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2009年11月の9件の投稿

2009/11/30

モヌケノカラ

先週末、日曜に比較的時間が沢山取れそうだったので、どこかに出撃しようかと思っていました。

当初、フライマンHN氏がヤエンに行くとのことでしたので同行するつもりだったのですが、HN氏が急遽週末仕事となりました。

ご近所さんにも同時に声をかけておいたのですが、ファンタジスタS君は日曜朝早く帰宅しないとならないので、行くとしたらいつもの横浜方面のシーバスくらいとのこと。
宿敵Tは仕事の都合が土曜の夕方くらいまでわからないとのことです。

土曜午後にTから連絡があり、日曜は仕事になったとのこと、これでヤエンは消えました。

横浜方面だけってのは勿体ないんで、横須賀とか金沢区あたりからランガンでメバルを狙い、朝マズメのイイ時間に先週のポイントに到着するプランとしました。
S君とはそれぞれ現地集合現地解散です。

***

日付が変わったくらいに出撃するつもりが、ちょっと仮眠を取ってしまい、起きたら2時半くらいでした。
それからノロノロと着替えなどをして、自宅を出たのが3時くらいです。

すでにメバルランガンをするには時間がありませんので、先週と同じポイントに直行します。
このポイントは5時くらいから雰囲気が出てきて、6時ちょっと前からの1時間くらいが熱い時間なので4時くらいに到着するにはやや早すぎます。

到着したら時間つぶしのためにメバルタックルも持っていきました。
ここ、ピンポイントを狙うような場所ではないんで、メバトロボールのスローシンキングを付けて広範囲に探りました。
が、メバトロボール、飛距離が出る分確かに広範囲を探るのですが、メバル狙いの「どスロー」で長い距離を引いてくるのはあまりにも退屈です。
しかも、結構流れが速いんで、メバトロボールごときだとあっというまに潮下方向に流されてしまいます。

結局、5投くらいで重めのジグヘッドにチェンジし、足元付近をちょろっと探ってみましたが、これまたあっという間に飽きてしまい、メバルは終了としました。

***

ちょうどこのくらいでS君が到着し、ダラダラと馬鹿話をしてたんですが、4時半を過ぎてそろそろ一斉射撃の準備をしようかと思っているくらいに違和感を感じ始めました。
そうです、腹痛です。

だんだんとS君の言うことが頭に入らなくなり、付近の草薮とかをチラチラ眺めるようになってきました。
車まで歩いて5分ちょっと、それから車を飛ばして一番近いコンビニまで3キロ、と計算をするようになりました。

波で言うと第2波、あと2,3回は走れるけど油断禁物、レベルまで達しています。
今から行って帰ってくると、ざっと20分くらいはかかりそうです。
そうなると5時過ぎてしまい、最初の時合いが5時になった途端だったりしたら逃してしまいます。

逡巡しているのも一瞬で、第2波が終了し、いよいよ最終波を予感させる鋭いピンポイントな痛みが出てきてしまったので、ここは迷うわけにはいきません。
ロッドやバッグを置いてS君に見張りを頼んで、内股気味の小走りで車に向かいます。

コンビニでトイレを借りつつ、便器を見たら油断して決壊してしまうことが予想できたので、あえて電球とかを凝視しながらズボンとパンツを下ろし、腰掛けました。
まさにノールックパスです。

いや、助かりました。
危ないところでした。

***

ポイントに戻ってみましたが、全く異常ナシとのことです。

この後、7時過ぎまで結構集中してやっていたのですが、S君はタチウオらしきアタリが一回あったとのことですが、俺は何も起こりません。
そして周囲も見渡す限り何も起こっていませんでした。

俺の腹もモヌケノカラになりましたが、シーバスもモヌケノカラって感じでした。
たった1週間ですが、ここも今年の秋シーバスは終わったみたいです。

来週以降は、「遅れている」とウワサのアオリを軸にメバルとかをからめようと思います。

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2009/11/26

D.I.Y. Spirit

パンクのアティテュードでよく語られるのが、D.I.Y. (Do It Yourself)スピリット、すなわち何でも自分でやろうという精神です。
曲作り、マネージメント、プロデュース、広報、何でもかんでも自分達でやってしまうのです。
インディーズレーベルなどもこの精神から始まっていますね。

さて、パンクとは関係無いのですが、俺の周りには何でも自分でやってしまうという人が多いです。
特に何かを作ったりとか修理したりとかの分野において顕著です。

手先の器用さということもあるのでしょうが、そういう人々は何よりも発想とか着想が俺に無いものを持っているのです。
部隊長さんKid相方店長Qなどがそのタグイです。

それに反して俺は、ほとんどそういうことがダメなんです。
手先は決して器用ではないですが、それほど不器用でもないです。
が、何か壊れたりしたときに、まあそんなもんか、という感じでソリューションを思いつかずに諦めて新しいものを買ってしまったりします。

例えばウェーダー。
俺は扱いが雑なのか、年に一回くらいはどこかが破れてしまいます。
その都度、諦めて安物を買いなおしていました。

ところが今年の春に部隊長さんとKidなどと丹沢に行った際、彼らがやっているウェーダーの補修方法を詳しく教えてもらいました。
実際に自分でやってみるとこれが何とかなるもんなんです。
今だに破損箇所には問題なく使えています。
さらに宿敵Tのウェーダーまで補修できてしまったくらいです。

***

つい先日、タモの枠が壊れました。
タモ枠の柄にネジ込む部分のちょうど反対側の継ぎ目が外れてしまったのです。

俺は普段、2000円くらいの安物の枠を使っています。
ステンレスで稼動する部分が固着するのか、使用後にちゃんと水洗いをしていたにしても2年くらいで腐食して取れてしまうのです。
まあ、このあたりが安物かそうでないかの違いなのかもしれませんが。

これもウェーダーと同様、今までは諦めて買いなおしていたのですが、今回は妙に惜しく感じたので色々と試行錯誤をしてみました。

まず、タモ枠を折りたためなくてもいいんじゃないか、と。
いわゆる丸く開いた状態を保っているままにすることを考えました。

最も安易な方法は、元と同じ形にした後にテープなどでグルグル巻きにしてしまうという極めて雑な方法なのですが、水中に入ることが前提のタモ柄にテープはやっぱり無理っぽいですね。
針金でグルグル巻きも考えましたが、かなりグラグラしそうです。
かといってステンレス素材を接着剤で付けたとしても強度は期待できなさそうです。

***

さてどうしようと思っていた矢先、たまたまホームセンターに行く機会がありました。
そのとき車に壊れたタモ枠が載っていたので、それを持って入店し、DIY相談コーナーで聞いてみました。
そこで提案してもらったのが、ドリルで元々の軸が入っていた部分に穴を開け、そこにボルトなどを入れてはどうか、とのことです。

こんな小さな穴、開くんかいな、と思ったら電動ドリルドライバーにステンレス用のドリルビットを付ければOKとのことです。
こんな俺でもなぜか電動ドリルドライバーは持っているのです。
よってドリルビットだけを買えばいいわけです。

この辺が俺の限界なんですよ。
俺だったら、穴を開けようとかまず考えもつかないんです。

穴が開くとしたら、あとはその穴に何を入れるかですね。
最初は上記のように小さいボルトを入れてナットで止めようかと思っていました。
ところがDIY相談コーナーのアニキ(オッサンでしたが)は、ボルトだと固定されすぎてしまって最悪折りたたみができないかもしれない、と言うではないですか。
要は、元々と同じ機能を復元することを考えているのです。
ステキ、アニキ(オッサンでしたが)。

で、アニキ(オッサンでしたが)の提案は、割りピンというものです。
こいつを穴のサイズに合わせて挿入し、パカっとご開帳した後に余分をニッパなどで切り、あとはペンチなどで曲げてひっかからないようにすればいいとのことです。

というわけで、材料費はドリルビットが400円くらいに割りピンが150円くらいでした。
ドリルビットは消耗品ではないので、実質材料費は数10円程度です。

***

さて作業です。
まずは穴あけです。

電動ドリルにビットを付けて、「キリ」モードにしてギューンとかまします。
あっと言う間に貫通しました。
実質3分。

そして割りピン。
これまた簡単で、挿入ご開帳切断加工でざっと5分。
加工部分でちょっとカナヅチで打ってぴったり感を出したりしてみました。

091126_215601

なんだかんだで10分で完了です。
仕上がりも我ながら上々です。

こんなんだったら今まで捨ててきたタモ枠、とっとけばよかったです。
ウェーダーのときも同じこと思いましたが。

***

さて、なんかうれしくなりました。
誰かタモ壊れないかなあ、修理するのに。

とりあえず、投げ竿のリールシートがぶっ壊れたのでこれの付け替えやってみようかな。
せっかくシーズンオフだし。

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2009/11/23

弐尺額凸丸鱸

今朝3時に自宅を出発で横浜方面にシーバス出撃しました。
同行は宿敵T、現地集合でファンタジスタS君です。

4時前に到着し、いつもの場所を確保、早速上層から探りますが何も起こりません。
しばらくしてS君も合流し、5時からという時合に備えます。

5時半近くになったくらいからS君に何度かバイトがあるらしいですが、乗りません。
俺にも一回バイトがありますが乗りません。
おそらくタチウオだと思います。

そして6時くらいにレンジバイブ15gイワシカラーにヒット、30センチの尺スズキをキャッチしました。
今年一本目のシーバスです。

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同時にTにもヒットしていましたが、乗らなかったようです。
直後にS君にヒット、指3本くらいのタチウオでした。

その後、しばらくしてS君さらにヒット、今度は40センチに若干満たないワカダ((ワカシ+イナダ)÷2)でした。

そして6時20分くらい、レンジバイブが着水して安定航行に入った直後にイイアタリです。
時々ドラグを出され、最後足元での強烈の突っ込みをかわしてS君にタモ入れしてもらったのは、ジャスト60センチのシーバスでした。
なんか、丸々とメタボかつデコッパチなまるでヒラスズキのような(言いすぎ)ボディでした。

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その後、S君が40センチくらい(?)のシーバスをキャッチ、三目達成です。
なんか最近のS君はソツなく釣果を上げます。

それに比べてTは相変わらず魚に縁がありません、今日もタコボーズでした、けけけ。
S君の三目めのシーバスは、Tを釣らせようとS君が場所をチェンジしてあげた場所だというのに。
見てて悲愴感が漂ってました。

時間も6時45分を過ぎたので、ここで俺は終了、納竿としました。
久しぶり(何年ぶり?)に納得サイズのシーバスが釣れて良い気分です。

このポイント、もうしばらくは楽しめそうなので、短時間勝負にちょくちょく行ってみたいと思います。

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2009/11/18

Manifesto

秋も深まってきました。

11月も半ばとなれば、晩春から夏にかけて孵化したアオリも新子も結構なサイズになってきています。
これに伴い、9月過ぎからエギで狙っていたアオリも毎年10月半ばくらいからはヤエンでも狙うようになります。

***

一昨年11月半ばくらいにヤエンを始めてすぐ、その面白さからフライマンHN氏もヤエンの道に引き込みました。
HN氏は特に去年秋シーズンは単独で平日釣行をして結果を出していました。

当然、いつものバーでヤエンの話になります。
ちょうど1年前くらいにそんな話をしつつ、店長Qもヤエン戦線に参加するべく誘ってみると、「HN氏が結婚したらヤエンを始める」という公約を掲げてきたのです。

***

先々週くらいにライブ前の打ち合わせでいつものバーで店長Qと話していると、ふいに店長Qが「HNさん、10月頭に結婚して選手末に身内で式を挙げたそうです」とレポートしてくれました。

そろそろかなあと思ってはいましたが、それでも寝耳に水でした。
店長Qも同感だったそうです。

ちょうど先週日曜にHN氏と店長Qで釣りに行くことになっていたらしく、俺が日曜昼前くらいまでヤエンに行こうと思っている旨を話すと、同行することになりました。
そういうわけで、店長Qはマニフェストを実行することになったのです。

土曜夜の営業が終わった後に店長QがHN氏を拾って現場に来るということになっていたので、俺はファンタジスタS君と一緒に先乗りすることになりました。
もしこれに宿敵Tも参加することができれば、急遽第3回I-Cupとしてヤエンとボインを競うことができたのですが。

***

この日はヤエンだけでなく、エギタックルも準備しました。

このポイント、結構水深があって、かつ風の有無に関わらず潮の流れが速いので、エギをやるときに底を取るのに苦労します。
フリーで落とすとどんどん流されてしまいますし、最初からカーブフォールをすると水深があるために、ファーストフォールが完了した時点ですでに結構手前までエギが来ていて探れる範囲が限られてしまいます。
また、ディープタイプ(ヘヴィーウェイト)のエギを使ったこともあるのですが、やはり大した違いはありませんでした。

今回試そうと思ったのは、最近「ザ・フィッシング」などでよく出てくる「アゴリグ」という方法です。
要は、エギにウェイトを増加させる方法として、ナスオモリのようなものを付けるわけです。
オモリを付ける場所はエギの鼻ツラのスナップの部分か、エギのオモリの位置とのことです。

ダイワのアゴリグシンカーというヤツはナスオモリの形なんですが、アイの部分がスナップのように接続可能な形になっているので、エギのオモリ部分に穴が開いていればそこに通すことができます。

が、わざわざそんなものを買うのは勿体ないので、普通のナスオモリを使うことにしました。
もしエギのオモリ部分に付けたいときにはスプリットリングでも使えばいいし。

さて、ナスオモリのウェイトですが、ダイワのサイトを見ると、ラインナップとしては0.5グラムから15グラムまで用意されているようです。

で、実際に俺が使おうとしているのは3.5号のアオリQで、素のままで19グラム。
また俺が使っているディープタイプのエギはエギ王Q速で、これが22グラム。
上記のようにこのポイントはQ速でも底が取りにくいんで、この差の3グラム程度のオモリだと不足と思われます。

というわけで、ここは思い切って25グラムから35グラムくらいまでにしてみようかと。
そうなると、アオリQに対して6グラムから16グラムくらいのウェイト追加になるんで、ナスオモリの号数は、1号=3.75グラムと計算して、1.5号から4号くらいのものを用意することにしました。
実際に何号を使うかは、現場で軽い順に試していって、底を取れるできるだけ軽いものを選ぶという感じかと。

自宅には1.5号が数個あっただけでしたので、土曜に釣具屋に行った際にオモリコーナーで見てみました。
それにしても3号とか4号ってでかいっすね。
ちょっと腰が引けてしまったので、とりあえず2号を購入し、試してみることにしました。

***

こういうウェイトを付けた場合、底のとりやすさというメリットはわかります。

が、当然、デメリットも大きそうです。

まず、何よりもフォールスピードが上がりすぎますね。
さらに、フォール姿勢が前傾になりすぎること。
もちろん、ウェイト分だけキビキビした動きも殺されるでしょう。

俺は基本的には糸オモリ巻いたりとか穴空けたりとか、あまりエギに手は加えたくない方なんです。
やっぱりエギは素のままってのが、設計者開発者の意図を最も反映している状態だと思いますので。

そんなわけなので、今回はFeasibility Studyなのです。
もっとも、今回で使用感は試せるとしても、釣れるかどうかの確率は低いですね。
(何もしないエギでも釣れないんスから)

俺の場合は実際に釣れるまで信用できないですし、何よりもガマンして使い続けられるかってのが結構なキモになりそうです。

いずれにしても、キャスト後のファーストフォールは底を取るだけの目的としてヒットは諦めてのフリーフォールにして、底が取れてからはシャクリ後カーブフォールでなるべく鼻先を水平方向に近づけるという感じじゃないかと思っています。

あと、シャクリやダートは、かなり激しくやらないと動きが悪そうですね。
当然結束とかリーダー/ラインにも負荷がかかりそうですし。

***

というわけで日曜。
自宅を0時に出発し、S君を拾い、途中アジを購入して現地に着いたのが2時過ぎくらいでした。
周りはエギ師は結構いるのですが、ヤエン師はいません。

2時半くらいに最初のアジを投入します。
暖かくて良い天気なんですが、西風が強く、かつ潮の流れも速いためアジがきちんと潜ってくれなさそうです。

アジが落ち着いたら早速エギタックルを準備です。

ちょうど追い風を背負える立ち位置がふさがっていたので、海を見て8時の方向から2時の方向に風を受ける場所でまずは素のままのアオリQを投げてみます。
潮の流れも左から右です。
結果、2分くらい経っても着底が感じられず、かつエギはずーっと右の方まで流れています。

次に1.5号のオモリを付けてみました。

ウェイトが増えた分、飛ぶ気がします。
かつ、1分くらいのファーストフォールで確かに底を取れてる感がします。
ただ、横風が強いってのもあって、ラインに引っ張られるのか、結構流されてはいます。

シャクり重りはしますね、当然ですが。
あと、目の前でフォール姿勢を見てみたんですが、フリーで落とすとほぼ真下を向きます。
カーブフォールをさせるとヨサゲではあります。
カーブフォールのときにロッドを立てるのとロッドを水面に近づけるのでは、パっと見のフォール姿勢にあまり違いはありませんでした。

次に2号に変えてみました。
かなり重みがありますね。
着底までのスピードは若干早くなった気がします。
ただ、流され方はあまり変わりませんね。

***

前述のように、この日は結構風があったために竿先が常にユラユラしており、アジがちゃんと泳いでいて竿先が動くのか、あるいは風のせいだけなのかがわかりにくかったです。

1匹目を投入してから1時間ちょっとして一旦アジを回収してみると、アジは無残にも襲われた後でした。
ただし、アオリにやられたように脳天をやられているのではなく、まず腹に行って、それから目玉をくりぬいたような感じでした。

魚がこんな器用な食い方をしないでしょうし、部隊長さんに「マルイカは腹から食う」と以前聞いたことあるような気がしますので、これはおそらくマルイカかなと思っています。

ちょっとすると1匹目を回収したS君が気持ち悪がっています。
なんかヘンな魚をキャッチしたようです。
しかも、アジの針にかかっているのではなく、からまったラインにグルグル巻きになって上がってきたようです。

多分、エソだと思います。
サイズは30センチを超える、尺エソでした。
S君、食う気マンマンでキープしていました。

***

4時くらいに店長QとHN氏が現れました。
全員アジを投入したところで、乾杯をし、あとは各々がボケっとしたりエギをやったりルアーを投げたりします。

1匹目のアジがちゃんと潜っていたかわからないので、俺は腹オモリを打って近め(ほぼ足元)に投入していました。
その状態で「チキチキ・・・」とアオリのアタリ風なラインの出方をするので早速聞いてみると、なんかゴトゴトっと、ちょうど堤防の基礎とか海草を抜ける感じの感触があり、その後ラインが切れてしまいました。

3匹目のアジもやはり同じ現象。
で、よく考えると、このゴトゴトってのはウツボですね。
ちょっと遠めで食うときは、わりと走るのですが、足元付近では大して走らないので、アオリのアタリに似ているように思えてしまうのです。
針が切れるのは、歯でやられているんでしょうか。

***

結局、朝9時くらいまでやっていましたが、終了直前に店長Qにアタリがあり、またウツボかと乱暴に引き上げると、脳天をかじられたアジが戻ってきていました。
4人の中でアオリのアタリはこれだけ。

あとはHN氏に俺と同様、腹と目をやられたマルイカのアタリがあった程度です。

現場では時々海鳥が小魚を追うトリヤマ状態やナブラが発生したため、S君は途中からヤエンをやめてジグ竿を持ってトリヤマが来たら足軽のように走っていくという無益な挑戦を繰り返していました。

そんな感じで前回に引き続き、またもや秋アオリは異常なしでした。
アジを買った釣具屋のオヤジの話だと、今年は遅れているとのことなので、もうちょっと期待してもいいかな、とは思っています。

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2009/11/13

See you next year

先週金曜ヘロヘロになるまで飲んだ上に早朝スタジオに入り、帰宅しても二日酔いでグッタリしていました。

モノを食っても吐いてしまうような状態がやっと楽になったのが18時過ぎくらいです。
そうなると行きたくなるのです、ナマプレイ。

家を出て、まずはジタバグ(との結束部分)に付けるケミホタルを買うために釣具屋に行きました。
釣具屋の駐車場でゴソゴソやっていたら眠くなり、うかつにも30分くらい寝てるじゃないっすか。
しかもトランクルーム開けたままっす、バカっす。

ただ、その熟睡(熟睡かよ)でシャッキリしたのか、やる気が漲ってきます。

5分くらいで現場に到着し、早速タックルセットをします。
温暖無風無波かつその辺で鯉風のモジリ多数という考えられる最高の条件に大きな期待を持ってルアーを投げます。
巻きます。
投げます。
巻きます。
投げます。

小一時間ほどウロウロしつつ、スピードを変えたりポーズを入れたり試してみましたが、結局何事も起こりませんでした。
やはり11月も中旬に入ろうかという時期ではナマズはダメなんでしょうか。

そういうわけで今年のヤケに短い俺のナマズは終了とします。
ただ今年は以前と違って、ポイントを(駐車場所も含めて)何箇所か見つけることができましたし、タックルも揃ったしと、マトモなアタックさえなかったとは言え収穫が多かったです。

来年は、ヒマを見つけたらちょろっと出撃しようと思います。
チャリンコ欲しいなあ。

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2009/11/12

Long Way to the Blues

先週日曜、無事ライブが終了しました。
今回もキモチよくブルーズができました。

***

今回は転職後初のライブでした。

今までは仕事で外出することも多かったため、メンバーの店長Qの店が始まる前の時間、午後3時くらいにうまく外出予定を合わせてスタジオに入っていました。

ところが今の仕事に変わって、外出する機会がめっきり減ったので、平日午後という手が使えません。
そこで今回は、主に週末の早朝、店長Qのお店が終わってからということにしました。

今回、とにかくライブまでの時間が無いので、なるべく多くスタジオに入りたいのですが、上記のような理由でなかなか時間を確保できません。

先日のオカマスタジオの後、先週に一回無理矢理に平日午後に時間を作り、とりあえず候補曲を一通りピックアップしました。

ところが気が付けば結構持ち曲も増えていて、やろうと思う曲をざっと並べると持ち時間を10分くらいオーバーしてしまうのです。
しょうがないのでその中からさらに曲を絞り込み、それでも新曲を1つ入れてどうにか構成が決まりました。

ただ、本番まで1週間以上も何もせずにいるのもやや不安だし、とりあえず本番どおりの構成でやってみて違和感が無いかも確かめたいので、土曜の早朝に最後のスタジオに入ることにしました。

***

あと、もう一つの問題はチケット。

ライブまであまり日数も無いという状態でしたので、プロモーターからの提示されたノルマは結構少なかったのですが、それでも日曜の割と遅い時間ということでなかなか売れ行きは芳しくありません。

結局、前日の時点で今までで最低の売り上げという中間結果となってしまいました。

チャージバックや買取りへの道は険しいですなあ。

***

そんなわけで金曜夜から土曜朝。

翌早朝にスタジオだったので、なるべく早く帰宅しようとしつつ、チケットを売るためにいつもライブに来てくれる知り合いの飲み屋あたりで営業活動です。

まあ、ほとんど売り上げにはならなかったのですが、酒だけはたっぷり飲みました。
すっかりゴキゲンのヨッパライです。
だめやん。

さて帰ろうかと思ったら終電が終わってるじゃないですか。
しょうがないので、店長Qの店に行き、店の奥で仮眠させてもらって朝一緒にスタジオに行こうかと思っていたら、滅多に深夜には現れないフライマンHN氏が登場し、もう大騒ぎです。
気が付けば閉店時間、ベロンベロンのままでスタジオ入りです。

まともにチューニングもできないような状態なので、リハーサルにならないどころか、弾きながら眠くなってしまいました。
店長Qに「10分寝せて」と言って横になり、気が付いたら30分以上寝てました。

目が覚めたら少しはすっきりしたので、最低限確認が必要な分しか合わせることができませんでした。
だめやん。

音楽に限らず、仕事とかその他も、現場でなんとかなったりなんとかしたりできてしまうんですが、こう見えても完全な準備の上で冒険をしたい方なんですよ。

***

睡眠不足と2度ほどの激しいゲロを乗り越えて十分な睡眠を取った日曜、13時くらいに現場入りしてサウンドチェックです。

ここで問題が発生です。
俺はアコギのブリッジにピエゾピックアップを貼り付けてそれをDIもしくはギターアンプに入れてるんですが、やたらとノイズが出るのです。
これがジャック部分の接触不良かと思ったら、どうも違うようです。
最悪、マイクから拾おうかと思ったのですが、念のため貼り付け位置を変えてみたらなんとかマトモな音になってくれました。
あぶねえ。

***

俺らの出番はトリです。
うまいからとか人気あるからではなく、単なる空いているコマがここだけだったからです。

というわけで、本番まで6時間以上も待ちになります。
せっかくなんでスタジオに入って調整しようということになりましたが、いつも入っているスタジオの系列が近くにありません。
わざわざ電車乗って2駅とか行きたくないので、カラオケボックスに行くことにしました。

それにしても日曜の午後、ヤロー二人でカラオケボックスに入るなんて、これほど恥ずかしいことはありません。
とにかく、共演者には絶対見られたくない。
どんだけ歌いたいんだよ、とか思われたら、俺は舌を噛む。
ラブホや風俗にコソコソ入るようなテイで受付に行き、店員の顔をできるだけ見ないようにしながら手続きをして入室です。

実際にカラオケボックスで音あわせをしてみた感想ですが、俺らのような形態の音楽だったら、これで十分っすね。
金は安いし、タバコ吸えるし何ならタバコも吸えるし。

***

一旦戻り、ギターを楽屋に入れてから、軽くメシを食ってもまだ16時くらいです。
もう、やることないっす、マジで。
今の時点で酒を飲んだら、ベロンベロンになるか、もしくは多分本番前に酒が切れて頭痛がしたりとか大変なことになりそうです。

しょうがないので2人してマンキツです。
2時間ほど、時々ウタタネしつつ、じっくりと読書に励みました。

***

18時を過ぎたので、やっと酒を解禁しました。

ただ、ホッピーなんぞを飲んでいたんで、ジワジワと酔ってはくるのですが、先に腹がガボガボになってしまいます。
俺らとしては、聴力とか視力とか握力とかその他五感が損なわれてないけどホロ酔い感はある、ってのがベストな状態なので、それに持っていくために、安物ウィスキーを投入です。

19時半を過ぎたくらいでイイ感じに仕上がってきたんで、いよいよ楽屋入りです。

***

20時過ぎ、スタッフさんに呼ばれてステージに上がりました。
上がってしまうと、あとはできることをやるだけなんで、あんまり何も考えないです。
ライトが近いのか後頭部が溶けそうに熱かったのですが、十分気持ちいい時間を過ごせました。

One

Two

それにしてもブルーズへの道のりは長かったです。

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2009/11/03

早朝ナマプレイ

今朝4時過ぎから6時過ぎまでファンタジスタS君と多摩川ナマプレイに出撃しました。
懸念の駐車場所は近くにコインパーキングを発見したので、今後の夜のイトナミにも安心です。

ヘチ沿いにジタバグを撃ちながら探りますが異常ありません。
結局ノーアタックでした。

ただ、マズメには鯉のモジリが結構ありましたので、魚っ気は満点でした。
最後はアシストのみにタバコのフィルターをつけて鯉を狙ってみましたが、これも不発でした。

未明から朝マズメという時間帯が悪いのか、やたらと寒いのが悪いのかを解明するために、そこそこ暖かい日の夕マズメから夜にやってみたいと思います。

ちなみに、ナマズを食う気満々?のS君は、準備して車を離れる時にクーラーバッグを持って行こうか迷うというファンタジスタぶりを遺憾なく発揮していました。

以上です、キャップ!

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2009/11/02

ナマズ再燃

ビールとアレはナマが一番と申します。

そんなナマが好きな諸兄におかれましては、ナマズはいかがでしょうか?
このブログの中でも数年前におなじみ釣庵さんに触発され、何度かナマプレイを試みたことはあります。
まあ、このときは3度くらい試みただけであとは尻つぼみにやらなくなったのですが。

ところが最近、微妙にナマズ欲が出てきているのです。

***

要因はいくつかあるのですが、おなじみ店長Qが近所の川で夕マズメにバスを狙っているとき、ナマズ風なヤツらがトップウォータールアーにアタックをしてきたらしく、それ以来店長Qは熱くなっているのです。
そうなるとネットその他で色々とリサーチしていて、どうもナマズは多摩川がかなり熱いということになったらしく、俺に調査を依頼してきました。

Mr.Don Worksという6フィートのベイトロッドがあります。
このロッド、20年くらい前に購入して以来、バスをやるときは俺のメインロッドという位置づけのものでした。
ところが15年くらい前、上京してから霞ヶ浦あたりにせっせと通っていたころ、ちょうど世の中にPEラインというものが出てきました。
俺は早速PEラインを使い始めたのですが、何せSiCガイドなんて付いているわけは無いので、ガイドの内側がPEラインによって削られてギザギザになり、細いラインを使うとそこに当たって切れてしまうようになりました。
そんな話をいつものバーでしていると、店長Qがルアーのハンドメイド用のルーター(?)でギザギザのところをなめらかにできるというので、預けておきました。
それをこないだのスタジオの日に返してくれたので、無性にキャストしたくなってきていました。

さらに駄目押しとして、俺への誕生日プレゼントの一環としてジタバク等のノイジープラグをいくつかくれたのです。
完全に俺を巻き込もうとしているわけですが。

***

そんなわけで土曜夜です。
未明から早朝にかけて、ヤエンの初戦で異常ナシだったため、ちょっと残尿感があり、日曜未明から早朝に横浜方面にシーバスにでも行こうかと思っていました。

すると宿敵Tから「日曜昼間に鯉行かない?」というメールが。
思わず飛びつこうかと思ったのですが、日曜は突発的な予定が入る可能性があったので、YesともNoとも言えない旨を返信し、その際に「ナマズやりたいんだよねえ」と書いておくと、「夜中の1時から3時くらいで行こう」と言い出しました。
それを聞いてすっかりやる気になった俺は準備を開始です。

***

店長Qのリサーチによると、ナマズはアタックはしてくるけれど捕食がやたらと下手でフッキングに至らないケースが多いらしく、そのため、その道の人々はフックを全部はずしてテールフックの位置にアシストフックをつけたりするそうです。

そういうのを聞くと、やってみたくなるのが人情というもの。
早速ナマズ用の戦隊のフックをはずしました。

タックルは、上記Mr.Don Worksに、数年前アメリカから買ってきてほとんど使っていないABUの5600番を装着します。

091018_120001

ラインは12ポンド、いまどきストレーンの蛍光イエローです。

***

土曜はほぼ徹夜明けという状態だったにもかかわらず、床についたのは23時過ぎでした。
そして無理矢理に日曜0時半に目を覚まします。
気合い入っとんじゃい。

Tに「そろそろ行こうや」とメールをすると返事が来ません。
30分後くらいに再度メールをしても返事がなく、その返事を待っている間に俺もまた寝てしまいました。

***

日曜、朝8時過ぎに起きて、諸々のことを終わらせていると、思ったより時間ができました。
とりあえず昼までは時間があります。
というわけで、Tに「ポイント偵察に行こう」とメールをし、何箇所かめぼしいところを見て回ることにしました。

これまた店長Qからの入れ知恵なんですが、ナマズのポイントとなるようなところは、水の流れが揺るやかでそれほど水深がなく、かつ水中に障害物があるようなところが良いとのことです。

そこで、ポイント探索の際もタックルを準備しておき、到着したら実際にルアーをキャストしてみました。
岸に垂直に投げると結構流されるのですが、岸沿いはほとんど流れが無いので、平行にキャストをすれば良い感じだと思います。

そんなわけで、足場が良くて水中にテトラが沈んでいるようなところに何箇所か目星を付けておきました。

***

日曜午後の用事を済ませると、時間は16時前です。
1時間くらいやれるな、と思ったらムラっと来ました。

16時半ごろ、まずは自宅から一番近いポイントに行ってみました。
少し薄暗くなってきているので、結束部分近くにケミホタルをセットし、開始です。

岸沿いにジタバグをキャストして、ポコポコと引いてくるのですが何も反応がありません。
何箇所か立ち位置を変えてみますが反応ナシです。

20分くらいで見切りをつけ、車で5分くらいのところに移動です。
もうすっかり真っ暗なんですが、イイ感じです。

ここは岸沿いに5メートルくらい先までテトラが沈んでいて、いかにもな場所です。
ほとんど流れは無いのですが、一応ダウン方向に岸と平行にキャストをして、数投してダメなら10メートルくらい下流側に移動してキャストをする、という作戦にしました。

すると、開始位置から50メートルくらい下ったあたりで、なんか出そうな雰囲気がしてきました。
慎重にキャストをしてゆっくりとリトリーブを開始すると、数秒後に「ボシュ」っと出て一瞬重みがかかったのですがすぐ抜けました。

これで完全に毛穴が開いてしまって、さらに一投すると、こんどは2連続でアタックしてきます。
が、2発ともルアーからは離れた場所へのアタックで、周りの水面が揺れるくらいです。
結局これを最後に水面は沈黙しました。

***

そんな感じでかなり熱くなっています。

問題は時間帯。
聞いた話では、ナマプレイに一番適した時間というのが夕マズメから22時くらいの間とのこと。
深夜や朝マズメは比較的時間を作りやすいのですが、この時間は難しい。

実際のところ、深夜とか早朝はどうなんでしょうか。
宿敵Tは地元でやっていたころは、早朝だったと言っているんで、決してダメだとは思わないのですが。

まずは念願の1匹を目指してちょくちょくがんばってみます。

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2009/11/01

2009秋ヤエン初戦

今週末で10月が終わり11月が始まります。
俺の中では、そろそろ青物が終わってアオリがシーズンインなわけです。

昨日土曜日、昼前まで時間があったのでどっかに釣りに行こうと思い、上記のように迷っていました。

結局、夜中に「待ち」ではなくて退屈しなさそうなアオリにしました。
ヤエンです。

***

[03:00]
ポイントに到着。
釣具屋のオヤジによると、アオリは昼間に良く釣れているとのこと。
あとは、ウツボが多いとのことです。

同業者は他に5人くらいです。
難なくゲンの良い釣座を確保できました。

[03:20]
アジ一匹目を投入。
ボラのようにジャンプをしている魚が多数います。

[04:55]
一匹目生還、二匹目投入。
潮下にほぼ直角、横方向に流されます。
こういうときって潮が早すぎるかアジが元気ないかのどっちかなんですよね。

[05:50]
二匹目生還、三匹目投入。

三匹目はなかなか元気なアジです。
流されずに良い位置をキープします。

[06:15]
アタリです。
が、すぐにアオリで無いことがわかりました。
やはりウツボだったみたいで、針ごと切られてしまいました。

すかさず四匹目を投入しました。
付近のカゴ師にアジがポツポツあがりだしました。
チラっと遠投ウキサビキやろうかと思いましたが、コマセ買ってきたりとかが面倒くさいんでガマンです。

[06:50]
カゴ師近くのヤエン師がファイトをしています。
結局バラシていましたが、動きとか緊迫感の無さとかから判断して、おそらくウツボの模様です。

四匹目生還、最後の五匹目投入。

[07:05]
このアジ、全く潜りません。
ムナビレカットして再投入です

[07:15]
アジが泳がないどころか溺死したみたいです。
これで終了です。

***

結果、アジ五匹でウツボ1ヒットのみという哀しい結果でした。

釣具屋のオヤジの「釣れてるよ」は職業病的虚言癖に認定っす。
いつれにしても、アジが良くなかったです。
5匹のうちに4匹は潮流に負けてしまっていましたし。

いずれにしても、これから1ヶ月がヤエンでそこそこのサイズが楽しめる時期です。
楽しみたいと思います。

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