Long Way to the Blues
先週日曜、無事ライブが終了しました。
今回もキモチよくブルーズができました。
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今回は転職後初のライブでした。
今までは仕事で外出することも多かったため、メンバーの店長Qの店が始まる前の時間、午後3時くらいにうまく外出予定を合わせてスタジオに入っていました。
ところが今の仕事に変わって、外出する機会がめっきり減ったので、平日午後という手が使えません。
そこで今回は、主に週末の早朝、店長Qのお店が終わってからということにしました。
今回、とにかくライブまでの時間が無いので、なるべく多くスタジオに入りたいのですが、上記のような理由でなかなか時間を確保できません。
先日のオカマスタジオの後、先週に一回無理矢理に平日午後に時間を作り、とりあえず候補曲を一通りピックアップしました。
ところが気が付けば結構持ち曲も増えていて、やろうと思う曲をざっと並べると持ち時間を10分くらいオーバーしてしまうのです。
しょうがないのでその中からさらに曲を絞り込み、それでも新曲を1つ入れてどうにか構成が決まりました。
ただ、本番まで1週間以上も何もせずにいるのもやや不安だし、とりあえず本番どおりの構成でやってみて違和感が無いかも確かめたいので、土曜の早朝に最後のスタジオに入ることにしました。
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あと、もう一つの問題はチケット。
ライブまであまり日数も無いという状態でしたので、プロモーターからの提示されたノルマは結構少なかったのですが、それでも日曜の割と遅い時間ということでなかなか売れ行きは芳しくありません。
結局、前日の時点で今までで最低の売り上げという中間結果となってしまいました。
チャージバックや買取りへの道は険しいですなあ。
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そんなわけで金曜夜から土曜朝。
翌早朝にスタジオだったので、なるべく早く帰宅しようとしつつ、チケットを売るためにいつもライブに来てくれる知り合いの飲み屋あたりで営業活動です。
まあ、ほとんど売り上げにはならなかったのですが、酒だけはたっぷり飲みました。
すっかりゴキゲンのヨッパライです。
だめやん。
さて帰ろうかと思ったら終電が終わってるじゃないですか。
しょうがないので、店長Qの店に行き、店の奥で仮眠させてもらって朝一緒にスタジオに行こうかと思っていたら、滅多に深夜には現れないフライマンHN氏が登場し、もう大騒ぎです。
気が付けば閉店時間、ベロンベロンのままでスタジオ入りです。
まともにチューニングもできないような状態なので、リハーサルにならないどころか、弾きながら眠くなってしまいました。
店長Qに「10分寝せて」と言って横になり、気が付いたら30分以上寝てました。
目が覚めたら少しはすっきりしたので、最低限確認が必要な分しか合わせることができませんでした。
だめやん。
音楽に限らず、仕事とかその他も、現場でなんとかなったりなんとかしたりできてしまうんですが、こう見えても完全な準備の上で冒険をしたい方なんですよ。
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睡眠不足と2度ほどの激しいゲロを乗り越えて十分な睡眠を取った日曜、13時くらいに現場入りしてサウンドチェックです。
ここで問題が発生です。
俺はアコギのブリッジにピエゾピックアップを貼り付けてそれをDIもしくはギターアンプに入れてるんですが、やたらとノイズが出るのです。
これがジャック部分の接触不良かと思ったら、どうも違うようです。
最悪、マイクから拾おうかと思ったのですが、念のため貼り付け位置を変えてみたらなんとかマトモな音になってくれました。
あぶねえ。
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俺らの出番はトリです。
うまいからとか人気あるからではなく、単なる空いているコマがここだけだったからです。
というわけで、本番まで6時間以上も待ちになります。
せっかくなんでスタジオに入って調整しようということになりましたが、いつも入っているスタジオの系列が近くにありません。
わざわざ電車乗って2駅とか行きたくないので、カラオケボックスに行くことにしました。
それにしても日曜の午後、ヤロー二人でカラオケボックスに入るなんて、これほど恥ずかしいことはありません。
とにかく、共演者には絶対見られたくない。
どんだけ歌いたいんだよ、とか思われたら、俺は舌を噛む。
ラブホや風俗にコソコソ入るようなテイで受付に行き、店員の顔をできるだけ見ないようにしながら手続きをして入室です。
実際にカラオケボックスで音あわせをしてみた感想ですが、俺らのような形態の音楽だったら、これで十分っすね。
金は安いし、タバコ吸えるし何ならタバコも吸えるし。
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一旦戻り、ギターを楽屋に入れてから、軽くメシを食ってもまだ16時くらいです。
もう、やることないっす、マジで。
今の時点で酒を飲んだら、ベロンベロンになるか、もしくは多分本番前に酒が切れて頭痛がしたりとか大変なことになりそうです。
しょうがないので2人してマンキツです。
2時間ほど、時々ウタタネしつつ、じっくりと読書に励みました。
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18時を過ぎたので、やっと酒を解禁しました。
ただ、ホッピーなんぞを飲んでいたんで、ジワジワと酔ってはくるのですが、先に腹がガボガボになってしまいます。
俺らとしては、聴力とか視力とか握力とかその他五感が損なわれてないけどホロ酔い感はある、ってのがベストな状態なので、それに持っていくために、安物ウィスキーを投入です。
19時半を過ぎたくらいでイイ感じに仕上がってきたんで、いよいよ楽屋入りです。
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20時過ぎ、スタッフさんに呼ばれてステージに上がりました。
上がってしまうと、あとはできることをやるだけなんで、あんまり何も考えないです。
ライトが近いのか後頭部が溶けそうに熱かったのですが、十分気持ちいい時間を過ごせました。
それにしてもブルーズへの道のりは長かったです。
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