春合宿2010ラップアップ1:結論+タックル+アマゴ
さて、ぼちぼちと春合宿2010のラップアップを書きましょう。
なんだかんだと沢山の釣りをしたので、ラップアップとは言ってもかなりの量になりました。
いくつかに分けて書いておきます。
まずは結論編、タックル編、アマゴ編です。
***
先に結論を書いておきます。
今回の春合宿は、良い結果が出たと思います。
この「結果」ってのはイコール「釣果」という意味ではありません。
もちろん釣果も近年にないものでした。
数年ぶりに春合宿で釣れたイカ(しかもエギでのベストサイズ+泣きキロ)、地元ではなかなかお目にかかれないサイズ連発のメバル、自分たちには縁が無いだろうと思っていたヒラスズキ、などなどです。
また、今回の合宿全般に言えるのですが、非常に天気に恵まれました。
普段の合宿とかですと、雨が続いたり雨は降らなくても爆風が吹いたりと、本来のサゲチンっぷりをいかんなく発揮するのですが、今回はトータル6日の釣行のうち、雨に降られたのは5/7(6日目)のみ、風も多少は困らされましたが釣りにならないほどではないというコンディションで、非常に釣りがしやすい状況でした。
が、ここで俺のいう「結果」ってのは「どれくらい命削って遊べたか」ということです。
今回は削りました。
かなり磨り減りました。
そういう意味で「良い結果」が出たわけです。
ところが、このように良い結果を与えてくれた、とても慈悲深くとても寛大でとても優しいのですが、とても残酷です。
ダメです、全然足らないっす。
こんだけ散々遊んどきながら、まだ遊び足りないんです。
残酷にも神様は、俺に依存性の高いクスリを静注しやがりました。
これだけ濃密な時を過ごしたというのに、1週間以上経った今でもイライラするくらい「不足感」が募っているのです。
贅沢なこと言っているってのはわかっています。
が、足らない足らない、全然足らない。
合宿最終日のエントリでは「大満足です」と書いて〆ました。
が、それウソ。
今となってはウソ。
全然満足できねーよ、ムキー!
これが今時点の春合宿に対する総括です。
ではでは、ラップアップの詳細(なんじゃそれ)にいきましょう。
***
まずは今回用意したタックルです。
最初はロッドです。
- 5フィート:渓流用
- 6フィート6インチ:本流、ゴロタのソイ、メバル用
- 8フィート3インチエギロッド:イカ、シーバス用
- テンカラ竿
メバルに関しては、部隊長さんが事前に本流用やバスロッドがMustだと指示をくださったので、メバルロッドではなく本流で使っているロッドとしました。
これ、大正解でした。
エギロッドやシーバスロッドでも良いかと思いますが、これくらいがちょうどいいと思います。
次にリールです・
- 2500番:
- 渓流(2506スプール+4ポンドナイロン)
- 本流(2506スプール+PE0.8号+フロロ8ポンドリーダーもしくは2500スプール+6ポンドナイロン)
- ソイ&メバル(2500スプール+6ポンドナイロン)
- イカ(2506スプール+PE0.8号+フロロ8ポンドリーダー)
- 3000番+PE1.5号+ナイロン30ポンドリーダー:シーバス用
- 2000番+ナイロン4ポンド:渓流用予備
何度か書いていますように、本流ではPEを使ってみようと思い、今回試してみました。
が、俺のロッドのガイドセッティングが悪いのか、ピョン吉ができてしまったりとトラブルが多かったので、PEは初日のみとして以降はナイロン6ポンドに戻しました。
今回はほとんどの釣りをほぼ2500番ボディでスプールを替えてやっていたのですが、リールそのものも少しヘタってきているようです。
ベールの稼動部分の隙間が開いてきていて(多分、おさえるためのバネの劣化)そこにラインが挟まったり、エギを激しくシャクるとスプールが逆転したり(多分ギヤの劣化)しました。
速攻でオーバーホールが必要です。
ルアーはこんな感じ。
- エギ
- トラウトミノー
- シーバスルアー
- ワーム:メバルおよびソイ用
ワームに関しては、ソイはパラマックスに3グラムジグヘッドを部隊長さんにいただき、トライしました。
メバルは、スクリューテールなどのストレートで良いとのことでしたが、ジグヘッドが3グラムという指定でした。
俺が持っているのは1グラム、1.5グラム、2グラムくらいしかないので、3B(約1グラム)および6B(約2グラム)のガン玉をジグヘッドに追加することによってウェイト調整をしました。
シーバスルアーは普段使っているものばかりですが、もうちょっとカッ飛ぶ大きめのミノーがあると良かったと思いました。
その他持ち込んだものです。
- ショルダーバッグ:エギ、ワーム、シーバスルアーを格納
- ゲームベスト:渓流用
- イカギャフ
- ボガグリップ(まがい)
- ネット:渓流用
- ウェーダー
- ニーブーツ
- 小物:ライト、偏光グラス、リールオイル&グリスなど
これ、結構な量になりました。
今回も、行きは車なんですが帰りは電車です。
計画編で書きましたように、これらをスーツケースに入れました。
スーツケースなんで、リールも2つ増やしてかつテンカラ竿まで持っていっちゃいました。
海外かよってくらいの量です。
俺はできるだけ少ない荷物での旅行が好きで、荷物満載のヤツをこっそり嘲笑したりしているのですが、これじゃあ人のことは笑えません。
あと、ゴロタのソイをやったり、ちょっとタフなテトラをやるために部隊長さんからは事前に「スパイクシューズがラッキーアイテム。スパイクシューズはモテるよぉ。」と聞いていました。
現場ではニーブーツを履いてそれらに臨んだのですが結構すべって怖かったので、結局現地でスパイクシューズを買いました。
これでまた荷物がたっぷり増えてしまいました。
***
さて、渓流および本流でのアマゴです。
釣行は
- 5/2 (初日):河津川大堰堤コース、河津川本流 w/ 部隊長さん
- 5/5 (4日目):狩野川本流、土肥山川 w/ 部隊長さん
- 5/6 (5日目):河津川大堰堤コース、落ちニジマスポイント w/ ファンタジスタS君
- 5/7 (6日目):狩野川支流(持越川、猫越川)、狩野川本流 w/ 相方
の4日です。
ここ数年、春合宿はほぼ渓流合宿となっていました。
渓流以外はチョロっとイカをやる程度で、あとはどっぷりと渓流です。
今年は、本流のウェイトが上がりました。
去年、河津川を少しと狩野川を少しやった程度でしたが、今年はかなりの量をこなしました。
全体の傾向としては、合宿前半、部隊長さんと回った河津川と狩野川は、その前の週の豪雨の影響でかなり水量が多かったのに対し、後半のファンタジスタS君と回った河津川および相方と回った狩野川水系、特に狩野川水系は相当水が減っていました。
上記したように、好天が続いたので、それに伴って減水傾向になったのでしょう。
釣果はあまり派手ではありません。
- 5/2 (初日)
- 河津川大堰堤コース:2匹(23cm、18cm)、部隊長さん1匹
- 河津川本流:1バラシ
- 5/5 (4日目)
- 狩野川本流:ノーヒット、部隊長さんに尺クラスのチェイス
- 土肥山川:ノーヒット(カジカのスレ)、部隊長さんに謎の尺上(2匹)のチェイス
- 5/6 (5日目)
- 河津川大堰堤コース:チビアマゴ1バラシ、S君にチビアマゴ1ニジ2アブラハヤ1
- 落ちニジマスポイント:S君がニジを1バラシ
- 5/7 (6日目)
- 持越川:アマゴ1(17cm)およびテンカラでパラシュートに3ヒット、相方アマゴ2バラシ
- 猫越川:20cmオーバーのチェイスが数回
- 狩野川本流:1バラシ、相方がアマゴ1(15+cm)
トータルだと、アマゴが3にカジカのスレが1のみという釣果です。
釣行回数にしては少ないでしょうが、あまり残念感はありません。
キャッチした魚で言うと、初日の河津でのパーフェクトボディの23cmがすべてです。
これ一匹で普通の20cmのツヌケよりもうれしいです。
キャッチできなかった魚で言うと、初日の河津本流でのヒットと6日目の狩野川本流でのヒットがたまりませんでした。
どちらもフックアップには持ち込めませんでしたが、本流らしいガッツリとしたアタリには毛穴が開きました。
実は、去年の春合宿の本流、今年春の狩野川本流、そして今回の春合宿と、まだ本流ではキャッチに至っていません。
メクラ投げではなく、攻め方もだいぶわかってきましたし、実際に狙いどおりにヒットに持ち込んでいるので、キャッチは時間の問題でしょう、と大口叩いておきます。
***
初日の河津川堰堤でのアマゴです。
ちょっとピントが甘くてすみません。
かなり水量の多い落ち込みとその下のプールで出ました。
対岸の流れのカタを横切らせ、流心に入る直前にヒットしてきたみたいで、流心でドラグを出しながらゴンゴンとローリングしているのが伝わります。
ファイトしながら思わず「ナイスサイズ」と言ってしまうくらいで、尺は無理だろうけど27-8はあるだろうと思いました。また、キャッチ後でさえ、その体高とでっかい尾鰭で25くらいかと思ったのですが、計ってみると23cmでした。
写真を見ていただくとわかるでしょうが、イカついツラガマエに体高のある魚体、体と比べても相当に大きな尾鰭と野性味満点のビジュアルです。
河津は時々こんなすばらしい魚が出るのでたまらないです。
4日目、狩野川本流を回った後に部隊長さんが連れて行ってくれた西伊豆の土肥山川でスレでヒットしたカジカです。
この川、里川らしい川でしたが、コンディションがイマイチ良くなかったです。
多分、タイミング次第ではとてもイイ感じなんだろうことは予想できるので、残念です。
川から上がって、車に向かって歩いているときに、落差工とその下の落ち込みが見えました。
道からは高さ5-6メートルくらいあるのですが、そこから部隊長さんがミノーを投げ、チョコチョコとアクションをすると、確実に30cmはありそうな魚が2匹、チェイスしながらまとわりついてくるのが見えました。
結局2投目以降は反応しませんでしたが、あれは何だったんでしょうか?
部隊長さんがその週末に調査に行くっておっしゃっていたので、調査結果はきっとエントリされるでしょう。
***
今年に入って、何度か渓流に出撃していますが、なんかミノーの動きが悪く感じていました。
本流の場合はチョコチョコとしたトゥウィッチはやらないのですが、渓流でショートレンジの時などの着水後の立ち上がりというか水のつかみというか、イマイチ気に入らない動きだったのです。
俺の場合、ほとんどがアレキサンドラを使うのですが、根ガカリや木ガカリをしても「魔法の杖」があるので大抵生還してきます。
そのためか、ルアー自体がかなり古くなっていまして、それが原因かな、とかも思っていたのです。
ところが原因は違いました。
5日目にS君と河津をやっているときに、自分のキャストからルアー回収までのプロセスがかなり雑になっていることに気付いたのです。
このときは22時間にわたるトライアスロンの途中で、(昼寝はしましたが)ぶっ続けで16時間くらい経った後の入渓でした。
全体的に疲れが出てきている頃で、ある岩の上で転倒しました。
水中の岩でもなく、濡れている岩でもなかったのですが、どうも砂がかぶっていたようです。
幸いにもちょっと腕の足が軽く打ち身になっただけでタックルにも何も問題はありませんでした。
ただ、転倒後、ミノーをキャストするとまともに泳ぎません。
ピックアップして、キャスト→サミング→着水→アクションをかなり丁寧にやってみているときに、そういえばここ最近、サミング→着水→アクションのプロセスが雑だな、と思ったのです。
以前は良くも悪くも着水後はトゥウィッチをかけ続けだったので、着水時点でルアーとラインにスラックができるだけ少なくすることにものすごく神経を使っていました。
ところが最近は、結構ルアーをドリフトで流し、ポイントでトゥウィッチを入れるようなやり方が多くなり、このあたりがオロソカになっていたようです。
これはドリフトが悪いのではなく、状況に応じての使い分けができなくなっている俺が悪いんですけど。
そこで改心して(大げさ)、転倒以降はちょっと丁寧にやってみました。
うん、この動き。
もっとも、まともに動かないミノーは転倒時にリップが折れていました。
だから丁寧に着水させても動かないんだ。
転倒時に体も大丈夫、タックルも大丈夫で、このミノーのリップだけが破損するという身代わり的なラッキーアイテムとなったので、今ではキーホルダーとして車のキーにつけています。
6日目の相方との狩野川水系の渓流では、結構丁寧にやれたんで、イイ動きができたと思います。
ちなみに、今回の合宿前に渓流ミノーのフックをすべてチェックして、結構な量を交換しました。
あとは現場で部隊長さんのアドバイスなどをもらいながらサイズの調整などをしました。
上記の23cmのアマゴはフックを替えたミノーでキャッチできたので、このフックの組み合わせで大丈夫かよ、という不安はなくなりました。
***
というわけで、まずは結論編、タックル編およびアマゴ編でした。
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コメント
ミノーのリップで良かったやん折れたの
オイラ事故って背骨4箇所骨折だかんね
(^凹^)ガハハ
先週からクソ職場に復帰してるけど
投稿: B-ひで | 2010/05/18 01:19
ひでさん
コメントありがとうございます。
つか、背骨4箇所っすか、大丈夫ですか?
でも、お元気そう?で安心です。
あんまり無理しないでください、それほど若くないんですからお互いw
投稿: Open6E | 2010/05/18 23:18
お疲れさまです。
土肥山川、懐かしいですね。
しばらく行ってませんが、釣庵の初期に良く行ってました。
最初期の尺アマゴは別の川ですが、名前を伏せてた川はココです。
PEのピョン吉は、別の箇所を読む限りキャスト時のスラックが原因のような気がします。
投稿: まこ@釣庵 | 2010/05/19 20:08
まこさん
ごぶさたしております。
まさにおっしゃるとおりで、ピョン吉に関してはスラックが原因とは思うのです。
最近、大抵の釣りでPEを使っていてノントラブルだったんですが、ちょっと丁寧さがなくなっていたのかもしれません。
土肥山川、以前に行かれてたんですね。
良いコンディションのときにもう一回行ってみたいと思っています。
投稿: Open6E | 2010/05/19 20:22