ヤエン雑感
とりあえず、先週日曜に初めてヤエンをやって、気づいた点を書いておきます。
主に、S君や現場のエキスパート風の方々から教えてもらったことです。
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まずはタックルから。
俺は5.3メートルの遠投磯竿5号にナイロン4号を巻いたタックルでやりました。
まず竿ですが、イカがアジを抱いた後の違和感とかを考えると、もうちょっと、いや、もうかなり柔らかいのが良さそうです。
入門書とかWebサイトには1.5号から2号くらい、と書いてあります。
普通のリールでもちゃんとドラグが効くんであれば問題は無いです。
ただ、リールは、ドラグ調整が頻繁にあるんでリアドラグのヤツとか、クラッチを切るとドラグフリーになるようなヤツが使いやすいと思います。
あくまでも、Nice to haveレベル。
リールは、ドラグ音がでかい方が、離れたところでエギやってたりしている時にアタリがあると気づきやすいんで便利です。
が、ラインにかけておいて、ラインが出だすと鈴が鳴ったりするものもあるようなので、そういうのを使うのも手ですね。
アジを自然に泳がせるというのなら、細いラインがいいでしょう。
でも、根ズレはあると思うので、PEはやめた方がよさそうですね。
さらにアジを潜らせる、ということを考えると、フロロがよさげです。
入門書とかWebサイトにはフロロで1.5号から2号くらい、と書いてあります。
アジをつなげるための針ですが、ファンタジスタS君はヨリモドシの付いた針を使っていました。
あとはヤエン。
これはポイントによりけりでしょうが、俺が使っていたのはYOZURIのMサイズってヤツでした。
そうそう、夜釣りだと、竿先にケミホタルのようなものをつけておくと動きがわかってモチベーションが保てます。
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S君、買ってきたアジはスカリに入れて生かしていたみたいですが、今回からブクブク(エアーポンプ)を発泡スチロールのクーラー?に入れて生かしていました。
容器のサイズですが、活アジは、1匹1リットルくらいの海水があればOKとのことです。
今回、まず2人で10匹、その後6匹、4匹と買い足していったので、その計算だと10リットル入る容器があればいいわけですね。
でも、エサを買うところが遠いとかだと、まとめて買うことになると思います。
その場合は、容器の大きさを考えないといけませんね。
夜釣りをするんだったら、アジを生かしている容器にケミホタルのようなものを入れて、真っ暗にはしないそうです。
暗くしてしまうとアジが暴れて(?)元気が無くなるとのことです。
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さて、釣りの手順について語りましょう。
語るね、俺も。
道糸の先に針を結びます。
セッティング、これだけ。
アジのゼイゴに幅1センチないくらいで針を縫います。
で、まずアジを手前で泳がせてみて、元気良く潜っていくかチェックします。
キャスト後に回収した際に、泳がせてみて元気がなかったらアジチェンジですが、そこそこ元気があるならば、まだ使えます。
元気あるけど潜らないような場合は、胸ビレをちょっとカットすると良いらしいです。
さて、キャストしたらベールを起こしたまま(もしくはドラグをユルユルにして)ちょっとずつラインを送りながらアジを潜らせます。
アジの動きが止まったら、ベールを起こしラインを張って、ピクピクしているのを確認したらドラグをユルユルにして置き竿にします。
竿立てなどは、できるだけ竿先とラインの角度が一直線になるようなのがあればいいと思います。
特に風が強いと、ラインがフケてそれにアジが引っ張られてしまうので。
こないだは日の出以降風がかなり強くなったのですが、そんな竿立てなんか持ってないんで、手持ちで竿先を海面につけるようにしてやっていました。
すげえ重かったっす。
ここで、ちょっと待って何も起こらなかったらメシ食ったりタバコ吸ったりエギのタックルをセットしたりストロベリーなメール打ったりして待ちましょう。
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さて、アタリは前触れもなく現れます。
ほんとは、竿先なんかを見てると、ピクピクとしてたのが止まるのがわかるそうです。
そういう意味では前触れあるやん。
突然、ラインがジーッジーッと鳴り出します。
アオリがアジの頭部に襲いかかり致命傷を与えた後に(この状態がいわゆる横抱き)、その場で食おうとすると他のアオリに横取りされてしまうらしく、とりあえず安全なところまで持っていって食う(抱きなおし)らしく、そのときの音だそうです。
音がしなくなって、大体アジの頭を食い終わったくらいに(これは3分から5分と言われています)次のアクションに移ります。
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よく入門書なんかにあるのは、そこからイカを寄せてきて、ラインの角度が45度くらいになったらヤエン投入、というものです。
が、S君が現場の人に以前教えてもらって、俺に教えてくれたのは、沖掛けという方法です。
いきなりヤエンを投入します。
ラインをつかんでヤエンをセットしたらヤエンをすべらせます。
ラインをつかんだ手を離したら糸フケを巻き取り、スプールに手を添えて一旦ゆっくりと竿を立てます。
この後は、スプールを押さえて竿をゆっくり立てる→竿を倒しながらラインを巻く、の繰り返しです。
S君は水中に漂うコンビニビニールをゆっくり寄せるような感覚で、と言っていました。
コンビニじゃないとダメなんかい、スーパーのビニールじゃダメなんかい、とツッコんでみましたが相手にされませんでした。
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時々アオリがグワーっと走るので、そのときは走らせます。
結構テンションがかかっているときにグワーっと走ってもその後軽くならないようでしたら、ヤエンが到達してかかっている可能性が高いらしいです。
が、かかっていないことも多い。
この辺の、どこで勝負に出るか、というカケヒキが緊張しますし楽しいところだと思います。
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とりあえず、ある程度寄せてきたあたりで勝負に出ます。
ココロモチ緩めにドラグを締めて、竿を立ててリールを巻きます。
あとはエギと同じでアオリを浮かせてしまえば(ただしヤエンがかかっていることが前提)取り込むことができます。
もし途中ではずれてしまったりしたら、その場で3分くらい待つと、かなりの確立で抱きなおすらしいです。
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しばらく待ってもアタリが無いときは、竿を立ててアジがピクピクしているかどうかチェックします。
場合によっては、一旦回収してアジの元気を見てから再投入もします。
アタリが無い、すなわち走らないのにアオリが抱いていることもあります。
アジを回収しようとゆっくり寄せてたら、なんか違和感があるのです。
で、アジが表層に出てきたらアオリがいて、向こうも焦ったみたいですぐアジを離してしまいました。
そういう意味では、怪しいときはとりあえずヤエンを投入するのがいいみたいですね。
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こんな感じの雑感ですが、お役に立てれば。
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