ナナマルへの道 - Part 1
春合宿が終わり、金曜からオフィスに復帰しました。
とは言っても、万年五月病が最も重くなる季節、結局釣りのことばかり考えてしまうのです。
そんなわけで、金曜は仕事しつつも、週末どうしよう、ということばかり考えていたのです。
誰もが考えることは大体同じようで、ファンタジスタS君と最近おなじみのシーバスマンF氏とから同時にナマズ出撃同行についてのオファーが来ました。
Fさんは、この連休ですでに2回単独でのナマズ釣行をしており、ロクマルを含む数本をキャッチしているとのことです。
S君は我々の活躍を知って、いてもたってもいられなくなってしまったようです。
結局、金曜の22時スタートでファンタジスタ川に出撃することになりました。
一応俺の役割としては、S君のガイドです。
S君とFさんは初の顔合わせです。
***
22時に最初のポイントである落差工に入ったとき、少し早めに始めていたFさんによれば、バイトが数回あったとのことです。
ただ、何度も食ってくるような激しいアタリではないため、どう攻めるべきか迷っているようです。
3人でボサ際のダウン、遠投ダウンクロス、落ち込みの反転流と入れ替わり立ち代り攻めますがごく小さいバイトがあるだけでシブい感じです。
そこでふと思いついて、ビッグバドを使ってみることにしました。
というのも、先日、ジッター系で何度もバイトがあるのに乗らなかったのでビッグバドを使ってみると、一発で食ってきたんです。
俺としては、全くのトップウォーターに比べて、微妙に沈むビッグバドだと警戒心とかが薄れるんじゃないか、と思っているんです。
今回もダウンクロスで対岸の岸ぴったりにキャストし、ロッドを立ててポコンとアクションすると沈んで、浮いてくるとまた元の場所に戻るため、同じ位置でネチネチと誘いました。
すると、何度目かのアクションのときに食ってきて、一発で乗りました。
追いアワセをして寄せてくると、60は無さそうですがなかなかの引きです。
このときのタックルはグラスロッド+2500Cだったんでちょっと怖かったのですが、無事抜き上げにも成功しました。
この写真だとちょっと曲がっているんですが、52センチでした。
俺のこの鮮やかな(自分で言うな!)キャッチで火がついたS君はキャタピーを懸命にキャストしますが、それ以降このポイントではバイトがありませんでした。
ここで、下流のポイントに移動開始です。
ちなみに、キャタピーは目に25サイズのケミホタルを挿すことができるのですが、S君は持っているケミが大きいのしかなかったらしく、キャタピーの背中にセロテープで大きめのケミをグルグル巻きにしていました。
このあたり、ファンタジスタ健在です。
***
次のポイントは、現時点で仲間内の最大サイズである店長Qが69を出したところで、俺も上記ビッグバドでロクマルを出したところです。
ここ最近好調だったんですが、GWにFさんが2回ほど行ったところ、全くバイトも無い状態とのことです。
やはりこの日も調子は悪く、3人で交代で攻めますがノーバイトでした。
こうなると、ここ最近調子が悪かった旧激アツ区間をじっくりやるしかありません。
俺としては、GW前の最後の釣行でナナマルは間違いなさそうなサイズをこの区間でバラシているので、密かに期待はしていたのですが。
S君には、流れが緩→急もしくは急→緩となる緩流のダウンをロングキャストで、足元の流れが速いところは対岸の流れが緩くなっているポケットをピンポイント狙いで先行してもらいました。
そして、激アツ区間の最初に期待できる場所で、ロングキャストのダウンで2、3連発の後、乗りました。
S君はバスロッドにPE4号を巻いたジギング用の4000番スピニングというゴッツいのかナメてるのかわからないタックルなんですが、無難に寄せてきて、最後はラインを掴んで抜き上げていました。
結果、64センチの堂々たるロクマルをキャッチです。
こうなると、あと釣れていないのはFさんのみです。
今までは先行をS君に譲ってくれていたのですが、今度はS君がケツに回り、Fさん先頭で撃ってもらいます。
すると、激アツ区間の次に期待できる急流に変わる前の緩流帯で、ショートキャストのダウンクロスで一発で乗せていました。
これも俺のと同じくらいの52センチでした。
これで3人キャッチできました。
***
順番としては俺が先行なんで、あえて途中は雑に撃って(卑怯者)、このエリアの最後の区間である合流部までたどり着きました。
まずは手前から支流の筋を刻んでいきますが、バイトがあっても乗りません。
ある場所に居付きがいるようで、通すたびにバイトをしてきます。
ルアーをスウィッシャーに変えたり、立ち位置を変えて通す方向を変えたりしてみましたが、結局バイトもなくなりましたので、このエリアを終了としました。
時刻は0時を過ぎていたので、S君はここで上がるとのことでした。
俺とFさんは再度落差工を攻めてみましたが、ノーバイトです。
もしかしたら途中でナマズ師2人組とすれ違ったのですが、ここらに入っていたのかもしれません。
***
時刻は1時前です。
Fさんはまだヤルキのようですので、多摩川に移動することにしました。
去年のシーズンオフ前から調査しているポイントをやってみようと言うタクラミです。
車を止めて、15分くらいヤブコキしながら、「ここは出る」と言われているワンドを目指しました。
が、流れが変わっているのか、ワンドそのものが消滅しています。
そうなると延々と本流に流していくしか方法は無いのです。
がんばって釣り下りましたが、あまりの変化のなさに2時半くらいにここは終了としました。
このエリアの調査も、これで打ち切ります。
多摩川のポイント探しが振り出しに戻りました。
***
Fさんとはここで解散したのですが、多摩川下流でどうしてもチェックしておきたいところがあったので、30分勝負で入ってみました。
ここは支流が流れ込んでいるところで、ボサやテトラなどもあり、期待できる場所です。
が、鯉らしき生命反応はあるものの、全くのノーバイトでした。
これにて3時くらいに終了としました。
***
まずファンタジスタ川ですが、GW前が一旦ピークだったようで、少し魚の付き場も変わり、バイトやヒットの数も減っているようです。
が、まだまだサイズも健在で、ピカイチのエリアであることは間違いないと思います。
この日は、S君にもロクマルを一本獲ってもらうことができ、かつ3人とも釣果があるといううれしい結果になりました。
一方、多摩川は難しいです。
やっぱり大場所なんで、流れが複雑にならないし大きめの水中障害物も無いわけです。
上記のように、一旦調査箇所が白紙に戻ってしまったんで、今後はもうちょっと上流、川の規模が小さくなるあたりを探してみようと思います。
以上です。
が、週末のドラマはこれだけではありませんでした。
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