気が付けば2月半ば過ぎです。
大変ゴブサタしていました。
忙しいのは忙しいのですが、ブログエントリができないほど忙しかったわけではなかったわけです。
ただ、ブログにプライオリティが回ってこなかったわけでして。
これは釣りに関しても同様で、釣りに行けないほどじゃないのですが、例年イマイチ燃え上がれるターゲットの無いこの時期なので、釣りにプライオリティを割り当てることはなかったのです。
結局正月に行ったプチ初釣りのカンツリ以来、釣りにも行ってませんでした。
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ところが、ちょっと状況が変わってきました。
2月に入ったくらいからだいぶ時間を取れるようになってきたのです。
そしたらやっぱり釣りに行きたくなるのです。
先々週末(建国記念日とその後の週末)には、鯉にでも行こうかと思っていたのですが、天気とか気温とか気分とかその他モロモロの要因がメンドクサく感じてしまい、結局行きませんでした。
そして先週、久しぶりにファンタジスタS君から連絡がありました。
なんでも、横浜横須賀方面で、大々的にバチ抜けがあり、シーバスがバコバコウハウハな状態と聞きつけたらしく、一発出撃しませんか、とのことです。
おおかた、平潟湾あたりの情報ではないかと思います。
(そういえば、おなじみ釣庵まこさんのとこにも最近平潟湾についてエントリがありましたね。)
また騙されたいみたいです、この男。
まったくもって懲りないヤツです。
だいたい、今までバチに狂うシーバスなんて見たことないし、つか、大量なバチに遭遇したことでさえほとんどありません。
バチ抜けなんて都市伝説です。
というわけで、熱くなっているS君を諌める意味をこめて返信です。
「よっしゃ、それじゃあ日曜未明に出撃するぞ。
今回はテッパンやね、死角ナシやね。」
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いつも釣りに行ってると新鮮味が無いのですが、今年の初ソルト、しかも久々の釣行ということでウキウキします。
やっぱり、空腹に勝るご馳走は無いってことですね。
まずはタックルの準備です。
ワンダーにヤルキスティックにバチミノー、さらにはマッチ・ザ・ベイトということでガルプまで準備OKです。
これでほぼ確実にシーバスが入れ食いとは思うのですが、あまりにも釣れすぎて飽きてしまったときのためにメバルタックルも用意します。
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[2/14 0:30]
0時半にS君をピックアップし、一路現地に向かいます。
大した距離じゃないので、下道でゆっくり移動です。
満潮が5時半くらいと、急いで行ってもやっと上げ始めだし。
途中、「投げたルアーのフックにバチが絡んできてキモチワルイ」「バチに狂ったシーバスは極端に偏食になり、ミノーなんて食わねえよ」「最悪はガルプを流して食わせればいいよ」などと、バチに対する傾向と対策を伝授します。
ちなみに、バチが絡んでキモチ悪かったことのみが俺の実際の経験に基づく話で、あとは雑誌などから得た知識です。
まさに床上手を自称する童貞野郎です、俺。
するとS君、「ガルプ持って来るの忘れました。やばいっすかねえ。ボクが持ってきたのですか?バスで使っていたゲーリーヤマモトのグラブとかです。」と早くもレジェンドを予感させる発言です。
しかも駄目押しのように、「もしキャストしてバチが引っかかってきたら、それをフックに付けて投げればいいっすね?」と俺の涙腺を刺激してくれます。
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[2/14 1:30-2:30]
運転すること小一時間、現地に到着しました。
風も弱く、波も穏やかです。
気温は高く無いのでしょうが、あまり寒くないです。
これはすげえんじゃねえの?抜けまくりじゃねえの?などと小声で自らを鼓舞しながら水面を見てみました。
が、バチどころかド干潮で地面が出てそうなうえに鏡のような水面、要は全くバチ抜けなど見れないわけです。
何箇所か見て回りましたが、どこも同じような状況で竿を出す気にもならず、一旦メバルをやってから頃合いを見てまた戻ってこようということにしました。
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[2/14 2:45-4:15]
ちょっと移動して、メバルで実績のあるポイントに移動です。
ここは、足場が高く、かつ結構流れがあるので、ジグヘッドでちょっと狙うのは難しい場所です。
今までもこのポイントではメバトロボールで広く探ってキャッチしたという話をS君には事前に伝えておいたので、2人してメバトロです。
1つの立ち位置から正面、潮上、潮下の3方向、それぞれの方向で例えば着水5秒、15秒、25秒の3レンジ、計9パターンを試したら立ち位置を変更して同様に試す、という感じで探っていきました。
しばらくしてS君と並んでやっていると、「今アタリがありました・・・・乗らない」と言うではないですか。
ちょっとテンション上がってがんばっていると、「うわああ」と言います。
なんと、ワームやジグヘッドは残っているのに、フックの部分がなくなっているとのことです。
ちょっと前に根ガカリしたときに折れてしまったようです。
それじゃあアタリがあっても釣れねえよなあ。
真のゲームフィッシャーマンです、サカナに優しすぎです。
時間も4時を過ぎ、潮位もだいぶ上がってきたのでそろそろ移動しようということになりました。
最後の1投ということで潮下方向にキャストし、30秒カウントダウン後にデッドスローでリトリーブをしていると、結構手前まで来たときにヒットです。
難なく上がってきたのは15センチくらいのチビメバルでした。
サイズはあまりにも小さいですが、今年初ソルトで釣果が出たのは縁起が良いです。
その時点でこのポイントは終了し、先ほどのバチ抜けエリアに戻ることにしました。
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[2/14 4:30-6:00]
シーバスタックルをセットし、歩きまわります。
きっとバチの密集は無いでしょうから、広く探ろうとヤルキスティックをセットしました。
S君はきっとゲーリーグラブをテキサスリグとかでセットしてくれているんだろう、と期待に笑いを噛み殺しながら見てみると、残念ながらゲーリーではありませんでした。
なんか、でかめのスライダーみたいなストレートワームをジグヘッドにつけてブン投げ、結構なスピードでリトリーブしていました。
橋げたや漁港、小さい河口などを精力的に歩きまわりましたが、バチ抜けなどもちろん発見できず、それ以外にも生命感を全く感じることができませんでした。
2、3人シーバス師を見かけましたが、誰もが異常なしのようです。
一人エサ師がいましたが、どうもフッコクラスをキャッチしたようです。
結局1時間ほどやった後、ちょっと移動したところの小場所でマズメのメバル狙いをすることにしました。
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[2/14 6:30-7:15]
現場に着いてタックルをセットしたときはもう明るくなっていました。
S君はCD-3で、俺はジグヘッドを使って早めのテンポで探ります。
すると、S君の前方10メートルくらいのところで、シーバスらしき魚体がボイルを始めました。
水面の「何か」をガポっという感じで攻撃する、というのが3、4回ありました。
群れではなく、単体のようです。
こんなときに限ってシーバスタックルは片付け終わったままで、メバルタックルなんですよ。
これでヒットしたらどうしよ、タモも車内だ。
もちろん、それらの心配は杞憂に終わりました。
結局盛り上がったのはそのときだけで、後は淡々と投げ巻きをし、1時間もやらずに撤収しました。
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結局、S君が1ヒット0キャッチ、俺が1ヒット(メバル15cm)1キャッチという最小限の結果でした。
が、とは言え、やっぱり釣りは楽しいです。
しばらくはこの調子でメバルかな?
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