夏合宿パート1 - 初日
木曜に、ライン巻き替えに関するエントリの最後に「あー、釣りに行きたい」と書きました。
実はこのとき、「あること」を考えていました。
さて金曜朝、ほとんど寝ずにスタジオを終え、仕事に行きました。
その仕事次第では、「あること」を決行しようと思っていましたので、気合いを入れてがんばりました。
まあ、よく居眠りもしましたが。
今週末は三連休ですよね。
木曜昼くらいいなんとなく、「伊豆に行こう」と思ったワケです。
これが「あること」です。
普段、夏合宿は盆くらいの時期に行っています。
今年ももちろんやります。
でも、この三連休もフルに伊豆で過ごすことにしました。
だから今年の夏合宿はパート1とパート2に分かれます。
***
さて、伊豆に行くと決まれば、まずは部隊長さんとKidに連絡です。
おいしい情報をもらったり、一緒に釣りをしようというアポ取りなわけです。
相変わらず他力本願な俺。
ところがところが、伊東戦隊はごっそりと岩手に遠征らしいではないですか。
とりあえず、調子のよさそうな釣りモノについて情報をもらいました。
よっしゃ、二人がいないことでプレッシャーの下がっている伊豆の魚を空き巣狙いのように一網打尽にしてやりましょう。
ところが俺、今週末は車を使えないのです。
まあ、伊豆の滞在先の車を使えるから、電車でGoってことにしました。
***
またまた話は戻って金曜夕方。
とりあえず仕事のメドが立ったので伊豆に行くには行けそう。
が、金曜中に電車で行くにはそこそこ早く出ないとなりません。
なんだかんだとギリギリで客先を飛び出し、帰宅しました。
準備の時間、40分しかありません。
とりあえず、部隊長さんとKidに聞いた感じだと、イカは絶滅して、青物は始まってはいるけど確実かどうか微妙で・・・とのことですので、今回は渓流ルアータックルのみを持ち込むことにしました。
とにかくバタバタと準備をして、家を飛び出し、なんとか最終の電車に乗れました。
***
伊豆に着いて、風呂入ってビールを飲んだり、朝のスタジオで録音した音源をデータ処理したりしていたら2時です。
つか、3時半に起きるつもりなのに。
目が覚めたのは、4時過ぎでした。
アラームいつの間にか消してるし。
というわけで4時半くらいに出発です。
***
今回、部隊長さんのオススメは河津川や狩野川の支流でした。
で、そこそこ詳しい話を聞いてて、俺もそのつもりだったんですが、朝出て車を走らせていると気が変わりました。
やっぱりせっかく伊豆に来たんだから、一番好きなコースには入りたいわけです。
というわけで、いつものコース、大堰堤から大滝までに入ることにしました。
早く上がったら支流をやるつもりです。
***
5時半過ぎくらいに入渓しました。
まずは堰堤の下をわりと丁寧に攻めてから、いよいよ堰堤の上に上がります。
今回は転倒しませんでした。
で、そこそこチビのチェイスはあるのですが、食ってきません。
それにしてもチェイスの量、すごいっす。
稚魚放流の効果でしょうか?
6時を回ってちょっとして、去年初めてきたときに部隊長さんからドリフトの仕方を習ったポイントで同じようにドリフトをしてここぞというところでトゥウィッチをかけると出ました。
12-3センチくらいのリリースサイズのチビです。
ルアーはアレキサンドラのオレンジ(アバロンキンギョ?)でした。
こんなん写真撮ってもしょうがないと思ったんですが、これが今日唯一のアマゴになるかもしれない、と思って(哀しい現実)念のため撮っておきました。
しかし露光オーバーな感じのショボい写真。
***
わりとすぐに比較的同じようなリリースサイズが獲れました。
このあたりから、なんとなく傾向が見えてきました。
ほんまかい!
それほど流れの強くない、岩の裏あたりにクロスで撃つと、リリースサイズのチビがチェイス/ヒットします。
でも、割と太い流れの脇(それでも結構流れてる)の場合はチェイスしてくる魚のサイズが大きいわけです。
このあたりで、アレキサンドラのオレンジのリップが折れました。
俺の中での永遠の先発投手、場合によっては完投まで期待できるエースが戦死です。
明日明後日の先発、どうしよう。
とりあえずもうしばらくはオレンジ金がいいかと思ってKidミノー「MJin」に変えました。
***
その後、だいぶ明るくなってきたみたいなのでさらにアレキサンドラのグローヤマメにチェンジです。
水深のあるスリットでロッドを下に向けてトゥウィッチをしていると、すぐ手前でギラリとしました。
ルアーにアタックするのが丸見えで、フックに触った感触があり、一瞬重みを感じてすぐにバレてしまいました。
尺は無いでしょうが、25は間違いないくらいだと思います。
もう、悔しくてしょうがないです。
でもさらにパターンが見えました。
吹くね、今日の俺。
ああ、見えたと言わせてください。
要は太い流れの「流心」脇なわけね。
今の場合は、流心の下の部分だと思います。
次のポイントは落ち込みから淵のように広がりますが、トロっとならずに強い流れが連続するところです。
さっきのパターンを思い出して、白泡に向かってキャストし、着水と同時にジャーク2発で潜らせ、そのままロッドを下向きにして縦方向のトゥウィッチをしていると、ドン!ときて魚が反転するのが見えました。
なかなかのサイズです。
慎重にランディングしてキャッチに成功したのは朱点は薄いですが体高のある、これぞ河津って感じの23センチです。
もしかして今年の最大サイズ(ヤマメ/アマゴ部門)じゃないだろうか?
しかしこんな何枚も撮ってもうまく写らないもんですねえ。
***
なんか、調子が出てきました。
白泡、水深、スリットなどのキーワードを考えながら撃っていくと17-21センチくらいがヒットします。
これ、確変入ってる?
大滝下、屋外プールの手前くらいまでで13ヒット9ゲットです。
なんと、ツ抜け間近なワケです。
このあたりからグローヤマメに対してチェイスしてきた魚の見切りが増えてきて停滞してきました。
さらに集中力も無くなって、一回転倒で、左半身がややズブ濡れ(なんやそれ)です。
そういうときはカラー変えましょう。
炎のストッパー 津田ことアレキサンドラのキンクロです。
ほんとはキンクロはセットアッパーなんだけどね。
***
そして、そのときはやってきました。
記念すべき10匹目にチビは要らない。
贅沢は言わないけど20センチオーバーがいいなあ。
と思って、実に「今日のポイント」なところにアップ気味にキャストです。
結構強めの流心近くでジャーク気味のトゥウィッチをしていると、来ました!
13センチくらいのリリースサイズ!
今日のパターン、ちゃうやん!
し、自然は偉大ってことっす。
まあ、俺らしいチンケな10匹目でしたが、ツ抜けです。
そろそろこのエントリの流れを考えとこう。
「最後はでかいの狙ってツ抜けのはずがマメサイズでしたありがとうございます」あたりのオチでいいか。
って感じで、残りはもう少しです。
***
春合宿のときに、倒木で攻めれなかった落ち込みの手前で水深のあるスリットのあたりにまで来ました。
時刻は9時半を回っています。
今日は一日、基本的にはアップもしくはアップに近いアップクロス、もしくはドリフトという感じで流れに並行してフィーディングレーンを泳がせる、という感じでした。
フィーディングレーンときたか、このツ抜けの先生様は。
いや、ホントはよくわからないんですが、今日は「この筋かな」ってところがアタリなんですよ。
それをはずすとチェイス止まりで。
で、もう一つは、その流れの中の「この筋」の上に岩なんかが複合するところに関しては、45度くらいのアップクロスでピンポイントにそこを通過させるというのもアリでした。
で、ここは後者のパターンなわけです。
慎重にキャストして、「ここ」ってところでトゥウィッチをかけると一発で出ました。
ゴンゴンっとローリングをした後下流に走ります。
ドラグも鳴る鳴る。
これは獲りたい。
さっきのバラシもあるんでどうしても獲りたい。
願いが通じたのか、見事にネットインです。
よっしゃー!尺上キター!
と思ったら26センチでした。
これまた体高があって厚みがあって、ほんとにでかく見えました。
そしてヒレもピンピンで。
早くもヤマメ/アマゴ部門の記録更新です。
これでオナカイッパイです。
チョロっと大滝をやって上がりました。
退渓時刻は10時をちょっと過ぎたくらいだったんで、まだ支流に行ける時間だったんですが、命の削りシロがそろそろなくなりそうなんで、今日はおしまいにしました。
***
というわけで結果ですが、15ヒット11ゲットです。
20オーバーが26、23、21、20の4匹、17-19センチが4匹、リリースサイズ(12-3センチ)が3匹でした。
数やサイズとしての結果はもちろん大満足なんですが、今日は自分なりにパターンがわかって「釣った」感が強いってことが何よりの成果です。
普段は、リリース前提ではありつつも、食いたいなと思ったらキープをします。
そのために塩とか保冷バッグとかは常に持ち歩いています。
が、今日はたまたま車の中に置いてきたってのもあったんですが、全リリースでした。
***
もちろん、退渓後に一休みしながら仲間内に自慢メールを送りつけました。
速攻で宿敵Tから電話がかかってきて、「だから先週無理してでも河津に行こうって言ったんだよー」とご立腹です。
ざまあさらせ!
それにしても、やっぱり河津いいなあ、大好き。
あと、アップクロスのピンポイント狙いの高速トゥウィッチング、ほんと好き。
今日は以上です。
明日は狩野川支流かなあ。
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コメント
えぇですやぁんo(^▽^)o
怪我せぬよに頑張って!
投稿: B-ひで | 2008/07/19 23:56
ひでさん
いいっしょー。
もう調子に乗って、今日もガンガン行くはずでしたが、ショッパかったっす。
明日はやさしくないっすよー。
投稿: Open6E | 2008/07/20 16:34
いやー、楽しそうな釣りですねぇ。
こんな風に自分の目論見がピタッとはまることが
年に一回くらいあります(俺調べ)。
そんな自分で組み立てた釣りは、なにものにも変えがたい。もちろんチャンネェにも変えられない……うそ、猫まっしぐらです。
投稿: masuturi | 2008/07/25 00:54
遅ればせながら。
良い釣りしましたね。
パラダイスと呼んで良い所でしょ(笑)
伊東戦隊も岩手の川で良い釣りしてましたぜ。
投稿: 部隊長 | 2008/07/25 17:18
> masuturiさん
コメントありがとうございます。
そうなんですよねえ、こんな風にハマると、どれくらいでも続けられそうなくらいなんですよ。
まさにネコにマタタビ。
キモチイイ釣りができました、ハイ。
> 部隊長さん
ありがとうございます。
連休中、全く連絡無いんで相当楽しんでいらっしゃるんだろうなと思ったら、案の定でした。
お互い、良い連休でしたね。
投稿: Open6E | 2008/07/26 08:53