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2009/06/20

プチトライアスロン2009

会社の引越しは30分で終わり、金曜はおそらく仕事にならないでしょうから休みを取りました。
というわけで、やはり仕事が休みのファンタジスタS君とプチトライアスロンをやってきました。

狙いは夜中一杯ヤエンをやって、昼前からライトルアー船に乗るという予定です。
時間的には18時間くらい続けるのですが、種目が2つということで、「プチ」なのです。

***

22時にS君にピックアップに来てもらい、出撃です。

現場に行く途中で活アジを買おうと釣具屋に寄ると、なんとアジが売り切れです。
さらにちょっと先の釣具屋に寄ると、アジはあるにはあるけど「生簀の水がイマイチ良くなく赤潮っぽいのでアジの元気が良くない。長距離移動するんだったら保証はできない。」とのことです。

背に腹は変えられないのでここでアジを2人分10匹を購入、あとはポイント近くの釣具屋が開いたらそっちで補充しようということにしました。

とりあえず、その釣具屋近くの漁港でアジの水を取替えることを試みます。
S君が水汲みバケツで水を汲んでいる間にアジバケツから水を捨てていると「うわ」というS君の声、なんと、水汲みバケツに結んであった紐が取れて、バケツだけが落ちていったそうです。

バケツはジンワリと沈んでいきます。
慌ててタモを車から出してきたS君、必死ですくおうとしますが時間がかかります。
すでにアジバケツの中は水が少ない状態で一刻を争うというのに。

バキャー!泳げ、泳いで取りに行け!と半狂乱で叱咤激励しつつ、どうにか15分くらいかかってバケツ救出、水換え終了です。
が、バケツの中のアジはすでに全体的に元気がなく、ブクブクでできる水流に流されて漂っています。

気を取り直して一路ポイントを目指す途中、ネコの轢死体が2つもあり、なんか前途の多難さを予感させます。

あとポイントまで10分くらいのところにきたところ、なんと有料道路が通行止めです。
水の入ったバケツを載せたまま、カーブとアップダウンを走らないとならないわけです。

***

やっと最初のポイントに着きました。
平日なんで、貸切状態かと思いきや、そのポイントは端から端までカンツリ状態でケミホタルが並んでいます。

さらにそこから15分くらいのポイントに行きました。
こちらは多少は少ないかと思いきや、やはり満員御礼状態なのです。

翌日は平日だというのに、なんでこんなに釣りをしているのでしょうか?
大丈夫でしょうかニッポン。

逆に考えればそれだけ釣れているということだと解釈し、次のポイントを目指します。

***

結局入れたのは、小場所なんですがデカイカの実績があるところです。
ラッキーなことに偶然空いていました。

ここでやるのは初めてなので、水深とか根とか海藻の状況とか全くわかりません。
何せ真っ暗で見ることもできないし。

いずれにしても、自宅を出て3時間、やっと開始することができました。
アジも嬉しそうに腹を出して泳いでいます。

結局、4時半近くまでで、ノーヒット。
10匹のアジのうち、3匹は戦わずして寿命を終えました。

***

4時半になり、S君が近所の釣具屋にアジを買いにいきました。
ところが車で2分くらいのところなのに、がなかなか帰って来ません。

5時ちょっと過ぎにやっと戻ったのですが、なんと一方通行を逆走してしまい、出口付近で張っていたパトカーに見事にフッキングされたそうです。

それにしても前夜からあまりのバッドラック続きです。
きっとバッドラックのシメは俺かS君がドザエモンになるんじゃないか、ってくらいです。

***

5時過ぎになると、周囲のヤエン師に連続でアタリがありました。
が、根に潜られているようで、毎回バラしています。

俺らも心機一転新しいアジで勝負をかけます。
しばらくするとS君にアタリです。

神奈川ファンタジスタ流ですので、即ヤエンを入れてジワジワ寄せにかかりますが、ギューンと走られたときに根か海藻に入られてバラシてました。

そして、いよいよ俺にもアタリです。
すぐにヤエンを入れずに、しばらく落ち着くまで待ってからゆっくりと寄せます。

ロッドでゆっくり寄せて、走りそうになると寄せを止め、若干テンションを緩めます。
そして動きが落ち着いたらまた寄せる、と。

どうもイイ感じに落ち着いたみたいなので、ヤエン投入です。
再度ジワっと寄せにかかると、いきなり走り出しました。
そして、あっという間に根に潜られ、ヤエンごとバラシです。

つまり、このポイント、かなりキツい海藻帯があるみたいです。
だからデカイカが集まるわけですね。
そして、ここの攻略はかなり難しいです。

7時くらいに最後のアジを投入したまま、その場で仮眠をしていましたが結局ダメ。
完全なズーボーでイカラウンドを終了しました。

***

それからファミレスで朝食を取り、向かった先はライトルアー船です。

前夜からのあまりのバッドラックにまだ何かあるんじゃないか、とネガティブな予想を楽しんでいたのですが、幸いこっちは楽しめました。

乗船者は4人です。
30人くらい乗れそうな船だったので、余裕たっぷりです。
平日の釣りはこうでなくっちゃ。

今回は、お裾分けを含めて8本くらいキープしようと思っていました。
ところが最初のポイントからいきなり入れ食い状態です。
良いサイズのもの、特にマサバだけを選んでいても、最初の30分くらいであっというまにオミヤゲ完了です。

とりあえずキープはやめて釣りに専念します。
ところが行くところ行くところ、ガンガンと釣れるのです。
そして残り1時間半くらいのところで、大サバがかかりだしました。

あるかなりタナが浅いポイントではキャスティングをやってみました。

ジグをキャストして、水面直下をロッド下向きのジャークをすると遠くでヒットするというショアジギっぽさが楽しいです。

さらにジグ以外も試してみようと、まずはピンククリアのザラを取り出します。
この船はトリプルフックは禁止なのでシングルに変えようかとしたのですが、ザラってフックがスプリットリングじゃなくてネジと金具で留めてあるのです。

ザラはあきらめ、ジャクソンのピンテールチューン1ozのフックをはずし、ジグで使っていたアシストフックをそのままにしてやってみました。
トゥウィッチや高速巻き、などなどをやっているとすげえアタリです。

結局これで釣れたのがこの日の最大、50センチあるかないかのマサバでした。

この50くらいとか40センチ台後半のサバになると、せっかくなんでキープをしてしまうのです。
最終的にこの日の持ち帰りは15本でした。

正確には数えてないですが、釣れた数だと70くらい、バラシ入れるとヒット数は90近かったかもしれません。
釣りに関しては全く飽きないだろうと思っていたS君が、周りは釣れているのに途中俺のとこに来て喋るくらい飽きていたくらいですから。

***

今回はマサバが多かったので、久しぶりに刺身を食いました。
この季節どうかなと思ったら、相当脂が乗っていて、口の中でトロケる味わいでした。

あとはおなじみの胡麻鯖、茶漬け、〆鯖、あとは鯖味噌煮用の下拵えと、切り身に強塩をして塩鯖を作りました。

結局、酒飲んで鯖食ったくらいに電池切れ、23時くらいに完落ちしました。

***

まあ、やはりプチですね。
やっぱり渓流をからませたりして、命の削り幅を増やさないとトライアスロンとは言えないっす。

とはいえ、素人(イカ)の難しさや悔しさ、風俗(サバ)のお手軽さや満足感、両方が味わえる複数種目ってのはいいもんっすね。

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コメント

ご無沙汰です。
私の方は仕事に追われてイカ釣りもしてないと言うのに平日に釣りしてるし。おまけに鯖爆ってるし。

Myライトジギング用のベイトライン新品に巻き替えてあるんだけどな~(笑)

投稿: 部隊長 | 2009/06/24 18:42

部隊長さん

お返事遅れてすみません。
そういえばライトルアー船、一緒に行きましょう。
去年のリベンジをしないといけませんね。

投稿: Open6E | 2009/07/01 22:26

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