早すぎた春と風物詩
今年の冬はいつも以上に春が待ち遠しかったのです。
去年味を占めたナマズに行きたくて、暖かくなるのを待ちわびていました。
そのナマズですが、3月に入ってすぐに出撃し、初キャッチを果たしました。
以降、エントリが滞っている間に何度か行ってきました。
また、3月と言えば恒例のマルタ遡上です。
こっちも行ってきました。
大雑把なまとめになりますが、何回かに分けてその辺りの話を書いていきます。
まずは、2011年ナマズ第2戦およびマルタアタックです。
***
この日は未明にナマズをやり、日の出のタイミングでマルタをやろうというプランでした。
まず、1時にシーバスマンF氏と待ち合わせ、ファンタジスタ川に向かいます。
F氏はナマズデビュー戦です。
3時前には店長Qが参戦するとのことなので、我々は少し大きめの下流部に入り、店長Qのために上流部を空けておきました。
2時前からポイントを撃っていきます。
今日はF氏がゲストなので、先行してもらってダウンで岸沿いを叩いてもらいながら、俺は少し離れた後ろからダウンクロスで攻めます。
流れが緩やかだったので、ビッグバドを使っていたのですが、開始早々にヒットしました。
重みが乗った気がしたのでアワセを入れて巻き取ると、グイグイと抵抗があります。
が、これはナマズが乗ったのではなく、ビッグバドが潜行しながらアクションしているだけでした。
ちょっと恥ずかしいっす。
これでテンションが上がり、ガンガンと叩いていきます。
が、ショッパナ以降、F氏のルアーの近くでモアっとなったりする程度でイマイチな感じです。
店長も2時半くらいから上流部を開始したようなので、3時半くらいまで釣り下り、一旦上がって上流部の店長を追うことにしました。
移動しながら店長に電話したところ、そこそこ流れがあるところで5バイトくらいあったようです。
が、フックに触るようなアタリは無いとのこと。
店長が叩いた後を急ぎめにチェックしながら追いつきましたが、上流部後半はイマイチのようです。
結局、4時過ぎに上がった段階で、店長:5-6バイト、F氏:モアっとするようなバイト風1-2回、俺:1ヒット1バイト、という結果でした。
F氏は、思ったより楽しかったみたいで、再戦を宣言していました。
***
それから車で多摩川に移動です。
5時くらいに駐車スペースに着き、ウェーダーを履きます。
今回俺のタックルは、本流大物トラウトとのやりとりをマルタでシミュレーションするために、まんま本流仕様にしました。
7フィートライトアクションロッドに2500番リールに6ポンドラインです。
本流トラウトと違うのはラインより先で、2グラムくらいのスプリットショットを付けてフックにメバル用のワームを付けていることです。
マルタが目視できるところを探して河原を歩いていると、ある瀬で小規模ながらマルタがバシャバシャやっているのが見えました。
すかさず3人で打ち込みます。
昨年まではフライでやっていたので感覚はわかるのですが、ルアーだとイマイチやり方が決まりません。
ラインを張ってスイングさせたり、ゆっくりリトリーブしてみたり、ラインをフリーにして流したりと色々試してみます。
どうも、怪しい辺りにキャストしてラインを張りつつ流すことで違和感を感じれるのがわかりました。
そうやっているうちに、時々重みが乗るようになってきましたが、フッキングしません(スレ?)。
何投かやっているうちにやっとヒットです。
ドラグを鳴らして突っ走るのをうまくためてさばき、今年初キャッチしたのは40センチ台半ばの細身なマルタでした。
スレではなく、きっちりと口にフッキングしていました。
俺の本流タックルはそれほどピンピンでも無いんですが、このサイズでも十分余裕がありました。
これでいつ本流の巨大ヤマメとかがヒットしても大丈夫です。
ちなみに、この本流ロッド、年明けにデビューして以来、メバル、カサゴ、マルタと大活躍しています。
ちょうどバーサタイルに楽しめる長さと硬さなんですよ。
もっとも、本命のトラウトは一匹も釣れてません、ありがとうございます。
その後はポツポツと良いサイズがかかり、Fさんや店長にも数匹ヒットをします。
Fさんはお約束のニゴイもキャッチしていました。
そんな感じで2時間くらいマルタを楽しみ、終了しました。
***
F氏、ガボっというバイトこそありませんでしたが、結構楽しかったようで、すっかりヤル気マンマンになっています。
ただ、多摩川やファンタジスタ川からは結構遠くに住んでいるようで、自宅付近で行けるところは無いか、Googleマップなんかでシラミツブシに調べています。
F氏はタックルベリーで見つけてきたちょっと古めのカルカッタを使っています。
最初は回転が良くなかったのですが、店長がオーバーホールをしたらかなり回るようになったみたいです。
で、このカルカッタが小ぶりなヤツで、それ見ていたら、俺も2500Cが使いたくなってきました。
20年前に買って以来、基本的にバスはこの2500Cばかりを使っていました。
バスをやらなくなって、しばらくベイトを使うことがなくなり、最近ナマズをやるようになっても、ナマズにはでかいリールだろうという先入観から5年ちょっと前にアメリカで買った5600WSを使っていました。
でも、別に、2500でもいいんじゃね?と思い始めたら使わずにいられません。
むしろフルロックできないドラグがカリカリ滑ったりしたら楽しそうやないか、と思っています。
そんなわけで2500Cも投入する予定でしたが、今使っているチャンピオングリップに2500Cを付けてみると、セミダブルのハンドルということもあり、ちょっと小さすぎます。
そこで、去年までたまに5600と合わせて使っていたダイコーのプレステージクラシックという竿に付けてみると、なかなかイイ感じです。
この竿は2ピースなんで、チャリで走るには良さそうです。
いずれにしても、次は2500Cを使ってみてヒットしてからのやりとりを試してみようと思いました。
***
そんな感じで毎日3人の間でナマズやそれに付随する色んなことでいつものバーでの会話は盛り上がり、メールが飛び交います。
一番熱いのがF氏で、俺がチャリで釣行するためにヒャッキンで買える色んなもの(チャリ用傘差しなど)を使ったロッドホルダーを設計してくれたり、ポッパーの口にカップらしきものを付けてブレード代わりに五円玉をつけたり。
圧巻なのは、プラスティックカップのジタバグが音がマイルドなので良く釣れるという話を聞いて、ペットボトルなどを河口してカップまで作ってしまう始末です。
なんつーか、すごいアイディアを持った人です、でも、ちょっとだけ、ファンタジスタS君と同じ香りがします。
あと、フックについても色々と考えています。
俺はフロントフックを使わず(主にブレードに変えています)、リアフックをスプリットリングとスイベルで延長してバーブレストリプルフックを付けています。
ただ、このセッティングだとヤブに突っ込んだり、どシャローで底を拾ったりして結構引っかかることが多いのです。
逆に店長は同様で、リアにアシストフックを2つ付けていましたが、去年から通算してフッキングに至ったことがありません。
そこで、今は色々と試そうとセッティングを考えています。
バリ浅やボサに突っ込ませる用に、オフセットのワームフック1本を上向きというのを作ってみました。
あまり太く無いフックなので、万一引っかかっても伸ばして回収できそうです。
***
とまあ、こんなことをやっているので、イキたくてたまらない毎日だったのです。
続きはまた別途。
ナマズに関しては、十分活性が高い季節になるまではファンタジスタ川をやり、他の場所でも間違いなくいれば出るだろうという状態になってから、去年の終盤に目星をつけた多摩川本流や支流をやってみようと思っています。
ちなみにマルタは結果も出たし、今年はもういいかな、という感じです。
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