「初」三連発
前回エントリしましたように、トップウォータータックルがプチアップデートされたわけです。
そしたら行かなきゃならんでしょう。
その前に、色々と確かめたくなるのです。
確かめたいポイントは、ポップR(小)とかマイケルとかザラパピーとかの小さいルアーをストレス無く投げれるかどうかと、ビッグバドとかの重いルアーを投げれるか、この2点です。
あとは、カーボンのピンピンのロッドと比べてどんなアクションをするか、です。
実に普通です、普通が一番幸せなんです。
***
先週末土曜日はずっと雨でしたんで、土曜の夜の出撃は諦めました。
翌日日曜の未明に出撃も考えたんですが、結局目が覚めたら朝7時でした。
とりあえずチャリで多摩川にキャストだけしに行くことにしました。
持っていったルアーはナマズ基本セットと、なんとなくセレクトしたバス用ルアーです。
なんかの間違いでラージとかスモールとか釣れないかな、と思いまして。
現場に到着すると結構風が強くて投げづらそうです。
とりあえず、ジッターバグ5/8ozやもっと重いルアーは問題なくキャストできました。
ロッドに乗せてキャストする感覚って不思議ですね。
軽いルアーは、風の影響が強くて、イマイチな飛びでした。
風だけのせいなのか、ロッドそのものが軽いルアーにはあまり向いてないのかはまだ判断できませんが。
全体的にダルいボワンボワン感はなく、バットはしっかりしていて、想像以上にシャッキりしています。
とは言え、アクションに関しては、ペンシルのネットリとした動きなど、いかにもグラスロッドでした。
俺が生まれて初めて買ったタックルは、シェイクスピアエクセレントという5000円くらいのグラスロッドだったんですが、それ以来グラスって使ったこと無いんですよ。
なんか、カーボンとの感覚の違いがおもしろいですね。
ますます、これで魚を掛けたくりました。
***
昼くらいにシーバスマンFさんからメールが入りました。
この日は朝から仕事ゴルフで栃木に行っているらしいです。
が、どうしてもナマズ童貞を卒業したいらしく、タックルを車に積んで来ているとのこと。
コンペが終わって少し休んでファンタジスタ川に向かうと21時くらいには開始できるとの気合いの入りようです。
店長Qも参戦を表明したので、この日は3人で攻めることになりました。
***
21時に現場に到着すると、すでにFさんと店長は開始していました。
前日の雨と夕方に少し激しく降った雨で増水しているようです。
いつもの上流コースに行き、まずは落差工ポイントの攻め方をFさんに説明しました。
ダウンのボサ際パターン、ダウンクロスのロングキャストパターン、アップクロスの反転流パターン、色々と試してもらいました。
ボサ際パターンではリトリーブ中にバイトはありませんが、なぜかピックアップ寸前の足元で何度かバイトがありました。
また、ダウンクロスをやっているときにガボっと出ないバイトがあったようですが、これはスッポ抜けだったとのことです。
そして反転流パターンでは店長や俺もしつこくやりましたが、全く反応がありませんでした。
たぶん増水の影響なのか、ナマズの付き場が変わってしまっているようです。
いつも出るところが深くなったり流れが強すぎたりしているのかな、という店長と俺の見解です。
***
だとしたら、一旦ここは捨てて、ピンポイントを探っていく方が良さそうです。
少し下った支流の出合いで流れが複雑になっている場所に移動し、流れの緩急の中で真空状態というか流れが弛む場所を探していました。
先頭のFさんが黙々とクロスで撃っています。
二番手が店長で、俺は最後についています。
ひととおり怪しいところは攻めつくした感があるので移動しようかとした矢先、店長がアップクロスの方向にキャストをし始めました。
着水したルアーは当然こちらに流れてくるのですが、見ていると所々で流れがほぼ止まります。
そして、そこで一発バイトがありました。
再度同じ角度で同じところを流すと、今度は乗りました。
どんな釣りでもそうなんですが、最初の一本を出すまでがやたら大変で、一本が出ると不思議と釣れるようになるんですよね。
店長もそうみたいで、前週に童貞を卒業したばかりだというのに、もうニワカジゴロです。
寄せてくると、かなりいいサイズです。
しっかりフッキングはしているようなので、焦らずに足元でグルグルと泳がせていますが、抜き上げは難しそうです。
店長、抜き上げ得意じゃないし。
次に足場に寝転んでボガを入れようとしますが、これまたうまくいきません。
結局意を決して、ルアーを掴んで抜き上げることで無事キャッチです。
これはロクマル行ったんじゃない?というサイズですが、測ってみると、なんと69センチ、泣きナナマルです。
やられた、やられました。
今年の俺と店長の目標として、ナマズはロクマルというのがありました。
俺が今のところ57センチとあと一歩のところまで来ているのですが、童貞上がったばかりのコンコンチキにあっさりと、しかもナナマルに近づくサイズで達成されてしまいました、えーんえーん。
いずれにしても、アップクロスに投げてみる、という発想と、そこにあるポケット発見するというセンスの勝利ですね。
悔しいですが。
***
その後、同じパターンの同じ場所では出なかったので、さらに釣り下りました。
Fさん、使っているPEとロッドの相性が悪いようで、やたらと穂先にからんだりしてストレスが溜まっているようです。
ここ最近調子の悪い激アツポイント(要は激サムポイント)で、Fさんに小さいバイトがあった程度で通過し、このコースの終着点の合流部です。
本流側から、支流の筋を丁寧に刻んでいってください、と話して、俺と店長は沖目のイッパツにかけて遠投&大流しをやっていました。
するとFさんに消しこむバイトです。
が、乗りません。
フックに触ってしまったかな、と思ったのですが、もう一回同じコースに投げると見事に乗りました。
必死のファイトの末上がってきたのは、54センチのナイスサイズです。
これでFさんも童貞卒業です。
俺や店長は、最初は気のいいブス(40センチ台)に何度か相手にしてもらってから、やっとのことで、ちょっとイケてるチャンネエ(50センチ台)や上玉(60センチ台)に相手をしてもらえるようになったわけです。
ところがFさんはちょっとイケてるチャンネエで童貞卒業なのです、贅沢です。
これで店長の初ロクマル、Fさんの初ナマズと続きました。
あとは俺のニューロッドに魂を入れる番です。
***
一旦川から上がり、再度落差工ポイントに戻りました。
二人は釣果が出てるので、俺だけボーズはイヤだなあ、と思うとなんか焦ってしまいます。
ダウンのボサ、ダウンクロスの対岸、反転流と一通りチェックしましたが、相変わらず反応はありません。
すぐに見切って、先ほど店長が結果を出したあたりを狙うことにしました。
非常に丁寧にポケットを探していると、ガボっとバイトがありました、が、乗りません。
続けて撃ってみましたが、続かないので、ちょっとだけ下をやってみます。
ほぼ同じところを撃っていた店長にバイトがありました。
ルアーが消しこんだのですが、スッポ抜けたようです。
これはもう出ないかもしれませんが、別の個体がいるかもしれないので、店長のバイトがあった地点のすぐ近くにキャストすると、連発でバイトがあり、3発目で乗りました。
グワーっと巻きアワセをして、ファイト開始です。
それにしても、グラスの曲がり方、たまらないっす。
思ったより引かない気がしたのですが、近くにくるとやたらでかい頭をしています。
まあ、50行ったかな、という感じだったので、抜き上げを試みました。
が、バットがそこそこしっかりしているとは言え、グラスです。
なんかうまく力を乗せきれません。
一旦回して、勢いをつけた後抜き上げました。
キャッチ後、計測してみると、59センチです。
うひゃあ、あぶねー。
そこそこでかいって知ってたら抜き上げやらなかったのに!
それにしても59センチです。
自己最高はまたもや更新ですが、目標のロクマルに1センチ足りない。
泣き二尺です。
惜しい!
それからしばらく付近を3人で探りますが、結局ここで終了となりました。
***
今回は3人がそれぞれ結果を出すことができました。
ナマズって、状況が変わるとパターンが顕著に変わって、逆にパターンをつかむと爆発もありえるところが楽しいです。
もちろん、どんな釣りでもパターンを見つけるのが重要だったり必須だったりするわけですが、ナマズの場合はそのパターンが正解が不正解かが比較的すぐにわかるところがいいんです。
さあ、これで連休前のナマズは終了かな?
あと一回くらい平日に行けるかな?
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