広域調査隊
渓流が終了した後の10月の釣り傾向ですが、オカッパリ青物とナマズに注力しています。
オカッパリ青物に関しては、先々週の三連休最終日とその前の週で何となく満足できたので、今年は終了にすることにしました。
残るはナマズです。
テーマとしては、多摩川のポイント調査、すなわち多摩川で1本出し、来年につなげようというものです。
そんなわけなので、ナマズに熱くなっている俺は先週末は二夜にわたって出撃しました。
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まずは土曜未明です。
1時から4時までチャリランガンで多摩川の調査に行きました。
今回は自宅付近の河原から、下流の調査です。
最初に訪れたのはマルタの季節に良い思いをしたことのある瀬がらみのポイントです。
先日行ったときにはヤングな人たちがシートを広げて大声で騒ぎながら酒を飲んでいたのでじっくりと攻めることができませんでしたが、今回は誰もいません。
減水気味なので、ショートブーツでそこそこ浅瀬の中にも入っていくことができます。
流れの変化があり、イイ感じなんですがイマイチ魚っ気が感じられません。
少し歩いて下ってみたのですが、だんだんとタプタプになってきてさらに釣れる感が薄れたので移動しました。
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次に行ったのは何度か「ナマズか鯉かわからないバイト」があった支流の流れ込み周辺です。
通常入る位置よりもちょっと上流側に河原に降りれるところがあり、そこも流れと絡んでイイ感じです。
流れ込みまで釣り下りましたが、やはり異常なしです。
そのまま流れ込みの対岸に渡り、橋桁の下のテトラ帯とその奥の浅い流れにジョイントジッターバグを打ち込んでいると「ボフッ」という明らかにナマズのバイトがありました。
これで完全にテンションが上がり、この付近で1時間近く色々と試してみましたが、向かい風が強く、うまくキャストが決まらないためかこの一発だけのバイトでした。
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思ったより時間が過ぎてしまったので、さらに下ります。
次は国道の橋桁とその下流の中洲や曲がりくねった流れなど変化の多い場所です。
ただ、河原からは距離があるのですが、周囲が商業地帯に近いためか、やたらと明るいというのが気になりました。
橋桁付近をじっくり攻め、毎日通勤中に電車から見える中州のあたりに渡って(水深10cm)逆サイドを攻めたりもしましたが、ここもノーバイトでした。
それから対岸の東京側に渡ろうかと思ったのですが、すでに3時半を回っていたのでここで折り返すことにしました。
***
帰路、先ほどバイトのあった流れ込み部に立ち寄り、再度試してみます。
今度はダブルスウィッシャーをやっていたのですが、何投目かに着水バイトがありました。
これは鯉がビックリしたものなのかナマズの反射食いなのか微妙なところです。
結局この日は3バイトのみです。
多摩川でのフッキングへの道は遠いです。
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そして土曜夜22時半ごろ、そろそろ仮眠を取ろうかと思ったあたりで宿敵Tから「何時から出撃するの?」というメールです。
1時くらいから出ようと思う旨を伝えると、「1時には終わって帰宅したいから、今から出ない?」とのことです。
この日は車で上流部を探ろうと思っていたので、「じゃあ23時に家を出る。俺は居残りでやるから、車別々で。XXXで集合。」と返信しました。
待ち合わせ場所に着いて、「実績無いけどサイズが期待できる(ほんとかよ)多摩川と、サイズは出ないけど釣れる確率が高くて実績もあるファンタジスタ川のどっちがいい?」と聞くと、もう何ヶ月も魚に遭遇していないTは迷わず「ファンタジスタ川」との回答です。
***
現場に到着して開始したのが23時半くらいです。
このポイントは終点まで行って大体1時間半ですのでちょうど良いでしょう。
ヤツのタックルは6 feet 6 inchのバスロッドにスピニング、1号PEリーダーなしです。
準備をしているとTは「トップはザラしか無いけど大丈夫だろ」との楽天的なことを言います。
Tに先行させて俺はケツモチなんですが、Tがザラなら俺はアピールの強いジョイントジッターを選びます。
ところが、ここは流れがあるポイントなんで、ザラだとアクションしているうちに流されてしまいます。
また、ケミをつけているわけではないので、キャストの精度もイマイチのようです。
さらにリーダーをつけていないので、PEがルアーに絡むようです。
絡み防止のパイプをつけてやりましたが、結局数投した後、Tが早くも音を上げました。
このタックルだとトイメンのブッシュに突っ込んだりしたらまずルアーの帰還は望めないので、「ロストしたら現金払いでいいならジタバグ貸すよ」という条件で5/8ozのジッターバグを貸しました。
俺はその時点でルアーをマグナムトピードに変更し、ヤツが乗せそこねたヤツをいただこうという計画です。
***
ところが、数投後に、Tがキャストして着水したジッターバグ(についているケミ)が流れに乗って下っていくのが見えます。
なんと、結び目なのか、スッポ抜けてルアーが外れてしまったようです。
コラコラコラコラ、と思っていると、いきなりTはルアーを追って入水します。
これでこの付近は今日のポイントとして潰れてしまいました。
Tもそれに気付いたのか、ある程度で追いかけるのをあきらめました。
PE1号なんかに直結してるからイヤな予感がしたんですよ。
今度はしっかりと20ポンドのリーダーを付けさせ、キャタピーを貸しました。
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これでやっと普通に釣りができるようになりました。
しばらく下ると、Tに2連発のバイトがあります。
が、乗せれません。
ほぼ同時に俺にも一発バイトがありますが、空砲です。
今度は俺が先行して、ちょっと強めの流れの中から水面に大きく顔を出している岩の裏にキャストしてリトリーブを始めた瞬間、ドババババと体を出してナマズが追ってきます。
岩の裏を出た瞬間に速い流れに乗って移動するルアーをナマズが追いきれず、ルアーに触る感じがあったためかその後同じ場所で出ることはありませんでした。
さらにその後、Tを見ていると、イイ感じのバイトがありました。
ルアーが消し込み、「乗った」と思ったのですが、Tは思い切り早アワセをしてしまいましたのでフッキングに至りません。
***
通常の終点まで来た段階でちょうど1時です。
が、今までは足場が草で覆われていたところがかなり減っていて、まだ先に進めます。
Tに聞いてみると、まだやるとのことですので、そのまま進みます。
ちょっと先でTが岸沿いダウンでキャストすると着水バイトがありルアーに触ったみたいですが、フッキングには至りませんでした。
さらに2時半まで未開の地を進みましたが、パッタリとバイトが無くなり、結局終了しました。
Tが4バイト(うち、ルアータッチ2回、連発1回、単発1回)、俺が2バイト(ルアータッチ1回、単発1回)という結果でした。
***
そこでTが帰宅したのですが、全く満腹感の無い俺は上流部をやろうと思いました。
一旦コンビニに寄って休憩していると、店長Qから電話で、店を閉めたので今から合流する、とのことです。
店からファンタジスタ川まではちょっと時間がかかるので、当初の想定調査箇所でした多摩川の上流部に集合することにしました。
店長は3時半くらいに到着するとのことだったのですが、俺は15分くらい早く到着したので、先に釣りを始めました。
まずは堰下の魚道からテトラに向かって流れるあたり、出るならここだろ、というところをクレイジークローラーで試してみますがバイトすらありません。
しつこく攻めていると、店長が到着です。
堰下の流れ込みに移動し、ルアーをジャークサムというシングルスウィッシャーに変えて河口の岬突端部にキャストすると、着水バイトがありました。
これは多分ナマズだったと思うのですが、そのまま遠くに逃げていくのが見えたので連発はしませんでした。
そのまま下流の中洲帯まで1時間ほど打ち続けますが、以降2人ともバイトに至りません。
一旦ナマズはこれで終了にしました。
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が、実はこの日は別の目的がありました。
最近、多摩川でスモールマウスバスが頻繁にキャッチされているらしく、調べてみるとこの辺りではないかと目星をつけていたのです。
車に戻ってルアーのボックスを変え、5時くらいから再度挑みます。
ここは以前に稚鮎が何者かに追われているところを目撃しているところなので、小型のポッパーやペンシル、シャロークランクで試してみます。
俺はタックルバランスが悪かったので、向かい風で小型ルアーがイマイチ飛ばなかったのですが、タックルごとチェンジした店長はテトラの上から自作のダブルスウィッシャーを使っているときに1回バイトがありました。
乗らなかったのでスモールなのかどうかは不明ですが。
そんな感じで完全に明るくなる6時過ぎまでひたすら投げ巻きを続けました。
***
店長から、誕生日プレゼントとして、タックルベリーで買ったらしいナゾのブランドの6フィートのMLのベイトロッドをもらいました。
これは上記スモール狙いで店長が使っていたものと同じもので、小型ルアーをキャストするのに良さそうです。
今、全く出番の無い2500Cと一緒にどうぞ、とのことです。
今後(来年かもしれませんが)、スモールをそこそこやるようになると活躍できそうな気がします。
あとはナマズ用にジッタースティックをもらいました。
これもタックルベリーで買ったそうですが、形はジッタースティック、すなわち胴長でカップがあってペラが付いているんですが、なんかちょっと違います。
カップがちょっと小さく感じるのと、カップに書いてある名前が「Jitter Bug」になっているのです。
いずれにしても、使ってみたかったルアーなので、ナマズ用のチューニングをしました。
実戦投入が楽しみになりました。
***
スモールに関してですが、生態系とかなんとかを考えると、多摩川で繁殖していることについては問題だとは思います。
でも、まずはターゲットが増えたことを素直によろこんで、単純に楽しんでみようと思います。
リリースに関しては、釣れてから考えます。
ナマズは、やっと多摩川でもポツポツとバイトが出るようになりました。
が、エリアが広いし、天候などで状況はどんどん変わるしと絞り込むのが難しいです。
バイトが単発しか無いのも、その理由だと思いますし。
一応、自分で決めたリミットである10月一杯でなんとか1本、いや、1ヒット(フッキング)まで持ち込みたいと思います。
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