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2010/08/17

夏合宿2010ラップアップ:渓流編

夏合宿が終わり記者会見も終わり、シャバに戻ってきて数日が経ちます。
もちろん合宿の後の俺はモチベーションのカケラも無いフヌケ野郎なので、ダラダラと時間だけが過ぎていっているわけです。

こんな風にしているとあっという間に9月になってしまい、慌ててラップアップにとりかかったりすることになるので、今回は早めにシメてしまいます。
ラップアップというか、速報の補足という感じで書いていきます。

まずは渓流編です。

***

通常の夏合宿(に限らず合宿全般ですが)は、ご存知のように伊豆に行って海に川に釣りまくる(決して釣れまくる、ではない)わけですが、今年の夏は軽井沢からスタートです。

ウチのアネキ一家が3年くらい前から軽井沢に別荘を持っているらしく、一度遊びに来いと言われていたのでした。
俺としては8/6金曜の夜あたりから8/15日曜の夜中まで9泊9日くらいのギッチギチのパンチパーマ状態で伊豆に行ってゲップが出るくらい釣りに明け暮れるつもりだったのですが、アネキ一家にはここ数年誘ってもらっていることもあり、じゃあ行ってみるか、ということにしました。
だから軽井沢なんです。

で、実際に軽井沢行って帰ってきて翌日また伊豆に行くとかになるとマルっと1日から2日損した気分になります。
よって、8/7-9が軽井沢で8/9の昼前から直接伊豆に移動し、8/9の夕方から伊豆に入り8/15の朝に伊豆を発つ、ということにしました。
つまり、合宿の荷物すべてを持って軽井沢経由で伊豆に行くわけです。

軽井沢から伊豆の移動を調べてみたら一旦都心に戻ってきて東名に乗るコースで5時間でした。
が、それでは面白くないので下道縦断で行くことにしました。

***

そうなると軽井沢での釣りをどうするかということになります。
当初は2泊3日、実質2泊1日なので大して釣りもできないので軽井沢では釣らなくていいか、と思っていました。

ところが、なんとなく軽井沢→長野→渓流→イワナヤマメ満載→ウハウハという思考ができてしまいました。
要は、俺様ともあろう生まれながらの渓流マン(かなり話盛ってます、ハイ)が長野に行きながら渓流でトゥウィッチの1つもやらないとは何事だ!イソノナカジマそこへ立っとれ!という気分になったわけです。

そうなると、調査が必要になりますね。
いきあたりばったりでカーナビで川を探して突入する「隣の晩ごはん」風ヨネスケ作戦もいいんですが、大体ロクに釣りもできずに時間だけが過ぎていくというパターンに陥ります。

そこでWebで「軽井沢 渓流 釣り」とか「軽井沢 風俗 優良店」などのキーワードで検索をしてみると、

  • このあたりは千曲川の水系である
  • 支流もいくつかあるが、湯川というのがなかなかイケそう
  • そしてこのあたりは佐久漁協のシマだ

というのがわかりました。
ちなみに俺が釣行した前日にはヤマメとニジの放流があったようです。

水系図とか入漁券を取り扱っている店などはPDFをダウンロードできますので、これをプリントアウトし大まかな戦略を練り、現場に持ち込みました。

注意が必要なのは、軽井沢(町?)というのは条例かなんかで24時間営業の店が許可されていないようです。
コンビニでさえ、23時くらいには閉店して開店が朝の6時とか7時からとのことです。
当然、入漁券を買うにも近所のコンビニでは取り扱ってませんし、取り扱っていたとしても早朝では買えないわけです。

軽井沢の滞在先に到着したのが8/7土曜の19時くらいでした。
荷物を降ろしたりした後、車で20分くらいのところにあるチャラチャラした店がいくつかあるところでチャラチャラしたメシを食い、蛍なんかを見て帰宅したのが22時くらいです。
それから車を飛ばして隣町の御代田町にある最も近い24時間営業かつ入漁券が買える店に行き、翌日の入漁券を購入しました。

***

さて8/8日曜になりました。
前日立てた作戦は、明るくなってきた5時くらいに湯川ダムのバックウォーターのちょっと上流にある橋から入渓し、8時くらいまで釣り上がって退渓、9時くらいには滞在先に戻る、というものでした。

4時くらいに起床、カーナビをセットして出発です。
それにしても県道と言いながらもほとんどが離合不可能な農道のような道で、もしカーナビがなくて地図だけしかなかったら絶対に通らないような道が続きます。

スモールライトだけで十分なくらい明るくなった4時半ちょっと前に想定入渓点である橋に到着しました。
すると、その橋は高さ5メートルくらいの金網フェンスに覆われた橋で、下を見ると100メートル(くらいに見える)谷底にほんの少しの水が見えるだけどいう自殺するには最適な感じの橋でした。
だから金網フェンスがあるわけね。

この橋はパスして、上流に行くか下流に行くかを考えます。
水系図を見てみると、なんとなく下流の方(前日に入漁券を買った御代田町や佐久市の方向)が入漁券を取り扱う店も多いので情報を得ることもできそうだと判断しました。
よって、カーナビで橋を一つ一つ確認しながら下っていくことにしました。

最初の橋のあたりもとてもイイ感じだったのですが、ちょうど俺が通過するころに釣りをしそうな人が車を降りてきていましたので、パス。
さらにいくつかの橋をチェックすると、入渓もしやすそうでかつ車を停めることもできそうな場所がありました。
時刻も5時を過ぎていたのでここから入ることにしました。

***

この川は田んぼの横を流れる里川で、本流というほどではないですがそこそこ川幅があり水量も結構多い川です。
田んぼのせいか水は若干のササ濁りです。

Imgp1446_640

アレキサンドラ5Sのピンク銀をセットして橋よりちょっと下から入渓しました。
開始時の水温は16度です。

岸からアプローチができるところが少ないので基本的にウェーディングでの遡行になります。
水量は膝から太ももくらいと結構多いですが、踏ん張らないといけないほどではありません。

橋の下がちょうど支流(というか、田んぼの用水路)との合流点で、田んぼから濁りが入っているようです。
橋の下から濁りの影響を受けないちょっと上流の太い流れのキワをトゥウィッチしながら通していると、ガツンとアタリがありました。
ドラグがギャンギャン出るので、セットアップ時に締め忘れたのかと思うくらいでしたがそうでもありません。

魚体を浮かせたらかなりデカく見え、ニジかと思いました。
が、激しくローリングするし、寄せてくるとパーマークが確認できました。
俺はあまり大きなネットを使っていないため、何回か失敗しましたが、やっとネットイン成功です。

Imgp1447_640 Imgp1448_640

無事キャッチしたのはタッパのある魚体のヤマメです。
たまに釣れる26とか27に比べると明らかに一回り大きく見えます。
これは尺行っただろうとメジャーを当ててみましたが、何度測っても、何度魚体を伸ばしても(コラ!)29センチジャストの泣き尺でした。

ただ残念なのが、尾ビレがピンピンではなかったので、おそらく成魚放流だと思います。
とは言っても、ヒレもほぼ回復して、かなり太い流れの中から出てきて相当泳力もあったので、前日に放流されたものではなく、放流後結構時間が経っている個体だと思います。

***

この泣き尺が釣り開始直後だったので、大いに期待に股間を膨らませて(定型文)釣り上がりました。
田んぼからの濁り水の合流部を過ぎてもやはり少し濁っています。

その後、20センチくらいのチェイスが何度かありましたがヒットに至らず時間が過ぎていきます。
7時半も近くなってきたころ、落ち込みがあり、ちょうど対岸部分が落ち込みからの流れが当たって曲がっている「いかにも」なポイントがありました。

ロングキャストになりますが慎重に狙って落ち込み直下にルアーを落とし、2アクションした直後に「ドン」とアタリがありました。
すかさずスウィープにフッキングに持ち込んだのですが、少し重みが乗った後に軽くなりました、バラシです。
大きさは先ほどのより小さいのでしょうが、25前後ではないかというような重みでした、残念です。

***

この落ち込みから上は腰くらいまで水深があり、流れが緩いとは言っても遡行するのが大変そうです。
時間も7時半を過ぎたので、ここで一旦退渓することにしました。

田んぼの畦道を入渓点まで歩いて戻り、再度入渓点の下流方向に歩いてみますが、上流の橋付近の合流点からの濁りがしっかりと効いているようで釣れる気がしません。

結局、その時点で軽井沢での釣りを終了しました。

***

2007年以降、伊豆での夏合宿では必ず渓流をやっています。
今年もそのつもりだったのですが、8/9月曜の伊豆への移動のころから台風の影響で何となく雨が降っていました。

伊豆到着翌日8/10火曜および翌々日8/11水曜は青物がやりたいというのもありましたが、午前の早い時間から滞在先で肉体労働を指示されていたため、午前中一杯渓流に入る時間が取れません。

そして今日こそ入るぞ、と思っていた8/12木曜ですが、サイポスで水位を調べてみると前日まで河津川狩野川水系とこにプラス20センチ以上だったのがプラス10センチちょっとになっていたのですが、河津川に向かう途中に激しい雨が降り出し、止んだ後に大堰堤下に行ってみるとガンガンと水量が増えて堰堤渡りをするにはちょっとキツそうな感じです。
結局この日は海を含めて釣りそのものができませんでした。

8/13金曜部隊長さんとのカヌーフィッシング、最終日の8/14土曜はほとんど火傷な日焼けと前日の疲れからか朝5時くらいに起きながらも出撃することができませんでした。

結局、今年の夏合宿は渓流を始めて4年目にして初めて一度も伊豆では入渓しないという結果となりました。

***

時間や回数で言えば、夏合宿中渓流をやったのは1回約2時間のみという少なさでした。
また、釣果は1キャッチ1バラシにチェイス数回という決して豊富なものではありません。

が、泣き尺が1本取れたこと、まったく初めての川でも事前の情報収集と現場での判断でなんとか釣りができたこと、この2点は我ながら満足できる部分です。

伊豆での渓流はタイミングが悪かったとしか言えません。
もちろん、キモチが「青物獲りたい」に傾いていたというのもあります。
いい意味で、伊豆の渓流は「ガッツかなくてもいつでも楽しめる(準)ホーム感」ができてきたんだと思います。

というわけで渓流編終了です。

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