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2011/04/29

ロクマル!

先週日曜の段階で、泣き二尺、目標値まであと1cmに迫ったナマズですが、GWを挟むと2週間近くブランクが空くことになります。
ナマズのスポーニングは5月とか6月とのことなので、GW明けの5月中旬だと、すでにナーバスな時期になっているかもしれません。
そんなこともあり、先週は平日に一度行きたいと思っていました。

一昨日の水曜日は夕方になっても変に暖かく湿気の多い天気でした。
しかも21時くらいから弱い雨が降るという予報です。

バスだったら、こういうときは経験的にトップでガボガボ出てたんですよ。
そう思うと、居ても勃ってもいられず、出撃することにしました。

***

20時半過ぎに帰宅し、バタバタと準備をして自宅を出ました。
ちょうどそのころ微妙に弱い雨が降り始めました。
ファンタジスタ川に到着し、準備を済ませて開始したのが22時ちょっと前です。

日曜には増水であまり良くなかったポイントからスタートします。
雨は降っていますが、釣りがしにくいほどではありません。
が、風がかなり強いのがちょっとやりにくいです。

まずは、ダウンでボサ際をトレースします。
軽めに流心近くにキャストし、うまく流されて怪しいラインを通していると、水面がモアっとして追尾しているのが見えたと思ったら、ガボンとものすごいバイトです、一発で乗りました。
一投目からヒットです。

この日のタックルはMr.Donにミリオネア3Hだったんですが、そこそこ締めていたドラグが滑るほどの引きです。
ボサの下に突っ込もうとするのをどうにかかわしてうまくポジションを取り、抜き上げました。

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無事キャッチしたのは64センチ、今年最大サイズで、かつ今年の目標の60センチを超えるナイスサイズでした。
ルアーはジッタースティックの深緑で、腹にブレード、ケツはスイベルで延長し、熱収縮チューブで暴れを抑えたバーブレストリプルフックです。
長い図体のジッタースティックにケツフックだけなんで、今までなんか釣れる気がしなかったんですが、結果が出てよかったです。

一投目からノルマを果たした感があるんですが、もしかしたらアタリ日かもしれない、と思ってさっそく続けます。
通常、一回釣れたらルアーを変えるという自分ルールに従い、ルアーを交換します。

次は同様にまだ結果の出ていないジッタースティックの白+ファイヤーパターンです。
またジッタースティックかよ、というところですが、ルールだからしょうがないのです。
この白スティックは、腹とケツにスプリットリング2連結でダブルフックを付けています。
以前、これでヒットに持ち込んでいるのですが、自分で潰したバーブだから刺さりが悪いのか、バラしているんです。
それ以降ゲンが悪いので、この辺りで厄落としをしとこうという狙いです。

まずは、念のため、1匹目と同じ箇所にキャストをしましたが異常ナシです。
次に、ダウンクロスで対岸のキワにキャストし、流心手前でヒットさせるパターンです。
風が強く、思ったところとやや異なる場所に着水しましたが、少しリトリーブをするとヒットしました。

流心で下流に走られないように注意しながら足元まで寄せてきました。
サイズは50台後半~60台前半くらいはありそうです。
さて、どこで抜こうかと思っていたら、ちょっと厳しい場所にもぐりこもうとします。
強引に引きずりだして抜くことに決め、一気に寄せるとその反動でフックアウトしてしまいました。
うーん、またか。

気を取り直して段々と上流方向をダウンクロスで刻んでいきます。
あるポイントで、またもやルアーが消しこみました。
乗った感じがしたのでアワセを入れると、一瞬フッキングしたようでしたがスッポ抜けてしまいました。
またか、またか!

さらに上流方向にキャストすると、今度は反転流になります。
今回はイケる気がしたんですが、前回同様このパターンは全くダメでした。

***

少し下って、前回店長Qが69センチ、俺が50アップを出したポイントを攻めます。
ここは、支流との出合いの下流で、立ち位置の上流側に人口の馬の背のようなものがあります。
そのため、立ち位置の正面は微妙に流れが緩くなっていて、いつも沢山のバイトがあるところです。

まずは、この人口馬の背のギリギリ下流と思えるところにキャストしてゆっくりと引いてくると、一発で乗りました。
先ほどほどではないのですが、この立ち位置は足元が一番強い流れなのでランディング時にかなりの抵抗がかかります。
うまくタイミングを計って抜き上げを決めました。

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56センチ、なかなかのサイズです。
ルアーはジッタースティックの白ファイヤーです。
このルアーは腹につけたダブルフックが口にかかっていました。
腹フックも効果あるのかもしれませんね。

ここはまだ出そうなのでルアーを変えて試してみますが、バイトも含めてこの1本だけでした。

***

それから下流は元 激アツ区間(現 激サム区間)なんですが、最後の合流点をやるために、半分無視状態で進みました。
でも一応、実績があったりいかにも怪しい箇所ではキャストをしてみました。

この区間の後半にさしかかったあたりで、ダウンクロスで撃っていたら向かい風だったのでバックラッシュしてしまいました。
バックラッシュを解いている間、ルアーは自動操縦でダウンクロスからダウンの方向にアクションしながら泳いでいます。
もうちょっとでバックラッシュが解けるころ、急にロッドが引き込まれました。

なんと、自動操縦のルアーにバイトして、しかも乗ってしまったようです。
まだバックラッシュはありますが、かまわずそのまま巻き始めました。

それにしてもすごい引きです。
さっきの64センチなんてもんじゃありません。
一匹目で十分に締めてあったはずのドラグが滑ります。

足元近くまで寄せてきましたが、ここも足元が強い流れなので大変です。
もしかしたら鯉のスレとかじゃないかと思って、ライトをつけてみると、ナマズです。
しかも、目視では、軽く70はありそう、むしろ俺フィルターを通すと80くらいあるんじゃないか、ってくらいのサイズです。

ちょっとそれでテンパってしまいました。
そして、今日何度か成功している抜き上げポテンシャルを過信していました。
気合いを入れて抜きにかかると、口切れ?でフックアウトしてしまいました。

痛恨です。
こんな、一生モンのサイズかもしれないのを、完全に自分のミスでバラしてしまいました。
もう、その場でヘナヘナと座り込みそうでした。
ルアーはジッターバグ5/8ozのパーチカラーでした。

それにしても、このポイントって、川幅もあまりなく、どっちかというと小場所なんですよ。
こんなでかいのがいるとは思いませんでした。
もしかしたら、この雨で移動していた、とか産卵を意識して移動している、とかかもしれません。

***

そのままほぼキャストをせずに合流部に辿りつきました。
この場所もキャパ的にはでかいサイズがいそうな場所なので気合いが入ります。

まずは近めの流れの筋をスライスしながら刻んでいると、一回バイトがありました。
が、それから先が続きません。
だんだんと距離を伸ばしていくんですが、かなり強い逆風でキャストもままならない状態となり、うまく攻めることができません。

ここは見切りをつけ、最初のポイントに戻ることにしました。

***

最初と同様のパターンで、ボサ際ダウン→対岸ダウンクロス→反転流アップクロスと試しましたが、反応がありません。
それほどの量の雨が降ったわけではないですが、上流からの累積で水量が増えているみたいなので、それが原因かもしれません。

さっさと見切りを付けて、支流出合い下の馬の背下流に移動しました。
さきほどと同様、馬の背の即下流にキャストすると、バイトがありますが乗りません。
ちょっとずつ攻める角度を変え、着水位置を変えていると、やっと乗りました。

寄せてみると、そんなに大きくないので、落ち着いて抜き上げました。

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サイズは51センチ、ルアーはジッターバグのパーチです。
つか、こないだまで50アップを出したことなかったのに、「そんなに大きくない」とかヌカすとは、俺も偉くなったもんです。
皆さん、「アイツは天狗だ」とか「ニワカジゴロ」とか、沢山陰口叩いてくださいね。

***

さて、一本出たんですが、この場所、10メートルくらい下も良い流れがあります。
まだ出そうな気がしたし、是非とももう一本欲しかったんで継続しました。
ルアーはビッグバドのカーキカラーにチェンジです。

流れが強い場所だとビッグバドは40センチクラスのナマズくらいの引き抵抗があるのですが、逆に、流れの緩急を探すのに適している気がします。
あとはカップモノの音とか波にスレてきたナマズも目新しいアクションで食ってくれるのかもしれません。

丁寧にキャストをして、ゆっくりと引き、流れに入ったらヒーヒー言いながら回収をする、というプロセスを繰り返していました。
たまに小さいバイトはありますが、乗りません。

しばらくやっていると、本来なら早い流れに入りそうな箇所でも流れが緩いままの箇所がありました。
その筋をうまく泳ぐように調整していると、一気にケミホタルが走りました。
ヒットです。

水面直下のバドを加えて下流方向に走ったもんですから、かなりの引きです。
ももも、もしかしてさっきバラシた80アップ(段々大きくなってる)か?と思い、追いアワセをしつつ、必死で寄せます。

サイズが良いのはわかったので、ライトも付けずに足元でゆっくりと疲れさせます。
しかし抜き上げるにはちょっと流れが強すぎて、さっきの二の舞になりそうなんで慎重にランディング方法を探りました。

ボガを入れようと思うのですが、首を振るナマズにボガを入れるのって至難の業です。
少し引きずって、浅場に誘導しようかとも考えたのですが、結構距離があり、しかも上流方向に引きずらないとなりません。

結局、意を決して、足場に膝を着いて、ルアーを持って抜き上げました。
これでなんとかキャッチです。

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結果、62センチと思ったより長さはありませんでしたが、太くて筋肉質のナマズでした。
これで今年10本目のナマズです。
それが、上記「是非とももう一本欲しかった」の理由なんです。

これで満足して、2時間ほどで上がりました。

***

さて、まずはシーズン開始から2ヶ月、目標の60アップもキャッチでき、11回(多摩川を加えると12回)の釣行で10本のナマズがキャッチできました。
もっとも、10本のうちの9本は4月の後半なんですけどね。
自分としては上出来だと思っています。

まるで今年のシーズンは終了です、と言ってるようですが、全くその気はありません。
単なる区切りです。
せっかくなんで、ここ2ヶ月で気付いたことをちょっと書いてみます。

まずルアーですが、ナマズにとって、音とか動きも重要ですが、引き波の重要度はかなり高い気がします。
つまり、大して派手じゃない動きのルアーで轟々と流れる流心の近くでもヒットするのは、引き波が効果を発揮しているんじゃないかと思っています。
だから、音もさることながら、その動きで周囲の水を攪拌する腹のブレードってのは、俺としては有効だと思えるんですよ。

次にフックですが、10本中9本がケツにスイベルで延長したバーブレストリプルフックでの釣果です。
今のセッティングが効果があるのは間違いないと思いますl。
が、この日にダブルフックを前後につけたジッタースティックでは、腹のフックにかかっていました。
一説によると、ナマズは腹に食ってくるとも言われますので、色々と試してみた方がいいかもしれません。

あとは、ランディングの方法です。
俺はわりと抜き上げが得意なんで、ある程度のサイズはいけると思っています。
が、60台も後半だったり、かなり急な流れの中では厳しいというのもこの日にわかりました。
ボガを直入れするのは難しいし、ネットを持ち歩くのもイヤだし、何か考えないと。
PE50ポンドなんでラインをつかんで抜き上げるのもいいかもしれませんが、PEつかむのって手が切れそうで怖いんですよ。

***

そんなわけで、いよいよGW突入です。
一旦ナマズは置いといて、渓流と海をブチかまします。

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