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2008年5月の24件の投稿

2008/05/31

第6回トライアスロン:ラップアップ

土曜は雨ですね。
明日は天気いいみたいなんで、どっかに出撃します。

さて、先週水曜のトライアスロンをまとめます。

***

先週、月曜から東北に出張していました。
予定は月曜火曜と仕事をして、水曜は予備日となっていました。
要は火曜に戻ってこれたら水曜は特に予定が入っていないという状態になるわけです。

そういうわけで、遊び呆けて食い倒れていたように見えますが、昼間は鬼気迫る勢いで仕事をしてきました。
で、なんとか夕方の新幹線に乗ることができ、トライアスロン決定です。

***

当初の計画では、4時までアオリ、8時まで渓流、シメは10時のサバ船(ライトルアー船)というつもりでした。
で、前日に船宿に電話で予約をしてみたら、水曜のライトルアー船は6時しか出ないとのことでした。

というわけで、アオリの調子次第でサバ船にするか、アオリを延長して渓流にするか決めることにしました。
いずれにしても、トライアスロンなので、できるだけ種目を増やしたいところです。

***

23時くらいに家を出て、まずはアオリポイントに向かいます。
すると高速に乗るときにフライマンHN氏からメールです。

なんと俺が向かっているポイントにいて、先ほどエギで一杯上がったとのことです。
写真を見るとケンサキのようです。
速攻で電話をして場所をキープしてもらいました。

***

ポイントに到着し、0時半にヤエンでスタートです。

今日は、釣庵まこさんのところで評判が良さそうな「ヤエンストッパー」を初めて使っています。
これは、アジ針の5センチ上くらいにつけておくと、ヤエンのメガネが通過した後に戻らないようにできる円錐型のものです。

一投目、15分くらいでいきなりアタリがありました。
聞いてみるとあまりサイズは良くなさそうなので、慎重に寄せます。
ところがヤエンが到達していなかったのか、手前で放されてしまいました。
ヤエンストッパー、ダメやん!< 違うって

ただ、ほんとに目の前だったので、速攻でヤエンをはずし、食いかけのアジを投入して
手持ちスタイルでちょっと待ちました。
するとググーっと重くなります。
初の抱きなおし成功です。

F1000050

なかなかサイズのケンサキでした。
まあ、アオリにしては引かないわけです。

***

この日はエサのアジが小さく、それに伴って泳ぎが悪いのか、イマイチ釣りにくいです。
結局その後はHN氏にもアタリはなく、3時半近くになりました。

ここで、薄明直前の3時45分から二人ともフレッシュアジに変えて掃討作戦を決行することにしました。

すると4時ちょっと前にHN氏にアタリです。
見事に400グラムくらいをゲットしました。
HN氏、ヤエンでは初のゲットです。
嫉妬で狂いそうでした。

さらにHN氏にでかいアタリです。
やりとりをしている間に俺にもアタリが来ました。
確変開始です。

結局、HN氏はバラしてしまい、抱き直しもしませんでした。

で、俺の方を寄せるとゲットです。

F1000051

速報にはアカイカと書きましたが、ケンサキでした。
つか、アオリじゃないんかい!

そこでアジが尽きました。
この時点で4時半過ぎです。

このままアジを買い足して、ゴールデンタイムをやればきっと巨イカが釣れるはずです。
かなり迷いましたが、トライアスロンであること、さらに土産のサバに期待する人々が結構いるので、泣く泣く移動することにしました。

その後HN氏もアジを買い足さず、満足して帰宅したそうです。

***

というわけで平塚に着くと平日早朝にもかかわらず、サバ船は満員でした。
結果は45センチオーバーを含む15本くらい、しかもほぼマサバが釣れました。

ですが、やはりライトタックルでサバをやるので、満員の船ではオマツリがすごいです。
巻き込まれてラインがからまり、相当待たされるわけです。
ちょっとその辺は船宿さんも考えてほしいと思います。

***

サバ船を終え、お土産も確保したし疲れたしで、カンツリにでも行こうと速報を出しました。

とりあえずメシを食い、高速に乗るためにR129を厚木に向かっていると猛烈に眠くなってきました。
これは危険だと判断し、釣具屋の駐車場に車を入れて、仮眠を取りました。

目が覚めると12時ちょっと過ぎです。
なんか、頭が冴えています。

というわけで、カンツリは中止、急遽丹沢に船首(船かよ!)を向けました。

***

今日は時間が無いし1時間半も歩きたくないので、新ホームグラウンド候補には行かず、駐車位置からすぐに入渓できる小渓流に行きました。

ニューロッドの丹沢初デビューです。

それにしても水が少なく、コケもあってイマイチな感じです。
とりあえずは淵とか堰堤周辺の水量の多いところをメインに撃っていきます。
たまにチェイスはあるのですが、あまりサイズは大きくなさそうです。
この渓自体、平均で18センチくらいではあるんですが。

いずれにしても、チェイスはあるけど食わせきれないという状態です。
どうも頭はスッキリしているつもりですが集中力はかなり落ちていたみたいです。
かつ、体はやっぱり疲れていました。

で、この日は沈しまくりでした。
幸い、深いところや危険なところではなかったので、ツメ剥いだりロッド破損したり、腰を強打したりすることはなかったのですが、3回くらい転んでビショ濡れでした。

さすがに3回転倒すると、これは危険だとやっと気づき(遅っ!)、退渓することにしました。
まあ、怪我がなくてよかったです。

***

というわけで、結果です。

  1. イカラウンド
    アジ5匹 2ヒット2ゲット ただし ケンサキイカ
  2. オフショアラウンド
    サバ15匹、キープ6匹
  3. 渓流ラウンド
    ノーヒットノーゲット 転倒3回

まあ、今までのトライアスロンからしてみると、「こんなもんでしょ」って感じでしょうか。

が、やっぱり楽しい。
自分で命を削って遊んでるのが実感できるときってのは、相当楽しいです。

疲れたまったら明日から仕事大丈夫かなあ、とかの「明日の苦悩は明日に任せる」ってのが快楽主義の原点です。

そういう意味ではトライアスロンってのは辛くて楽しい快楽の源なんです。
今後もやりまっせ。

***

帰宅して、いつものようにサバ料理です。
シメサバ、胡麻鯖サバ茶漬、どれもうまかったです。

タックル洗ったり、魚さばいたり、色々やって、サバを食って酒飲んで、風呂に入った時点で電池が切れました。
もう何やってるかわからない状態です。

半分寝ながら30分かけて体を洗い、半分寝ながら30分かけて戸締りをし、なんとかベッドに転がり込んだ時点で真っ白に燃え尽きたようで、記憶がありません。

木曜からはハードな仕事だったんですが、さすがにキツかったっす。

以上です、キャップ!

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2008/05/29

taspo

俺は「呑む撃つ吸う」の三拍子そろった不健康優良児です。
まあ、撃つのはヤエンですが。

ちなみに「服む射つ吸う」になると、とってもアウトローになるので注意が必要です。

***

で、東北にいるときなんですが、夜、酔っ払ってホテルに戻ってきました。
タバコが切れてたんで、ホテルの自販機に買いに行くと、最後の最後に「taspoをかざせ」と叱られるわけです。

そうなんです、東北は3月?からtaspoが施行されていて、自販機でタバコを買うにはこれが必要なワケです。

フロントに「taspo持ってないから売ってくれ」というと、ダメだと。
俺クラスの童顔になると、kidと同級生に見えてもしょうがないとはいえ、チェックインのときに年齢確認しとるやろが!
と3分くらいクレームをつけたんですが、先方も譲りません。
かなり、厳しくレギュレーションが効いてるみたいですね。

しょうがないんで、ホテル近くのコンビニとかを尋ねると、この時間だとかなり遠くにしかない、とのこと。
結局翌朝に駅のキオスクに買いに行くまでタバコを吸えませんでした。

***

東京は7月からですが、油断は禁物です。
特に東北に行かれるかた、注意してください。

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第6回トライアスロン:行方不明

途中から行方不明でしたが、昨日、無事トライアスロンは終わりました。
結局、サバ船終了時点に思い描いていた内容を大幅に変更して、かなりハードなものになりました。
詳細はラップアップで。

Joe

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2008/05/28

第6回トライアスロン:サバラウンド

サバ船終わりました。
マサバばかりでしかも特大サイズが沢山でした。

今から渓流に行く元気は無いので、ゆっくりとカンツリでフライでも振ります。
風俗ハシゴかよ!

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第6回トライアスロン:イカラウンド結果

サバ船が6時しかなく、泣く泣く04:30に移動開始。

F1000051

マズメのプライムタイムにアカイカ?ゲット。

イカラウンドはアジ5匹で2ヒット2ゲットアオリ0でした。

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第6回トライアスロン:イカラウンド

東北出張から帰宅してタッチアンドゴーでトライアスロン出撃です。

F1000050

ヤエン一投目でケンサキ?300グラムゲットです

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2008/05/27

食って食って、食われて、食って

さてさて、今日の(正確には昨日の)ランチは名物と言われる冷たい肉そばでした。
F1000049
なんつーか、ラーメンみたいにちょっと脂っぽいスープ、でも冷たいヤツにソバが入っています。
具としては、ネギと鶏肉のチャーシューっぽいヤツです。

今までの俺のカルチャーにはない食い物で、なんともコメントのしようが無いんですが、うまいかまずいかって言ったら、かなりうまいです。

量もGoodでした。

***

で、仕事をして、夜は宿近くで宴会です。

一日に一組しか客を取らないという創作和食の店です。

笹竹のアブリ、オコゼの肝をはさんだレンコン、タコの卵にジュンサイ、岩牡蠣、米沢牛のユッケ、ノドグロ(アカムツ)の皮だけを炙って身は生のままのヤツ(ヤツって何だよ)、米沢牛の炙りに山山椒ソース、マグロヅケのご飯にハッカクの澄まし汁というコースでした。
さらに、プレミアムな日本酒を含んだお酒は適当に自分で飲んでください、というスタンスで、7人で4万円ちょっとという格安驚愕のお値段。

また来ることがあったら是非行きたいでございます。

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2008/05/26

山形新幹線

今、新幹線は福島を過ぎ、山形新幹線になりました。

以降、山肌や民家の横の山道を延々徐行しています。
徐行ってほどでもないですが、人の顔が見れたし、さっきは線路脇の墓の文字が読めました。

おそるべし、大東北!

それにしても新幹線から見える範囲で美味そうな渓がうようよっす。

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2008/05/23

ヤエン汁 僭越ながら・・・

先ほど、おなじみ釣庵まこさんから、ちょっと前のエントリにコメントをいただきました。
まこさん、最近かなりヤエン汁が出ているみたいで、ヤエンに関してのご質問でした。

で、返信を書いていたんですが、結構長くなってきたんで、こりゃあ良いネタができた、と急遽エントリすることにしたわけです。

***

それにしてもまこさんには当ブログ発足間もないころから3年と4ヶ月、ものすごくたくさんのアドバイスをもらい続けてきているわけです。
そりゃあもう、俺にとっては通信教育の先生なわけです。

どれくらいお世話になっているかと言いますと、当ブログをキーワード「釣庵」で全文検索してみると、このひとつ前のエントリまでで、45件ヒットです。
ちなみに、ここ1年で実際にお会いしてたくさん実地指導をしてくださっている鬼軍曹こと部隊長さんが35件であるわけですから、そりゃあすごい数字です。
まあ、キーワード「ファンタジスタ」は68件、「チャンネエ」に至っては72件なんすけどね、生まれてすみません。

少なくとも、このブログ発足当初はエギと湾奥ドブフッコとメバルをちょっとだけしかやらなかったのに、いつの間にか色んな釣りをやっています。
そのきっかけとか参考になったのが、「釣庵」なわけです。
まこさんのエントリを見て、この釣りやってみよう、とか、何か始めるときにはまこさんとこにエントリあったなあ、とか。

そして実際に新しいことをやってみて、ブログにエントリしたときには、実に的確なアドバイスをくださるわけですよ。
まあ、そのアドバイスをほとんど活かせないわけですけどね、ダメなボクチン。

さらに、今だにこのブログに来ていただく方の相当数が釣庵さんからのリンクだというのもありがたい事実です。

そういう意味で、今回もベッカム似という最高の賛辞を浴びせようと思い、フと「ベッカム」で全文検索してみました。
トータル11エントリで、複数人をベッカム似に認定したケースもあるのですが、

1位:3票 まこさん
1位:3票 ダイワ精工
3位:2票 部隊長さん
3位:2票 kid
5位:1票 MANI-HANAさん
5位:1票 ファンタジスタS君
5位:1票 全員

という結構狭き門で、堂々の1位を獲得しているわけです。

***

さて、お約束の長いマクラになってしまいましたが、要はですね、俺がまこさんに、しかも釣りに関してアドバイスやらをノタマウとは笑止千万、僭越の極みなわけですよ。

しかもエラそうなこと言いつつ、俺のヤエン歴はほんの半年くらい、はずかちー。

が、まこさん以外でも、このエントリを読んでちょっとでも得るものがあれば幸いと思い、エントリすることにしました。

***

さて、さて、10 (Ten) Colorsすなわち十人十色だからテンカラと言いますが、ヤエンも人によってそれぞれやり方があります。
八演と書いてヤエンって言うくらいですから(大嘘)。

しかも俺の場合、神奈川ファンタジスタ流に少ない経験値を加えただけなので、かなり偏った方法かもしれません。
鵜呑みにすると、火傷するぜ、ハニー!

というわけで、いただいたコメントを引用する形で話を進めます。

***

> ドラグのセッティングってどんな感じでしょうか?
> レバーを左に倒した時にズルズルは分かるのですが、
> 右目一杯の時にどの程度の強さにする物でしょう?

俺の場合、リヤドラグ(リ「ア」ではない)は、一番左、すなわち一番緩い状態にしています。
で、釣りをしている間にリヤドラグを触ることは無いです。

キャストするときは、レバーを真ん中から右よりにします。
で、キャストが終わったら、すかさずレバーは一番左に。
イカが抱いて寄せてくるときは(方法は後述)一番左と真ん中の間くらいで調整しながら少しずつ締めていく感じです。
で、イカが見えて、ヤエンがかかっているのがわかったくらいでレバーを真ん中より右よりにする、って感じです。

もし、レバーを一番右にしてもドラグが出るようなデカいのがかかったら、そのとき初めてリヤドラグの出番かな、と思っています。
まあ、このリールでイカとファイトしたのはたったの2回だけなんですけどね、ギャフン!

***

> あと、最初に抱いた時に走るんですよね?

これは走るとは限りません。
走るケースもあるし、走らないケースも多々あります。
先週末なんて、俺とS君でトータル4回のアタリのうち、走ったのは1回もありませんでした。

イカがアジを抱いて走るのは、周りのイカにエサを横取りされないために離れたところに持っていくから、と言われています。
俺がイカに聞いたわけじゃないし、ホントかどうかはわかりませんが、この説が正しいとしたら、周りにイカがいなければ、あるいはイカがいなくても目立たないようなところだったら、走らずにその場で食いだすんじゃないでしょうか?

そういう意味では、俺やS君のホームグラウンドはやっぱりイカ影が濃いのか、かなりの確率で走りますし、先週行ったところはそれほどでもないのかな、と思っています。

アジがゴキゲンに動いているときは、竿先がずっとピクピクしています。
アジが突っ込んだりしてジーってドラグが出ても、イカが抱いたのでなければしばらくしたらまたピクピクになります。
(なんで、夜釣りは竿先にケミホタルを付けます)

で、実際にイカが抱いて走らなかったときのアタリですが、竿先のピクピクが止まって、ゆっくりと微かにオジギしたり、ジジとごく小さくドラグが鳴ったり(専用リールはこの辺が敏感に音出ます)、たるんでいたラインがゆっくりと張ったりします。

まこさんの場合、1.5号の竿とのことですので、アジの動きか違うか明確に出るのですぐわかると思いますよ。

竿先のピクピクが止まったときは、ネガカリの可能性もあるし、アジが疲れてしまってピクピクする元気がなくなっている場合もあるので、その時点で竿をゆっくり立てて聞いてみます。

その聞き方ですが、ファンタジスタ流は、ドラグユルユルのまま、スプールを手で押さえてゆっくりと竿を立てます。

もしアジが止まっただけだったらピクピク感が伝わりますし、ネガカリだったらガッチリわかります。
イカが抱いていたら、突然走ります。
そのときはスプールに添えた手を離して走らせるわけです。

***

> で、止まったら巻いて寄せると思うのですが、
> その時のファイトはレバーは使うのですか?
> それともある程度のドラグテンションをキープでレバーは固定ですか?

このあたりがまさに人それぞれなんですが、もし走った場合、じっくりと3分とか5分とか待ってから寄せに入る人もいるし、速攻で寄せに入る人もいる、場合によってはすぐにヤエンを投入してから寄せる人もいるわけです。

まず、ファンタジスタ流家元は、変化があったら、すなわち走ったり竿先が止まったりしてイカの抱きを確認した段階で、ほんのちょっとだけ寄せ、すぐにヤエンを投入します。

俺も最初はわからないんで、言われるままにそうやっていたのですが、一時期から大体4分前後待つようになりました。
で、待った後に寄せてこれる感があったら(イカが根にもぐったりしてなかったら)、わりと早めにヤエンを投入していました。

が、春が来てホームグラウンドの海藻がものすごくなり、走らせていたらすぐにもぐられてしまうだろうから、今後は即寄せをして適度なタイミングでヤエンを投入しよう、と考えを改めました。
元に戻ったわけです。

まあ、考えを改めただけで、ホームグラウンドではまだ実践はしていません。
ここ最近ホームグラウンドではアタリがありません、ありがとうございます。

とりあえず、自分なりのガイドライン(実践の結果じゃなくて、今後の自分なりの方針)としては、

  • 海藻が多いところではイカの抱きを確認したらすぐ寄せに入って、ある程度浮いてきた感があったらヤエンを投入する
  • 海藻が少ないところではイカの抱きを確認したら比較的早めにヤエンを投入する

と考えています。

ホームグラウンドでは海藻を避けるために早めに浮かさないといけない、ってのが理由のひとつです。
あと、俺らが使っているヤエン、メーカー品ではなくて釣り具屋に売っているご当地ものですごく軽いものです。
そのため、早めに投入してもイカに違和感与えにくく、自重で海藻にからんだりしにくい、ってのが2つめの理由です。
そういう意味で、基本的には早寄せ、沖掛けとなります。

さて、ご質問のファイト中のドラグの強さです。

ファンタジスタ流の場合は、上記のように最後の最後までリールでは寄せません。
まず、イカが抱いたときは、フリー(レバー最左)のまま、スプールを手で軽めに押さえて竿をゆっくりと立てて(あるいは横手前に持ってきて<スウィープフッキングのように)寄せます。

このときのイメージは、S君に言わせると「水中のコンビニビニールをゆっくりと寄せてくる感じで」だそうです。
ジワーって感じです。

あまり引っ張りすぎると、イカが走りすぎます。
ちょっとずつ寄せ幅を多めにして、どのくらいの幅でいいか見極めてください。
俺?もちろん見極められないっすよ。

で、ヤエンがかかっているかどうかわからない間は、竿を立てたらゆっくりと竿を寝かせて、その際にリールで糸フケを巻き取ります。
(ですのでマニュアルクラッチが良いわけです)

俺はこの時点で、ちょっとずつレバーを右に倒していって、イカが気にせず引っ張れる間は段々と締めていきます。
が、イカの走りが激しくなったと思ったら、また戻したりします。
結構頻繁にいじりますよ。

この辺のサジ加減は、なんつーか、言いにくいんですが、そのときの感覚です。
すみません。

そんな感じであくまでも竿で寄せてきて、ラインの角度が急になってきたら竿を高く掲げたり、緩めたりでヤエンをイカにかけます。
とは言っても、うまくかかったかどうかわかんないんですけどね、確証ないし。
一応、コツンって感じはあるんですよ。

一応の目安ですが、そこそこレバーは真ん中くらいまで来ててもまだイカが走って、それでもバレないならヤエンがかかっている可能性が高いと思います。

この、ヤエンがかかっているかどうかの見極めが多分に「腕」だと思うんですよ。
大胆にいくと離されるし、慎重にやりすぎると根に潜られたりするし。

ヤエンの一番面白い瞬間ですね。

もう、覚悟を決めた時点でレバーを真ん中くらいまで持ってきて竿を立て、ここからはじめてリールで寄せます。
ただし、イカが急激に走ったりするとヘタレな俺はまたレバー戻したりしちゃうんですけどね。
じっくり慎重にファイトしているときは、ヤエンを入れた後もイカが水面に現れるまでリールの寄せをしないこともあります。

人によってはこのあたりでアワセを入れたりしますね。
弱腰なファンタジスタ流はアワセませんが。

イカが水面に現れたとき、もしヤエンがかかっていればそのまま付いてきます。
この時点でイカの大きさに合った適度な強さレバーを調節してもいいと思います。

もし水面に現れたとき、ヤエンがかかってなかったらイカはすぐアジを離します。
そんときは速攻で回収して、ヤエンをはずし、頭無くなってるアジのまま、バラしたあたりに再投入します。
これで5割くらいはまた抱いてきます。

***

まこさんがどう思っているのかはわかりませんが、俺がヤエンをやってびっくりしたのは、ラインテンションはキープしなくて大丈夫ってことです。

エギの場合って、イカが抱いてフッキングしてからは、ラインを緩めるのってご法度じゃないですか。
ところがヤエンの場合、ヤエンがかかるまでは(かかってるかな、ってくらいまでは)、別にラインが緩んでいても大丈夫です。

たとえば、竿で寄せてくるとき、竿が立ったらポンピングのようにすかさず巻き取りながら倒す必要はないです。
竿が立ったら、竿をゆっくり倒してダラダラと糸フケを巻き取ります。

ヤエンを入れるときも、俺の場合は竿を置いて(バッグとかフェンスに立てかけることも多いですが)、竿先まで行き、ラインつかんでポチョンって感じです。

釣り場で話を聞いたオッサンによると、ラインが緩まっているときのほうがアジを抱いてるイカにとっては自然な状態だから気にしなくていい、だそうです。

***

さて、ダラダラと書いてしまいましたが、お答えになりましたでしょうか?
書きたいことはたくさんあったんですが、うまく順序立てて説明できずもどかしいです。

人様に説明するということは、自分のやり方を客観視するということで、それはそれで大事なことですね。
今、書いてて、自分で漫然と意味もなくやっているようなことが見えてきましたもん。

というわけで、また何かありましたらジャンジャン聞いてください。

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2008/05/22

東北遠征

来週、東北に出張になりました。

今まで東北って仙台日帰りしか行ったことは無いので、はじめての場所です。
なんとなく滞在先とかを調べていたら、結構近くに渓流があるみたいなんですよ。

ちょっとグラつきました。
週末に隣接したタイミングなんで、少し予定を組めば釣りに行けるかも!

が、現実はそう甘くありません。
まず、ウェーダーを含むタックル一式を持って新幹線で移動しないといけません。
さらに、どれくらいの場所にどういう川があって、入渓点や駐車スペース、入漁券をどこで買うか、などなど調べることは沢山あります。

そういうモロモロを考えると、今回は諦めることにしました。

「時間が無い」「情報が無い」・・・色々とイイワケはできますが、今回は命削る覚悟が足りないだけです。

まず今回は仕事をガッツリして、時々ここに出張できるようにします。
そして、次かその次の機会には、きっちりとリベンジしたいです。
つか、釣りもしてないのにリベンジって、負け慣れしすぎ、俺。

***

相変わらず仕事は6月半ばまでずっと佳境なんですが、ピンポイントで一日だけ休みが取れそうな感じです。

まだ実現していない春の大遠足をやりたいと思ったのですが、同行者の予定が経たなさそうです。

というわけで、1年ぶりトライアスロンをやろうかと思っています。
もし実現したら第6回トライアスロンとなります。

妄想中のプランでは、まず夜中にアオリをやってキロアップを連発。
薄明るくなる前に移動して、丹沢で尺ヤマメが入れ食い。
最後は西湘の浜で今年の弓角開幕戦か、トライアスロン恒例のシメの風俗としてライトルアー船で巨サバをゴマンと釣る。

こんな景気のいいこと考えています。

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2008/05/19

シーズン本格化?

さて先週末の話。

先々週末が雨で釣りに行けず(フライは行ったけど)、GWの余韻で渓流に行きたい気持ちが高まっていました。

が、それ以上に釣りに行けずに悶々と股間を押さえていた漢(おとこ)、ファンタジスタS君から
木曜くらいにお誘いが来ました。

実はS君、うちから徒歩10分くらいの多摩川河川敷のビニールシートハウス(違うって)に住んでいたのですが、このGWに10キロくらいあるところに引越しをしたわけです。
せっかくのGWは、一回だけ「カミさんとケンカしてキレて飛び出したフリして」(本人談)釣りに行きかけたけど、結局行けずだったらしく、もう暴発寸前とのこと。

で、ヤエン行きましょうとうるさいんで、日曜午前0時ピックアップで出撃しました。

***

S君の新しい家にピックアップに向かう車のフロントガラスには雨が打ち付けています。
まったくもってこのサゲチンが!と自分のことは棚に上げて呪いの言葉を吐きます。
が、ピックアップして高速に乗ったくらいには雨も止みました。

というわけで、いつもの現場に到着するとすごい車の数です。
そして釣り場に行くと、マジで今まで見たことの無い竿の数が出ています。
カンツリかよ、っていうくらい、5mおきにケミホタルが見えます。

春イカ本格化の噂が流れているみたいですね。
とてもじゃないけど、こんなとこに割って入る気がしないので、急遽移動を決意します。
移動先で活きアジが買えるかどうかわからないので、ホームグランド近くの釣具屋で1人4匹ずつアジを購入しました。

***

何せホームグラウンドでしかヤエンをやったことの無いウブなボクタンたちはどこでやるのか迷います。
結局、俺自身の実績はほぼ無いですが、ストックは多そうな大場所を選びました。

1時半に到着です。
現場にはエギ師が数名、ヤエン師が数名いますが、入れないことはありません。

一番端っこに入り、荷物を置いてまずはS君が投入です。
俺は隣のエギ師が探りながらジワジワと逆方向に移動しているので、それを待ち、ある程度のスペースができたら入ろうという考えです。

朝までに酔いを醒まさないといけないので、親のカタキのような勢いでビールと缶チューハイをたいらげ、スペースができた2時過ぎの時点で第1投です。
2回ほど投げなおしをしましたが異常ありません。

結局S君も俺もアタリが無く、俺としては4時過ぎに薄明るくなってきたころからが勝負だと考えて4時15分にアラームをかけ、仮眠に入りました。

***

4時ちょっと過ぎに「乗りましたぁ」とS君に起こされました。

なにぃ?と思って起きてみると、もうヤエンを入れたようで、ファイト中です。
このポイントは水深は結構あるのですが、海藻などのカラミはそれほどではないです。
(そういう意味では、イカ影はホームグラウンドの方が濃い?)
なので、じゅうぶん走らせて、慎重にファイトができるようです。

というわけで、4時15分くらいにS君、650グラムをゲットです。
2匹目のアジだそうです。
いきなりジーっと走ったりすることがなかったので、実はアタリに気づかなかったらしく、アジが泳いでいるかちょっと聞いてみたらなんとなく重かったので、寄せてみると抱いていたらしいです。

***

じゃあ俺も、と思って海面を見ると、すぐ目の前で俺のアジが腹を出して浮いています。
過労死です、気の毒です。
黙祷と敬礼の後、アジを投げ捨て(コラ)、次の決死隊を投入します。

モチベーションはアゲアゲです。

何度か投げなおしをした5時ちょっと過ぎ、何気なく見ていた竿先が止まりました。
もしかしたら、と思ってスプールをフリーのまま手で押さえてゆっくりと竿を上げてみると、ドラグが出ます。

来た!きた、キター!って生理じゃないんですからそんなに騒がずにS君に「来たよ」とクールに通告です。
思い返せば去年の12月中旬に部隊長さんと行ったとき以来のヤエンでのファイトです。

俺も速攻でヤエンを入れて、ジワジワと寄せます。
ついにモノホンのアオリと対戦することになったヤエンリールのドラグをかつ締めかつ緩めて(鴨長明風)対処します。
すげえ冷静、すげえクール。
そろそろかと思い、S君に「ギャフ、ギャフを用意してくれ」と目を剥いて要請します(全然冷静じゃない)。

***

F1000048

というわけで、今年初アオリは680グラムでした。
もちろん1.5キロの墨を吐いたので(定型文)、元々は2キロありましたが。

去年の年末以来のアオリです。
ヤエンに至っては去年の12月初旬以来です。

いや実は、速攻でシメてビニール袋の中に入れておいたのですが、写真を撮るのを忘れているのに気づいたんで、周りに気づかれないようにもう一度ビニールから取り出し撮影しました。
だから真っ白なんですよ。

***

さあこれで数はタイ、サイズは俺が勝っているという気分の良い状態です。

二人ともヤルキマンマンで竿先を見ています。
S君が4匹目のアジにチェンジしてしばらくして、俺の3匹目が周りのエサ釣り師に2回ひっかかったようでダウンしたので、4匹目投入です。

S君の最後のアジはかなり調子悪そうですが、望みを託して胸ビレカットで投入していました。
俺の方はビンビン元気です。

そして6時半ちょっと前に、何気なく見ていたS君のリールから「ジジ、ジジ」とラインが出ていました。
S君も気づいたようで、聞いてみるとやはり乗っていました。

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あまり引かない感じだったので小さいのかとおもいきや、なんと1030グラム、キロアップでした(撮影:ファンタジスタS君)。
ムキー!

やられた、今年初アオリに続き、今年初キロアップも家元にやられました。

***

アジがなくなったS君は、ソルトマンのタシナミセットからヒラメの泳がせ仕掛けに死にアジをつけて投入しています。

俺の最後のアジ、少し弱っていますが、胸ビレをカットしたらどうにか潜っていきますし、風や潮流も少し収まったので、最後の望みを託して投入します。

すると7時過ぎにこれまた「ジジ、ジジ」と微妙にラインが出ました。
さあヒットです。

最後の最後にドラマを演出、まさに千両役者です。
なんてステキ、なんて彫りが深い顔立ちなんでしょう。

神奈川ファンタジスタ流ですので、速攻でヤエンを投入し、寄せてきます。
が、なんと、結構手前(だが水深があるのでラインは出ている)で根ガカリしてしまいました。

ノー!
オー・マイルーラ!(なつかし)

結局、針とひん曲がったヤエンのみが回収されました。

が、慌てない。
こういうときは、速攻で投入すると半々の確立で抱き直しをするのです。
「S君、死にアジ、死にアジ!」と催促すると、「了解です、ちょっと待ってください」とヒラメの泳がせ仕掛け(死にアジだから泳がないけど)を巻き取りにかかります。

「・・・・根ガカリしました」

バカー!
このアンポンタンは、大事なところで根ガカリさせてやがります。
ものすごく竿をしならせていますが、回収不能なのは明白です。

***

というわけで、7時半過ぎ、終了しました。

結果は

S君:アジ4匹中、2ヒット2ゲット
俺:アジ4匹中、2ヒット1ゲット

となりました。

さすがは家元です。
つか、なんでしょうかねえ、あまり何も考えていないようですが、ヤツがバラすところってほとんど見たこと無いです。

俺はちょっと最後が尾を引いて完全に喜べない気分ですが、それでもゲットできたことは嬉しいっす。

***

さて、この日の、というかこの場所のイカは、アジを抱いて走りません。
竿先の生命感が無くなったり、ジンワリとラインが出るのがアタリのようです。

この場所は海藻が密集しているわけではないですが、そこそこ根ガカリポイントはあるようです。
そういう意味では、あまり早くヤエンを入れすぎず、ある程度イカを浮かせてからの方がいいかな、と思いました。
後の祭りですが。

***

結局帰宅したのが9時半過ぎで、釣具のメンテナンスをざっとした後、速攻でアオリをさばきました。

というのも、今まで俺はアオリの肝って食うことなかったのですが、こないだテレビで肝を刺身で食ってるのを見て、すげえ美味そうだったんで、今回は食おうと思っていたからです。

アオリの頭と胴を切り離し、墨袋より上を捨て、目の線より上を切り離しました。
肝はナンコツ(?)部分に覆われています。

これを輪切りにして、肝とナンコツのまま山葵醤油で食ってみると、うん、美味い!
たいていの肝は好きなんですが、これは美味いっす。
思ったより淡白ですし、しかもナンコツとのハーモニー(笑止!)がたまらないっす。

今まで何千杯(ウソツキ)と釣ってきたキモを全部捨てていたかと思うと悲しくて泪が出ます。
つか、なんで今まで食おうって気にならなかったんだろ。

***

というわけで、いよいよ春イカシーズン本格化を実感しました。

これからの1ヶ月から1ヶ月半、今年は遅れているからもしかしたらあと2ヶ月、ガッチリいきたいと思います。

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2008/05/15

シンキングライン

かなりの鉄火場です。
タイムリミットはあと13時間くらいになりました。
その隙をついてエントリしときます。

さてさて、先週末、時間的には土曜の夜から日曜の夕方くらいまでたっぷり時間があったので、釣りに行く気マンマンでした。
ところが天気が悪く、結局断念したわけです。

で、日曜の昼ごろ、雨も小降りになってきたんで、釣具屋に行った勢いでカンツリにフライ振りに行きました。

まずは気を落ち着けるために何匹か釣っておこうと、エッグやビーズヘッドマラブーにマーカーを使ってのルースニングです。
投げにくいし思いっきりウキ釣りだしってのもあり、釣れたら釣れたで結構すぐに飽きてしまいました。
この時点でツ抜けまでもうちょっと、ってくらい。

ちょうど雨が止んで、風が収まったタイミングなので、ドライに切り替えます。
それにしても相変わらずアタリがわからないっすね。
チャポって出るんですが、すぐアワセても乗らないし、じっくり待ってたらフライだけ浮いてくるし。
単にスレてて、フライを突いてるだけなんでしょうかねえ。
結局ドライでは5本くらいでした。

***

残り時間があと1時間くらいになったとき、ふとシンキングラインを使ってみようと思いました。
これは去年の誕生日にフライマンのHN氏が新品で買ってくれたWF-6 Type Iで、もう使わなくなったリールと一緒にくれたものです。

ところが今までなんとなく敬遠してて、使ったのは一度っきり、年末年始の冬合宿での伊豆松川湖だけです。
もっともこのときは爆風でキャストにならず、数投で切り上げたので、実質初挑戦です。

4Xのリーダー12フィートにマラブーの黒を直結し、キャスト開始です。
すんげえラインの重さを感じますし、スルスル出るんですけど。

これ振ってたら、WF-6Fのはずのフローティングライン、ほんとに#6かよ、って思えてしまいます。
つか、ほんとに#6なんでしょうか?
(何せ、安物セットについていたものなんで、ちょっと怪しい気もしています。)
シンキングとフローティングってそんなに違います?

で、シンキングなんで、確かに沈みます。
キャストが完了してジワジワと20センチずつくらい引いてきます。
そろそろ残り5mくらいになったんでピックアップしようとしたら、沈んでいるもんですからラインを持ち上げられないわけです。
距離を色々と調整して何度かやってみたんですが、結局うまくピックアップできたのは水面にリーダーとの結束が見えるか見えないかまで引いてきたときくらいの短さでした。
こんなもんなんですかねえ。

***

さて、釣果の方ですが、最初は全然釣れません。
周りを見てみると、シンキングをやっている人、結構リトリーブスピード早いです。

考えてみれば、ルアーでスロー引き、例えば2000番のリールで2秒に一回転だとしても1秒間に30センチくらいは進むわけです。
ってことは、手でラインを引いている俺は1秒間に10センチくらいしか進んでないわけなんですね。

というわけで、結構早いかな、ってくらいでやってみました。
小刻みに引いたり、大きいストロークで引いたり、時々止めたり、などなど。

このリトリーブにしてから、ガツンガツン当たってくるようになりました。
結果、1時間でプラス10匹くらい追加です。

***

いやあ、ストリーマーの釣り、おもしろいですね。
まず、遠投するんでキャストが楽しい(でもフルラインは出せないけど)。
さらに結構早めにリトリーブするんで退屈しない。
そして、ガツンという明確なアタリ。
かなり気に入ってしまいました。

どっか、湖行きたいっす。

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2008/05/14

春合宿2008 まとめ: 渓流編その2

さて、今週金曜で、クライアントのプロジェクトが区切りを迎えるのでヒーヒー言ってます、目の前で人々が。
俺もヒーヒー言ってるフリしてあと1つ残っていた春合宿のまとめを終わらせておきます。

ちなみにプロジェクトが終わるわけではなく、契約関係の更新でまた来週から1月くらいまでヒーヒー言うんですが。

***

さて、速報しましたように、渓流編その2は相方と行った河津川です。

一応、ここ数年、毎年俺が伊豆にいるときに相方が現れて1日釣りをするという恒例行事なワケですが、去年からは河津川に行くようになりました。

ちなみに去年は相方の結構な大型を含むバラシ多数で、キャッチに関しては10センチくらいのを相方が1本のみという寒い結果でした。

で、午前の部のコースですが、まずは前日と同じ大堰堤から大滝までにしました。
先行者がいなくて、濁りが少し取れていれば多少はマシかな、と思いまして。

***

3時45分に俺の滞在先に現れるはずだったのですが、なぜか伊豆スカイラインに入って特濃の霧にやられた相方が到着したのが4時過ぎでした。

それから急いで河津に向かい、5時ちょうどくらいに準備ができました。

まずは堰堤下のおいしそうなポイントを相方にやらせます。
ヤツはこのときの成功体験が忘れられず、スピナーを投げています。
ここは戻ってきた後ももう一回やろう、と思い、先に進みました。

***

Open6E 愛の自伝」の118章「泪の転倒」の中に「嘆きの斜面」と記されている、前日に派手な転倒をした斜面を注意深く上り、いよいよ入渓です。

早速相方のタコ粘りがはじまりますが、俺も腰が痛いんでゆっくりと後方支援をしながら遡行しました。

濁りは相変わらずで、ここぞというポイントでもチェイスもありません。
あと、相方のスピナーやスプーンは軽いみたいで、河津の太い流れだと浮いてしまっているようにも見えました。

とにかくゆっくりなペースで上がっていたのですが、8時を回ったくらいにアレキサンドラでチビが1匹出ました。
少し相方が動揺したかのように見えたのは、その後ミノーを使っていたことからもわかります。

さらに、もうちょっとしてやはりチビサイズを1匹バラした後、同じくアレキサンドラでチビを1匹ゲットです。

この2匹、パターンとしては、クロスで大岩の下流側を通すと出てくる感じでした。
それにしても小さい。

前日の鵜殿さんのアドバイスを思い出し、バイトを感じたら鬼のような勢いで巻き合わせをしました。
それでもバレるときはバレるんですけど。

相方もこのあたりでマメサイズを1匹バラしたようです。

***

前日は8時半過ぎには大滝まで来ていたのですが、この日はものすごくゆっくりして、露天風呂横の屋外プールのところに到着したのが11時半でした。

ここで相方が数投しても反応がなかったので、俺が代わりました。
まずミノーをアレキサンドラからKidnapper(仮)に変え、ほぼアップで流心のちょっと横を通してみると、ホイ、出ました。

F1000038

サイズは前日よりちょっと大きい20センチくらい。
サイズの割にはよく引いてくれました。
Kidnapper(仮)、ついに結果を出してくれました。

***

この後、大滝に向かって写真を撮る観光客に注目されながら大滝をやってみたのですが、そもそも堰堤とか滝ツボがあまり得意でない俺はさっさと見切りをつけました。
相方も色々と試してはいたのですが、結局反応ナシでした。

こういうとこってどう攻めればいいんでしょうかねえ。

***

ここで退渓し、堰堤下に戻ってきました。
そこで少しやってみたのですが、やはり反応がなく、そこそこで切り上げました。

***

前日に破れて応急処置をしていたウェーダーですが、退渓するころには養生テープがほとんど剥げていました。

相方に「なんとかしてくれ」というと、とりあえずゼリー状のアロンアルファでなんとかなるだろう、と太鼓判を押します。
つか、相方、ウェーダーの修理に関しては信用ゼロなんですが・・・

時間があれば前日に部隊長さんやkidに習ったセメダインFX(?)と当て布で塞ぐという方法が使えるんですが、この後イブニングで使うんで、背に腹は変えられません。

結局、コンビニでランチを買うついでにアロンアルファと、ゴム手袋を買いました。
つか、ゴム手袋?
ヤツとしては、せっかくだから手の形に貼ろうとしていたみたいです、コラー!

***

ランチは涼しい下流部の河原でビールと一緒に採りました。

満腹したので、早速ウェーダーの補修です。
なんだかんだと言っても器用な相方はうまく平らな石などを使って両面を塞いでくれました。

見てくれはカーキのウェーダーにミントグリーンのゴムの当て布とみっともないです。
また、アロンアルファなので、布の端のあたりがカチカチに固くなっていました。

が、結構きっちりと塞がったようです。
モレが無い限りはきっとこのまま使い続けるんだろうなあ、俺。

***

その後河原でじっくりと昼寝をしたら、もう16時半くらいになっていました。

さて1時間勝負、どうしようか思案します。
湯ヶ野か大鍋出合いあたりから本流をやるか支流をやるか・・・

結局、スプーンやスピナーにこだわる(というか、囚われている)相方には支流が良さそうですので、駐車スペースと入退渓点に自信のある大鍋川に行きました。

急いで入渓した大鍋出合い付近は、小さい魚が結構います。
たぶん、ハヤかな、とは思いますが。

その後、本流に未練タラタラの相方を急かして薄暗い支流を攻めます。
なんとか一匹出してほしいのですが、チェイスもありません。

結局しばらく遡行すると、おそらく前日の雨のせいか、大木が川に倒れていてそれ以上進むことができなくなりました。

時間的には17時半を過ぎていたので、ここで終了としました。
予定していた退渓点はもっと先なので、結局入渓点まで戻ることにしました。

俺、割と鳥目なんで、薄暮は怖いんですよねえ。
だからイブニングはあまりやらないってのもあるんですが。
そういうわけでゲストの相方に先行してもらい、なんとか戻ってくることができました。

***

結果は、俺が3ゲット1バラシ、相方が1バラシのみでした。
前日に引き続き濁りもあってシブい状況でしたが、先行者がいない分だけほんの少しマシかな、という結果です。
まあ、3匹中2匹はチビなんで、釣った感も無いんですが。

この日の収穫はやっぱりKidnapper(仮)で釣果を上げることができたことです。
ガンガンとトゥウィッチをするよりは、ここぞってところでピピピって揺らしたりダートをさせたりが釣れそうな予感を運びます。
釣れます、って言い切れないのがアレですが。

***

というわけで、この釣行が春合宿2008の最後の釣行となりました。

翌日5/5は元々休養して滞在先の手伝いなどをする予定でした。
最終日5/6は未明にイカをやってから朝から部隊長さんに狩野川に連れていっていただくつもりだったのですが、5/5の夜に結局うつ伏せ以外が辛いくらい腰の調子が悪くなってしまい、早々にキャンセルとさせていただきました。

遠いっすねえ、狩野川。

***

ちなみに20時半くらいに伊豆を出発した相方は、よせばいいのにまたもや伊豆スカイラインを通ったらしく、特濃の霧にやられて帰宅したのは午前様だったようです。

***

春合宿2008、これにて完結です。
また来年!

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2008/05/11

ソルトマンのタシナミのパッキングの追記

昨日のエントリで、追い込んでしまったようで、釣庵まこさんのところにもタシナミセットについてエントリされました。

釣庵 (Tsuri-An):堤防師のタシナミセット

非常に読み応えあります、是非こちらもご覧ください。

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2008/05/10

ソルトマンのタシナミのパッキング

まだ、春合宿の渓流編その2が完了していませんが、こっち先に書いておきます。

今日は朝から雨なので、車に積みっぱなしの釣具の入れ替えをしていました。
で、一通りを家の中に持ち込んで整理をし、タシナミセットの点検をしていました。

先日のエントリへのコメントに、おなじみ釣庵まこさんから

ちなみに、これらをどんな具合に「コンパクト」にまとめてます?

と尋ねられました。
その返信としてツラツラと書いたんですが、せっかく一同に介しているタイミングですので、写真を撮ってみました。

F1000042

写真に番号を振っていますので、それを参照してください。

(1) メタルジグケース
エギのときやシーバスのときなど、バッカン等を持たずに歩き回るようなときはこのケースだけをエギバックなどに入れています。

(2) 回遊魚ケース
サーフや堤防、サバ船などに行くときに、バッカン等に入れていくためのケースです。
この中に上記(1)も入れます。
クリアピンクのザラとジャクソンのピンテールチューン(1オンスのメタルミノー)も常備してあります。

(3) ブッコミ&根魚パック
この中に、ブラクリや泳がせ仕掛け、ガルプなどを入れています。
あとは、投げ釣り仕掛けもここに入っています。

(4) シーバスルアーケース
これは他の釣りでは滅多に持っていかないんですが、たまに可能性があるときはこのケースごと持って行きます。

(5) 弓角パック
質の悪いビニール製のジップロックのような袋です。
弓角、リーダー、仕掛け巻き、力糸、フィンガープロテクター等が入っています。

(6) 投げサビキパック
サーフ用の投げサビキおよび遠投カゴサビキでサバ以上が来るときに使うハリスが太いサビキをパックしたものです。

(7) ウキ&ロケットカゴパック
ただのビニールに入っているのは、遠投カゴサビキをやるときに使うウキとロケットカゴを入れています。

(8) アミ付け器
トリックサビキにコマセのアミをつけるのに使う装置です。
せっかくなんで写真に入れておきました。

(9) 足元サビキパック
トリックサビキや、もうちょっと大きめのサビキ、すなわち足元をノベ竿なんかで狙うときに]使うサイズのものをパックしたものです。
コマセ網や小さめのナスオモリもここに入れてあります。

(10) 天秤ケース
「胴突仕掛ケース」と書いてあるのが勇ましいですが、ジェット天秤やバニーちゃんを入れておくケースです。

***

とまあ、こんな感じなんで、すべてがコンパクトではないですが、用途ごとに持ち出すようにですれば、そこそこかさばらない、って感じです。

そうっすか?
では、まこさんの番です!

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2008/05/09

春合宿2008 まとめ: 渓流編その1

雨はきっともうすぐあがる。
そして新緑の中をやわらかい日差しが抜けてくるだろう。

久しぶりに帰ってきたよ、この渓流(かわ)に。
僕は愛用のカーディナルにハンドメイドミノーを結び、そっとプレゼンテーションする。

とっておきの時間、とっておきの場所。
そして、とっておきの渓魚(とも)。

すぐに反応があった。
小さいけど、一丁前にローリングする、生意気なアマゴ。
君の仲間に逢いにきたんだけど、君はまだ早い。

水の中で手のひらをゆっくり開くと、キョトンとした顔で君は泳ぎ去っていった。

***

というわけで、詩人系渓流ブロガーを気取ってみましたがダメですかそうですか。

まあ、俺、カーディナルじゃないし。
ハンドメイドミノーもKidnapper(仮)しか持ってないし。

さて、春合宿2008のまとめの最後として渓流について書いておきます。
まずは5/3について。

本当は伊豆到着2日目の5/2、平日なんで貸切の渓流をゆっくりと楽しもうと思っていました。
ところが朝から雨、結局渓流スタートは世間様も連休スタートの5/3からになってしまいました。

この日は、おなじみ部隊長さん、kidと河津川に出撃することになっていました。
このお二方のエントリも併せてご覧ください。

河津川釣行(2008.05.03) - 伊豆の渓流を考える日々
Various LIGHTGAME:マジで!?【5月3日釣行記】

***

朝4時半にピックアップに来ていただくと、部隊長さんやkidの他に知らない方がいらっしゃいました。
おいおい、ジュニア(部隊長さんご子息)、高校入ってフケたなあ、というわけはもちろんなく、この方が週刊つりニュースのAPC(アングラーズ・ペン・クラブ)である鵜殿さんでした。

まずは自己紹介です。

「つぅかあ、ジブンがOpen6Eっす。特技は空手で黒帯っす。キレたら手がつけられないって言われますが、まあ、普通なんで、そこんとこヨロシク、ここんとこゴブサタ」

これで転校生の俺もナメられたりしないでしょう。

さっそく部隊長さんの真っ赤なポルシェ356スピードスターの後ろの席、kidの隣に背後霊2号として乗り込みました。

しばらくすると、「Open6Eさんはライン何ポンド使ってる?」との鵜殿さんからの質問に「4ポンドです」と答えると、「良かったら試しに使ってみて」とファメルの4ポンドラインをくださり、さらにDVDのチラシまでいただきました。

懐柔か、モノで懐柔か!
オトコ一匹Open6E、モノで釣られるワケがない。

「一生ついていきますぜ、鵜殿のアニキ!
ポチとお呼びください!」

# もちろん懐柔とかそういうのは冗談でございますよ。

***

というわけで、シトシトと降り続く雨の中、一行は河津川の堰堤下に到着するわけです。

俺は自分ではそのつもりは無いのですが、疫病神というかサゲチン野郎というか、ものすごい負のオーラを持っているみたいです。
年末年始はすごい爆風を連れてくるし、たいていいつも遠足シリーズは釣りにならないコンディションだし。

ところが鵜殿さんは超晴れ漢とのこと。
どっちの汁力(なんで汁だよ)が勝つんでしょうか?

で、堰堤下について準備をしていると、雨がほとんど止んできました。
オソロシス!晴汁!

ここで、kidも俺に貢物を献上してきます。
貢物はなんとミノー、名づけてKidnapper(仮:流行るまでこの名前使ったる!)です。

F1000040

どうですか、この色ツヤ!
まるでミノーです。
つか、ミノーですが。

「ニクいねkidさん、このベッカム似!
俺のこと?ポチって呼んで、ポチって。」

よくまあ、こんなものを作れるもんですねえ。

自慢じゃないですが、たぶん俺だったらリップも作れない。
謙遜じゃなくて、マジで。

***

で、堰堤を越えて入渓するために、ちょっと斜面に足をかけて登ろうとしたときでした。
雨のせいかどうなのか、足元がズルっとすべり、手は何もつかんでいなかったので、そのまま後ろに転倒しました。
そしてそのときに、ちょうどコブシ4つ分くらいの大きさの石の上に腰が落ちました。

いてー!
つか、鵜殿さんとkidの前ではずかちー。
見ないでー、あっちの部屋に行っててー。

しばらく立つのも辛かったですが、なんとか立てました。
それにしても痛いっす。
これがこの後数日間の合宿の予定を変え、今だに走れないモノを拾うのが大変という状態を連れてきた転倒事件です。

もちろん、「Open6E 愛の自伝」の118章に「泪の転倒」として記されたことは言うまでもありません。

俺様クラスになると、常に人の1歩も2歩も先を行くワケです。
だから、入渓前に転倒です。
クール、俺。

***

さて、いよいよ入渓です。

皆さん気を使ってくれて、俺を先行させてくれます。
いや、腰が痛いんで後ろからゆっくりついてきますよ、などと遠慮はせず、もちろんガメツク好意を受け入れます。
そんな自分に甘い自分が好き。

でも、後ろに部隊長さん、kid、鵜殿さんの3人を控えてやるっての、結構なプレッシャーですよ。
場を荒らすわけにもいかないし、かといって、後ろでサクっと釣られたらちょっと哀しいし。
まあ、あまり何も考えずにがんばってみました。

そしてこの日は、ニューロッドのデビュー戦なわけです。
ちょっとキャストしてトゥウィッチングマチコ先生をやってみますが、いやいやアレキサンドラがキビキビと踊ってくれます。
キャスト感に関しては、前のロッドと15センチ(6インチ)しか違わないのに、ものすごく短くなった印象です。

しばらくは慣れないんでアンダーハンドとかバックハンドアンダーとかがキマらなかったんですが、1時間もせずにある程度しっくりくるようになってきました。

***

ちょっと時間が経った6時過ぎ、去年の秋の大遠足のときにチビが出たポイントに着きました。
岩盤のスリットでは無反応でしたが、その手前のエグレにクロスで放り込むと、いいところに入りました。
着水→サミング→ベール、とスムーズにこなせて即マチコ先生に移行すると、キラっと見え、アタリを感じました。

F1000034

ここで18センチのアマゴをキャッチです。
春合宿2008の1本目が出ました。
まあ、これがこの日の最初で最後の魚だったんですがね、ありがとうございます。

***

その後、なんかここぞというポイントでもチェイスもありません。
俺にだけ何もないなら当たり前ではあるんですが、エキスパートの3人も同じような状態です。

そろそろ終点の大滝の近くってころに、やっとチェイスとかが出てきました。

kidが1匹バラした後、チャラっとした瀬で石の裏(下流)をクロスで通すとさっきと変わらないくらいのサイズのが出ました。
で、余裕を持って寄せてくると、ポロっとバレました。
ノー!

この後、大滝手前で土砂崩れが起きていたので、その時点でまずは一旦退渓しました。
大滝に行ってみると、先行者としてエサ師がいて、なんと我々と同じコースを上がってきたとのこと。

しかもこの日、前日の雨でもうちょっと上流で土砂崩れがあったみたいで、ずっと濁りが入っていました。
岩の上に泥が結構乗ってるんで不思議だと思ったんだよなあ、と部隊長さんが言っていました。

天気はキレイに晴れてきて鵜殿さんの勝ちですが、悪いコンディションを引き起こす俺の負のオーラ、健在でした。
生まれてすみません。

***

大滝までの遡行中にさっきの転倒でウェーダーが裂けていることに気づきました。
新品ではないんですが、まだ数回しか履いてない大事な安物です。
ちょっと哀しいっす。

というわけで、鵜殿さんとkidを荻ノ入川に蹴り落として部隊長さんと車に戻り、養生テープをお借りしてなんとか応急処置をしました。

***

その後、車でkidたちのところに戻ると、ちょうど目の前でkidがレギュラーサイズをバラしました。
俺が「そういえば俺は目の前でkidがタコ以外を釣るとこ見たことないぞ」とプレッシャーをかけておいたのですが、まあこれで「見た」ということになりますかねえ。

kidたちはまだ遡行するとのことですので、その上の堰堤付近で待ち合わせをし、俺と部隊長さんはその堰堤の上から再入渓です。

結局、チビのチェイスのみだったんですが、このルートではついにKidnapperを投入しました。
後方重心とのことで、投げやすく、キャストが決まります。
まるで自分が上手くなったような気分です。

あと、水のつかみがいいので、着水と同時にマチコ先生をかけてもちゃんと追随してくれます。
トゥウィッチへの反応はアレキサンドラに比べると、振幅(?)は大きくないですが、タダ引きとかの動きはKidnapperが大きいですね。
あとは、大きめにジャークをすると、キレイにヒラを打ってダートしてくれます。
元々、俺の好きな動きとかは伝えてあったので、それも考慮してくれたのかもしれませんが、大変おいしくいただけました。
ご馳走様でした。

唯一、前後のフックがからんだりベリーフックがラインにかかったりするぞ、とクレームを投げたところ、「適当に好きなフックを使ってください」だそうです、ごもっとも。

***

退渓した部隊長さんと俺はしばらく車のところで2人を待ちますが、上がってくる気配がありません。

堰堤のところから見ると、川面までかなりの高さがあるのですが、どうも2人らしき人影が見えます。
部隊長さんがすかさず双眼鏡を持ってきて様子を伺います。

「お、なんか写真撮ってる。でかい!」

俺もデバガメしたいんで双眼鏡を奪い取り(嘘)見てみましたが、よくわかりませんでした。

しばらくして結局ひとしきり堰堤下で釣りをした2人が上がってきました。
結果、なんと40アップのレインボー、それも野生化したヒレピンをkidは2本、鵜殿さんが1本仕留めたらしいです。

おそろしい人らです。

***

その後、支流の佐ケ野川に移動し、俺と部隊長さんのみ30分勝負で入渓しました。
結果は部隊長さんが1バラシのみでした。

車に戻ると、もう釣りはオナカイッパイと豪語するkid&鵜殿さんペアは大量のタケノコと山菜を抱えて戻ってきました。
おそろしい人らだ。

俺がケツカッチンだったので、ここでタイムアップ、終了となりました。
本当はもうちょっとやりたかったでしょうが、俺の都合に合わせていただいて、ちょっと申し訳なかったです。

***

さて、ちょっとロッドのインプレッションをしておきます。

このロッド、ティップはわりとやわらかくバットがしっかりしています。
そして、ファーストテーパー。

俺は、グリップしている右手の薬指と小指を支点に、人差し指がロッドの中間くらいまで伸びて(実際は伸びませんが)ロッドを動かし、結果としてティップ部分が震えるというイメージでトゥウィッチをしています。
そういうイメージだと、前のロッドはかなりバット部分がフラついてしまったわけです。
が、このロッドだと、ほぼ俺のイメージどおりに竿が動作してくれるので大変満足しました。

あと、レングスが5フィートになったということで、ロッドを下に下げた状態でも水面を叩かず、きっちり手前まで泳がしやすいというメリットにも気づきました。

また、ティップがきちんと入るので、かなりハリがある割にはバイトをはじかずフックアップに持ち込めます。
ただ、やはりヒットした後にバレやすいんだろうな、という気はします。

ニューロッドを入手してうれしいんで、惚れたというより惚れたいという気持ちが上記のようなインプレを生むのかもしれませんが、俺がとっても気に入ったということがモチベーションを高める意味で重要なわけです。

だんだんと自分になじんでくるのがわかるっての、いいもんですね。

***

さて、鵜殿さん。

ビジュアルはですねえ、ワルの香りがします。
いや、イイ意味で。

見かけと反して(失礼)、物腰は柔らかく丁寧です。
このあたりは部隊長さんに通じますね。

釣りをしているときには色々とアドバイスをもらったりしていたわけではなかったのですが、ホモ丸出しの視線でじっくりと観察しました。

まず、キャストの精度がすごいっすね。
ほぼきちんと入ります。

あと、攻め方はかなり丁寧です。
同じところに同じように投げているようでいて、微妙にレーンをずらしたり、ロッドの角度を上下させてレンジを変えたりしているように見えました。

そういう目(好色な目ではありません)で見ていると、部隊長さんやkidに対してと同様、色々と勉強になりました。

あと、鵜殿さんのロッド、奇しくも俺のニューロッドと同じものでした。
ですので、帰りの車で、アワセについて聞いてみると、

「このロッドはおそらく20センチ以下をうまくランディングすることを想定していない。
なので、がっちりとアワセを入れると下手すれば魚が浮いてしまって特にバーブレスだとフックアウトする可能性が増えてしまう。
もしヒットに持ち込めたら、そのまま巻き合わせで一気に寄せるのがいい。」

とのアドバイスをくださいました。

なるほどで、そういう意味では、今の俺のスキルだったらやっぱりリールは2506がいいな、と思いました。
カーディナル使うのはやめとこ。

***

というわけで、今回も部隊長さん、kid、そして鵜殿さんのおかげをもちまして、楽しい釣りができました。
ありがとうございました。

また機会があったら遊んでやってください。

渓流編その1、これにて終了です。

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2008/05/08

春合宿2008 まとめ: ソルト編

さて、まずはソルトのまとめです。
とは言っても初日の午後に2時間と夜に3時間半くらい行っただけなのでなんとも言えませんが。

部隊長さんとこのイカ情報を見たり、自分でヤエンに行ったりして常々感じていたのですが、今年はまだアオリが本格化していませんね。

いずれにしても正月以来のエギなんで、シャクリたい汁が出ています。
ヤフオクでPEを落として巻き変えたし、気合いはバッチリです。
もっとも、そのPE、ナチュラムでもほぼ同じ値段でしたありがとうございます。

***

初日午後に行ったところ、実は前週の平日にHN氏が単独釣行していました。
結果を聞いたところ、エギでもヤエンでも何も起こらなかったとのことです。

そういう状況ですので、少しトボケた固体が入ってきて、出会い頭に釣れるかもしれない、というくらいの期待度で出撃です。
現場に着くと、エギ師は一人もいません。
とりあえずテトラに入りますが、右前からの風で、ライン処理に苦しみました。
どうにかラインに影響のない角度で色々とエギをローテーションしながらやってみましたが、結局断念です。

さて、今回のポイント、結構海藻が茂っていました。
ただ、デイゲームということで、偏光をつけて藻の切れ目とかを狙ってみる、という楽しみもありました。
結局、エギを一個ロストしたのですが。

そうそう、釣りをしているときに、定置網漁の船が帰ってきたんですが、6-7キロくらい、おそらく70センチ前後のワラサが数10本取れていました。

また、このときのエントリに部隊長さんがコメントをくださったように、遠投カゴ師が数名いたので、ベイトがコマセについて沖に出てしまい、それを追ってアオリも沖に出てしまっている、ってのも考えられなくはないと思います。

***

一旦帰宅して夕食後、部隊長さんと待ち合わせてのナイターです。
このときの部隊長さんのエントリも併せてご参照ください。

伊豆の渓流を考える日々:伊東港エギング釣行(2008.05.01)

別の港ではあるのですが、夕方吹いていた風は無くなっています。
比較的やりやすい立ち位置を譲っていただきました。

キャストをして、糸フケを取り、少しずつラインを送ると、沖に向かって流れているような感じ、いわゆる「イイ潮」です。
これは期待できると思い、じっくりと沈めてシャクリ、シャクったらきっちりフリーフォールと、かなり丁寧に攻めてみました。

その後、ちょっと他の立ち位置の様子を見に行ったりしてみましたが、基本的にはこの場所で粘り倒しました。
しばらくすると、近くにいるエギ師のあたりから、ブシュという墨吐き音が聞こえました。
そして、ライトで足元を照らすと、どうもアオリのようです。
かなかの型のようですが、このエギ師はギャフやタモを使わずに抜き上げていました、

しばらくすると、またこのエギ師が2杯立て続けに上げていました。
その2杯は小さかったようで、ライトを点けなかったのでもしかしたらケンサキイカかもしれません。

最初はいい潮っぽくて釣れそうな気配があるのですが、あまりにもベタ凪でしばらく何も起こらないと逆に生命感を感じられなくなってしまいました。

同じタイミングで部隊長さんが2杯ケンサキイカを上げました。
ちょっとモチベーションが上がって、HPSJで中層までエギを上げてきてフォールをかけるとそのタイミングでアタリがあるとのこと、ガンガンとHPSJを繰り返しましたが、俺のエギは抱いてくれませんでした。

結局、部隊長さんがタコ1杯にケンサキを2杯、俺はボーズでした。
その後、部隊長さんと立ち話で結構長い時間色々とお話をし、鱸カブラをいただきました。

***

ほんとは最終日の未明などにもう一回海をやりたかったのですが、結局今回の合宿では海をやったのはこの日だけでした。

春合宿では2005年以来アオリが上がっていないのですが、それにしても今年は周りもほとんどイカっ気がありませんね。
そろそろ始まるんでしょうから、もう一回行きたいところです。

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2008/05/07

春合宿2008 まとめ: 鱸カブラ

さて、昨晩戻ってきて、今日からシャバで仕事をしているわけです。
メールを見に行ったら580通でした、ありがとうございます。

もちろん、典型的な年中5月病なんで、仕事をヤルキが出ないわけです。
それなら春合宿のラップアップを書いてもいいんですが、あと30分でお出かけなんで、ちょっとライトなヤツからまとめていきます。

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F1000041

これ、このエントリへのコメント部隊長さんが書いてくださった「鱸カブラ」です。
非常にキレイなもので、いかにもな和ルアーです。

初日夜のイカラウンドのときに、見せてもらうつもりがいただいてしまいました。
ほんとにもう、いつもいつもありがとうございます、部隊長さん。

で、翌日5/3の渓流釣行の日、実は午前1時半から河口部でヒラスズキを狙おうという計画があったワケです。
ただ、宅急便で送ったシーバスタックルは5/3の午前にしか届かない予定だったので、いきなりコイツを実戦投入するつもりでした。

結局前日からの雨が続いたので、渓流のみとしてヒラスズキはナシになったので、使用予定はいまのところメドが経っていませんが、一度使ってみたいと思います。

それにしてもこれ、ストリーマーっぽいっすよね?

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2008/05/06

春合宿2008 05/06: おしまい

昨日は終日休養して、最終日の今日はガッチリと釣行するつもりで、部隊長さんに連絡し、朝4時出発で狩野川支流に連れていっていただく予定でした。

ところが、夕方にウタタネをして目が覚めたら、寝相が悪かったようで腰が起き上がれないくらい痛くなっていました。

このまま少し待てば大丈夫かとも思いましたが、これは早めに結論を出す方がいいと思い、部隊長さんとkidにキャンセルのメールを入れました。

というわけで今年の春合宿は6日中釣行が3日という近来マレにみる日数的にはショッパい合宿になってしまいました。

が、内容的には、イカをやり、エキスパート集団と渓流をやり、相方とノンビリし、となかなかの充実ぶりでした。

いずれにしても狩野川水系は悔しいので、禁漁前に一回はやっつけに行きたいと思っています。

春合宿2008のリアルタイムエントリはこれにておしまいにします。
近々ラップアップその他を書きます。

毎度のことですが、 部隊長さん、kid、鵜殿さん、ありがとうございました。

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2008/05/04

春合宿2008 05/04: 恒例

今日は一日相方毎年GW恒例の河津ノンビリ釣行に行きました。

結果、相方は0ゲット1バラしで、俺は3ゲット1バラしでした、けけけ。

F1000038

最大で20センチ、他2匹はチビでした。
最大サイズはkid製ハンドメイドミノー「Kidnapper」(俺のに関してはこのように命名)が誘拐(Kidnap)してきました。

昨日に引き続きシブい状況でしたがノンビリと楽しめました。

昨日痛打した腰がかなりキツいんで明日はゆっくり休養します。

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2008/05/03

春合宿2008 05/03: 筆オロシ

今日は、部隊長さんkid、そして初対面の週刊つりニュースAPCである鵜殿さんの4人で河津川を攻めに行きました。

F1000034

開始早々で取れた18センチのアマゴです。
筆オロシのロッドで結果が出せてよかったです。
まあ、先行させていただいたんですが。

その後、本流で俺が1バラシ、kidが1バラシとかなりシブい状況。
大滝までたどり着くと、なんとエサ釣りの先行者がいました、ギャフン。

その後、支流に行き、kid&鵜殿さんペアはなんと40オーバーのレインボーを合わせて3本(?)取るという確変っぷり。
その上に入った俺と部隊長さんはチビのチェイスがあったのみでした。
そこで俺はkidからもらったハンドメイドルアー「Kidnapper」(誘拐犯←俺が今勝手に命名)をもらって使ってみたんですが、キビキビで実にイイ感じでした、釣れませんでしたが。

さらに別の支流ではkidと鵜殿さんは釣りをせずに山の幸の採取に精を出し、俺と部隊長さんは泣きの30分勝負をやりましたが、部隊長さんの1バラシのみでした。

今日は入渓直前に転んで腰を石で強打してしまい、いまだにものすごく痛いです。
こ、これも、そ、想定内想定内。

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2008/05/02

春合宿2008 05/02: リペア

今朝は日の出から渓流に入るつもりで起きました。

弱い雨が降ることは覚悟していたのですが、車でしばらく走ると雨足が一層強くなってきたので、結局中止として引き返しました。

というわけで今日は1日ダラダラとしました。
マッサージチェアに座ってウタタネを繰り返し、日頃の睡眠不足解消と体のリペアに努めました。

まあ、こんなんもアリっすかねえ。
明日からゴリゴリいきます!

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春合宿2008 05/01: 再会

夕食後、19:30から23:00チョイ前まで別の港に出撃し、今帰宅しました。

部隊長さんと合流して頑張ったのですが、結果は部隊長さんにケンサキが二杯のみでした。
しかもこの二杯はツマミにと頂いてしまいました。

その後、小一時間ダベって解散です。

いやあ、まだ想定内想定内。

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2008/05/01

春合宿2008 05/01: スタート

昼過ぎの電車で伊豆に向かうはずが、いてもたってもいられず、10時に出発して13時過ぎに到着しました。
挨拶もそこそこに近場の港に。

エギは俺だけで、フカセ師が一人とあとは遠投カゴ師が数名でした。

右前方からという風向きなのに加えて海藻が結構あり、非常に釣りにくかったです。
結果、エギを1ロストでしたありがとうございます。

いやいや、想定内想定内。

さあ、今年の春合宿、スタートです。

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