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2009年10月の8件の投稿

2009/10/30

One Rainy Morning

何よQ子、こんな朝っぱらに召集かけたりして。
かけるのは顔にして、って違うでしょ、このオカチメンコ!

あら何?車から楽器取り出しちゃったりして。
路上よココ、路上。
アタシは育ちがいいからアオカンはダメなのよ。
シャワーあるとこがいいからマンキツにしてマンキツに。

なにアタシに持たせてるのよ重いわよギターケース。
重いと言えばオトコの重さを最近感じてないわよね、お互い。
アンタみたいな汚いオカマはしょうがないとしても、アタシみたいな美肌自慢がオトコヒデリなんて世も末よね、リーマンショックよね。
あら何?誰がトドですって?くやしー!
ハゲちゃいなさい、ハゲちゃえばいいのよアンタなんて。

あらこのスタジオいいわね、カワイイ男の子が一杯いるじゃない。
ちょっとアンタ、そんな食いつきそうな顔で見るんじゃないわよみっともない。
アタシは大丈夫よ、チラ見得意だから。

あらやだ、目が合っちゃったわよ。
ちょっとコワモテ気取って好感度アップ狙っちゃおうかしら。
うふふ、ちょっと好感触、股間度もアップね。

どうぞお入りくださいなんて言ってるわよ。
そんなら入っちゃおうかしら無理矢理。
後ろから不法侵入、なんて言ったりして。

はいはい、チューニングね。
いいでしょこのチューナー、ヘッドに挟んでおくと振動でチューニングできちゃうのよ。
もうビンビン感じちゃうんだってさ、やあねえ。

何やんのよ曲は。
「絶倫オカマのブルーズ」?
いいわよ望むところよ。
キーはAね。
Bはペッティングよ。

Gipsy woman told my mother
before I was born
You got gay child comin'
He gonna be a son of a gun
Gonna make pretty boys jump and shout
But the world wanna know
Hoochie Coochie Gay.

あら、4ヶ月近く演ってなかったワリにはイイ感じじゃないの。
でも弦がサビサビよ。
アンタの愚息もサビサビでしょう、ザマアみなさい。

ほらほら、ソロ取りなさいよ。
そのケガれたオクチでしっかりハモニカに吸い付きなさいよ。
やあねえ、ハモニカをヨダレでダラダラにしちゃって、まるでサカリの付いたオカマじゃないの。

じゃあ次はしっとりガマン汁の曲やっちゃおうかしら。
スライドギターで電マ攻撃やっちゃうんだから。
「やさしいオカマのブルーズ」、キーはGよ。
自慰はウチでやんなさいよ。

I've got a kind hearted gay
He studies evil all the time

アンタのダミ声もいいじゃないの。
ちょっと泣けたわよ、股間が。

それにしてもあっという間よね、1時間なんて。
でもタマにスタジオ入るのもいいわよね。
タマタマはもっといいけど。

で、何なのよ、何で突然のスタジオなのよ。
は?ライブのブッキング?
いつものショーパブ飛び入りじゃなくて、ライブハウス?

もう決めちゃったってアンタ、ハッテンバの告白タイムじゃないんだから。
で、いつなのよ、ギグは。
アタシも色々忙しいんだからね。

なんですって?
あと2週間しかないじゃないのよ。
早すぎない?早漏は嫌われるわよ。

焦っちゃうわねえ。
曲も構成もアレンジも集客も脱毛もやんなきゃいけないじゃないの。

ホラ帰るわよ、Q子。
ちょっとアンタ、ヒゲ伸びてきてるわよみっともない。
そういえば、こないだ蒲田のハッテンバでね、そうそう、池上通りの方に行っ・・・・

(実話。一部脚色。)

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2009/10/24

フィッシング歳時記

日を追うごとに、季節が変わっていっているのを感じられる時期ですね。

俺の生活の中で最も季節感のあることというのは、当然釣りです。
音楽やったり酒飲んだりは基本的にいつやってもそれほど(酒の場合は肴が変わりますが)季節の差は無いのです。

***

15年くらい前まで、釣りといえばほとんどバスだけしかやっていませんでした。
その当時はいつもどんな季節もバスだけをやって、たとえ厳しいシーズンでもいかにバスを食わせるか、というような釣りだったわけです。

さらにバスをやらなくなって10年近くが経ち、また釣りを再開しました。
そのころはエギによるイカのみに心血を注ぎ、真夏でも念のためエギを投げたりしていました。

それからはシーバスをやったりメバルをやったりと少しずつ他の釣りは増えていきましたが、ちょうどこのブログを立ち上げたころから急激に俺の中で釣りへのボーダーが無くなり、今では色々な釣りをするようになりました。

そうなると旬の釣りということで、季節ごとにもっとも楽しめるものをやる、という形に変わってくるわけです。

***

さらにあまりにも沢山の釣りモノが増えてきた後、あまりやらなくなったりするものが出てくるなど、なんだかんだと淘汰されてきました。

今では、俺の中での方向性としてこんな感じです。

これを季節にマッピングしてみます。
いわゆる歳時記です。
こういうのって、一度きちんと釣りモノとポイントと季節でまとめておくといいなと思いつつ、なかなかまとめる機会が無いのです。

大体1月2月は根魚をちょこちょこやりつつ、寒いのを我慢してヤエンに行ったりエギを投げたりしています。
年末年始の伊豆での冬合宿では主にエギとあとは根魚をやります。

3月になると、渓流がシーズンインするので、これまた釣果はイマイチながら渓流に行ってしまいます。
さらにマルタが始まりますので、フライのリーダーが8ポンドになります。

4月5月にはそこそこのペースで渓流に行き、時間が無いときにはシーバスに行きます。
さらにヤエンも回数が増えてきます。

6月になるとラストスパートのヤエンがメインで、同時にサバ船がスタートします。
渓流もできるだけ行きたいところです。

7月になると、メインは渓流、さらに西湘サーフの青物も気になりだします。

8月は青物です、特に伊豆での合宿で弓角がメインウェポンになります。
同時に渓流もラストスパートとなります。

9月になると青物が三浦半島で出だすので、ショアジギングと遠投カゴサビキを使う機会が増えます。
伊豆に遠足に行ったりすると、弓角さらにエギでの小イカいじめも始まります。
渓流がボチボチ最後になります。

10月も三浦半島の青物に加えて、近場のシーバスや、伊豆でのエギをやることもあります。

11月になると秋冬のヤエンがスタートします。
12月も引き続きヤエンです。

これらにプラスして、鯉をやったり餌をやったりカンツリをやったりするわけです。

***

今年はどうかというと、上記プライオリティの高い釣りがなんとなく尻切れトンボなんですよ。

6月のイカもピリっとせずに終了しましたし、渓流も台風後の夏合宿狩野川水系でのユルい(それはそれで楽しいのですが)感じが最後になっていますし。
このまま青物もなんとなくガッツリ釣りきって終了って感じが無いんですよね。

つまり今年は、釣果に関係なく自分の中でのきっちりとした区切りが付けれていません。
だから釣具部屋にはスクランブル発信用のセットとしていまだにヤエンタックルが置いてあったり、渓流セットをまだ片付けていなかったりしてるんです。

大体毎年釣りモノの変わり目に釣具の衣替えをするんですが、それをやっていないもんですから。

とりあえず今月が終わるくらいに一旦きちんと整理が必要だと思っています。
11月のヤエンシーズンインから再起動です。

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2009/10/19

三度目の正直?二度あることは三度ある?

俺の中ではオカッパリ青物シーズンはそろそろ終わりの季節です。

というわけで、昨朝3:30スタート8:00終了で三度目の正直として前二週に引き続き三浦半島方面に出撃しました。
二度あることは三度ある、となりそうな悪寒がビンビンでしたが。

前週アジが釣れたので、暗いうちにアジをいくつかあげとこうとケミ付きウキをセットした遠投カゴサビキの第一投目、いきなりの高切れでウキから先をロストです。

スペアのウキやケミが無いので、これで明るくなるまでやることがありません。
恐るべき負のオーラです、ありがとうございます。

しかも暗いのに周りの餌師はポツポツとサバをあげてるんで死ぬほど焦ります。
その後4時過ぎに店長Qが合流し、二人でルアーを投げますが異常なし。

やっと薄明になったので、サビキを再開です。

そして数投後にサバがヒットです。
先週のアジを除くと、久々に回遊魚が釣れました。

どうも時合いのようで、ちょっとして店長Qがバイブでヒット、さらに俺がバラシです。
が、長くは続かず、しばらくジグを投げたりサビキに戻したりしていました。

また周りにヒットしたあたりでサビキにヒット、またサバです。
さらに店長Qがバイブでキャッチしましたが、それから潮止まりだからか回遊が止まりました。

結局お互い二本ずつサバをキャッチという結果でした。
俺はサビキなのに、店長Qにはルアーで釣られたのは悔しいです。

終了直前に隣のカゴ師が極めてイナダに近いワカシを釣り、気合いが入りましたが、二本ずつ以降は結局異常なしで終了でした。

久々に青物が釣れたんでよかったです。
が、サイズがイマイチ。
中途半端に良かった良かったって感じなんですよ。

そんなわけで、そろそろ秋ヤエンに移行するか、もうちょっと青物やるか悩んでいます。

小さいサバでしたが、すべてマサバで脂の乗りも良く、食べるには満足できました。

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2009/10/16

景気付け

ここ最近、ジワジワと忙しくなってきています。
が、バリバリと忙しいんじゃなくて、中途半端に忙しいんですよ。

退社時間は相変わらずそこそこ早いんですが、プールに行くにはちょっと遅い。
そんなわけで、ここ2週間くらいあまり泳いでおらず、平日単独水泳倶楽部は開店休業状態です。

***

まあ、中途半端に早く帰宅するんで、やたらと本読んでいます。
それも新しく買った本じゃなくて、元々持っていた自宅にあるものなんですが。

現在のところは司馬遼太郎大先生の幕末モノを片っ端からです。
幕末モノがそろそろ終わるんで、次は戦国モノでしょう。

その後は池波正太郎大先生の剣客商売あたりになるんすかねえ。

***

そして映画も見ています。
最近俺的に大当たりだったのが、「ユージュアルサスペクツ」。

今ごろかよ、と言われそうですが、今ごろなんですよ。
俺の好きな映画の要素がたっぷり詰まっていました。

で、2回くらい続けて見てもまだちょっとモヤモヤが残ったんでWebを見てみたらこんなサイトがありました。
まだこの映画見てなくて見る可能性がある人はここ見ちゃダメっすよ、

そして、フッ、消えた.... 『ユージュアル・サスペクツ』 - カイザー・ソゼの謎 -

カイザーソゼ、すてき。

***

結局っすね、退屈じゃあないけど、なんかプライベートが停滞してるんですよ。
どれもこれも熱くない。

こういうときには風穴を開けるための景気付けが必要っすね。
やっぱりお祭りでしょう。

というわけで、11月に入ったくらいにライブでもやろうかな、と店長Qとは話しています。

***

10月も半ばにさしかかりました。
今年も歳を取りました。
20歳と240ヶ月になってしまいました。

俺、20代より30代の方が断然面白かったんで、きっと40代はもっとおもしろくなるはずです。

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2009/10/13

一歩リード?

先週金曜に出撃したファンタジスタS君が好調で、それに続くために昨日朝8時までの短時間勝負で三浦半島に出撃しました。

3時半くらいに着いたので釣座の確保が心配でしたが、ややウネリがあり横風だからか、いつもの場所に余裕で入ることができました。
準備をして待ってると、暗いうちから目の前でベイトが追われてるような雰囲気が期待を高めます。

どうにか着水箇所がわかるくらいになり、ジグをキャスト開始、入魂の漢ジャークでゴキゲンを伺います。

すると、同時に投げておいたサビキにアジがヒットです。
最大20センチくらいのいわゆるヤエンサイズを3連続でキャッチし、乱獲が予想されました。

が、それ以降何も起こらずジグもサビキにもアタリはありません。
回りもサビキ師にサバらしきのが一匹釣れていただけで、ジグ師は全員撃沈してました。
結局、アジ3匹という微妙な結果でした。

ちなみに俺が帰った後にカレイ狙いでS君も同じ場所に入ったそうですが、その頃にはサバやソウダが上がっていたそうです。

宿敵Tとの、青物を遠ざけるサゲチン王争いも佳境に入ってきました。
つか、一歩リードしてるかも。

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2009/10/09

アンチョビ作戦

釣りの楽しみの一つに、食べることがありますね。
精神としてのキャッチ&リリースはココロに常においといて、美味しいものが釣れたら美味しく食べる、これも大事なことです。

ここ最近(5-6年)釣った魚を食う機会が増え、それに伴って料理自体にも色々と興味が沸いてきました。
まだまだ大したことは無いのですが、それでも魚さばいたりとかは我ながら随分手際が良くなったのです。

そうこうして、釣った魚やお裾分けしたりされたりした魚の料理をあげたりその写真を送ったりしているうちに、感化されたファンタジスタS君も色々と料理を試すようになってきました。

***

今年の正月、宿敵Tが千葉方面に釣りに行って、カタクチイワシを超大量に釣ってきて、200匹くらいS君にお裾分けをしたそうです。
(俺は伊豆にいたのでもらいそこねました)

何匹かは刺身で食ったりナメロウにしたりツミレにしたり干物にしたりしたのですが、それでも100匹くらいは余ってしまったので、S君はネットで料理を探したそうです。

そこで見つけたのがアンチョビ。
ヤツはアンチョビを作ることに決めたそうです。
そのアンチョビが最近完成したらしく、先日シルバーウィークのお土産と一緒に持ってきてくれました。

そしてそれを食ってみるとこれがものすごく美味い。
塩加減もバツグンで、パスタにしたりドレッシングにしたり、何よりもそのまま食ってもツマミやご飯のアテ(いやマジで)にできるくらいです。

早速、作り方を聞くと、以下のようなメールをくれました。

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Subject:アンチョビレシピ
======
作り方
1. イワシの頭と尾を切り落し、内蔵を出す。

2. 中骨にそって親指で腹をさいて開き、流水で洗いながらきれいにし、ザルに上げて水気を切る。

3. ボウルにイワシを入れ、全体にたっぷりと塩をまぶす。
(外側だけでなく内側にも)

4. イワシを半分にたたんで密閉容器に入れ、ハーブを入れて冷蔵庫で2ヵ月おく。
(水が出るがそのままでよい→ひしおになる)
# 我が家は、ローズマリー(近所からくすねた)、ローリエ、粒こしょう、ハーブソルトを使用。
# ひしお:ナンプラーみたいなもんすね。
# 丁寧に作業するとここまで作業が、100匹で3,4時間位。冬場の冷水は、かなり手に堪える。

●2ヵ月後
5. イワシを取り出して流水で洗い、ペーパータオルを敷いたザルに上げ、上の面にもペーパータオルを敷き水気を取る。

6. 身を2枚に切り離しながら、中骨と大きな小骨、ウロコや背びれ、腹びれを取る。
(取らなくてもよいが、ペーパータオルで軽くこするようにして皮を取るとロイヤル・アンチョビー)
# 今回は、ロイヤルを作ろうとしたけど、手間がかかって断念。

7. 煮沸消毒した空き瓶にイワシを入れ、少量のブランデーや白ワインなどを振りかけ風味を付ける。
# 我が家はブランデーを使いました。

8. オリーブオイルをイワシがかぶるように注ぐ。
(または、オリーブ油とサラダ油1:1)
# 我が家は、オリーブ油とサラダ油6:4にしました。

9. 常温でねかせ約1週間後から食べられるが、冷蔵庫で一年以上ねかせるとより美味しくなる。
# この間お渡したものは、半年寝かした物になります。


オリーブオイル100%で漬けた場合、冷蔵保存すると油が白く固まります。
そうなると、あまり熟成が進まない上に、アンチョビを取り出した後の残りのアンチョビが空気に触れてしまい、そこから雑菌が繁殖し、だめになるらしい。
塩分の濃い目であれば常温保存で大丈夫ですが、塩分を薄くした場合は常温保存では日持ちしません。

ちなみに、アンチョビをニンニクとオリーブオイルでバーニャカウダにすると、どんな生野菜(キャベツ、大根、人参、キュウリ、カボチャ、セロリetc)につけても、めちゃうまいっすよ。
これこそ感動。

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バーニャカウダときたか。
知らねなあ、そんな食い物。

それにしても大したもんです。
もしガッポリとイワシが釣れるようなことがあれば試してみようと思います。

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2009/10/07

脳内BGM

先週土曜日に放映された「ザ・フィッシング」を録画したものを昨晩見ていました。

どうでもいい話ですが、ダイワのロゴ、変わってましたね。
なんかチンケなメタルバンドみたいなロゴですね。
ちょっと調べてみたら、

====
ダイワ精工株式会社は、2009年10月1日より「グローブライド株式会社」に社名を変更いたしました。
この社名変更に伴い、弊社Webサイトは新規アドレスに移行しております。
====

だそうです。
ダイワというのはフィッシング単独のグロ-バルブランドネ-ムになったとのことです。

さて、番組の内容は小豆島でのアオリイカをエギで狙うというものでした。
スクイッドクラッシャーズという微笑ましい名前のユニットが島を駆け回って釣りまくるんですが、これはこれで面白かったです。

やっぱり釣る人ってのは、色々と考えていますね。
多分、沢山の視点で分析や実践できるってのはイコール経験からくる引き出しが多いということでしょう。

が、今回のエントリの本題はその内容に関してではありません。

この番組中の音楽、ほぼ全編にわたってクラッシュの「Should I Stay or Should I Go」が流れ、他にもクラッシュの「Rock the Casbah」かつ最後はシド(ヴィシャス)の「My Way」で〆る、という構成でした。

ランガンスタイルで釣りをするときの心境「ここで粘るか、それとも移動するか」というのが「Should I Stay or Should I Go」にぴったりで、実際に早送り映像や差込みと組み合わせてなかなかカッコ良いデキでした。
最後の「My Way」はちょっと無理矢理感がありましたが。

***

最近、特にここ10年くらい(ずいぶん長い最近だ)のテレビの番組中やCMで流れる音楽って、やたらと俺のアンテナにかかる曲が多いと思います。
パンクを含めた60's-70'sのロックだったり、あるいは80'sのMTV勃興期のころ(=洋楽を聴き始めたころ)に良く流れていた洋楽だったり。
原曲の場合もあればカバーされたものもあります。

これって、ここ10年くらいの間、番組やCMを作る人間が俺と同世代ってことなんでしょうね。
彼(彼女)が表現したい映像とかCM、もっと言うと質感とか空気感があって、それに合う音楽を考えると当時自分が聞いていた音楽がひらめく、という感じなのではないかと思います。

音楽ってのは不思議なもんで、昔聞いていた音楽を突然聞くと、記憶の中のある情景とか空気感なんかが蘇ってきますよね。
あるいはある状況に出くわすと、突然何かの回路がつながったように、昔聞いてた音楽が頭の中に流れてきたり。

俺の場合、大嫌いなクラプトンの中では割と好きなアルバムであるデレク&ザ・ドミノスの「レイラ」の1曲目を聞くと冬の雨の中を車で走っている状況がフラッシュバックするのです。
フロントガラスに当たる雨とそれを拭うワイパー、湿り気を含んだ暖房の熱などなど。

あるいは、夜から朝になるときに、いきなりドカーンって朝日を浴びるときにはクラッシュの「Garageland」なんですよ。
これは以前に書きましたね。

***

いずれにしても、今回のザ・フィッシングは、ランガンによるルアーフィッシング(エギですが)というスピード感のある釣りということでパンクが取り上げられたわけですね。
これ、賛成。

他に釣法やターゲットと音楽を結びつけると案外傾向が出てくるんではないでしょうか?
多分、人それぞれでこの結びつきも変わってくるでしょうから、それもまた面白い。

***

俺の場合、以下のような感じでしょうか。
これは合う合わないというより、この釣りをやっているときに頭の中で鳴っている音楽なんですよ。

  • 渓流ルアーやテンカラ
    メロコアとかのちょっと軽くてスピード感のある最近のパンクです。
    日産のX-Trailのコマーシャルっぽい音というか。
    そういう意味ではクラッシュの「I Fought the Law」もここです。
  • トップウォーター(マウス等の弓角を含む)
    イメージは静寂を突然突き破る轟音です。
    曲とかアーティストで言うと何だろ。
    ミッシェルガンエレファントの「Danny Go」とか。
  • ヤエン
    だんだんと盛り上がる感じです。
    なぜかイメージはジャムの「Going Underground」。
    ランシドの「Fall Back Down」なんかもアリかなあ。
    ヤエンはこの曲のようにスピード感のある釣りではないんですけど。
  • フライ
    ライクーダー。
    ちょっとハマりすぎっすかね。
  • バス
    昔は俺にとってパンクだったんですが、最近はヤカラっぽいヒップホップとかそんなイメージっす。
    ディスしてやるぜ、みたいな。
  • 雷魚
    メタルです。
    ステージ前で客が首をグリングリン振ってるような。
  • シーバス
    ストーンズとかフェイセズのルーズでハッピーなロックンロール。
    ただ、この場合のシーバスは湾奥のネオンが移るドブフッコ狙いのときのイメージっす。
    これが荒れ荒れの磯でのヒラスズキになると、「仁義無き戦い」になるんですが。
  • 青物
    これはジョニーウィンターとかニューヨークドールズとかのやたらとテンション高いロックっす。
  • メバル等根魚
    フォークってわけじゃないですけど、アコースティックでサラっとした音楽ですね。
  • 帰路
    ボーズだったら、ブルーズしかないっすね。
    あとはトムウェイツとか。
    とほほ。

***

皆さんにとっての釣りの脳内BGMは何ですか?

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2009/10/05

覇権争い勃発

伊豆での夏合宿以降、青物が釣れていません。

8月末の真鶴方面、それに先日の伊豆でのトライアスロン遠足、どちらもほとんど回遊が無く、ただただ投げ巻きを繰り返したという悲惨な結果でした。

先週末、そんな現状を打破すべく一昨年昨年とこの時期好調で結果も出ている三浦半島方面に出撃し溜飲を下げることにしました。

***

ここ最近の2連敗、どちらも宿敵Tと二人での釣行なのです。

しかもTの野郎、先々週末に今年のラスト渓流として山梨方面に相方と出撃してボーズだったとのことです。
(相方が20センチくらいのイワナを1ゲット)

なんというか、匂います。
サゲチンの香ばしい香りがします。

少なくともこの2連敗に関しては、直前情報ではガンガンではないけどまあ普通に釣れるだろうとの話だったのですが、蓋を開けてみれば回遊そのものがほとんど無いという結果なのです。

こういう負のオーラを背負ったヤツ、ヤだなあ。
お前が言うなでございますか、ありがとうございます。

***

とにもかくにも釣り場は決まりました。
直前情報でも釣果は上々。

まずはいつものようにファンタジスタS君とTに対し、土曜未明に出て午前中一杯というプランでのお誘いをしてみます。
S君は参加、Tは仕事の関係で微妙、とのことでした。

よし、Tが来れないならOKかも。
しかもS君、今年の青物はなかなかの好調です。
夏合宿でも2人して結果が出せたし。

今回は、ジグに加えて遠投カゴサビキの仕掛けも用意することにしました。
これで完璧、死角ナシ。

***

週も後半になってくると、Tが参加できそうだとの意向を示してきました。
チラっとイヤな予感がしましたが、釣果情報によるとジグでももちろん、サビキだとかなり安定した釣果を出している模様なので無理やりに不安を打ち消しました。

そして金曜日、天気予報を見ると土曜は午前中一杯雨が降る模様で日曜は良い天気のようでした。
雨の中で濡れながらってのもキツいので、急遽予定を1日先送りにし、日曜未明出発で日曜午前中一杯くらいというプランに変更しました。

ところが、S君が日曜は昼から予定アリでケツカッチンのため朝8時には撤収しないといけないらしく、現地集合現地解散の別働隊にしてほしいとのことなので、本隊はTと2人となりました。
おいおい、大丈夫かよ。

***

今回用意したタックルは、8.3フィートロッドに3000番リール+1.5号PE+20ポンドリーダーで20グラム前後のジグをやるライトショアジギングタックルに、遠投磯竿に4000番リール+4号道糸の遠投カゴサビキのタックルの2種類です。
もちろん、現場に早く到着してしまったときのためのシーバス用のルアーや、ターゲットが小さいベイトについてしまったり遠距離での早い勝負が必要なときのための弓角セット、さらにS君が夜中にアジをやると言っていたので釣れた小アジを奪っての泳がせ仕掛けなど、ソルトマンのタシナミセットも用意済です。

S君は、一応ルアータックルも持っていくけど、基本的にはサビキメインでやるそうです。
Tも同様にサビキメインで、とりあえず一本獲っておくとのことです。

***

さて土曜夜。
S君は21時現地到着で出かけていきました。

この段階で最後の情報収集をしてみると、土曜午後の雨が上がった後にソウダの回遊がそこそこあったそうです。
まあ、大丈夫でしょう、大丈夫と思いたい。

我々は1時出発のはずだったのですが、とにかくキモチの盛り上がっているTに急かされて、結局0時に出発しました。
この時点でS君のアジ狙いは全くの不発、まわりではちょっとだけタチウオが釣れているみたいです。

買い物などをして、現地に着いたのが1時ちょっと過ぎです。
S君は相変わらず異常ナシなので、23時くらいから仮眠をしていたそうです。

Tは早速仕掛けを作ってサビキを投入しています。

俺はそこまで焦る気持ちが起きないので、シーバスルアーなどを何投かしましたが、すぐに飽きてしまいました。
結局、酒をかっくらって、2時半くらいから4時半くらいまで仮眠をしました。

***

目が覚めて明るくなるのを待ちます。
その間にジグとサビキ、それぞれのタックルをセットしました。

5時半近くになってだいぶ明るくなってきたので戦闘開始です。

2人は初っ端からサビキです。
ガツガツしやがって。

俺はまずはジグです。

なんとなく鳥もいて、なんとなくイイ感じの表層です。
丁寧に底を取って、鋭いワンピッチをかましていると、来ました!右隣のジグ師に!
ロッドをグリングリン曲げて上がって来たのはナイスサイズのワカシ(変な表現)です。

これでテンションが上がりました。
もう必死のシャクリです。
ロングジグに変えたり、色を変えたり、アクションを色々と試します。

すると、来ました!左隣のS君に!
漢の抜き上げで見事キャッチしたのはこれまたナイスサイズのワカシです。

どうもワカシが回っているみたいです。
しばらくしてちょっと遠めのエサ師にもワカシが上がりましたが、立て続けにヒットする感じではないので大規模な回遊という感じではなさそうです。

それでも誇り高きジグマンの俺は白目を剥きながらキャストキャストキャストです。
するとヒットです、俺に!
が、ゴゴンと来たものの、フッキングには至りません。

もうコレモンで気合いが入ったので、白目を充血させてキャストキャストキャストです。
そうすると遂にヒットです!またS君に!
ブチ抜いたのは、サイズこそ30センチちょいですが、丸々としたマサバでした。
ムキー、ムキー。

Tを見てみると、完全にテンパった顔をしています。
負け犬の顔をしています。
多分、俺も同じ顔をしていたのでしょう。

俺も覚悟を決めました。
ジグからサビキにチェンジです。

誇り高きジグマン?アホか。
誇りじゃオナカは一杯にならんのじゃ!

***

それ以降はワカシの回遊がなくなった模様なので、S君は7時くらいに撤収してしまいました。
その勝者の余裕がムカつきます。

左からT、S君、俺という並びで、真ん中のS君にだけ釣られたのがたまりません。
Tと俺は「このサゲチンヤロウが!」とお互いに対して毒付きながら降ってくるコマセを浴びつつキャストを繰り返します。
仕掛けを流してウキを横目で見ながらお互いにメンチ合戦です。

俺の経験上、ソウダが回ってくるのは日が上がってしまったくらいです。
そう、ちょうどこの後7時半から8時くらいです。
S君にはクーラー満タンのソウダの写真を送りつけてやります。

***

そしてその後3時間、10時にコマセが切れて終了するまでに、周囲を含めて魚が一匹も上がりませんでした。
さらにコマセを買い足して望みをつないだり、ジグやツノに変更して望みをつないだりする気力体力は俺らには全く残っていませんでした。

10時過ぎに撤収をし、ここ最近のTとの釣行の帰路で流行しているエロワードしりとりをしながら帰ってきました。

***

ついに3連敗です。
魚がいて釣れなかったのなら腕とか工夫とかのせいにできます。

魚が回ってこないというのは運のせいにできます。
確かに前回のトライアスロン遠足までは、運のせいにもできるでしょう。

が、今回は実力で魚の回遊を阻止した気がしてならないのです。
その実力は、俺なのかTなのか。

なんだかんだと俺は夏合宿で結果を出しています。
そういう理由で、俺はTがくさいとにらんでいます。
ちょっと前までは「漢の10番勝負」などと景気の良い釣行をしていたのですが、この調子では今後サゲチン王決定戦になりそうな気配です。

大体あと1ヶ月の青物シーズン、あとワンチャンスツーチャンスをモノにしたいので出撃します。
できればTとは別で!

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