキャスト、しかも落ち込みを1段2段と越してキャストしていると、やはりラインの根ズレが気になります。
なんで、ちょっと上ったポイントで、キャスト前にラインチェックをします。
微妙に気になったんですが、まあ、大丈夫だろうとそのまま続行。
つか、ラインチェックになってないやん。

で、そのポイントは、なんつーか、教科書どおりのポイント。
落ち込みとプールと石と。
砂利?砂利はどうだったかなあ。

で、そこで1投目にヒットです。
サイズはさっきと同じ21センチ。
で、横着してネットを使わずに抜き上げると、なんとルアーの結び目10センチくらいのところでラインが切れました。

幸い、魚とルアーは岸に落ちたので、ルアーくわえたまま泳ぎ去るということはありませんでしたが、あぶねーあぶねー。
やっぱりラインチェックして、微妙にでも気になるなら面倒くさがっちゃダメっすね。

***

その後、川筋が二股に分かれる箇所で、我々も二手に分かれます。
川幅があまりないけど、そこそこの落ち込みが連続するところ。

もうギラギラして早速上がっていこうとすると、部隊長さんに声をかけられました。
ふと上を見ると、狭い空の中に河津ループ橋の一部が、そこだけ朝日を浴びて光っています。
うーむ、美しい。

部隊長さんも書いていましたが、釣りをしているとほんとに周りを見なくなります。
ちょっと余裕を持って、景色とか色々と見てみるのも悪くないな、というキモチになりました。
たまには丹沢でも景色見てみるか。

***

さて、部隊長さんのガイドによると、その落ち込み後に流れと並行にスリットが走っていて、そこに着いてることが多い、とのことです。

今までの俺なら落ち込みの横からクロスで撃ってしまいますが、スリットに並行にトレースしたかったので、一つ下の落ち込みの横から、ターゲットとなる落ち込みに向けてキャストしました。
スリットまで流してリトリーブ&トゥウィッチ、スリットと並行なラインからすこしこっちに外れかけたあたりで、ギラリと光りズトンときました。

でかい!40オーバーか(ポジティブ)?と思える魚体が一気に下の落ち込みに向けて走り、ドラグが鳴ります。
少し強引にこっちを向かせてネットに入れ、ランディングに成功しました。

200708120719000

叉長で24センチちょい、ヒレの先までで25センチ(あるかないか。ご祝儀で25センチ)の大アマゴ(図々しい<俺)でした。

すげえ、うれしくなって、ネットに入れたまま、部隊長さんの背中に向かってヒラヒラとネットを揺らしてみましたが、気づきません(当然)。
コレって、押し倒すチャンス?

声をかけてみると、こっちに見に来てくださいました。
まさに、さっき書いたヒットパターンであることを、再認識されたみたいです。
お、俺も再認識したした。

前回のGW合宿では6回渓流釣行して3匹しか取れなかったのが、前日のテンカラでの1匹をあわせると、2回の釣行で4匹目でございますよ。
天才、開眼か?

つかですね、部隊長さんのガイド、それでメシ食えるんじゃないっすか?

***

ここでまた、ちょっとイイ話。

「良い魚が釣れたら、上るときにそのポイントを観察すると、結構納得できることが多い」

実際、俺が釣った場所は、さっきのヒットパターンそのものなんですよね。
俺はスリットに並行にすることしか考えていませんでしたが。

良い子の皆も真似しよう!

***

今回、キープをするというつもりがあんまり無かったのですが、部隊長さんに勧めていただき、ニワカに食欲が沸いてきました。
というわけで、キープです。

このときも、キープをしておいしく食べる方法を教えていただきました。

  • 内臓とエラを出して、血合いを流しておく

まあ、これは俺も普段やっていることですが

  • すかさず、塩をまぶしておく
  • ビニールなどで、空気を抜くようにしてくるむ

とのこと。
さらには、小さめの保冷剤や保冷バッグのようなものを持っていると良い、とのことです。

塩は部隊長さんが車に持っている、とのことですし、今日は涼しいから車に戻るまで塩や氷なくても大丈夫だろう、と。

ほんと涼しかったっす、この日。
普段なら結構汗かいて偏光曇っているだろうに、全然です。

この魚、お腹の中に卵を持っているメスでした。
ちょっと申し訳ない気分です。
おいしく食べちゃるけんね。

***

逆サイドの部隊長さんがすぐに1匹出しました。
見に行くと、噂の花魁アマゴ

この日俺が釣ったどのアマゴよりも、ものすごく朱点が大きく数も多い。
思ったより毒々しくは無いですが、迫力があります。

それにしても部隊長さんのルアー、鯖柄(グリーンマカレル)です。
河津川は鯖が遡上して、鯖アマゴになるという噂は本当のようです。

***

その後、そこそこ川幅があって開けた場所に出ました。

コレコレこうこうとアドバイスをもらい、攻めてみましたが、何も起こりません。
つか、ここはどう攻めて良いのか俺にはわからなかったです。

じゃあ、ちょっとどんな感じなのか見に行こう、と岸伝いに上がっていき、部隊長さんがキャストしているのを見ていました。

ルアーが飛んで、着水するとほぼ同時に、ものすごい水柱が上がりました。
おお、っと部隊長さんを見ると、ちょうどアワセをくれたとこでした。

これはでかい!と嫉妬で狂いそうになりながら(嘘)駆けつける途中に足元に来ています。
俺は、尺は越えたと思いました。
ただ、これ、部隊長さんがゆったりとネットを出している間に(俺にはゆったりしているように見えました。ラインがからんでいたようです)、フックが外れてしまったようです。

くわー、もったいない。
それにしても、なんでここから出すことができるんだろう、とびっくりです。

実際にポイントを見ながら解説を聞くと、なるほど、と。
これまた今日のヒットパターンにハマってるんですよねえ。

***

俺がゆっくりしているんで、中3トリオのピックアップ時間が迫っているため、少し急ぎ気味に美味しそうなポイントのみを叩いていくことにしました。

途中で、小さめサイズを1匹バラし、さらに少し上流で、ゆったりとした流れの向こう側にそこそこの流れがある崖面がありました。
その崖面に沿ってミノーを流そうと少し上流にキャストして試してみますが、思ったより流れが強くないようで、うまく流れません。

それなら、と崖面の前に石が沈んでいるあたりに直で入れて2、3回トゥウィッチをすると、出ました。
会心のヒットです。

200708120839000

非常にイカツい顔をした22センチです。
とにかくヒレがでかく、ものすごい筋肉質。

これもキープすることにして、さばいてみると、オスでした。
いやあ、さっきの25センチと比べて、オスとメスでは顔のイカツさが全然違いますね。

***

かなり時間も過ぎてしまったので、途中はすっ飛ばして最後のお楽しみ、チャンネエの水着ポイント、もとい、大滝です。

ちなみに水着のチャンネエはほとんどいませんでした。
お父さんのウソツキ!(コラ)

実際、水着のチャンネエが沢山いたらそれはそれで照れるだろうし、適量(なんのだよ)いたとしても、釣りモードに入っていたら、目もくれないなんだろうなあ、ストイックな俺は。
イヤ、マジで。

で、大滝ですが、半径2メートルくらいの岩があり、そこに2人で乗って左右を攻撃します。

周りは大滝からの飛沫と流れで白泡が立ち、地磯にいるみたいです。
「まるでヒラスズキ釣ってる気分ですよ」と、地磯でヒラスズキ狙いなんかしたことない俺が言うと、部隊長さんは「じゃあもっとヒラスズキ気分で」と取り出したのがレッドヘッドのアスリート。

オッサン、イチビり過ぎやでえ、と思ったのですが、見事にそれでキャッチなさいました。
背中が真っ青なアマゴ、噂の鯖アマゴです。
この、真っ青な大滝下のプールだと、確かに体色は真っ青になりますよねえ。
非常に綺麗な魚です。

俺の方は、最初7グラムのスプーンで底を跳ねさせていたのですが、底がわかんないんで(ダメなヤツ)、ソリッドテールディープに替えました。
滝に向かってフルキャスト、ポーズを入れたトゥウィッチをしていると、ゴン、ときてアワセをすると一瞬手ごたえがありましたが、フっと軽くなりました。
バラシっつーより、乗らなかった、乗せれなかった、って感じです。

ここを最後に退渓しました。

***

その後、車を停めているところまで歩きながら、色々とお話を聞かせていただきました。
釣り仲間のこと、漁協のこと、キャッチ&リリースのこと、などなど。

一人で黙々と車を目指すのもいいですが、こういう話をできるのが、同行者が一緒のいいところですよね。

***

部隊長さん、記憶があいまいなところもありますので、間違っていたらツッコんでくださいね。

というわけで、まずは第一章、河津川編でした。
次で終わると思います、多分。
終わるかなあ。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2007/08/18

夏合宿2007 河津川水系釣行 序章

さて、2007年夏合宿のハイライト、二日目8/12(日)の河津川水系への釣行について書きます。

今回の釣行は、地元伊豆でご活躍されているルアーマンである前戦部隊長さんに同行
していただき河津川を案内してもらう、という、当ブログ初のコラボ企画です。
部隊長さん側のエントリは以下のとおりです。

伊豆の渓流を考える日々 河津川釣行(2007.08.12).

時間軸に沿った詳細な釣行については上記エントリを見ていただくことで十分だと思いますので、俺の方では今回の釣行にまつわる様々なことと、後半戦の支流源流域での話を書きたいと思います。

長文必至です。
終わらなかったら、いくつかに分けます。
もしくは週刊形式にして連載します(しないしない)。

***

まず、今回、部隊長さんとの釣行が実現した背景について書きます。

元々、俺が勝手にリンクをさせていただいている「山梨のイカ釣り師の釣り日記」や「Light Action」などでコメントを書いていらっしゃいましたので、部隊長さんの存在は知っていました。

で、このエントリでも書きましたように、部隊長さんがブログを立ち上げられ、それにコメントをさせていただいたのをきっかけにネット上でのお付き合いが始まったわけです。

今までも沢山のTipsなどをいただいていたのですが、今回の夏合宿で釣りへの同行を誘っていただいたワケです。

これまでも何度か釣行をお誘いいただいたんですが、イマイチ時間が合わずお断りしていました。
が、今回は予定が合います。
うーむ、いいねえ。

***

で、ちょっと考えました。

俺は、時々このブログのことを「俺の感情のタレ流し専用便所」と書いていますように、かなりのナマなことを書いています。
そのため、俺の周りの人間は一切このブログのことを知りません。
俺を知っている人間がいるということを意識すると、書きたいことが書けなくなる、すなわちタレ流しができなくなるからです。

簡単に言うと、このブログの存在を知ってるチャンネエがいたとして、読んでいるとわかっていて「ああ、こいつとやりてえなあ」とは書けないっすよね?
(あえて書く、という高等テクニックもあるかとは思いますが<最低<俺)
レベルやジャンルは別として、そういうことです。
内容と読み手がシンクロする、その目を意識したくないわけです。

そういう意味で、今回も部隊長さんと実際に交わり、すなわち多少なりとも俺のナマな生活に近づいていただくことで、俺が感情をタレ流せなくなったりすることをちょっとだけ憂慮したわけです。

あとは、こう見えても(見えないでしょうが)、結構人見知りをする方です。
相手によってはうまく懐に飛び込んだり飛び込まれたりが苦手だったりするわけです。
(この辺の話は、今回の釣行で顕著に現れて、なかなかおもろかったです。
のちほど。)

でも結果としては、お会いし、一緒に釣りをすることにしたわけです。
そして今では、一緒に釣りをさせていただいた良かったと心底思っています。

***

まず、感情の便所を維持できるか、という部分ですが、これは俺次第ですよね。
もし、今後、チャンネエがらみのエントリが極端に減ったりしたら、部隊長さんと恋仲になったと思ってください。

それと、俺は色んな釣りに手を出していますが、どの釣りもエキスパートとかいわゆる上手い人と一緒にしていないんですよ。
言い方を変えると、すべて我流。
耳学問(Webサイト読んだり雑誌読んだり)でとっかかって、その後は試行錯誤をする、と。
しかも、一緒にやってるヤツらは、大体同じようなレベルで、しかもロクデナシばかり。

そういう意味で、たまにはレベルアップを近道してもいいんじゃない、と思いました。
それで部隊長さんのありがたい申し出に甘えさせていただくことにしたわけです。
俺の場合の回り道は、いずれ報われるコツコツの努力じゃなくて、見当違いの方向に銃を乱射する無駄弾だしね、コラー!

あー、息苦しい。
なんか、表現難しいっす。
でも、この辺のことはちゃんと書いておこうと思ったので、書きました。

さて、この後は、いつもの調子で書くザンスよ。

***

というわけで、登場人物の紹介です。
長編小説なんかで表紙カバー開いたとこの下の方に書いてあるようなヤツ。
ちょっと違うか。

まずは前戦部隊長さん。

俺の中では、上記「山梨のイカ釣り師の釣り日記」でのエギングのイメージが強かったです。
そして俺の雰囲気の思い込みは、伊豆の港でよく見かける、ちょっとシオカラな常連のオッサン、すなわちこの辺の人たちのイメージなワケです。
ごめんなさい、勝手にそんな想像していました。

で、実際の部隊長さんは、一言で言うと、非常にポップな人でした。

これは見た感じも、色々とお話をさせていただいた端々にも感じられました。
カラっとしていて、異常に面倒見がいいガキ大将。
多分、今回同行してくれた中3トリオなんかも、そういう一面に魅力を感じてついてきているんだと思います。

さらに、話し方や話の内容からはインテリジェンスが溢れています。
このインテリジェンスってのは、知識(=理論)と知恵(=実践)のバランス(あるいは「知識への知恵のフィードバック」と言うべき?)が素晴らしい、という意味です。
いわゆる現場主義なんですよね。

このインテリジェンスは、部隊長さんだけでなく、中3トリオにも感じたんですが。

俺は、知識だけで知恵が無い人間がキライです。
いわゆる頭デッカチのチンコはチョッピリというタイプ。
それゆえに、その手の人間に関しては、こいつはニセモノだ、とか敏感に嗅ぎ取れてしまいます。
(俺自身、その気があるので、余計に近親憎悪かと。)
当然今回はその嗅覚にヒットしません。

部隊長さんのそのポップな雰囲気で、気がついたら、最初っから結構普通に話をさせていただくことができました。
これが非常にありがたかったです。

あまり褒めすぎるのも何ですので(コラ)、このくらいで。
つか、先輩に対して結構失礼なこと書いてますね、すみません。

***

中3トリオってのは、今回同行してくれた若者たちです。
部隊長さんのご子息(ご子息と来たか!ムスコは別にいるからね、イヤン!)のJr、Jrの友達で部隊長さんとも親交の深いkid、そして二人の友達のMr.Kです。

まず、第一印象。
この3人、すげえ礼儀正しいです。
オッチャン、自分の無礼さを恥じたよホント。

この3人、俺から見ると子供たちでも少年たちでも無いんです。
老成しているんではなくて、年齢相応に漢であり、年齢相応に少年。

単に、しっかりしている、という表現では違和感があります。
こっちで見るアホみたいな中学生に比べると、いや、アホみたいな大学生に比べても、十分、「個」がある、という感じです。

そういう意味で、「若者」と書きました。
俺も若者のつもりなんだけど、彼らと接すると、オッチャンやなあ、と遠い目に。

彼らは誰もが、人と話すときにまっすぐ目を見てきます。
褒めることでもないあたり前のことながら、感心しました。

もうね、俺が年長の立場から見て、「ワカモノにしては感心感心」ではなくて、同じ立ち位置で見て、感心なんすよ。

***

Mr.Kは3人の中でも、あえて言うなら少年っぽいあどけなさが多かったです。
でも、すげえ良いキャラクタ持っていました。
なんつーか、憎めないというか、ピュア度は一番高そう。

最後、昼食後に別れるときに、部隊長さんが「さて俺らは狩野川行くか」と(半分本気で?)言うと、真っ先に「お願いします、やらせてください」と言っていました。
それまでに約6時間くらい釣りをしているにも関わらず、ですよ。

また会って、彼の成長を見てみたいです。

***

Jrとkidは方々で他ブログでも時々出てくるので、最初から初対面の気はしませんでした。

俺から見えたこの2人の関係性、何と表現して良いのか。
ミックジャガーとキースリチャーズ、トムソーヤとハックルベリイ、キヨシローとチャボ...etc。
そういう感じなんです。

なんかですねえ、こいつら、美しい。
ビューティフルではなく、グレイスフル。
あえて言うなら、華麗に洗練された野生。

それに比べて、同じ二人組だとしても、俺と相方だったら哀しくなるくらい見てられません。
ホルモンと焼酎の匂いです。
おなじカレイでも加齢臭です。
ほっとけ。

こいつら、徹底してシンプルなんですよ。
思考とか行動のパターンが。

俺が、なんとか思考と行動をシンプルにしようと意識しているのと違って、彼らは無意識です。
違いが無いようで、違いは大きい。
彼らは、今まさに俺がこうグチャグチャ書いているようなこと、考えたりもましてや書いたりもしないでしょう。

が、オッチャンは書くよ、手が動くから。

この2人、いずれはチャンネエに相当騒がれると思います。
悪い芽は今のうちに摘んでおかないと。

***

Jrはさすがは部隊長さんの息子で、華があります。
なんか、気がついたら中心にいて、そして皆に気を遣えて。

オヤジさんと色々と一緒に行動するってのが難しい歳ごろなんでしょうけど、Jrなら無理してるんではなくスルスルっとこなせてるんだろうなあ、と思います。
打算的に「うまくやっている」んではなく、ね。
ある意味、父親である部隊長さんをもうまくハンドリングしてるんかなあ。

今回は、Jrと色々と話す機会が無かったんですが、また遊んで欲しいっす。

***

で、kidです。
このブログでも勝手にリンクさせてもらっている

Various LIGHTGAME

を主宰しています。
方々で活躍していて、本人曰く「ブドウ虫スプーニングの天才」らしいです。

人なつっこい部分を持っている反面、間違いなくシャイです。
なんつーか、芸術家オーラとか職人オーラを感じるヤローでした。
部隊長さんは「あいつはマタギだ」と言っていましたが、それも大いに納得でした。

今回は後半の支流源流部を一緒に回らせてもらったんですが、シャイなkidと人見知りな俺なんで、すげえ空気でした。
喋らないわけでもないですが、なんつーか、釣行の途中は話題が特になく、なんとも他人行儀な感じでした。

これまたこんな例えで恐縮ですが、知り合ったばかりのチャンネエと会ってて、なんか盛り上がる話題言わなくちゃ、って焦りが出るあの感覚でした、ハイ。

俺が気を遣わないといけないんですけど、むしろ気を遣わせちゃいました。
ただ、退渓した後、沢山話ができたのはうれしい収穫です。

で、釣りに関しては、かなり完成してんじゃないでしょうか、マジで。
さらに、発展の余地を沢山持った上で、です。
経験、知識、実績、すべてにおいて、俺のずっと上をいっています。

kidに勝てる釣りって何があるかなあ。
話していると、俺がやっている釣り、やりたい釣りはほとんどやっていて、何らかのコンセプト持ってるんだもん。

***

すっかり長々と書いてしまいました。
しかも部隊長さんよりも、むしろ中3トリオについてばかり。

まずは序章ということで、ここまでにしておきます。
次はいよいよ当日の釣りに関して書きます。

| | コメント (8) | トラックバック (1)

夏合宿2007 雑感

さてさて、福岡からも戻ってきて(帰りは飛行機です)、ちょいと仕事メールを見てしまったら、腰が抜けそうな量が来週以降は待ち構えていました。

つーわけで、現実逃避として夏合宿のラップアップとして雑感を書いておきます。
まずは二日目の河津川のこと、と思いましたが、その前に「その他」です。

***

まず、景気付けに立ち寄った8/10(金)の平塚・浅八丸さんのライトルアー船について。
釣りそのものについては、今まで書いている通りです。

この日は猛暑でした。
数は結構でましたが、トップではザラで1本出ただけでした。

で、おいしいサバを食うための処置について、どうも俺の考えが間違っているのではないか、というアドバイスを受けたので、ちょっと書いておきます。

今まで、サバやソウダガツオなどの魚を釣った場合、俺は

1) 速攻で首を折り、エラと内臓も抜いて5分から10分程度バケツなどに浸けて血抜きをする。その後、キンキンの海水氷水に入れて持ち帰る

という処置をしてきました。

サバやソウダは血の気が多くかつ生臭い匂いもこの血から出るので血抜きをした方が良い、とのこと。
さらに、聞いた話だと(根拠を疑うことはなかったのですが)、サバについている寄生虫(アニサキス)は生きている間は内臓にいるが、サバが死んだら身に移動するので、早めに内臓を抜いた方が良い、とのこと。

これらの話をリーズナブルだと思っていたので、とりあえずこれまではこの1)の方法でとても美味しく食べていました。

で、この日にアドバイスされたのは、内臓を抜くと身に水がついてしまうので、以下のどれかが良い、とのことです。

2) 釣れたら何もせず(血抜きもしない)海水氷水に入れて持ち帰る

3) 速攻で首を折り、血抜きをしたら海水氷水に入れて持ち帰る

4) 首折&血抜き後にエラと内臓を抜いたら、ビニールなどに入れて身が氷に触れないようにして、大量のブッカキ氷のようなもので冷やして持ち帰る

まず、2)だと血生臭さが残ると思うのです。
3)だと、2)も同様ですが、アニサキスの危険性が残りますよね(死んで身に移るってのが本当であれば、ですが)。
じゃあ、やはり1)か4)なんでしょうが、内臓を抜いたら、海水であっても身に水がつくのが良くないのであれば、結局4)になるわけですよね。

うーむ、なんとも。
識者の皆さん、どうなんでしょうか?
どれが正しいとかではなくて、「自分なら」ってのでも良いのでどうするのか聞かせていただければ、と思います。

***

次に初日8/11(土)のテンカラですが、苦節何度目かで初めて釣果を得ることができました。
晴れて童貞卒業です。
が、部隊長さん曰くのまさに「童貞は卒業したが、まだムケてない」状態で、余計に何がなんだかわからなくなっています。

それでも、こっちのヤツラにはメールにてテンカラの何たるかを語っています。
恐ろしい漢です、俺様。
セックスを1回しただけなのに、性の達人気取りです。

それを差し置いても、童貞卒業の感想としては、異常に効率の良い釣り、スピーディな釣りだということを実感しました。
魚の着き場が全部わかっていて、その着き場すべてに毛鉤を入れることができれば、1分間に2、3匹くらい釣ることもできるでしょう。
逆に、そこがちょっと微妙な気分、すなわち、釣りの楽しみというところが少なく感じる部分でもあるんですよね。

今後のテンカラへの向き合い方を考える1匹でした。
ほらまた性の達人気取りだ、俺。

***

翌日12日(日)の河津水系への釣行についてはさらに詳細に書くつもりですので、ここでは割礼(割愛だって←永遠のお約束)させていただきます。

それにしても、エントリやらいただいたコメントへのお返事やらで「詳細別途」をカラ手形のように連発しています。
記憶がナマなうちに色々とメモはしてあるのですが、早いトコ仕上げます。

***

そして伊豆最終日の13日(月)は接待モード(接待する方)でのサビキでした。

去年の夏合宿では、同じ場所でイワシが沢山釣れたので、今年もこれなら退屈せずに釣ってもらえるだろう、あわよくば泳がせで大物狙いができるだろう、場合によっては回遊魚が回ってきて俺のココロも射精できるだろう、という目論見でした。

まあ、結果としては、朝7時くらいから始めたのですが、10時くらいまでイワシっ気もなく、コマセに群がる極小のウミタナゴなんかを釣ってもらっていたのですが、しばらく粘ってやっとイワシが回ってきて、どうにかこうにか15匹くらいをキャッチしてもらうことができました。

***

というわけで、今年は長丁場の朝練が多くて、夕練が1度もできませんでした。
そういう意味では、1回あたりの釣行が充実している、とも言えるのですが。

番外編ということで、九州でも釣りができたし、今年も楽しい夏合宿でした。
夏休み明けのガキのように、結構日焼けしています。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007/08/17

ソウルフード

朝飯を食ってきました。

俺のソウルフード、丸天うどんです。
これ食わないと、博多にいる気がしません。

200708171002000 200708171024000

今日行った店は、「牧のうどん」と言う、郊外に多いうどんの一応チェーン店。
発祥が福岡市の西隣の前原(まえばる、と読みます)であり、博多の中心部に店舗が無いためか、他の地方ではほとんど語られることの無い店なんですが、なぜか皆知ってて食ったことがあるお店です。

上記Wikiのリンク先にも書いてあるように、一般的な博多のうどんの特徴であるテロンテロンの麺どころじゃない、唇で噛み切れるくらいの柔らかい麺が特徴です。

麺がどんどん汁を吸うので、食っても食ってもなくならず、いつのまにか満腹になります。
カシワメシまで食ったので、大満足です。

これで心おきなく帰れます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

夏合宿2007おまけ 九州地磯責め 結果編

さてさて、九州地磯の結果です。

15日の20時くらいに出発し、エサを買ったりコンビニに寄ったりして、23時くらいに到着しました。

キャンプ場から歩いて地磯に下りるのですが、すげえ真っ暗で怖かったっす。
で、釣り場を定めてちょうど日付が変わった24時くらいにスタートしました。
潮周りは中潮で、15日23時ちょいが満潮、朝5時に干潮なので、いわゆる下げッパナです。

***

釣り方は至って簡単。
いわゆる、ウキを使う投げサビキ仕掛けです。
リール側から見て

ウキ止め→シモリ玉→ウキ→シモリ玉→ロケットカゴ→サビキ→オモリ

で、ウキは発泡スチロールのようなウキで、そこに穴をあけ、ケミホタルをグリグリ入れて瞬間接着剤で留めました。
ロッドは5.3m3号の遠投磯竿、リールは俺が持って行った3000番にPE1号です。

***

気温はさほど高い感じはしないのですが、鬼のように汗が出ます。
つか、無風です。
多分、気温、高いんでしょう。
もう、ライジャケ脱ぎたい、つか、全裸になりたい。

首にかけてあるタオル、絞ると汗がジャーっと落ちます。
それを一晩で何10回絞ったでしょう。
ツマミに持って行った塩センベイとかサラミとかが、ものすごくショッパく感じでうまいです。
多分、塩分が急激に不足してたんでしょう。

キンキンのビールも一瞬で飲みつくしました。
親父が500mlのペットボトルに持ち込んだ胡麻焼酎も3杯くらい飲んでイイ気分です。
(夜の地磯での飲みすぎは危険だから、 良い子の皆はマネしちゃダメだぞ!)

***

焼酎の程よい酔いで軽く30分くらいウトウトして目が覚めると、うっすらと明るくなってきています。
誰もいないと思っていた磯にも、300mくらい向こうにショアジガーがいるじゃないですか。

これは負けられない、と弓角の準備をします。
タックルは、5号遠投磯竿です。
5.3mなんで、ハリスなんて、2ヒロ半くらい余裕で取れます。

でも暑いんで、準備を万端にして海を見ていると、微妙に鳥が飛んだり水面にいたりします。
そして、サビキにカタクチがかかりだした頃、ちょっと海面がザワつき、ピチョピチョ跳ねる小魚が見えます。

スイッチ、オーーーン。
もう、白目を剥いてツノを投げ倒しました。
でも、磯ではロングリーダーは難しいでつねえ。
というわけで、ハリスは1ヒロ半に変更です。

が、何も起こりません。
ショアジガーも異常なしみたいです。

***

という感じで、海面が怪しくなってくると白目を剥いてツノ投げて、を繰り返しましたが結果は出ず、朝7時半に終了となりました。

全身、水を浴びたみたいな汗だくで、鬼のような匂いをさせたまま、帰宅しました。

釣果は、3人で80匹くらいです。
25センチくらいの、いわゆる刺身サイズが5匹、20センチを切るくらいの指で開いてタタキやナメロウに良さそうなサイズが15匹くらい、あとは豆アジでした。

板氷を入れた海水氷水できっちりと冷やしておきました。

***

200708161414000 200708161413000_2

帰宅後、3時間かかってさばきました。
刺身とナメロウの写真は、疲れ果ててあまりにも雑で汚い盛り付けになったので干物と揚げものだけに。

揚げ物は、南蛮漬用の素揚げと、ニンニクパウダーにガラムマサラで味をつけたエスニック風なものに使いました。
このエスニックなヤツ、冷めてもうまいんですよ。

干物はちょっと塩が強すぎました。
が、酒のツマミやゴハンのオカズになら良いのではないでしょうか?

で、ナメロウ。
ウチの実家って甘い白味噌と八丁味噌を混ぜて食うんです。
だから、白味噌が甘い甘い。
イマイチな感じでした、しょぼぼーん。

刺身はさすがにうまいです。
が、九州のいわゆる「刺身醤油」が、気がつけばイマイチ好きじゃない(甘いんで、元々そんなに好きではなかったんですが)体になっていて、ちょっと残念です。
その話を親父にしたら、「お前は九州人のクセに魂を売った」とか言いやがります。

***

さてさて、5号磯竿のガイドですが、Webで検索したら、現状がデフォルトのようです。
現場で投げにくいってこともなかったし、こんなもんかなあ。

でも振り出しは便利ですね。
家からジェットテンビンつけて準備しておいて、現場ではスルスル伸ばして即激投可能で。
他の釣りをしているときに横においといて、いざ回遊が来たときにも速攻で対応できそうです。
まあ、主にサーフで使うんですが。

***

というわけで、今日の夕方のフライトで帰ります。
なんかバタバタな夏合宿でした。

| | コメント (0)

2007/08/15

夏合宿2007おまけ 九州地磯責め 予告編

昨日は福岡の自宅に到着したのが21時ちょい前でした。

荷物を置いて風呂に入り、親父とアネキ彼氏と酒を飲みだしたのですが、話題は釣りに関すること。
要はこの3人で盆明けに釣りに行こうということになっているのです。
アネキ彼氏はトーシロですが、親父が勝手に決めたようです。

***

行く場所は親父のホームグラウンド、クリスタルイカで有名?な佐賀県呼子(よぶこ)近くの波戸岬というところの地磯です。
昔から、ここに親父とキャンプに行っては釣りをしていました。

今となって惜しいなというのが、ここは青物の回遊もあるし、シーズンではミズイカ(すなわちアオリイカ)も良型が釣れる、ということです。
当時はバスばかりやってて、ここでのエサ釣り(カゴの投げ釣り)は完全に親父への付き合いでした。

***

で、今の状況を聞いてみると、夕方から夜明けにかけて、そこそこサイズのアジが釣れるとのこと。
さらに、朝マズメのワンチャンス、ツーチャンスにヤズやネリゴ(要はワカシやショゴ)の回遊がポツポツある、とのことです。

親父とアネキ彼氏は3号の磯竿で投げサビキをやってアジを狙うそうです。
俺も夜半はアジを狙い、夜明けと共にジグかツノで青物をやっつけようと考えています。

***

持ち込んだタックルは11フィートで60g負荷の普段は弓角に使っているものなんですが、親父が5号の遠投磯竿を持っていました。
最近、サーフからの弓角で、20号背負える遠投磯竿が欲しいと思っていたところでした。
で、親父は最近ロクに釣りに行ってないみたいなので、「これ、東京(俺は神奈川ですが、こっちの人は関東は全部"東京"と言います)に持って帰ってヨカね?」と単刀直入にネダると、シブりながらもOKが出ました。
ダイワのカーボウィスカーとか書いてある、ちょっとヨサゲな竿です。

というわけで、明日は5.3メートルの遠投磯竿5号を使って、かの岩井渓一郎氏が提唱したロングリーダー弓角(弓角はウソ。氏が提唱したのはロングリーダーのフライだけです。)を試してみます。

でも、よく見ると、この竿、バットガイドっつーか、一番リールに近いとこのガイドがありません。
パーパァ、これガイド無いよぉ!と強訴してみると、頑固親父は「最初から無かった」と譲りません。
んなわけない、リールから最初のガイドまで1ヒロくらいもあるかい!
ちょっと明日投げれるか心配になってきたんで、11フィートロッドも持っていくことにしました。
"東京"に帰ってから、このロッドは修理に出そうっと。

***

さて今晩、送り火でバアサン(故人)を早めに送り出して(バチアタリ)から、出撃します。
贅沢を言わず、30センチくらいの中アジが5,6本釣れたらいいなあ(十分贅沢)。

あとはツノで何か釣りたいです。
できればネリゴがいいなあ。
kidがイナダとショゴだと断然ショゴが美味いって教えてくれたから(さらに贅沢)。

ではでは、昼寝します、おやすみなさい!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/08/14

無事到着

無事到着

13時間ちょい走って、無事到着しました。
吹田→西宮間が20キロくらい混んだだけで順調でした。
今、アネキと合流し、テンプラ食っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本縦断

伊豆を出て福岡に出発しました。
ナビによると、到着予定は20:06です。
安全運転で、多い日も安心!

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007/08/13

夏合宿2007 最終日

さて、短かった夏合宿伊豆ラウンドも最終日になりました。

今日は滞在先に遊びに来ているファミリーを接待しに、南伊豆方面にドライブを兼ねてサビキをやりに行きました。
つか、俺は鳥山が立ったときにジグを数投しただけで、あとはずっと世話役でした。

清流竿とテンカラ竿を貸し、トリックサビキのエサをつけ、コマセで回遊の足を止め、釣りたてイワシを捌いて刺身を食わせ、ドライバーとして爆睡ファミリーのα波にクラクラしながら帰ってきました。

釣果は(俺の釣果じゃないです)、イワシが15匹くらいに小サバや海タナゴ、カワハギなどです。
喜んでもらえてうれしいです(棒読み)。

さて、明日早朝から福岡に移動です!(白目)

夏合宿2007 最終日

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/08/12

夏合宿2007 二日目

今日は、おなじみ部隊長さんのご厚意に甘えて河津川および支流を案内していただきました。

同行者は、部隊長さんの他に、Jr、kid、二人の友人のMr.Kと言う中3トリオです。

おかげさまで、25、22、21、21の4匹を釣ることができました。
あとは、バラシが3匹でした。

詳細は別途、まずは報告です。

夏合宿2007 二日目

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/08/11

夏合宿2007 初日朝練

早速初日から朝練に出撃しました。

今朝はテンカラ一本に絞るつもりで、ルアータックルは持って行きませんでした。

結果、テンカラで初釣果です。
10センチくらいのチビですが、綺麗なアマゴです。
感激しました。

他に、婚姻色?なのかパーマークのような模様のあるウグイが2匹釣れました。

ピックアップがアワセを兼ねるんで、どの魚もすっ飛んできます。
うーむ、微妙。

しばらく行くと、先行者のフライマンのオッサンがいました。
途中から入ったみたいです。
それは頭ハネじゃないんかい!

大きく上流から入り直しましたが、頭上が詰まっていて、キャストしにくい上に激しく暑いんで、退渓しました。

夕方は何釣ろう

追記
ヒット毛鉤はエルクヘアカディス白の#14でした。

夏合宿2007 初日朝練

| | コメント (2) | トラックバック (0)

夏合宿2007 景気付け

昨日金曜から夏休みに入りました。

時間が取れたので、景気付けに平塚の浅八丸さんのライトルアー船に乗り、サバをお土産に運びました。

夜はいつものサバ料理を堪能しました。
日焼けがキツいです。

夏合宿2007 景気付け

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/08/07

休み前の

今週金曜から休みに入るわけですが、それを見越したように激しいスケジュール組まれています。

今日は午前に重いプレゼンがあり、終了後に昼過ぎのフライトで福岡に行きました。
福岡は打ち合わせ含めて滞在3時間、今、羽田からの帰りに携帯からエントリです。

明日は静岡出張っす。
つか、静岡とか福岡とか、来週行くっつーの!

明後日は午前がこれまた重いプレゼンで、午後はセミナーで講演。
つか、原稿書いてないんすけど。

でも、それが終わると夏休みです。
チューブです、サザンです、ビーチボーイズです!
亀頭が日焼けしないように祈祷します。
つか、海では泳ぎませんが。
つか、膿も出ませんが。

毎日暑くて潮もとい塩吹きながら溶けています。
ノーミソも溶けています。

皆さんも良い夏を。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/08/06

変身!

ここでグズグズ迷っていた土曜深夜というか、日曜未明のシーバスですが、結局一旦外に出てみたものの、あまりの暑さで空気が厚く前に進めなかったので断念しました。
いや、あの中で、短パンTシャツ(にライジャケ兼用タックルバッグ)であっても黙々と竿を振る勇気っつーか根気は無いっす。

***

というわけで、日曜日。
7時半に新宿に行くという用事が済んで、お茶したりなんだかんだで10時くらいになりました。

で、なぜかひょんなことから映画を見ようということに。
ロクに寝てないのに映画なんかみたら、10秒で寝てしまいそうなんで、なるべく派手なヤツをお願い、と。

何度か書いていますが、俺、まったりした映画ダメなんですよ。
いや、まったりでもいいんですが、慢性の睡眠不足なんで、最初の15分くらいが勝負です。
この15分でグググっと引きつけてくれればまったりでもOKです。

あーだこーだと考えたのですが、これならいいかな、と思った「舞妓半」「大ハード4.0」「オーシャンズ十三」はうまく時間が合いません。
かといって、「ハリーポッ太」なんか見た日にゃあ、10秒落ち確実です。

***

というわけで、まさに封切直後の「トランスフォーマー」ってのを見ました。

善と悪、友情と言った、まさにロボットもののテーマそのものがベースにあり、そのクサさをクサいストーリーならこの人って感じの「アルマゲドン」の監督。

さらに、VFX(なんで最近はSFXって言わないんだ!)のパラノイアすれすれなコダワリ感とかはスピルバーグの商売人としての狂気が詰め込まれています。

一言でいうと、バカです。
おバカです。
シンプルで、派手で、バカで、ちょっとセツなくて、笑える。
つか、俺の好きな映画とか音楽の要素を沢山含んでるんですよねえ。

車とかそういう機械がロボットに変身するんですが、もう、無茶苦茶。
俺らがガキの頃に合体ロボットなんかを見て、それをベースにノーミソで描いた「ガシャーンガシャーン」って感じを100倍くらいのスピードで実写(アニメじゃないよ、って意味で)で表現しています。

ストーリーは、まあ、いいんじゃないっすか。
アルマゲドンだし。
ロボットものだし。
ストーリーに関しては、ガンダムの方が深いのは確実。

主人公の男子が、まさに中学生男子。
実際は高校生の役ですが、いわゆる中ボー男子。
11PMこっそり見てます、なアティテュードがバリバリで、それが唯一OKでした。

音量がすごくてテクニックもすごい、でも曲とかメロディとか詞がチンカス以下なロックって、結構ありますよね。
これと同様で、映像の迫力がストーリーを凌駕して良いとは思いません。

が、この映画はそれでもいいんじゃないっすか?

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007/08/05

夏合宿?[釣れズレなる雑記]

今朝、いや、日付変わって昨日朝3:00に起床しました。
もちろん、どっかに釣りに行くつもりの早起きです。

準備をして、外に出ると、結構な風が吹き荒れています。

うーん、結局断念しました。

***

毎年夏休みは「夏合宿」と称して、伊豆方面に行ってイカが釣れないハザマをサビキやったり弓角やったりして過ごしています。

去年は盆が終わったくらいから5日間ほど行きました。
大体毎年、盆は避けているんですよ。
10年近く前、盆ぴったりで行ったときに帰路7時間くらいかかったんで。

今年はどうしようかと思ったら、そういえば初盆です。
福岡に帰らないといけません。

ある日、アネキから相談を持ちかけられました。
アネキは駄犬を飼っているんですが、飛行機では連れて帰ることができない。
で、車で帰るからアンタもドライバーとして参戦しろ、と。
ちなみに車で帰るのは俺とアネキとお犬様ではなく、俺とアネキの同居人(要は彼氏ですわ)とお犬様、と。
あたしは先に飛行機で福岡に帰って、なんだかんだとやらないかんけん、と。

ホワッツ?
1200キロ16時間くらいをあまりよく知らない(ってほどでもないですが)オッサンとバカ犬と3人(2人と1匹)で過ごせ、と?
いや、この彼氏も悪い人じゃないし、比較的気を使わなくて良い人ではあるんですが、何も話すことないですよ、全然。
しかもやたらと俺に飛び掛ってくる狂犬ハチ公まで。

かなりシブりました。
ここはタフにネゴシエーションします。

最終的にネゴシエーション成功で、行きの交通費は全額アネキ(ら)持ちということになりました。
つか、金に目がくらんで運転手してきます。

というわけで、今年は8/10(金)の夜に伊豆入りし、11-13日と短いですが夏合宿をやります。
で、13日夜にアネキ彼氏が伊豆にピックにきてくれるんで、14日未明(4時くらい?)に伊豆を出発します。
福岡からは17日のフライトで戻ってくる予定です。

***

こんな感じで夏の予定が立ったので、今日の午後は早速タックルのセレクションをしました。

まずはテンカラと渓流ルアータックル。
これはテッパンで必要。
根こそぎ行くぜ、根こそぎ。

あ、この時期の松川湖はどうなんだろう。
一応、7フィートの本流&湖用トラウトロッドも積んでおこう。
すみません、ウソついてました。
ほんとはメバルロッドです、ハイ。

あと、この時期だったら回遊魚ですね。
ライトショアジギングのタックル(シーバスタックルなんですが)と弓角タックルを用意しました。
福岡では、バチアタリのマイパピーが唐津(佐賀県)方面に釣りに行く気マンマンで待っています。
このポイント、地磯なんですが、ヤズ(ブリの幼魚=ワラサ)やネリゴ(カンパチの幼魚=ショゴ)が出るんですよ。
アジメインですが。
どうせ車で行くんだから、この回遊魚タックルは福岡にも連れて行こう。

ノンビリとサビキやサビキで釣れたイワシや小アジを泳がせて未知の大物も釣りたいなあ。
もちろん、案外この時期でも期待できるアラカブなどをやっつけるためのブラクリタックルもいるですねえ。
これも準備準備。

というわけで、伊豆では賞味3日間(各日朝夕で6回くらい)、福岡では1日しか釣りをしないのですが、大量のタックルになってしまいました。

伊豆、唐津方面の方、上記釣りモノで何かオイシイか情報あったらコッソリ教えてくださいね。

***

さて、今、まだ起きています。
明日つーか今日日曜は7時半に新宿に行かないといけないというスケジュールです。

で、なんとなく、シーバスに行きたいなあ、と思っています。
熱帯夜の南風かつAM3:00に下げ一杯と、全く好条件は見当たらないのですが。
もしかしたら台風がらみで荒れた後の一発が無いかなあ、と。

***

と、シーバスどうしようか迷いながらこのエントリを書きながらCATVを流していたら、ボブマーリーのライブをやっていました。

俺は熱心なレゲエ好きではありませんがボブマーリーに代表されるルーツレゲエは結構好きです。
つか、ボブマーレーが好き、この人はやっぱりすげえっす。

ライブは見たことない映像でしたが、ほんとにオーラ出まくりでした。

ジョンもキースもジョニーもジョーもジョーイも、皆ボブマーリーより好きでたまらないミュージシャンで、実物見たことある人は結構オーラ出まくりなんですけど、映像でオーラが見えたのはボブマーリーだけです。

このエントリも〆るの忘れて、ポケーっと見入ってました。

***

さて、書き終わったぞ。

シーバス、どうする?
グズグズグズグズ

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2007/08/03

尺上(報告編)

盆休み前で仕事が集中して、これに関してのちゃんとした報告を書く時間が取れません。
気が付いたら8月っすもんね。

とりあえず書きます、ハイ。

***

というわけで、先週土曜も懲りずに渓流に出撃したワケです。
たまたま平日に休みを取って同じ方面に行ったヤツの話だと、俺のホームグラウンド近辺はまだまだ台風の影響があるらしく、増水傾向とのこと。

さてどうするか。

一気に別の奥の方にある川に行くってのも考えました。
でもこの日は帰宅後用事アリだったので9時には現場を出ないと間に合わないというタイトな状態です。
しかも今日は夕方から友人宅でホームパーティに招かれており、オミヤゲにヤマメを釣って来い、というミッションまであるのです。

結局、前週にも行った開幕戦リベンジを果たした川の上流部に行くことにしました。
リベンジのときに、結構良いサイズのチェイスとかヒット(乗らなかったですが)があったんで、そこそこの数とか型が期待できるかな、と。

現地に着いたのが4時半、車を停めるところを探しながら(上流部に行くのは初めてなので)林道を走っていたのですが、ちょうど良さそうなところに先行者の車を発見です。
うーん、参った。

というわけで、Uターンし、ちょうど開幕戦で最初に入渓した3キロ(?)くらい下流の地点からスタートです。
この時点で5時過ぎくらいです。

***

相変わらず水量は多いですが、前週よりはマシな感じです。

ポイント的にはイイ感じなんですが、石が大きく遡行しにくいために時間がかかります。
なんかイマイチ攻め切れないうちにもう7時半くらいです。

その後、スピードを上げて、アップ気味にガンガン叩いていきます。
でも、チビのチェイスはあるんですが、ヒットに至らずという膠着状態です。

まずいなあ、手ブラで帰るのはなあ。
チャンネエも何人か来るみたいなのに、カッコ付かないやん。

***

時間は8時半ちょっと前。
ちょうど先週結果が出た堰堤に到着です。
おそらくここがラストチャンスでしょう。

気温はかなり上がっており、暑くてたまらないくらいです。
こういう状態だったら、水温低そうで酸素も多そうな、このゴンゴン流れ落ちる落ち込みとかに溜まるんじゃないだろうか。
何となく勘が働きました。

まずは前週と同じように、流れ出しの緩流部にキャストして様子を見ます。
異常ナシ。

もうちょっと白泡に近づいて堰堤に対して左45度くらいの角度で白泡の中にキャストします。
着水後ジャーク一発入れてから小刻みにトゥウィッチをすると、白泡から出たくらいでかなりデカいサイズが追ってきます。

うわあああ、と焦ってポーズを入れると、フイっとアッチを向いて帰っていきました。
この場所はニジは落ちてきてないはずなのになあ、と。

今度は堰堤に対して並行に左からキャストです。
同じように着水即ジャーク後今度は流されてダウンクロス状態(ほぼクロスですが)になった時点(白泡に向かってミノーが泳いでくるイメージ)で、またもやデカいのが追撃してきます。
そして、ミノーに対して右左右左と来ながらチャンスをうかがう感じ、コレってヤマメやん!
(なんとなく経験則)。

そうなると尺上だ、コレ取りたい、と思ってリーリングとトゥウィッチのスピードを上げてみましたが、ボケーっと突っ立っている俺に気づいたのか、またアッチに行ってしまいました。

***

人生で何度とないチャンスを逃した気がして放心状態です。

でも、この落ち込みに、でかいヤマメがいるのは確実なんで、タコ粘りすることにしました。
ただ、同じアプローチは無理だろうと思い、まずは5分くらい待つことにしました。

こういう時の5分って長いんですよねえ。
タバコを2本くらい吸い、ラインチェックとかルアー結びなおしたり、偏光を拭いたり。
それでもまだ時間あるから、携帯で「今間違いなく尺上ヤマメが2連続でチェイスしてきたけどダメだった」とすでに負け犬気分のメール下書きをしたり。

5分少々が過ぎ、一旦川を下って、逆サイド、堰堤の右側に出ました。
今度は姿を見られないように岩陰に膝をついて腰まで水に漬かり、さらにデカい体を小さく折りたたんで右からほぼ並行にキャストです。
着水即ジャークをして、グリグリっと念のためリーリング、即トゥウィッチをかけたとたんにガツン、一気に下流に走ってドラグがジーーーー。

ききき、来ましたぁ、でかいですう。
そして暴れ方見ると、モロにヤマメですう。
落ち着け、落ち着くんだマクレーン。

つか、なぜか妙に落ち着いていました。
ドラグを締めて、ヤツを俺よりも下流に走らせないポジションを取りながらファイトです。
いくらでかいとは言っても、下流に走る50センチ近くのニジよりは引くわけではないので。

***

時間を計ったわけではないのですが、わりと短いファイト時間だったと思います。
無事ネットに治まった魚体を見て、しばらく放心しました。

200707280838000_2 200707280839000 200707280839001

メジャーを当ててみると、ざっくり35センチ。
叉長なんで、もうちょっとあるかも、ってところ。
大体のレンジでいいので、35センチで十分。

ヒレは、きれいにピンピンです。
B-ひでさんともコメントでやりとりしましたが、ほんとサイズよりもそこが大事。
うっすらとパーマークもあります。

川ん中にペタんと座ってしばらく眺めた後、帰宅時間が迫っているのに気づいて慌てて写真を数枚撮りました。
ぬれた手で携帯つかってあーでもないこーでもないと写真を撮りながら、初めてデジカメが欲しいと思いました。

***

結局、慌てて退渓し、普段ならTシャツ替えたりタックルをきれいに仕舞ったりするんですが、ウェーダーだけを脱いでタックルを放り込んで帰宅しました。
帰りの車ではニヤーっとしたりドキドキしたり。

***

結局、この魚はここに前からいたんでしょうか?
ちょっとナゾが残ります。

まず、堰堤およびその下の落ち込み自体はそれほど大きいところではないです。
ここだけで果たしてこのサイズが暮らしていけるのかは疑問なくらいです。

でも、この堰堤の下流部にもいくつか堰堤があり、本流からの遡上は難しいと思います。
この線も消える。

上流にあるマス釣り場から落ちてきたというのも考えられます。
ただ、このマス釣り場、いわゆる観光マス釣り場なのでニジマス中心だし、ましてやこのサイズのヤマメを入れていることは無いと思います。
しかもこんな立派なヒレの固体が流されてすぐ、という気はしないのです。

だとすると、さらに上流部にいたネイティブ/稚魚放流/成魚放流いずれにしてもコンディションの良いのが流されてきたのかな、と予想しています。

***

さて、ホームパーティ用の食材ですが・・・

なんか、畏れ多くて、この魚を持って帰って食う気にはなれませんでした。
ですので、同じ場所にリリースしてきました。
きっと今ごろメーターオーバーになっているはずです。

結局、食材はゼロ。
しょうがないから、友人宅近くの駅前でコロッケを5個ばかり買って手土産にしました。
役立たずだボケナスだと罵られて、ヘラヘラしていました。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2007年7月 | トップページ | 2007年9月 »