夏合宿パート2 - 2日目
さてさて、伊豆初日まで書いてそのまま音信不通になった夏合宿ですが、予定より1日早く帰らないとならなくなり、一昨日火曜夜に戻ってきました。
そういうわけで、まずは2日目8/9についてエントリします。
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前日の河津が「良かったようで悪くかったようでまあいいか」って感じだったのですが、この日は日帰りで宿敵Tが伊豆にやってくることになっていました。
俺としては、河津本流で尺アマゴ捕獲作戦を実行したかったのですが、とにかく青物気分が盛り上がっているTの意向を尊重してジグ&ツノ大会です。
日の出からメジャー港のなかなかの立ち位置で投げ巻きを開始しましたが、ごくたまに手前でナブラはあるものの、全くヒットしません。
唯一魚を見たのが、日も高くなってからジグ師がヒットさせたワカシのみです。
そのワカシで多少はテンションが上がったのですが、地元のベテラン風ツノ師のオッサンに話を聞くと「もう1週間くらい魚の顔を見てない」とのこと、しかも堤防先端で浚渫工事が始まって濁りが出てきたりで、この場所を見切ることにしました。
***
とりあえず朝食を食べ、釣具屋に寄って話を聞いてみると「XXより南が良い」とのことですので、一路決断して南を目指します。
途中、俺的には好きな港の様子を見に行ってみると堤防上に誰もいません。
ってことは釣れないってことやん、と思いながらもそこでやることにしました。
3年近く前の「センチメンタルジャーニー」以来のプライベート堤防状態です。
多分、猛暑で誰も釣りなんてしたくないんでしょう。
俺らも投げる前から諦め気分で酒なんぞ飲みだしています。
もっとも、激しい汗で、全く酔わないっす。
***
ここらで今回の青物のタックルを書いておきます。
まずTは、数年前に購入しつつも全く結果が出てないシャケ用のロッド、(確か)カーディフモンスターリミティッド、11フィート2オンス負荷、通称「HG」です。
リールは俺が2年近く前にアメリカから買ってきた巨大なリール「シーライオン」です。
なぜかTは「マーライオン」と言ってましたが。
すなわち、ここに書いてある組み合わせのデビュー戦なわけです。
ラインはPE24ポンド(何号なんでしょ)に船用フロロハリス6号をMIDノット(俺がやった)で、ジェット天秤18号にハリスも船用フロロハリス6号です。
このときは高切れ連発だったんですが、HGとマーライオンの組み合わせ、持ち重りもなく、18号天秤を振り切ってもまだ余力がある感じです。
Tもキャストが楽しいらしく、ツノ一本槍でした。
俺のタックルですが、最初はサーフ弓角用のいつものタックルにしようかと思ったのですが、伊豆の場合は堤防から投げるので、あまり飛距離も要らないということ、さらに30グラムぐらいのジグをガンガン投げたいということもあり、9フィート42グラム負荷のシーバスロッドにカルディアKIX3000番(ベアリングチューン済)、1.5号PEに30ポンドリーダーをMIDノットというタックルにしました。
この先にベアリングスイベル付きのクロススナップを付けて、ジグと弓角を使い分けようという作戦です。
弓角の場合は、10号天秤に船用フロロハリス6号という感じです。
ちなみに10号天秤を使った場合でも、あまりTとの飛距離に遜色は無い感じです。
***
さて話は戻って、じゃあちょっとやってみようか、というダラケモードで開始します。
まあ、このドピーカン、ベタナギだと魚もヤル気は起こらないでしょう。
つか、堤防に座ってラインシステムを組むだけでケツが溶けそうに熱いっす、ちょうど石焼きにされてるようなもんですから。
それならばということで、俺は10号のバニーちゃんを装着してトップウォーター気分を楽しみます。
Tは上記のタックルでダラダラと開始です。
数投すると、俺のバニーやTの天秤の周りに何かが付いてきます。
うおー、シイラ!
数匹がまとわり付いているではないですか。
これでテンションが上がります。
俺はすかさずバニーちゃんをはずし、クリヤピンクのザラをつけます。
それをブチ投げて猛烈にアクションです。
これでシイラを獲った日にゃあ、いやいや、ヒットだけでもさせた日にゃあ、いやいやいや、ガバっとバイトだけでもあった日にゃあ、俺様オイシい、漢の華道が待ってる。
と半ニヤケでがんばってみますが何も起こりません。
すると、キター、とTがファイトに突入です。
近くに寄せると、なんかサバみたいな感じです。
タモを準備して、ランディングしようとすると、バレてしまいました。
まだザラを投げている俺も急遽弓角に変更です。
モタモタとザラを外して天秤を付けていると、またもやTにヒットです。
上がってきたのは30センチをちょっと切るくらいのマルソウダでした。
つか、ソウダかよ、ケッヒョー!
Tは初めてHGでゲットです、つかT、弓角で初めてゲットです。
大喜びです。
コーフンしてガンガン投げています。
***
俺、先行されるとダメなんですよねえ。
チラっとイヤな予感がしつつも、まあ魚が回っていればすぐに来るだろうとがんばります。
するとヒットです!
ただし、Tに!
今度はもうちょっと大きめのヒラソウダです。
いやーな感じで焦ってきました。
このときやこのときのトラウマが襲ってきました。
完全に乗り遅れています。
合コンに張り切って参戦したら、俺以外は面識があって共通の話題に何もついていけないときとか、そういうキモチです。
***
とりあえず投げないと釣れないので必死でキャストをすると、なんと高切れです。
ムムム、ムキー!
もう泣きべそかきそうになりながらラインシステムを組み直します、石焼き状態で!!
するとその横でまたもやTがヒットさせています。
今度はなかなかサイズのワカシです。
しかも10号のジェット天秤がヤマで、8号に落とすか15号に上げるかしか道は残っていません。
こうなったら距離に賭けようと15号を付けます。
これでダメだったらジェット天秤の代わりに40グラムのメタルジグ付けたる!
***
15号天秤、重くはありますが、きちんとバットに乗せれば十分投げることができます。
そして飛距離も十分です。
さあ反撃だ、3匹の差くらいどうってことないぜ!
もう鬼気迫るイキオイで投げては巻き、投げては巻きを繰り返します。
そして、やっとヒットです、またTに!!
えーんえーん!きらーい、伊豆きらーい。
今度はさらにサイズアップしたヒラソウダでした。
はいはい、すごいすごい。
もう、俺、スネる気力もありません。
***
ちょっと潮の流れとか感じがかわったんで、ボチボチと休憩しながら交代で投げる感じです。
「俺はソウダとワカシを一本ずつ持って帰るから、あと2本はあげるよ」。
ありがとう心の友よ、つか、ちょっと待てぇ!!
俺がもう釣れないという前提で話してやがります、この人間性器は。
***
しばらくして、潮の感じがまたヨサゲになってきたので必死に投げ巻き再開です。
すると、俺のツノにガバっと出ますが乗りませんでした。
そうなんですよ、気が焦りまくってスピードが速くなりすぎ、ツノが時々水面で跳ねてしまっているのです。
これをTに指摘され、赤面しながらスピードを若干落としました。
おいおいT、俺様に意見するとは偉くなった喃(のう)。
そしてしばらくすると、やっとヒットしました、俺に、俺様に。
ナンバーワンライト弓角師の俺様にヒラソウダがヒットです。
長かった、いや、永かった。
ありがとう伊豆、大好き伊豆。
サイズはそれまでで最大でした。
僅差ではありますが、最大。
「勝負に負けて、釣りに勝った」と言ってもいいでしょう、自分に甘い俺は。
ちなみに、その後、さらにもう1本、Tが最大サイズのヒラソウダを出しました、ムキー!
***
というわけで、結果は宿敵Tがマルソウダ1、ヒラソウダ3、ワカシ1、俺はヒラソウダ1のみでした。
まあ、完敗っすね。
ただ、やっぱりうれしそうなTを見るのはこっちもうれしいし、魚自体はマル1にヒラ3は俺がもらったわけだし、文句は無いっす。
ソウダは、お約束の土佐造り風に、アラ汁をかけた鯖茶漬け風ソウダ茶漬けを堪能しました。
ちなみに茶漬けはソウダよりサバの方が美味いっすね。
***
そんなこんなで、前哨戦を合わせてヤマメ、ニジマス、アマゴ、ヒラソウダと現在4魚種制覇です。
この日の夜に部隊長さんから電話があったときに言われたんですが、「合宿らしくない」状態っすね。
確かに、まあ、シブくはあっても魚は獲れてるし、強風とか強雨とか天変地異とかも連れてきてないし。
まずは2日目、ここまでです。
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コメント
どもっす。
いやいや、半日しか一緒にできませんでしたが、楽しかったです。
負のオーラは健在でしたね。
また行きましょう。(ニヤリ
そうそう、ちなみに写真のワカシはカンパチ(ショゴ)な感じですぜぃ。
同サイズのワカシよりはだいぶ味が良いかと!!! 笑
投稿: kid | 2008/08/14 07:34
Kid
どもども、お付き合いいただきありがとうございました。
前半がナニゲに調子よかったんで、俺の負のオーラも消えたかと思いきや、まだまだだったね(苦笑)
色々と勉強になりました、また遊んでください。
現場で見たときは全くショゴには見えなかったんだけどね。
確かに写真見ると、ショゴっぽい。
まあ、黄色い線がはっきり入ってるし、宿敵Tに確認してみたらワカシとのことなんで、ワカシにしとくよ。
ショゴを釣ったのは俺だけ、ということにしたいし(笑)
投稿: Open6E | 2008/08/14 10:04