春合宿を終えて3週間近くが経とうとしているではないですか。
ラップアップ、慌てて書きます。
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前回までのあらすじはこちら。
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さて、合宿2日目は、相方との恒例行事、河津川です。
相方自身は当日の朝5時くらいに伊豆の滞在先に到着していました。
ところが、前日昼前にはやむはずの雨がまだ降り続いています。
そのまま相方も一緒に滞在先でゴロゴロしていました。
昼くらいになっても雨は止みません。
ところが、なんとなく見てみたサイポスレーダーでは、河津川付近はほんの少ししか降っていない感じなのです。
とりあえず、ダメ元で行くだけ行ってみようと、昼過ぎに出発しました。
すると、稲取を過ぎたあたりで天気が変わって、すっかり雨は止みました。
サイポスの精度、恐るべし。
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まずは中流域(?)の湯が野に入りました。
普段から結構押しが強く遡行が大変な箇所なんですが、この日はやはり雨の影響か、多少水が増えていました。
がんばってやってみますが、なかなか手ごわいです。
一旦退渓し、小鍋川出合いから再入渓しますが、ちょっと行ってまたもや遡上不可能になりました。
結局このコースは断念し、一旦車に戻り、16時くらいから本流に入りました。
本流は、流れもさほどきつくなく、強い押しではありませんでした。
ただ、増水は思ったほどではないとはいえ、やはり増えているようで、全体的に絞りにくい感じです。
俺は川を歩くのではなく、左岸を歩きながらポイントを撃っていきました。
まずはアレキサンドラで目視できる岩や流れのヨレに対して攻めてみると、数投目でヒットしました。
キャッチしたのは15センチくらいのチビですが、うれしい河津本流初アマゴです。
相方はと言うと、川通しでスピナーを右岸のボサ方面にクロス/アップクロスにキャストしています。
それにしてもディープすぎます。
そのまま首まで浸からないかな、黒い期待をしながら見ていると、チビを立て続けに3匹ヒットさせていました。
相方、実は3年目にして初の河津アマゴをキャッチです。
やはり喜んでいます。
正確には、2年前に極小が釣れたことはありますが、あれは「釣った」んではなく「釣れた」ということで、本人も覚えてなかったです。
その後さらに遡行していくと、相方が「でかい!」と言います。
見てみると、なかなかのサイズを寄せてきていました。
とは言っても20センチくらいだったそうですが。
ところが相方、折りたたみ式のネットなんて使っているもんですから、ランディングにモタついて結局バラしてしまいました。
うーん、うれしいやら楽しいやら(コラ!)。
しばらくして、俺は珍しくルアーをチェンジしました。
アスリートのサスペンド7センチにして、クロス-ダウンクロスと流しているとヒットしました。
なかなかの引きで寄せてきたのは23-4センチくらいのアマゴです。
が、足場が少し高くて、ランディングがうまくいかず、結局バラして
しまいました。
この後は異常なく、峰大橋の近くまで上がっていきました。
橋下流のあたりのタルい流れのタマリで、相方が「ここでやる」と言いだしましたので、俺は峰大橋まで行きました。
峰大橋は、俺の河津初アマゴ27センチが出たところなので、期待をこめてキャストを続けました。
が、異常ナシです。
ある程度やった後、時間もそろそろ18時が近くなりましたので、川を上がって相方がいるところにいきました。
すると相方は、先ほどの場所で粘っています。
なんでも、ニジマスが延々とヒットし続けるらしく、すでに10本近く上げたらしいです。
多分、この上流の筏場あたりでGWに「ニジマスつかみ取り」なんかをやっていますが、その残ったヤツがこの雨で流されてきたのでしょう。
あまりにも楽チンにヒットしているので、ちょっとロッドを借りて試してみました。
最初はなんだかわからないのですが、スピナーをキャストしてラインと振動に集中していると、振動が消えてラインが止まったりします、そこでアワセると25センチくらいのニジがヒットします。
つか、これってカンツリの釣り方やん。
あまりにもおもしろくないっす。
というわけで、この日は相方がアマゴ3(+1バラシ)+ニジ10くらい、俺がアマゴ1(+1バラシ)+ニジ1という結果でした。
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そして春合宿三日目。
前夜、酒は少しにして22時半に床に就きました。
予報では午前中にごく弱い雨が降り、昼には晴れるとのことだったので、5時半にアラームをかけておきました。
予定どおり5時半に起きて予報を見ると、河津は終日雨で雨足も強い、と変わっていました。
かつ、聞こえてくるのはものすごい雨音です。
相方はグースカ寝ているし、そんなわけで二度寝をしました。
次に起きたのは7時半でした。
トイレのついでに外を見ると雨があがっています。
慌てて滞在先のオババに「いつから雨あがってた?」と聞くと「早朝から上がってた」との答え。
ただ、朝の5時半からオババは掃除機をかけていたらしく、俺が聞いた雨音は掃除機の音だったみたいです。
つか、こんな朝っぱらから掃除機かけんなよー!
相方を起こし、8時半くらいに急遽出発です。
滞在先は雨が止んでいるのに、サイポスを見ると河津は結構降っているようです。
半信半疑で河津に近づき、例の稲取のあたりを過ぎると急に天候が変わり、雨になりました。
これまたサイポスの精度、おそるべし。
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ちょっとこの雨の中でやるのは気が乗らないので、方針を決めました。
- このまま天城越えをして「雨の持越」に行く
- 持越川でも雨がひどかったら即諦めて、伊東方面は降って無いようなので冷川を超えて松川湖をやる
で、持越川に着いてみると、雨は止んでいます。
一旦上流を見に行ってみましたが、先行者はいないみたいです。
前々日に部隊長さんと入ったあたりに車を止めて、やはり同じ場所から入渓します。
前々日からずっと雨が降っているので、水はかなり増えているようです。
相方は入渓点からすぐ釣り始め、俺は一旦下ってから釣りを開始です。
開始からほどなく、相方にヒットです。
サイズは17センチくらいですが、このサイズが立て続けにヒットします。
そして、もちろんスピナーです。
俺の方は例の如くアレキサンドラなんですが、チェイスさえありません。
さらに上がったあたりで相方が同じようなサイズを1つ追加です。
なんか、たまにある「圧倒的差でやられる」というイヤなパターンを彷彿とさせます。
が、ちょっと進んだあたりで待望のヒットです。
サイズは相方のと変わらない17センチくらいのチビですが、まずは1つです。
そして、前々日に部隊長さんと2人で10本くらい出した落ち込みに到着です。
ところが、前日の俺の立ち位置、写真を取った岩、完全に水没しています。
さらに水流も強くなっているので、前々日と相反して、この日は全くチェイスもありません。
しばらく攻めてみてダメなので、落ち込みが岸にぶつかり流れが弱くなるあたりまで流してからトゥウィッチをかけるとヒットしました。
なかなかの引きで上がってきたのは、23センチくらいのナイスサイズでした。
さらに遡上すると、ミノーに変えた相方もヒットをしています。
俺もなんとなくカンドコロが掴めてヒットが繰り返します。
結局、16時くらいまでみっちりやって、お互いにそれぞれ40匹近くをキャッチすることができました。
ツ抜けまではきっちり覚えていて、あとは20匹くらいまでもほぼ意識していて、その後思い返すと15本以上は出ているので、それくらいです。
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先ほど書きましたように、この日はとにかく増水していて遡上が大変でした。
俺も一度流されそうになりましたし、相方は足を取られて待望の首から下を水没という雄姿を見せてくれました。
決して無理はしていないのですが、ちょっと気を抜くとこんなことになるわけです。
渓流は怖いっすね。
この日の収穫は何と言っても、前々日にオボロゲに見えてきたナチュラルドリフトとダウン/ダウンクロスの釣り方がなんとなくわかったということです。
とにかく魚が出るので、いろんなことが試せるのはいいことです。
さらにそれが自分の引き出しになるわけですし。
相当時間をかけて釣り上がったわりには大した距離を移動していませんが、二人とも大満足で釣りを終えました。
その後、温泉につかった後、相方は帰っていきました。
なんだかんだと、喜んでもらえて良かったです。
滞在先に帰宅してメールを見ると、クライアントのエギ師のオッサンからメールが入っています。
なんでも、夜中から伊豆入りするとのことです。
それでは受けて立とうと、3時に現地集合としてこの日は早めに床につきました。
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そして春合宿2009の最終日、4日目です。
2時過ぎに起きてオッサンにメールを入れると、すでにシャクってるとのことです。
現地に行き、話を聞くと、一回アタリがあったらしいですが、乗せれなかったとのことです。
このオッサン、4月上旬に知り合いと伊豆に来たらしいですが、キロアップを含めて3杯獲ったとのことで、侮れません。
夜が明けて、チャンスタイムまで熱心に二人でシャクりますが、全く釣れる気がしませんでした。
周りにも結構な量のエギ師がいるのですが、誰も釣ってないようですので、移動することにしました。
まずは地磯に行ってみましたが、足場がすげえ高く、高所恐怖症の俺はとても釣りをできません。
つか、ここ、いいサイズが来てもきっとランディングできないっす。
さらに次のポイントに移動します。
エギ師はいませんが、イカもいません。
ここでは結構ネバったのですが、異常ナシでした。
まだまだ懲りずに次のポイントへ。
ここは人も少なくイイ感じなんですが、とにかく海藻がすごく、それに神経を使って釣りになりません。
結局10時くらいまで4か所を回ったのですが、2人ともボーズでした。
このオッサン、伊豆で初ボーズじゃないかな?
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というわけで、春合宿2009、ラップアップ終了です。
春合宿の例に洩れず、1魚種しか釣れませんでした。
また、渓流ラウンドはずっと雨に悩まされました。
それでも数の上では、そして自分の引き出しを増やす意味ではものすごく楽しめて有意義な合宿でした。
もちろん、いつもながらに部隊長さんには大変お世話になりました。
すでに3週間近くが経って、ライブやら仕事やらで、ちょろっとシーバスをやった程度でまともに釣りに行けてないわけですが、早いとこ渓流に行って合宿の復習をやらないと、という気分です。
今年は夏合宿ができるかどうか微妙な感じです。
でも、長期は無理でも、あるいは盆ではなくても、なんとか時間を作らないといけないと思っています。
何せ、ここ数年のライフワークなんで、合宿は。
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