夏合宿2009ラップアップ
もう9月になってしまいましたが、夏合宿のラップアップを書いておきます。
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伊豆には8/11の夕方から8/16の早朝までいたのですが、8/14に前職最後の仕事があったので一旦前日から帰宅し、実質釣りができたのは12日、13日、15日の3日間だけでした。
さらに、8/10から11にかけて台風が来た上に、8/11には地震という、俺のサゲチン濃度がMAXに近づいていたようです、ありがとうございました。
準備したタックルは、青物用としてメタルジグのタックルに弓角のタックル、あとは渓流用のルアータックル+ウェーダー等一式です。
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まず初日の12日ですが、景気付けに青物退治に出撃しました。
どの港に行くのか迷ったのですが、混んでるのは間違い無いですが実績重視の港です。
今日の課題はロングリーダー弓角リグの検証と投げ竿での投げ味と釣り味の検証です。
朝3時半くらいに到着したのですが、堤防先端付近はそこそこの人が入っています。
場所を確保し、タックルを準備します。
まだ暗いうちにまずはロングリーダー弓角リグで、ちゃんとツノがゴム管から外れるかを試してみます。
キャストして、巻いて来ると、ツノは見事にゴム管にささったままでした、ありがとうございます。
というわけで、この作戦、終了。
多分、ゴム管を極太にしたので穴が大きすぎて、弓角の針のカエシの部分までゴム管に入っているのが良くないみたいです。
もう少し細いので針先だけ入るようにすればうまくいくのかもしれません。
ただ、これがうまくいくとしても、毎回毎回長い竿で天秤を手元に引き寄せて長いリーダーの先の弓角を天秤のゴム管に装着する、というのはかなりメンドクサそうです。
実際に手返し勝負の弓角においては、キャスト回数が半分くらいになりそうです。
そういうわけで、この作戦は却下となりました。
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さて、釣りの状況ですが、ワカシとソウダが回遊しているらしく、カゴ師にツノ師、ジグ師と堤防は人で一杯です。
とにかく、2メートルの隙間があれば人が入ってくるような状況です。
あまりにもテンションが下がるのですが、せっかく早い時間から入っているんで、しばらく我慢して投げ続けます。
今回初投入の投げ竿ですが、遠投磯竿やルアーロッドよりは硬いので、投げるのはそこそこ投げやすいです。
が、何度も書いてますように、とにかくトラブルが多いのです。
おそらくPEを想定したガイドセッティングになっていないというのもあるのでしょうが、PEがガイドに巻きついて失速したり、高切れしたりするのです。
天秤を4つほどロストしてココロが折れかけましたが、そこそこ魚が回っていて、周りはポンポン釣り上げているので、せめて数匹イイ思いをするまでは、とがんばりました。
しかも、トラブルが発生して仕掛けを作り直してるときに限って時合いが訪れます。
なんとか注意深くキャストをすることでトラブルを極力減らして黙々とキャストします。
周りが釣れていると気ばかり焦ります。
焦るとキャストが雑になったり、巻きのスピードが合わなかったりして、軽いアタリはあってもフッキングに至らないという悪循環に陥るのです。
この軽いアタリが連発するときに、弓角のフックをチェックしてみると、ナマってるわけではないですがキンキンでもないという状態です。
これはいけません、シャプナーを持っていないので、弓角そのものを交換です。
この日の当たりツノは白系でした。
白系の手持ちが少なかったのすが、背に腹は変えられないのでフックポイントがキンキンのツノに交換です。
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結局、最初の1本をキャッチしたのは開始からしばらく経ってからでした。
周囲の人は目の前2-30メートルのところまで魚が追ってきて、何度も表層で出るような状態でした。
俺も天秤がギリギリ表層に出るくらいのスピードにして竿を立てずに引いていると、すぐ目の前でいきなりひったくるようなアタリがあり、フッキングしました。
これが30センチ台前半のソウダです。
今年の弓角第1戦で早くもキャッチすることができました。
検証項目の1つである釣り味ですが、25号負荷の投げ竿だと硬すぎず柔すぎずなかなかのものでした。
さあこれからガンガン行くっすよ、という気分で引き続き投げ続けますが、相変わらずチャンスタイムにトラブルという悪循環で後に続きません。
とは言うものの、この日は常連さんも「今年一番のアタリ日」と言うくらい回遊が続き、11時半くらいまでの間に釣っている人は2ツ抜けや3ツ抜けをしてそうな感じでした。
俺もその後、ソウダを3キャッチ+2バラシ、ワカシを2キャッチ+1バラシ(ランディング後にポロリで追ううちに自然リリース)という、周りに比べるとショボいですが個人的には満足な結果となりました。
帰宅後、ソウダは丁寧に血合いを抜いて茶漬けに、ワカシは刺身としました。
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この日、前述したようにかなり足元近くまで魚が回っており、隣のベテランさんはカエル(遠投マウス)を使ってバカバカとキャッチしていました。
カエルの威力を見せ付けられたのでインタビューしてみると、こういうときはカエルの方が強いし追ってくるのが見えて楽しい、とのことで、普通のフローティングのカエルにオモリを付けてチューニングをし、飛距離をかせいでいるとの情報を得ました。
とりあえず帰宅中に釣具屋に寄って白系の弓角と天秤を補充しつつ、カエル用のオモリを探しました。
このオモリ、中通しの丸いヤツなんですが、一旦カエルを分解しないとならないっぽいのでさてどうしようかと思っていると、ちょうどスプリットショットのでかいヤツ(5号)で割れ目をゴムでコーティングされているものを発見しました。
俺のカエルは本体の間は金属ではなくヒモのようなものが通っています(ヨーヅリ製)。
ですので、ヒモの部分にこの巨大ガンダマをカマすと、なんとなくイイ感じになりました。
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さて翌日。
初日の帰宅中におなじみ部隊長さんから電話をいただき、翌日渓流に付き合っていただくことになりました。
台風直後なので遡行が厳しそうとのことで、逆にイイ感じっぽい松川に行き、状況に応じて狩野川水系を攻めるというプランです。
朝5時に松川湖の入漁券販売所で待ち合わせをし、それから湖の上流部に入渓です。
松川は、遡行には全く問題が無い程度に増水をしていて釣りやすいことは釣りやすいのですが、魚がスレてるのか、チビのチェイスがある程度であまりヨサゲな感じではありません。
どうにかチビを1匹ヒットさせますが、持ち上げたところでポロリと落ちてしまいました。
その後、部隊長さんが1匹同じようなサイズをキャッチされていましたが、あまり期待できる感じではありません。
この日は翌日の仕事のために夕方から一旦自宅に戻ることになっていたので昼くらいまでのケツカッチンとなっていることもあって、早々に退渓し狩野川水系に移動しました。
***
まずは冷川に入ります。
やはり台風の影響か、かなり増水していて、流れも強いです。
始めて早々、腰くらいまでウェーディングして太い流れの横にある大岩の裏を通していると、ヒットです。
ドラグを緩めにしてあったのですが、それでもなかなかの引きで寄せてきましたが、結局ランディング直前にフックアウトしました。
結局、そのポイントはちょっと先に行くと増水で深くなっていたので、そのまま退渓です。
さらに何箇所かヤブコキをして何キャストかして、遡行できないので上がって、という感じを繰り返し、徳永川に入りました。
この間にチビのバラシが1回ありました。
***
その徳永川のポイントは、以前にKidがナイスサイズをバラしたところらしいです。
かなりショートレンジなので、慎重にアプローチをしました。
真上から見ていた部隊長さんによると、ナイスサイズが追ってきたみたいですが、ヒットに持ち込むことができませんでした。
そこから遡行したのですが、なかなか良い渓相です。
期待は高まるのですが、チェイスはイマイチで、結局堰堤までがんばりましたがヒット無し。
結局時間となったので、ここでタイムアップです。
お盆期間であり、台風後というコンディションでしたが、のんびりと歩いてできそうなところを撃っていくというユルい釣り方で、部隊長さんと色々と話をして楽しい時間を過ごしました。
部隊長さん、今回もお世話になりました。
考えてみれば、初めてご一緒させていただいてからちょうど2年になるんですね。
***
14日は終日仕事をしてから電車で伊豆に戻りました。
その電車内でファンタジスタS君とずっとメールをしていて、「伊豆は青物が激アツだ、今を逃すともうチャンスは無い」くらいのイキオイで煽ってみました。
なんでも翌日朝10時過ぎには帰宅してないといけないという厳しい条件ながら、すっかりその気になってついに合流することになりました。
S君は最終電車で自宅を出て伊豆に来て、8時過ぎの電車で戻るとのことです。
というわけで最終日の15日、前夜最終電車で到着したS君をピックアップしに行ってから、滞在先で仮眠を取り、3時すぎに現場に行きました。
土曜ということもあって堤防上は初日以上の人手です。
準備をして、ほどなく夜明けです。
どんどん間に人が入ってきて釣りづらい状況はやはり初日以上ですが、なんとか頑張りました。
堤防上で最初のヒットはS君でした。
なかなかのサイズのソウダです。
さらにS君にヒットですが、これはバラしていました。
かなりテンションが上がった2人は黙々とキャストを続けます。
フルキャストをして中速で巻いているとヒットです。
いい引きで上がってきたのは丸々としたヒラソウダでした。
その後、近くでヒットし始めたので、チューニング済カエルを使おうかと思ったのですが、向かい風が強くなってきたので飛距離が期待できないため、使用を断念しました。
この日は初日のように、周期的にガンガンと回ってくる感じではなく、時々ポツポツとヒットするという状況でした。
ラインのトラブルに関しては、ガイドに絡んで失速することは多々ありましたが、とにかく慎重にキャストをしたので、高切れをすることはありませんでした。
とは言ってもストレス多すぎです。
S君は結局もう1本バラした後に1本をキャッチ、俺がその後2本ヒットで2本キャッチという感じで7時半になりました。
電車で帰るため、2本でオミヤゲは十分とのことで一旦終了です。
S君を駅まで送った後、まだ早い時間だったので場所を変えてもうちょっとやろうかと思いましたが、運転中に急激に眠くなったので、結局そのまま帰宅しました。
ちなみにこの日のヒラソウダは釣りたてで血抜きをしっかりしてから刺身で食いました。
当日の速報エントリに「ヒラソウダは脂が乗っていて、かつモチモチとした食感で言うことなしの味でした。」と書きました。
すると、数日後の釣庵まこさんとこの
このエントリにも、
================
まず、血を抜いたカツオの食感は、身のきめが細かくなってムッチリした感じになります。また、身の色がやや淡い明るい色になり、味はアッサリした感じになります。
================
と書いてあるではないですか。
本ガツオとソウダガツオという違いこそあれ、今回普段以上にモチモチと感じたのは、やはりかなりしっかりと血抜きをした結果なのかな、と思いました。
***
というわけで、結果的には普段と比べてあまり時間を取ることもできませんでしたが、そこそこ充実した合宿だったと思います。
青物に関しては、釣果は満足ですがタックルのトラブルが多いことと人が多いこと、これがストレスでした。
タックルに関しては、前回のエントリでも書きましたように、根本的な解決が必要そうです。
渓流は、釣りがしにくい環境だったという点はありますが、里川っぽいところをのんびりとやるというのもたまにはイイ感じですね。
釣果に関しては全然でしたが、イイのが1つヒットしたことで、まあヨシとしましょう。
今シーズンもう1回伊豆の渓流をやりたいと思っているのですが、難しいかな?
今年は年末年始に伊豆に帰るかどうか微妙なので、冬合宿に関しては全く未定ですので、チャンスを見つけたら遠足やトライアスロンとして伊豆に来たいと思っています。
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コメント
ご紹介賜り恐縮です。
どちらが好きか?はさておき、
カツオ類は血抜きすると変わりますよね。
ところで、質問なのですが、
力糸はキャスト切れ予防ですか?
キャストできる状態に仕掛を垂らした状態で、力糸はリールに何m位巻き込んでますか?
投稿: まこ@釣庵 | 2009/09/01 13:54
まこさん
力糸はキャスト切れ対策です。
以前PE1.5号のときに結構切れたんですよ。
合宿では1.5だったもんで。
が、先週末は2号にしたらナシでも大丈夫でした。
巻き込み長さは13mの力糸分マイナス竿の長さ3.9mマイナス50センチくらいっす。
何か思い当たることあります?
藁にもすがる思いっす。
投稿: Open6E | 2009/09/02 20:42
ご承知の通り、
構造上スピニングリールはキャスト時にラインを螺旋状に放出します。
螺旋状に放出されたラインには遠心力が加わり、
外側に広がる力がかかりますし、
広がった螺旋は外側だけではなく前方にも同時に進もうとします。
障害がなければ、その力は加えた力の範囲内で、
どんどん大きくなる…つまり螺旋の直径が大きくなって行くと思うのですが、
広がりながら前のめりになった螺旋状のラインは、
やがてガイドと干渉して絡まるのだと思います。
物理的に考えればラインの重量が重い(≒太い)ほど、
その力は大きくなると思われるので、
重い力糸が作る螺旋の軌跡は大きくなるし、
それを追う様にPEの軌跡も膨れていくと思われます。
もしそれが原因であるとするならば、
最初に試すべきことは力糸を外すこと。
そして代わりに4号くらいのナイロンを最低限に繋いでみては?
ちなみに私が考える「最低限」は、
天秤までの垂らし+竿の長さ+リールに2、3巻き(2〜3m)くらいでしょうか?
3.9mの竿なら7〜8m?それをできるだけ結び目の小さい、
シングルラインのノットで接続して試してみてください。
それでダメとなると、よほど竿のガイド設定が悪いか?
リールとの相性が決定的に悪いか?
と言うことになると思います。
まずは、一番安くて手軽なとこから試してみては?
投稿: まこ@釣庵 | 2009/09/02 23:48
まこさん
珠玉のアドバイス、ありがとうございます。
何となく、細いラインの方がトラブルが多そうに思っていました。
力糸は必然的に2投くらいでダメになり、リーダーも使ってみました。
ただ、そこまで長くは取ってないですが。
結びコブのないノットでもガイドに干渉してしまい、それでスピード低下→ガイドにからまる、という感じに思えるのです。
さらにリーダーさえ付けずに2号PEのみで投げてみると、多少はマシですが、やはり途中でピョンピョンができたりしてしまうのです。
遠投磯竿でここまで酷いことはなかったので、竿が悪いのかな、という結論に達したみたいです。
何パターンか、アドバイスを試してみます。
ありがとうございました。
投稿: Open6E | 2009/09/07 21:30
リーダーは、キャスト切れしたり指を傷めたりしないようなら無い方が良いでしょう。
キャスト切れしない最低限の太さの道糸+グローブまたは指サックがよろしいかと。
投稿: まこ@釣庵 | 2009/09/09 13:56
まこさん
すみません、ちょうどPCが壊れるタイミングだったようで、いただいたコメントへの返信をしていませんでした。
結局、最近はナイロン4号でトラブルレスでやっております。
さほど遠投が必要ないところなんで・・・
が、プロボウラーみたいなフィンガーガード?はつけてますよ。
投稿: Open6E | 2009/10/06 22:36