春合宿2010ラップアップ4:ヒラスズキ+雑感
春合宿2010のラップアップ第4弾完結編です。
ヒラスズキについてと雑感を書きます。
***
今まで伊豆に来るたびに部隊長さんから「河津河口のヒラスズキやろう」と言われていました。
が、俺のイメージでのヒラスズキというのは、荒磯の中を完全装備して長いロッドにでかいルアーを付け、サラシに向かって豪投するような釣りでした。
部隊長さんは、そんなことはない気軽にできる、と言ってくださっていたのですが、なんとなく二の足を踏んでやる機会はありませんでした。
今回の合宿の中でファンタジスタS君とトライアスロンをやることになり、釣りモノについて話していたところ、是非ともヒラスズキをやりたい、とのリクエストがあったので決行することになりました。
タックルとしては9フィート42グラム負荷のロッドを持って行こうと思ったのですが、何せ電車釣行ですので今回はエギロッドをそのまま使うことにしました、ナメてます、ハイ。
また、ルアーに関しても「サスケ烈波」みたいなヒラスズキチックなものは持っていないので、いつもの東京湾仕様のものをそのままボックスごと持って行きました、いやナメてますよね、ハイ。
ただリールに関しては3000番+1.5号PE+30ポンドリーダーと多少なりとも敬意を払っておきました、それでもナメてますね、ハイ。
釣行は以下の日に2ラウンドやりました。
午前は下げ4分くらい、夕マズメは上げ2分くらいからのスタートです。
釣果は
- 5/6 (5日目)
- 10:30-11:30 ノーヒット
- 18:00-20:00 ファンタジスタS君 1キャッチ(50cm)
と、なんとS君がキャッチしてしまいました。
俺らの中では上記イメージにあるように、難攻不落の都市伝説中の魚というイメージがありましたので、比較的イージーに釣れてしまったのにはびっくりです。
***
トライアスロンのイカラウンドを俺の900グラムで終了し、一路河津に移動しました。
とりあえずどこから手を付けて良いのかわからないので、河口部に入ってなるべく遠投が利くバイブレーションやブレード系を投げ続けますがもちろん異常なしです。
先行者に完全装備な人が一人いて、河口対岸の石積みを釣り歩いていますが反応は無いみたいです。
ちょっと休んでいると、地元なのかどうか、オッサンが来て「このサラシだとヒラは食わないよ。サーフに行ってメタルジグとかを投げてヒラメを狙った方がいいよ。」とアドバイスをくれました。
そういう情報に弱い俺らは速攻で河岸を替え、サーフに突入しました。
S君はサーフの端にある地磯でサラシを叩き、俺はサーフを歩きながら払い出しを探します。
が、やはり潮が悪いのか時間帯が悪いのか、1時間ほどで諦めて終了しました。
しかしS君、相当シーバスが好きなようで、ルアーを投げながら完全にニコニコ顔をして「楽しい楽しい」を連発しています。
その後、渓流に入った後、どうしようかと話をしていたらS君はヒラをやりたいと言います。
俺はもう終了気分だったので、ここで待ってるから思う存分やっといで、と送り出しました。
S君がサーフ横の地磯からサーフをやっている間、部隊長さんに電話をしてこの日の状況などを話しつつ、S君がひとりでヒラをやっている旨を伝えると、河口の方がいいよ、とのアドバイスをいただきました。
部隊長さんとの電話を切ってからすぐにS君に電話をしてその旨を伝えました。
部隊長さんの情報を完全に信頼しきっているS君はそのまま河口に向かいました。
俺も車を河口近くに移動させて待っていました。
上げ潮が効いてきたようで、結構な勢いで潮が川を逆流しています。
なんか釣れそうだなあ、と思っていると19時くらいにS君から電話です。
「今、ヒラが釣れました。
写真撮ろうと思ったら波にさらわれました。」
だそうです。
いつもの俺なら「写真撮ってないならそれは無効」とか「どうせ吹いてんだろうよ」と性格の悪さを全開で攻撃をするところですが、S君のあまりに必死な口調にそういう憎まれ口を叩くことができませんでした。
釣れたのは河口部石積みの突端付近で、サーフ側にキャストするか河口側にキャストするか迷ったそうですが、部隊長さんのアドバイスを信じて河口側にキャストしているとうまく波に入ったくらいでゴンゴンと来たそうです。
ルアーはレッドヘッドの11cmくらいのミノーだったと思います。
その報告を聞いて、すべてタックルを片付けていた俺も速攻で準備、出撃です。
渓流の後だったので靴下は履いていなかったのですが、裸足のままでニーブーツを履き、タックルをセットして河口部を上流側から釣り下がりました。
が、しばらくして満足しきったS君が戻ってきて、予定の20時になったので終了としました。
***
さて、とりとめなく雑感を書いてラップアップを終わろうと思います。
まず、今回の春合宿では、途中にトライアスロンを挟むという贅沢な時間を過ごしました。
22時からスタートして翌日20時までの22時間、そこそこ仮眠も取りましたが、基本的には釣り続けです。
メバルが釣れてイカも釣れた段階でS君と話したのは「まあ、アマゴは釣れるだろうから、グランドスラムを達成するにはヒラスズキが最大の難関やね」とかいう戯言でした。
ところが渓流ラウンドではなんと痛恨の1バラシ、ここで俺のグランドスラムは消えました。
S君はイカが釣れていなかった段階でグランドスラムの権利が無くなっていたのですが、渓流ではアマゴだけではなくニジにハヤまで釣り、なんとヒラスズキまで釣ってしまったのです。
滞在先でS君と別れるときに、「このまま港でシャクってもしアオリが釣れたらグランドスラムやん」とけしかけてみましたが、さすがに疲れ果ててたようで「無理ですよ」と笑っていました。
現に、車を走らせてものの数分で眠気に耐えられなくなったらしく、俺の滞在先から2キロくらいのコンビニの駐車場で2時間くらい寝倒してたそうです。
「とりあえずチームとしてはグランドスラム達成ですね」とほざいていましたが、「違うのだよ。
俺にはチームメイトはいない。いるのは敵か手下かだけだ。」
と言ってやりました。
***
今回の合宿で挙がってきた課題です。
まず渓流、基本的なことですが、キャスト→サミング→着水のプロセスを再度丁寧に神経使えるように戻すってことです。
もしかしたら、最近渓流の釣果が芳しくないのはこの辺が原因のひとつかもしれません。
本流に関しては、だいぶ攻め方とかわかってきた気がします。
とは言っても、まだまだ最初のドアから向こう側がちょっと見えているだけだと思うのですが。
狙った感じでのヒットまでは結びつけられていると思うので、もうちょっとです。
が、本流は来年ですかねえ。
ソルトルアーでは、今まで漠然と考えていた払い出しとか潮の動きとかがだいぶわかってきた気がします。
払い出す潮がいいのもわかっていましたし、潮の動き始めが良いのもわかっていました。
でも、どうなれば潮が動き出したと判断できるのか、つまりラインを伝わる抵抗とかそういうのとタイミングとがリンクできたのは今回の合宿からです。
今後は、どういうタイミングでどう潮が動いていたらヒットの可能性が高い、とかの引き出しを増やしていければ、と思います。
もしかして、普通の釣り人はそれくらい当たり前ってことなんでしょうか、これ。
ヒラスズキですが、やっぱりやらないと釣れないですね。
買わない宝くじは当たらないってことです。
命を削るとか言いながら疲れたからと見送っていたのが悔やまれます。
そういう意味で、S君の根性は見習うべきです。
俺の釣りスタイルの中で、伊豆で楽しめる魚種はだいぶ制覇してきたつもりですが、本流のアマゴとかヒラスズキとか、またまた増えてしまいました。
これは捨ててはおけません、また挑戦する楽しみができました。
***
今回の春合宿、部隊長さんにはみっちりと付き合っていただきました。
部隊長さんが休日である4日のうち3日もお付き合いいただいたというわけです。
もっとも、俺がオフにした5/4の3日目も部隊長さんはきっちりと釣行されていましたので、休日は全部釣りをされたということです。
とんだ○○ガイっすね。
いや、タフガイっすよ、キチ○○じゃないっすよ。
で、今回も沢山学ばせていただきましたが、なんと言っても上記の潮汐と潮の流れの読み方です。
どれだけ粘るべきか、いつ見切るべきか、どうやって立ち位置を決めるのか、などなど、これからのすべての釣りにおいての重大なヒントをいただきました。
あと、今回の部隊長さんの読みというかアドバイスは冴えまくりでした。
いやいや、いつもは冴えていないわけじゃないですが、今回は恐ろしいくらいにハマったのです。
メバルのポイント選定やアオリのタイミング、ヒラスズキのねらい目、などなどです。
多分、S君が今度肉眼で部隊長さん見たら目が潰れると思います。
というわけで、部隊長さん、今回も沢山ありがとうございました。
また行きますので遊んでください。
山梨の渓流とか手コキボートとかサバ船とかも是非行きましょう。
***
というわけで、これにて合宿ラップアップを終了します。
次の合宿はいつだろう。
6月に梅雨合宿とか7月に初夏合宿とかやりたいなあ。
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