安い女
先日エントリしましたように、ここしばらく釣りに行っていません。
さらに、今週末も雨続きのようです。
こうなったら平日に行くしかないと思い、木曜はさっさと会社をあがりました。
***
19時半くらいには帰宅したのですが、最寄駅に着いた時点でそこそこ雨が降っています。
ここ数日、ちょっと風邪気味だということもあり、ほぼ諦めていました。
ところが、20時半過ぎに外を見てみると、雨が降っていないではないですか。
約0.5秒くらいじっくりと悩んで考えた結果、出撃することにしました。
行き先は多摩川です。
狙うは80アップのみ、雑魚はアウトオブガンチュウです。
漢の生き様見とけやオラァ。
***
21時半ちょっと前に到着し、コインパーキングに駐車します。
ウェーダーを履き、念のため雨具を着てポイントに向かって歩きます。
この時間、川に出るまでは普通に仕事帰りの人々が歩いているんですが、その中でロッド持ってウェーダー履いて歩くのって結構はずかしいです。
ヒップウェーダーだけに、俺の頭の中ではガーターベルトで歩いているような羞恥プレイ状態なのです。
顔を見ないでええ、とココロの中で叫びながら何とか人気の無い土手の道まで出ました。
それから10分くらい歩いたところがポイントです。
***
ところが、想定ポイントに着き、土手の上から見てみると、先行者が2人くらいいます。
平日のこんな時間に釣りをするなんて、なんて酔狂で放蕩なヤツらなんでしょう。
許し難い行為です。
しょうがないので、少し上流まで歩き、釣り下ってきたころには先行者が消えていることを期待しました。
やはり雨の影響か、増水気味です。
怪しいところを一通り撃ち、鬼のようなロングキャストで中州のボサに引っ掛けた上でポトリと落とすという、肝が縮むような神業(も、もちろん計算さ!)まで繰り出してみますがノーバイトです。
それから釣り下っていきますが、どこも状況は変わらず、ついに先行者がいた場所まで到達してしまいました。
少し離れたところでやっていたのですが、これ以上やることがなくなったので、追い抜きの許可をもらおうと話しかけることにしました。
近づいてみると、二人組はカップルでした。
この神聖なナマポイントできっと真性生プレイをするつもりだったに違いありません。
なんてハレンチ!
硬派アングラー日本代表の俺はうらやましくて涙が出そうでした。
挨拶をして状況を聞くと、芳しくないとのことです。
下流に下る許可をもらい、追い越してから再開です。
しかしこの近辺で一番熱いのが、カップルがキャストしている中州の終端、向こう側が瀬でこっち側が少し緩くなっているというラインです。
一応、その筋の延長をロングキャストで狙いますが、ウンともスンとも言いません。
しょうがないので軽くウェーディングしながらボサ際のギリギリとか流れに変化がありそうなところを丹念に撃っていきましたが、やはり異常ありません。
結局、想定終了地点の橋桁下まで到達して、ノーバイトのままです。
***
この時点で時刻はまだ23時前。
一旦上がって再度カップルのところに行き、生プレイをデバガメしようかとも思いましたが、このままでは収まりがつきません、股間のナマズが。
違う、ココロのナマズモードが。
問題は、多摩川で他に期待できる実績ポインツが無いことです。
かといって、駐車スペースとかを探しながら、ポイント調査をするほどの時間はありません。
そんなとき、オトコはどうするか。
簡単にやらせてくれる女のところに行ってしまうのです。
というわけで、ファンタジスタ川に移動です。
***
ウェーダー履いたままの移動ですので、到着→駐車の1分後にはポイントを目指して歩いています。
普段どおり、落差工から入りました。
それにしても2週間以上来なかったら草ボーボーになっていて、釣りをするのがなかなか難しいです。
とりあえずニヤサイドのボサ際を通しますが、異常なし。
しかもオーバーハングしたボサが邪魔で引きにくいです。
次にダウンクロスで対岸にロングキャストをします。
岸から離れて、流心にさしかかるかどうかのときに、ルアーが50センチくらいポーンと飛ばされました。
もしかして、流れのキワ、もしくは流れそのものに着いてるかも、と思い、丹念に攻めますが、小さいバイトがある程度で乗りません。
上流側の反転流も異常なし、再度ダウンクロスで岸タリピツで落とすを消しこむようなバイトがありますが、フッキングせず。
結局、この場所で10バイト以上出ますがノーヒットでした。
***
あまり時間も無いので下って馬の背下流のポイントです。
一投目でイイとこに落ちて、ゆっくりと引いてくると、ガボっと出てロッドに重みがかかりました。
ヒーーーッツ!と夜中にも関わらずココロの中で叫び、スウィープなアワセをすると、スウィープにスッポ抜けてルアーがスウィープに飛んできました。
俺はスウィープにガッカリです。
ちょっと暴れたっ気があるので同じ場所は難しそう、よって、数メートル下流のあたりを通していると、出ます出ます。
ガボンガボンと音だけは勇ましく、ルアーなんてモミクチャです。
つか、あまりに乗らないので、フックが無くなったんだじゃないかとチェックしてしまいましたもん。
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ひと通りバイト「のみ」を楽しんだので、移動です。
このあたりでルアーをジッタースティックの小さいヤツにチェンジし、流れのキワをメインで急ぎ足で釣り下ります。
前回ナナマルが出た橋の真下も、その後に続く「激アツ区間」も反応がありません。
その頃になると、雨脚もかなり強くなってきました。
じっくり攻めるのは諦め、終了地点の合流部に向かいました。
***
合流点に着き、なるべく距離を取ってから、支流の筋をクロスで通すと、一投目で豪快なバイトがありました。
しかし乗りません。
フックに触った感触はなかったと信じて、同じコースを通しました。
すると、同じ位置でもう一回出て、今度はフッキングしました。
激しいローリングに耐え、すごい勢いで下流に走ろうとするのをかわしつつ、グッドサイズであることを確信しました。
抜き上げは難しそうです。
また、この立ち位置、高さはそうでも無いのですが、足元直下が50センチくらい水深10センチくらいしかありません。
以前、その浅い部分にナマズを引き寄せて暴れられてバラシたことがあるので無理はできません。
とりあえず、しばらく目の前で泳がせておとなしくなるのを待ち、水深10センチ区間の幅が一番狭いところでラインを持って抜き上げました。
少しPEがすべって手が痛かったですが、無事ランディング成功です。
今の時点での自己記録の2位となる67センチ、頭のでかいヤツでした。
雨も強くなってきたので、これで満足して終了しました。
***
課題は明白です。
多摩川のポイントを一箇所しか知らないってことです。
もう、ここがダメだったら他に行くとこないっす。
前回のエントリで書いたように、去年から色々と調査してきたところも含めて、見直しと再調査をするつもりです。
そうやって引き出しを増やしていくしか無いですね。
さてファンタジスタ川。
まさに、頼まれたらイヤと言えない安い女です。
こういう女、大事ですよね、男子にとって。
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コメント
モツカレチャン
モーOルより
寝る前一言カキコしてみたり汁
投稿: B‐ひで | 2011/05/29 03:37
ひでさん
モー○ルってのが、サウンズ昭和っすね。
コメントありがとうございました。
投稿: Open6E | 2011/05/29 10:17
しばらくケータイからROMってましたが、
順調にナマってますね(笑)
今年は渓流師かヤエン師にはならないのでしょうか?
てか、モー○ルに出没してるヒトは…竿師?(^_^;)
投稿: まこ@釣庵 | 2011/06/03 21:44
YES
I′m
Stick men (爆)
今日も今さっき帰って寝るとこだよ
投稿: B‐ひで | 2011/06/05 04:49
まこさん
コメントありがとうございました。
返事送れてすみません。
渓流は、一人でちょろっと行ける西丹沢が復旧していなく、足が遠のいているんです。
誰か同行者がいれば山梨とか伊豆とか突撃するんですが。
イカに関しても、週末に限って雨っぽかったりして、なかなか腰が上がりません。
要は、こんだけ言い訳していることからわかるように、万難を苦にせずいこうという気合いが足りていないってことなんですけどね。
今週末もまた天気悪そうですね。
投稿: Open6E | 2011/06/10 10:52