ヤエン汁 調査編
こないだ、釣具屋に行って小物を買い、レシートを確認するとポイントが5000円分くらい溜まっているわけです。
そうなると、ムズムズして何か使いたくなってくるわけです。
何を買おうかなあ、と思って考えていたんですが、20000円くらいのものが15000円になったからと言ってもキモチ的には高額な金がかかった感が強いわけですよ、これダメ。
つーわけで、5000円から10000円くらいで、すなわち持ち出しが5000円くらいまでで何か「使える」ものがあればいいなあ、と思い、決定したのが「ヤエン用リール」です。
***
ヤエンの場合、普通のフロントドラグのスピニングリールがあれば、十分釣りになるわけですよ。
ただ、ドラグをフリーにしたりちょっと締めたりの操作が結構頻繁にあるんで、これが瞬時にできる機能、ファイティングレバーとかリアドラグなど、があると便利です。
快適さだけの問題ではなく、例えば急に走られた場合に、瞬間的にフロントドラグをガリガリガリーって緩めることは難しいし、そういう意味でも便利なんです。
もちろん、磯釣りでは一般的なレバーブレーキってのも有効なんですが、あまり候補には考えていません。
いやね、ホントに便利が必要かって言われたら曖昧な半笑いなんですが、一旦火がついてしまうと動かないと気がすまない典型的な博多気質の俺はもう動きだしたわけです。
***
というわけで、ネットだけではなく、店に行ってモノを触ってという足を使った調査の結果をお伝えしてあげようではないですか。
もちろん、あくまでも俺の主観に頼る部分が大きいので、このエントリを基に何か意思決定を行ったのにアオリが釣れなかったりしても俺は一切知ったこっちゃないんで、そこんとこヨロシク、ここんとこゴブサタ。
まず、「価格」ですが、俺が見た店での売値です。
定価とかではないのでご注意ください。
もしかしたら特売だったのかもしれないし。
どこの店か知りたい、とかあったら個別にメールください。
「逆転音」とは、ドラグをフリーにしたときのスプールの逆転音の大きさ、すなわちアジをイカが抱いた際に耳に飛び込んでくる音の大きさとなります。
これが大きいほど現場で居眠りしやすくなります。
調査方法は、ドラグをフリーにして、指でスプールにイキオイをつけて回す、という原始的なものです悪かったな。
俺様に大きく聞こえたら合格、俺様にあんまり聞こえなかったら失格というわけです。
固体差もあるでしょうが、気にしない気にしない。
「クラッチ」とは、ドラグをフリーにした後、ハンドルを回した際にファイティングレバーが戻ってドラグが効くのか(オートクラッチ)、ハンドルを回してもドラグがフリーのままなのか(マニュアルクラッチ)、ということを表すもので、ダイワのサイトでの表現を使用しています。
では、見ていきましょう。
1) ダイワ 「バトルゲーム3050 アオリ」
価格:9500円前後
逆転音:やや大
クラッチ:マニュアルクラッチ
2) ダイワ 「アオリマチック夜光3050」
価格:7500円前後
逆転音:やや大
クラッチ:オートクラッチ
3) ダイワ 「アオリマチック 3050」
価格:6000円くらい
逆転音:やや大
クラッチ:オートクラッチ
4) シマノ 「エアノス XTL アオリ C3000」
価格:6000円くらい
逆転音:中
クラッチ:マニュアルクラッチ(?)
5) シマノ 「エアノス XTL アオリ 2500」
価格:6000円切るくらい
逆転音:やや小
クラッチ:マニュアルクラッチ(?)
6) TICA 「SPORTERA SR3507」
価格:5000円
逆転音:小
クラッチ:オートクラッチ
7) 上州屋オリジナル 「SW20」
価格:2980円
逆転音:大
クラッチ:オートクラッチ
・総評
俺のヤエンスタイルは、ファンタジスタS君を家元とする神奈川ファンタジスタ流です。
ドラグをフリーにしたまま、スプールを手で押さえてロッドで寄せてきて、アオリが走ったら手を離して対応する、というスタイルです。
そういう意味では、ハンドルを回してもメインドラグが効かない方マニュアルクラッチの方がやりやすいと思うんで、1)か4)か5)が候補となります。
ただ、ハンドル回すとメインドラグが効きだすオートクラッチだとしても、メインドラグそのものをユルユルにしておけば、今やっているフロントドラグのスピニングとほぼ同じような使い方でファイトできるので、許容範囲だとは考えています。
いずれにしても一発でドラグフリーにできるってのはありがたいです。
アジをキャストしてすぐフロントドラグをギリギリギリと緩めていって、気がついたらスプールが落ちたりしないっすもん。
夜中にカランカランと響き渡るスプールの転がる音は哀しいっす。
メインドラグそのもの効き(ドラグが効いた段階での、クリック幅とか)はチェックして
ないです。
この辺は値段相応かと思います。
というわけで、個別製品にコメントします。
ダイワの1)は値段も最高峰だけあって、各項目ソツ無い感じです。
見てくれも悪くないですし、機能的にも十分。
あとは他の製品とのコスト/パフォーマンスのトレードオフです。
ダイワの2)と3)はオートクラッチではありますが、やはりソツ無い製品です。
ただ、3)はちょっとプラスティック丸出しで安っぽく見えます。
シマノの4)と5)はいわゆるクラッチが付いているのではなく、レバーを使ってドラグフリーから設定値まで無段階にドラグが調節できるというものです。
だから上記にはマニュアルクラッチの後に(?)が付いています。
これいいかも。
ただ、やや音が小さい、特に2500。
これ、4000番もあるんですが、ちょっとでかくて使いづらいかな、という印象です。
TICAの6)、現物を初めて見ました。
ヨサゲではあるんですが、逆転音がとても小さいです。
あと、メインドラグがフロントです。
TICAのリール、弓角で使っているのですが、贅沢なベヤリングの数とかニッチでインディーな姿勢とか、結構好きなんですよねえ。
ちなみに店には4507ってのもありましたが、でかすぎっす。
上州屋オリジナルの7)。
最初、製品にはSW20としか書いておらず、さらに値札やプレートもなく、ポツンと置いてありました。
店員に聞いてみると「ええっと・・・・じょ、上州屋のオリジナルです」だそうです、ほんまかい。
これ、安物好きの俺やS君にとっては案外大穴かと思います。
音もでかいし。
メインドラグはフロントです。
***
とまあ、こんな感じで盛り上がってきました。
先週木曜金曜くらいになってくると、例のごとく、S君や宿敵Tと「週末のご予定は?」というメールが飛び交います。
俺は4/12の週末はバアサンの一周忌と別のバアサンの四十九日で帰省し、翌週もすでに予定が入っているため、この週末を逃すと釣りに行ける週末は4/26の土日になってしまうという状況でした。
結局宿敵Tは予定が合わないのでS君と予定をツメます。
S君は日曜の午前中比較的早い時間までなら行ける、と言ってきます。
俺自身は渓流に行きたいなあと思っていたのですが、急に脳みその中にヤエン汁がブンピツしてきました。
ここで海況を見てみると、ここ数日水温16度をキープしているみたいですし。
しかも大潮。
キてる、これキてるよ。
もう、ヤエン汁でツユダクです。
というわけで、日曜日0時ピックアップで出撃することになりました。
つづく!
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コメント
参考になりますた。m(_ _"m)
オイラもエアノスを筆頭候補にして見て来よう。(笑)
投稿: まこ@釣庵 | 2008/04/10 00:10