激変
ジャガイモの収穫と新しい耕地へのスイッチのハザマ、土曜の夜にナマズに出撃してきました。
この週の平日にヤラセてくれる女のところに行き、みごとにフラれてしまったもんですから、モギモギしてます、ナマズ下半身が。
ちなみにナマズ下半身ってのは、ナマズのキャッチを欲するココロの下半身(=欲望)という意味で、下半身がナマズだということじゃござんせんよ。
つか、下半身はドジョウですけどね、うるせー!
***
22時くらいに自宅を出てファンタジスタ川に向かいました。
なぜファンタジスタ川なのかというと、この日夜中の1時過ぎに店長QとシーバスマンF氏が参戦することになっていて、二人の希望としては、とりあえず久しぶりにナマズの顔を見たいとのことでした。
そこで、「たぶん安い女」であるファンタジスタ川にしました。
ただ、二人が到着するまで結構時間があります。
いつものコースを叩いておくのは申し訳無いので、俺は下流コースをやっておき、二人の到着に合わせて上流に入ることにしました。
***
現場について、上流コースを通って川を見ると、俺らがいつも入る地点より上流にヘッドライトの明かりが見えます。
これはもしかして先行者か!
あんなヤツに抱かせるくらいならいっそのこと俺が、と思ったブラックOpen6Eは迷わず落差工に入ります。
そうやって、裏切っていくのです、人というものは。
この落差工ポイントは中央に太い流心があり、大抵の人は流心の手前をダウンとかで狙うのだと思います。
つまり流心向こうは残しておいても、この後上流から現れるかもしれない先行者は多分攻めきれないだろう、と思いました。
よって、流心向こうは店長とF氏に取っておいて、俺は手前だけを攻めることにしました。
まるで「先っぽだけ、先っぽだけ」と土壇場で口説く漢っすね。
***
22時半に開始です。
ものすごく湿度が高く、ムシムシしています。
後ろ髪なんて、風俗帰りのようにシットリと濡れています。
スーパーパルサー+2500Cのタックルにクレイジークローラーを装着し、流心手前にキャストして手前の葦際に向かってゆっくりと引いてくると、足元でガボンと一投目からヒットです。
少し暴れさせてからランディングしたのは52センチでした。
幸先良いです。
さらにルアーをファッツォー改に変更し、ほぼ流心にキャストです。
「先っぽだけ、先っぽだけ」と言いながらジワジワ奥に向かっています、この卑怯者は。
ダウンクロス気味に定点アクションを加えていると、ルアーが浮きかけたあたりでヒットです。
流れに乗られる前にロッドを溜めて寄せたので難なくキャッチできたのは57センチのなかなかのサイズでした。
二投で2キャッチと今日はゴキゲンです、安い女は。
この2キャッチとも、まだ実績の無いルアーでの成果です。
今日は調子がいいので、さらにハードルを上げてみることにしました。
装着したルアーは、F氏が店長からもらったコルクで作った、手製のアクリルカップやビーズやら二股スイベルにブレードやらなぜか鈴やらをゴテゴテと付けてジョイントにしたノイジーです。
コルクの直系も2センチくらいあって太く、その重みもあってイマイチ立ち上がりも良くないバンカラなヤツです。
今度は普通に流心の向こうに普段はダウンクロスで狙うところをクロスでキャストしました。
「先っぽだけ」の約束はどこに行ったのでしょう。
数投していると、流心に入る手前でヒットです。
これまた無理なく寄せてランディングに成功、50センチでした。
この時点で23時半です。
1時間で3本というなかなかのペースで、このまま釣り下るとトンデモナイことになるんじゃないかと期待させます。
が、俺もそこまで卑怯ではありません。
「キミらのために奥の上流側とココ以降のコースは残しておいたぞ」という自分への言い訳を作って下流コースに行きました。
***
しかし下流コースはイマイチ良くありません。
終了地点でダウン方向にある葦の裏を2箇所でそれぞれバイトか鯉のスレっぽいのがあっただけでした。
それから、下流コースと上流コースの中間にある、以前ファンタジスタS君と探った水門コースに入りました。
少し増水気味なので前回よりも流れがあり、期待が持てました。
まさにお約束の緩流から急流に変わるあたりでのダウンででかいバイトが2回ありましたが乗りません。
結局1時前にここもノーヒットのまま終了しました。
***
そして集合場所に行き、二人が到着するのを待ちつつ仮眠をしました。
目が覚めた1時半過ぎにちょうど二人が現れたのですが、先ほどと違ってヒヤっとするくらい気温が下がり、それに伴ってムシムシ感がなくなりました。
早速状況を説明し、落差工から釣り下ります。
しかし落差工ではノーバイト。
その下の馬の背下では店長に1バイトのみ。
激アツ区間ではFさんが自分がキャストしたルアーとは関係ないところで多数の捕食音を確認したそうですが、バイトには至らずと何か様子が変です。
いよいよ最後の合流地点でも全く小鳴きさえしませんでした。
その後、再度落差工と馬の背に別れてラストチャンスを試みますが、結局ダメでした。
明るくなってきた4時くらいに終了しました。
***
さて、この日付をまたいで状況が激変した理由なんですが・・・
ひとつは、気温の急降下というのがあると思います。
さらには、最初にみかけた先行者が一通り丁寧に撃ってしまったのかもしれません。
落差工については俺が原因かもしれませんが、通常は数時間寝かせれば大抵元に戻っているのであまり影響は無いと思います。
と、責任逃れしておきます。
いずれにしても、プリかポストかは別として、明らかにスポーニングシーズンで状況はタフになっている気がします。
今年は通年でナマズを追っていますので、来年以降の良いデータが取れれば御の字です。
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