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2011年7月の9件の投稿

2011/07/30

Go Bunny Go

ちょっと油断すると、あっという間に日にちが経ってしまい、エントリに10日近く空いてしまったりします。
小まめに書くようにしないと。

さて、先週末のお話。
台風直後でワカシがゴッソリ回っているというウワサを聞きつけました。
ナブラが立ちまくりで、カラバリで釣れる、と。

まったくもって毎年のことですが、こうやってフワフワで柔らかい情報に踊らされるのです。
特に踊らされるのが、俺にファンタジスタS君

つか、ゴッソリとかナブラ立ちまくりとかカラバリとか、俺の脳内に住んでいるポジティブなコビトさんが勝手に変換してしまったワケです。

でも、もうガマン汁出てしまっています。
竿を振りたいのです、どっちの竿?

というわけで、土曜4時開始で今期初の西湘サーフに出撃しました。
もちろん「確実に踊らされる男」ことS君も現地で合流です。

***

4時に現場に着くと、結構たくさんの人がいます。
こんだけ人がいるってのは、カラバリもウワサじゃないかも。
つか、カラバリなんてウワサになってないし。

Kc3i0109

低姿勢で間に入らせてもらい、薄暗いうちからスタートです。

しばらくはクスリとも言いません。
ところが5時半くらいに目の前にナブラが出たそうです。
俺は見逃したのですが、S君が見たそうです。
ナブラ自体はそれほど規模は大きくなく、スピードも速くないようなので、おそらくワカシかと思われます。

気合い入れてキャストしまくりますが、ヒットしません。
周囲もポツポツで、6時くらいまでの間に近隣の人に2本ほどワカシが上がっただけです。

つか、2時間経ってるんですけど、時速1本なんですけど、しかも「俺が」でなく「周囲の大勢のアングラーの総数で」です。
これって、俗に言う、シブい状況っすね。
それでも魚をたまに見るとテンションが上がるのです。

***

俺はショアジギをやっていました。
45グラムのジグをかっ飛ばして、漢のジャカジャカ巻きに漢のジャーク&フォールに漢のコンビネーションジャークです。
今年からシャクり方を変えて、きちんとロッドエンドをワキにはさんで手首に負担のかからないシャクり方をしています。

もう、全然OK、手首は。
が、リールフットの下にあたる右手薬指の第3関節なんてあっというまに皮がムケています。

そういえば、5時半過ぎくらいから、弓角をやっていると思っていたS君が変なもの投げています。
遠目に見ると、タイラバとかまうすりんのように見えます。

が、よく見ると、鶏肉をタコ糸で結びつけたタコ用のテンヤ(?)でした。
S君、去年か一昨年から西湘のタコングがやたらと気に入っていて、今回も忍ばせてきたらしいです。

そうこうしているうちに、6時15分くらいにS君にヒットです。
無事キャッチしたのは青物ではなく、グッドサイズのタコでした。

Kc3i0110

出た!ファンタジスタ!
いやあ、砂浜でタコが釣れるの初めてみました。
こんな、ニッチというか反主流というか、ほんとにやるの?みたいな釣りには強いんですよねえ、S君は。

その後S君は7時を待たずに家庭の事情で帰宅しました。

***

今日はずっとショアジギで通そうかと思っていました。
ところが、上記のリールフットを支える右手薬指の皮が痛くてしょうがありません。
耐え切れずに7時過ぎに弓角にチェンジしました。

ちょうど良いタイミング、7時半くらいから、断続的にナブラが出現しはじめました。
ナブラは波打ち際から30メートルくらいとかなり近めです。
何度かナブラの向こうを狙いますが、重いジェット天秤を付けた弓角でちょうど良いスピードで近場を通すのがうまくいきません。

そこでピンときました。
せっかくナブラが近いので、ジェット天秤を20号のフローティングのマウスに付け替えたのです。
伊豆では堤防から大遠投をすることは無いので、わりとマウスを使う人もいますが、飛距離が重要な西湘ではほとんどマウスのユーザを見たことがありません。

マウスだと、スローにも引けるし、なんなら沖合いにキャストして浮かせて待たしておき、ナブラが出た瞬間にこっちに引いてくることもできます。
まあ、やんないけど。

いずれにしても、これで獲れたら俺の作戦勝ちです。

***

何度目かのナブラで、やっとヒットです。
作戦成功!

なかなかの引きをかわしていよいよランディングとなったとき、波のタイミングをしくじって巻かれてしまいバラシてしまいました。
波間からチラっと見えたのは30センチくらいのワカシだったと思います。
弓角はピンク(クリアでないピンク)でした。

バラシです。
痛恨のバラシです。

最近、どんな釣りをするときでも、ルアーを変えるときに針先が爪に立つかどうかチェックしています。
この弓角に変えるときにもチェックしていたのですが、波足の長い西湘の砂利浜を引いてくる間にナマってしまっていたようです。
そのため、フッキングが甘く、波に巻かれたときに外れたと思われます。

急ぎ針先を研ぎ、次のナブラを待ちながらキャストを繰り返していました。
が、あるとき高切れでマウスごと飛ばしてしまいました。
オーマイ!周りが真似できないシークレットウェポンが飛んでっちゃいました。

しばらく、こっちに流れてこないかな、と思っていたのですが、二度と姿を現すことはありませんでした。

***

まだ諦めきれません。
再度ジグに変えて粘りました。
しかしながら、俺がヒットさせたナブラ以降、ナブラは起こりませんでした。

ついに観念して、9時過ぎに終了としました。
いつのまにか周囲は未明のころの数分の1というガラガラ状態になっていました。

結果として、1ヒット0キャッチ。
5時間フルキャストしっぱなしでの結果です、ありがとうございます。

***

秘密メモを見てみると、ちゅうど一年前のこの週末に釣果があります。
4時ごろの回遊で50センチくらいのイナダと5時くらいからの回遊でマルソウダを3本キャッチしています。
まあ、S君の釣果なんですが、

ショアの小型青物、シーズンインであることは間違いないでしょう。
少し遅れているみたいですが、これからです。

さあ、漢の季節が来ました。
サーフはあんまり得意じゃないんですが、やっぱり面白いことに変わりは無いです。
行ったりますよ、これから。

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2011/07/22

短期集中

三連休は軽井沢に行ってきました。
土曜の夜に現地に着き、日曜月曜と渓流をやる予定でした。

***

千曲川の本流(滞在地から35キロくらい)や去年チェックしておいたいくつかのポイントなどを調べておき、渓流タックルや本流タックルと万全の装備で臨みました。

ただ、月曜の現地発の時間次第では釣りができないか、できたとしてもあまり長時間行うのが難しい状況でした。
気持ちとしては里川風情の湯川の渓相はあまり好きではないので千曲川本流をやりたかったのですが、千曲川は鮎の川としても著名です。
前日土曜にきっちり立ち込まれていたらプレッシャーも大きいのではないかと色々悩みました。

このような状況なので、まず初日日曜に湯川をやり、翌日行けそうだったら千曲川をやるというプランにしました。

***

4時半くらいに滞在地を出て、まずは去年ナビに登録しておいた、滞在地からほど近い湯川の支流に行ってみました。
その途中でなかなか良さそうなところを見つけたのですが、入渓ポイントがわかりません。

ここは後からチェックしようと、一旦ナビに入っているところに行ってみると、ほとんど流れの無いチャラ瀬になっていて話になりません。

***

そのまま、去年泣き尺が出たポイントに行き、5時過ぎに入渓しました。
ここは水量は豊富ですが流れはさほど強くありません。

ただ、底が砂地で、沈んでいる岩には藻がからんでいるというあんまりキモチイイ渓相ではないのです。
しかも、田んぼからと思われる濁り水が入っていて、対岸はカフェオレ色の筋ができています。

少しずつ遡上して、昨年キャッチしたあたりを丁寧に攻めてみますがチェイスもありません。
さらに遡上したら、腰よりも深くなってしまいそれ以上進むことができなくなりました。

結局ここは15分くらいで退渓しました。

***

その後、一気に上流部を目指しました。

漁協が公開している水系図では、滝があったりしてヨサゲに思えるところでしたが、実際は別荘地のど真ん中で車を停めることも川に入ることもできません。
何箇所か走り回ってみましたがどこも同じような状況です。

渓相もあまり良くありません。
山岳っぽいところでイワナが出ないかな、と思ったのですが。

***

それから、朝イチに見かけた良さそうなところに戻りました。

カーナビを見ながら、川に隣接している道路に行ってみますが、やっとみつけた場所は発電施設があって釣り禁止でNGです。
とりあえず駐車スペースをみつけて、橋から入ろうかと思い、念のためちょっと上流を見に行きました。
すると、車から見えたよさそうな場所から200メートルくらい上がダムになっていました。

結局ここもダメです。

***

この時点で7時です。
千曲川本流に行くと8時過ぎですので、もう鮎師が入っているでしょう。
湯川のポイントはもうアテがありません。

結局、この時点で終了することにしました。
この日の実釣時間は賞味15分でした。

***

翌日は9時くらいには滞在地を引き払うことになりました。
そうなると8時前には釣りから帰宅しないとならず、千曲川に行くとしたら6時半に退渓して7時前に出るということになります。
5時きっかりに川に入るとしても1時間ちょっとくらいしか時間が無いわけです。

幸い、日曜は昼過ぎからバーベキューをして飲んで食ったもんですから、21時には片付けや風呂など、すべてが終わりました。
3時半に起き、4時には出発するつもりで就寝しました。

***

起きたのは3時半です。
テレビを付けて準備をしていると、なでしこJAPANのサッカーをやっています。

ちょっとだけ見てから行こう、ちょっとだけちょっとだけ、と見続けていると、前半が終わり後半が終わり延長戦が終わりPKが終わりました。
よっしゃ、優勝やー!というわけで、ワールドカップが終了するのと同時に今日の釣りも終了しました。

***

結果として、賞味15分、ノーチェイスの軽井沢釣行でした。

どんな川でも、もちろんどんな釣りでも、土地に明るくないところはまずはポイントを探すのが大問題ですね。

軽井沢は今後もちょくちょく行くことになると思うので、これからじっくりとポイントを探していきます。

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2011/07/17

トライアスロン2011

6月の終わりごろ、宿敵Tから連絡がありました。

T「来週、2-3日休めない?」
俺「さすがに翌週に2-3日は無理。どこ行くん?秘境?」

Tは、秘境と呼ばれるどっかの奥地の渓流にやたらと行きたがるのです。
携帯も通じないし行って帰ってくるのにマジで3日とかかかるようなところみたいです。

T「決めて無いんだよね。来週一週間休みなんだけど、どうしようかと思って。」
俺「何釣りたいの?」
T「お、食いついてきたね。それを相談しようと思ってさ。」
俺「1日なら無理すれば、もしかしたら・・・」

この時点で俺はスケジュールを見て、休めそうな日をピックアップしていました。

T「土曜夜に出て日曜と月曜一杯とか木曜夜に出て金曜と土曜とかにならない?」
俺「休めるとしたら、木曜のみ。だから水曜夜に出て木曜一杯かな。」

というわけで、無理矢理に木曜に休みを取りました。

さて釣りモノです。
時期的に、渓流がメインなんですが、せっかくだからトライアスロンです。

***

こうなると、Tは一切人任せになるので、俺が企画することにしました。
渓流もやりたいし海もやりたい、となると伊豆ですな。

まず、イニシャルプランが以下の感じです。

21:00 集合&出発
21:30-23:00 第1戦:ナマズ@ファンタジスタ川
1:00-3:00 第2戦:アオリイカ
6:00-9:00 第3戦:河津川中流コース
9:30-12:30 第4戦:河津川大堰堤コース
15:00-18:00 第5戦:青物(ショアジギング&弓角)

今までで、一番多くの種目をこなしたのが、去年のGWファンタジスタS君とやったメバル→イカ→イカ→ヒラスズキ→渓流→ヒラスズキという全4種目6戦です。
今回は6戦は無理だとしても、種目を増やすために無理矢理ナマズを入れました。

そんな感じで週末には、消耗品購入、パッキングなどを行っていました。
タックルだけでものすごい量になりました。

***

そして、翌週に入ったくらいから部隊長さんKid、あるいは現地の釣具屋やネットなどで情報収集を開始しました。
その時点でわかったのが、

  • イカ
    ほぼ終わってて、出合い頭の一発くらいしか期待できない
  • 青物
    堤防からならサバ、ワカシ、ショゴが回っていたが、型が小さくなってきた。

ということでした。
この時点でイカは諦めることにしたのですが、Tが「シーバスやりたい」と言い出したのです。
しかし、潮やタイミングは悪すぎます。
また、水曜の夕方に俺が会議が入ってしまい、21時出発がかなりきびしくなってきました。

そんなわけで、ナマズは諦め、できるだけ早めに伊豆入りし、下げ止まりまでのワンチャンスでヒラスズキをやることにしました。

この時点でのプランが以下の感じです。

22:00 集合&出発&移動
1:00-2:30 第1戦:ヒラスズキ
6:00-9:00 第2戦:河津川中流コース
9:30-12:30 第3戦:河津川大堰堤コース
15:00-18:00 第4戦:青物(ショアジギング&弓角)

***

そしていよいよ出発の日(決行前日)です。
予報を見ると、伊豆は一日中雨です。

伊豆はやめて、サバ船とかあるいは北関東あたりの渓流などを考えてみました。
が、結局どこも天気は良くないみたいですので、大して強い雨にならないことを期待して、伊豆決行としました。

最終プランが以下の感じです。

22:00 集合&出発&移動
1:00-2:30 第1戦:ヒラスズキ
7:00-11:00 第2戦:渓流
15:00-18:00 第3戦:青物(ショアジギング&弓角)

渓流に関しては、まず川を見てみて、入れそうなら入る。
無理そうなら、狩野川に逃げるようなアバウトな感じにしました。
そして持ち込みタックルですが、弓角は取りやめにし、かなり減らすことができました。

さて、いよいよ出発を待つばかりです。

***

帰宅したのが20時半くらい、それからバタバタと夕食と荷物の入れ替えなどをして、やっと22時に出発です。
小田原を過ぎたくらいからポツポツと雨っぽくなってきましたが、あまり雨脚は強くないようです。

休憩無しで走り続け、ヒラスズキのポイントに着きました。
早速準備をしますが、小潮の下げ止まり1時間半前という条件なので、そこそこしか潮が動いていません。

Tは川の中の橋桁付近、俺は河口から外向きを攻めました。
サラシなんかは期待できないので、大きめのミノーを遠投して広く探ります。
時々突風や強い雨に打たれます。

離岸提と突堤の隙間が結構強い流れになっているようで、そこを通しているときに一瞬押さえ込まれるような感触がありました。
これがアタリかどうかはわかりませんが、シーバスのアタリかも、と思えなくもない感触だったので、モチベーションを無理矢理上げて付近を攻め倒しました。

1時間ほどやっていると、さらに潮が下がって毎回何かがひっかかるようになってきました。
そのころは雨も強くなってきて、モチベーションも下がったことだし、2時半くらいに終了としました。

まずは第1戦、共にボーズです。
想定内想定内。

***

ツマミと酒を買ってきて軽く宴会をしてから仮眠をしました。
雨なので車の中にずっといたんですが、結構強い雨が車を叩く音とTのイビキの音でイマイチ寝付けません。

2時間近くウトウトした6時過ぎにTも目を覚まし、とりあえず移動することにしました。

***

サイポスで確認してみると、10センチ近く増水しているようです。
途中で川を見ると、下流部は結構濁っているようです。

まずは現場を見てから判断しようと大鍋川の出合いに行ってみると、増水してはいるようですが、濁り具合はササ濁りといった感じです。
これ、行けんじゃね?ということで、入渓しました。

とは言っても、増水はしていますし、流れは強くなっています。
そうなると、狙える場所は大きな岩の裏とかの流れのポケットになって必然的に絞り込まれるのです。

Kc3i0106_640

何度かチェイスはあるのですが、なかなかヒットには至りません。

しばらくすると、Tにヒットです。
前回GWではバラシまくっていたTですが、今回はきちんとキャッチできていました。
20センチちょっとのアマゴでした。
なんだよ、釣れるじゃん、と2人ともモチベーションを上げて、先に進みました。

落ち込みからのヒラキで淵のようになっているポイントで、かなり押しの強い流心の向こうの岩盤にアップクロスでキャストし、ポーズを入れたトゥウィッチで引いてくると、流心に入る手前でヒットしました。
そのまま流心を下られたので、ドラグを鳴らして抵抗します。
やや焦りながらキャッチしたのは24センチのキレイな体の朱点のほとんどないアマゴでした。
俺もトライアスロンでのボーズを逃れることができました。

写真を撮ろうとしたら、暴れられて逃げられました。

さらに同じ落ち込みで、少し流れが緩まっている岩盤のエグレにキャストするとすぐにヒットしました。
あまり引かないのでゴミかと思ったのは、15センチくらいのマメアマゴでした。

だんだんと雨も強くなり、水量もいくらか増えてきたみたいです。
かつ、Tのウェーディングシューズのソールのフェルトが剥げかけてきました。

あまりモタモタせずに、急いで要所だけを撃ちながら上がっていくと、途中でTがマメを1キャッチです。

そして最後のポイントで、Tがナイスサイズをヒットさせますが、足元でバラシ。
多分、俺の同じくらいのサイズ、24センチくらいだったそうです。

これ以上続けるとさらに増水しそうなので、11時くらいに迷わず退渓しました。

***

予定ではこの後ランチをして昼寝をして、夕マズメ前からジグを投げ倒す予定でした。
が、Tも俺もカカリ気味で、早く釣りをしたくてたまらないわけです。

コンビニでランチを買い、釣具屋に寄ってから13時に堤防到着です。
小雨のせいか、誰もいません。
小雨の誰もいない午後の堤防で爆釣・・・・6年前のセンチメンタルジャーニーを思い出し、テンションが上がりました。

もう気合い入れてジグを投げまくっていたら、地元のオッサンが来ました。
「ここ数日、ルアーでもカゴでもなにも釣れてないら。
XXが調子いいみたいだけどね。」

それを聞いて一気に力が抜けたのですが、姑息な俺らはそのオッサンがいなくなるや否や、現場を小一時間で撤収して、そのXXに向かいました。

***

現場に着いたのが15時くらいですが、結構強い雨が降っています。

ただ、雨宿りしているアングラーもいて、堤防の上では血抜きをするためにバケツに入れられているサバが2本ほどあります。
さあ準備は整った。

雨を避けるヤツは避けろ。
Tはウェーダー履きっぱなしにレインジャケット、俺も上下レインスーツで濡れるてナンボです。
つか、渓流でたっぷり濡れてるからね。

それから3時間。
雨は強くなったり弱くなったりします。
鳥が近づいてきたり、アタリっぽいのもあり、モチベーションは落ちませんでした。

一体何100投したでしょう。
3時間経って、わかりました。
今日、このあたりにいるサバは2匹だけで、すでに捕獲された後である、と。

そんな調子で、18時に終了としました。

明け方にほんの少し眠っただけなのに、その後温泉に入って回転寿司を食い、仮眠もせずにボーイズトークで盛り上がりながら帰宅しました。
まるでシャブ中のように元気でした。

***

久しぶりのトライアスロン、アマゴを各自2キャッチのみという、まさに想定内の結果でした。
一日中雨が降り続くという、コンディションは悪い以外の何者でもない状況でした。

そのわりに、なんか楽しかったです。
渓流はもちろん、ショアジギングがヤケに楽しかったです。

最近、夏の青物は弓角に偏重していましたが、今年はちょっとショアジギをがんばってみようかと思いました。

さて、次に伊豆に行くのは夏合宿かな。
リベンジしたります。

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2011/07/15

博多っ子順調

6月に入るちょっと前から始まった新しい農地ですが、着々と作物を植えています。

ナス、オオバ、トマト、プチトマト、パプリカ(赤と黄)、万願寺とうがらし、オクラ、トウモロコシ、キュウリなどなどです。
モノによっては、もうちょっとずつ収穫できるものもあります。
最近では週末の酒の肴を探しにちょっと畑に行って、ナスをもいできたりしています。

順調です、博多っ子順調です。

これこれ、これが理想。
秋から春の耕作だと、タマネギとかジャガイモとか菜っ葉とか、じっくり時間がかかるか、単品でツマミになるようなものじゃないかなんですよね。

夏野菜はそいつらを素材だけで食えるのがうれしい。

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***

先日、週末にボケっとしていると、畑の師匠連中のオジサンが、そろそろネギ植えるから苗床作れ、と言ってきました。
おめえがやれ!とはもちろんできないので、やり方を丁重に尋ねて、作業をしました。

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幅20センチくらい、深さ30センチくらい、長さ5mの溝を掘ります。
鍬で作業をするんですが、これがなかなか難しいんですよ。

オッサンたちの、へっぴり腰だとかきっとセックスが下手だとかの心無い野次に卑屈な愛想笑いを浮かべながら、なんとかやりきりました。
オッサンたち、俺が政権を取ったら、高齢者福祉は打ち切ってあげるからね。

***

1週間後、これにネギの苗を10センチ間隔くらいで置いて土をかぶせ、藁をかぶせて完了しました。
ネギは俺の中ではタマネギと並んでVIP野菜なのです。

そのまんま焼いたり白髪ネギにしたりネギ味噌にしたり、色々と楽しみです。

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2011/07/13

ホントにあった怖い話

先日のとある週末、いつものようにナマズに出撃です。
0時40分くらいに自宅を出ました。

どこに行こうか迷ったのですが、前週のファンタジスタ川でちょうど今期20本目が出たので、今後は多摩川開拓に勤めることにしました。

***

プランは、以前店長Qと行って、多摩川では唯一釣果のある堰です。
車を停めて歩くこと10分、流れ出しのあるポイントに到着しますが、先行者が2人います。

しょうがないのでちょっと上流の堰下に行きました。
水量もあり、流れもイイ感じですが、ノーバイトです。

対岸(中州)のボサ近くと、手前の流れの変化を撃っていきますが、対岸には微妙に届かきません。
膝下くらいまでウェーディングしながら狙います。
結局、撃てそうなところを拾い撃ちしていると、あっという間に先行者のいるところまで来てしまいました。

先行者の二人組は流れ出し横に座り込んでダラダラしています。
あんまりガツガツではないようです。
声をかけてみると、当分そこから動かないとのことでした。
了解を得て、下流の中洲終端の合流部に入らせてもらいました。

***

相変わらずベイトの量は半端じゃないです。

ここでも膝下まで立ち込んで、対岸を狙いました。
一回奇跡のフルキャストで対岸(中洲)のボサにかるく触れるくらい飛んだときに1バイトありました。
が、乗らずで追い食いもありません。

さらに合流部ではジョイントジッター~カズラ~Wスウィッシャーと広く探りましたがノーバイト。
以前と比べて、両方向からの流れが速い(堰下からたくさん流れてきている)ので、ヨサゲな場所でステイが効きません。
あと、水深も少し深かった気がします。

a結局この後、ハードヤブコキもしくはウェーディングで下流まで釣り下りましたがノーバイト。
どこもすごいベイトの数で、水面をライトで照らすとナブラがはじまります(やや盛り気味)。

終了地点付近の溜まりで猛烈に補食しているのが一匹いました。
が、もちろん、相手にされずでした。

***

その後、薄明るくなってきたので朝マズメでベイトを追って広く捕食することを期待し、再度流れ出しに行くと、まだ先行者はいました。
そこで、再度声をかけてみました。

俺「あれからどうですか?」
先行者A「釣れません。ナマズですか?どうですか?」

おかしいなあ、さっきナマズって話したのに。

俺「いやあ、ダメですねえ。また下流入らせてもらいます。」
先行者B(Aのすぐ横で寝ていた)「あれからどうですか?」
俺「だめですね、ベイトは多いんですが。」

なんか変なヤツらだ、と思って、下流の中洲合流部を攻めていると、向こうから先行者Bがトコトコとやってきました。

B「すみません、夜中に声かけてもらったときにいたジブンの連れ、見なかったですか?」
俺「は?連れ?いないんですか?」
B「ええ、だいぶ前にどっかに移動して戻ってこないんですよ。」

は?何言ってんの?今、目の前で喋ったじゃん。
ちょっと待ってよ、おっかねーよ。
すると何?キミの連れはずっと前からいなくなって、どっかで落水とかして、タマシイだけ戻ってきて、キミの横で釣りをしていて、俺はそのタマシイと話をしたワケ?
やだよそんなの、キミの友達だろ、なんで赤の他人の俺だけ見えるんだよ。

もう、十分明るくなっているので、そこそこ暑いのですが、むしろ寒いです。
鳥肌とかが立ってきています。

ちらっと流れ出しを見てみると、先行者Aがこっちを心配そうに見ています。
つか、見るなよ。
つか、俺がしゃべるのを心配してんの?重いよ、責任重大やん。

俺「いや、つい今、しゃべったばかりですよね。横にいましたよね」

その後、先行者Bが驚愕の事実を述べるのでした。
続きを読む前に、シッコ行っとけ!

先行者B「あれは今来たばかりの別の人です。」

・・・・・
もう、おじさんもう、脱糞するとこだったよ。
何それ?要は、俺が夜中に話したと思っていた先行者Aは別人28号なワケね。
さっきのヒップホップ風のヤツは、キミの友達じゃないワケね。

俺「あ、そうなんですか。見てないですねえ」

これを言うのがやっとでした。
その後、リアル先行者Aも戻ってきて、釣りを再開していました。

しかし怖かった。
霊感とか麗体験とか一切無い俺が、ついに経験したのかと思いましたよ。

その後はしばらく色んな手段で合流部を攻めましたがバイトさえなく、4時半くらいに終了としました。

***

それからはさらに上流部のポイント調査に行きました。
大きめの支流が合流するあたりです。

駐車スペースはOK。
それから支流を見てみると、どシャローチャラ瀬で流れもなく、全然ダメです。
本流は、イマイチ変化に乏しいですが、中州との距離が近いので、中洲のボサ撃ちしながら下って支流の合流まで行くというコースはアリかもしれません。

この付近も近々調査してみようと思います。

***

そんなわけで、恐怖体験付で臨んだタマナマ勝負はボーズでした。
しばらくは多摩川をがんばってみます。

さびしくなったら、ファンタジスタ川に行きますが。

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2011/07/11

Revenge Direct

ダイレクトリールデビュー戦の翌日のことです。
夕方から飲み会が予定されていたんですが、昼くらいに中止が決まりました。

そうなると、前夜(当日未明)の惨敗をリベンジしたくなり、夜にファンタジスタ川への出撃を決めました。
リールはシアーズダイレクトリールで、タックルは同じく5フィート半のグラスです。

***

21時に落差工からスタートしました。
まずは一番下流あたりから流心手前の反転流に向けてジョイントジッターバグをアップでキャストすると、いきなりバイトです。
が、乗りません。
アップではあるんですが、反転流があるのでルアーは良くアクションします。

数投後、同じ方向にキャストし、着水した後に手でラインを送り出しました。
バックラッシュしたからな!

するとバイトです、しかもヒットです。
とりあえずバックラ状態のまま左手親指でスプールを押さえてアワセを入れ、ファイト開始です。

指ドラグを出されたりしながら寄せてきて、最後はラインをつかんで抜きあげました。

Imgp0783_640 Imgp0784_640

サイズは52センチでしたが、やっとシアーズに魂入りました。

***

しばらく、少女時代の振り付けのように180度のキャストをしていました。
が、バイトが続きません。

ダウンクロスで対岸ギリに付いてるヤツをネチネチ誘いたいのですが、あと一歩届かないのです。
着水と同時に流されてしまいます。

リールのブレーキを少し締めて、ロッドのシナリで初速を上げるイメージで鋭く振り切ると、対岸のコンクリに一瞬触って着水しました。
すぐに糸フケを取ってゆっくりアクションさせると、泳ぎ出しのタイミングで水面大爆発、ヒットです。

今度は落ち着いて、指ドラグ状態でアワセを入れました。
フッキングバックラッシュにもならず、乗りました。

急いでリールを巻くのですが、一瞬重みがなくなりました。
バラシたのかもしれません。
ところが、水中のケミがすごい勢いでこっちに向かって来ます。

必死で巻きます。
でもギヤ比が低いから大変です。

もう、髪を振り乱しながらラインを巻き取り、目の前5メートルくらいでどうにかファイト再開です。
つか、ナマズってこんなに早く泳ぐんだ。

ナイスサイズのようで、良く暴れます。
指ドラグで走らせたりタメたりと、スピニングの、しかもレバーブレーキリールのように微妙なコントロールができます。
超楽しいっす。
ちなみにレバーブレーキリール、使ったことはありませんけどね。

一段下のドシャローに降りてファイトを続け、目の前で何度か8の字に回します。
そして、タイミングを見てラインを掴み抜き上げ、体をひねって背中側の岸の上に着地させました。

するとその瞬間、フックが外れ、ナマの野郎は体をくねくねさせ、水中、すなわち俺の足元に飛び込んできました。
こえーよ。
襲われると思った俺も、さらに深いところに飛び込むとこでした。

この部分、幅50センチくらいでナマズがヒタヒタになるくらいの水深です。
そのためか、ナマの野郎は足元から逃げようとせず、じっとしています。
ライト点けても逃げません。
つか、逃げようにも俺のウェーダーのブーツが退路を塞いでいますので。

さあどうする。
両手で掴んで岸に上げるか。
そろーっと腹の下に手を差し入れると、ダバダバダバダバっと暴れます。
また俺が深いところに飛び込みそうになります。
怖い、こえーよ。

しばらく観察していました。
ナマズと3分くらい見つめあっていました。

良く見ていると、時々口をカポっと開きます。
なんかニターっと笑ってるみたいです。

こうなったらボガだ。
ボガを開いたままにして、口元に寄せておきます。
ナマズが笑った瞬間にボガを入れます。

何度か失敗して、そのたびに暴れられて飛び込みたくなりましたが、ついにボガ入れ成功です。

Imgp0785_640

アタマデッカチな62センチでした。
まだ60アップが釣れたってのがうれしいっす。

その後、馬の背下で単発の大バイト一回、激アツ区間激サム、最後の合流では支流がらみで単発二回、右のボサ奥の木の下で押さえ込むようなバイト一回、さらに落差工に戻り流心手前の反転流がらみのアップで4バイト、馬の背下ノーバイトで24時に終了しました。
ワンセンテンスでその後の2時間くらいをまとめてしまいましたが。

***

2戦目にして、やっと魂が出ました。
魂出てどうする、魂入りました。

上記しましたように、ファイトはかなり面白いです。
まさにダイレクトなやりとりなわけです。

キャストは難しいですね。
ある程度練習や実戦で経験を積むことである程度はいけるようになると思います。
が、そもそも、このリールに関しては軽くても5/8オンス、できれば1オンスくらいのルアーを使うのが良さそうです。
リールによって違うと思うのですが。
それより軽いヤツとか空気抵抗が大きいヤツは投げづらいです。

ちょっとだけ開眼したのが、サイドキャストやアンダーキャストに相当する低い弾道のライナー性のキャストです。
無理にサイドやアンダーをやらずに、体を90度横に曲げてオーバーヘッドキャストをすると結構キマリました。
これ、昔、バスのビデオでZEALのカシワギ氏がやっていたんですが。
ハタから見るとすげえ間抜けなんすよねえ。

あと、メカニカルブレーキの調整、かなりシビアだと思います。
普通にABUやミリオネアなんかだと、大体スルスル出るくらいにしておけばよっぽど極端にウェイトが違わない限りは問題ないんですが、ダイレクトの場合は、ルアーごとにちょっとずつ調整する必要があります。

ざっとインプレでした。
よく言われることですが、結局はこの不自由さを楽しめるかどうかなんですよね。

今後、このリールをどう使っていくか、考えてみます。
なんか、大きいウッドとかのトップウォーターつかってバスとかやるのも楽しそうです。

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2011/07/09

Go Direct

今年のナマズシーズン開始あたりから、やたらとタックルが増えています。
なんつーか、衝動買いが多いんですよねえ。

古いバスタックルばかりなんですが、ナマズに使えて(つか、ナマズにしか使っていない)、しかも比較的楽にヒットするナマズだけに魂も入れやすいというのがこの衝動買いを加速させている理由です。

今年に入ったころのタックルは
ロッド:Mr.Don Works 6フィート / プレステージクラシック 5フィート8インチ
リール:ABU 5600WS
という去年と同様のものでした。

その後、直径の大きい5600WSを使いやすくする目的で、まず2月の末にヤフオクでチャンピオングリップを購入しました。
グリップ脱着式だったMr.Donにフェルールを付けて、チャンピオン対応にしました。

さらに4月の半ばごろ、中古釣具屋のジャンクコーナーで1000円で売っていたミリオネア3Hを購入しました。
これはまさに安かったからダメモトというつもりだったんですが、これがきちんとオーバーホールをすると飛ぶし回るし実にイイ感じ。
チャンピオンとの相性、見てくれとか使い勝手もバッチリなもんですから、今ではナマズでのメインリールになっています。

まあ、ここまではいいでしょう。
チャンピオングリップは、自分の中では機能として必要だったものですし、ミリオネアはダメモト価格だったわけですし。

一応、これで現時点の一軍というかスタメンが揃ったわけです。
「あとは余生を過ごすだけ」と思ったんですが、そうはいかないのがこの修羅の道なのです。

4月の終わりごろには中古屋でちょうど良いタイミングで発見したスーパーパルサーを完全衝動買いです。
2500Cにはチャンピオングリップがイマイチ合わないから、と無理矢理な理由を自分に対して付けました。
そんなわけで、Mr.Don+ミリオネアとスーパーパルサー+2500Cという組み合わせが先発2枚看板になったのです。

まあ、大体これで落ち着きますよね?

***

ダイレクトリールという種類のベイトキャスティングリールをご存知ですか?

いわゆる「普通の」ベイトリールというのは、キャストをするときはクラッチを切ってスプールをフリーにして投げます。
また、クラッチを切っていないときは、ハンドルは逆転せず、強く引かれた場合はドラグが作用してラインが出て行きますが、ハンドルは動きません。

ところがダイレクトリールというのは、スプールの軸についているギヤとハンドルの軸についているギヤが直結しているリールです。
(もちろんレベルワンダーとも直結されています。)
よく誤解されるのは、フライリールのようにギヤ比も1:1と思われガチなんですが、上記のようにギヤが組み合わせてあります。

クラッチが無いのでスプールはフリーにならないで、キャストをするとハンドルが逆回転します。
スプールだけが回転するわけではないので、なるべく回転が軽くなるようにギヤ比が低めだったり、ハンドルが小さかったり全体的にキャシャな作りになっています。

魚とやりとりするときもドラグが無いので、手を離すとハンドルが逆転してしまいます。
そのため、パーミングをしている左手の親指でちょうどサミングをするような「指ドラグ」が必要になります。

なんか、こういうのを調べていると、またムラムラ来るのです。

***

そんな感じで、時々ヤフオクを見て、なんとなく、気になるダイレクトをウォッチリストに入れていました。
その時点で、物欲が働いているワケですが。

ある日、終了間近のアラートが入ったんですが、価格は3000円で入札がゼロでした。
仕事中だったんで、あまり何も考えずに入札をして、あとは忘れていました。
数時間経ってから見てみると、なんと落札していました。

結局3000円で入手したのは、シアーズのダイレクトリールです。
これはアメリカのデパート(通販?)のシアーズがOEMでシェイクスピアに作らせたもので、60年代の製品だそうです。

全体的に小ぶりなものが多いダイレクトリールの中ではわりと大きい方ではないでしょうか?
写真は、ミリオネアとABU2500Cとの比較です。

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エッグシェイプですが高さもあるため、チャンピオングリップにも合います。
プレステージ、チャンピオングリップ、FUJIのガングリップそれぞれにつけてみました。

Imgp0771_640 Imgp0772_640 Imgp0776_640

まずはパーツをキレイにして、グリスとオイルを注すために分解しました。
おそろしくシンプルです。
とりあえずはオーバーホールを完了し、早速PE60ポンドを巻きました。

***

そうなると使いたくなるのが人情というもの。
その週の日曜未明にファンタジスタ川に出撃です。

2時半くらいに落差工に入り、ジョイントジッターをキャストしてみると、結構飛びます。
が、きちんとサミングしてあげないとすぐバックラッシュします。
遠心ブレーキなんてついてないから。

ロッドはグラスの方がいいかな、と思い、スーパーパルサーと合わせてみました。
通常のフリースプール(ABUとか)と比べて、かなり早めのリリースポイントとなります。
なんか、ボサが生い茂っている場所では後ろの障害物が気になり、変なフォームになります。

落差工では一投目からルアーに触るバイトがありました。
30分後に店長Qが合流する前までに5-6回バイトがありますが乗せることができません。
とにかく一本でもヒットさせて、指ドラグで勝負するというのをやってみたかったのですが。

店長の目の前でキャストの感じを見せていると、またもやでかいバイトでルアーが消しこみました。
ウリャーっとアワセをくれたんですが、スプールを押さえていなかったのでハンドルごと大逆転です。
これがウワサに聞くフッキングバックラッシュというヤツですか。

その後、前回店長にやられたばかりなので、遠慮なく、つか断りもなく先行させてもらい釣り下りました。
が、サイドキャストやアンダーハンドキャストが全くキマりません。
よって、ダウンクロスのピンポイントを衝いていくことができません。
結局ダウンのみでやって、最後の合流部までノーバイトです。

ところが後攻の店長はダウンクロスを丁寧に撃っていって、サイズは小ぶりながら一本キャッチしていました。
またやられた。

全体的に減水で、たいてい着いている合流の支流側も全然ダメでした。
そのころは4時を過ぎて明るかったってのもあるんですが。

その場でタックルを交換してキャストをしていました。
やはりフリースプールは投げやすいっすね。

店長手製のウッドの金カップルアーをフックをつけずにサイドで右岸(本流側)の葦の中にブチ込むと、なんとガボっと出ました。
もちろんフックナシなんで、ヒットしません、ムキー!

そんな感じで、終了しました。

***

またもやタックルが増えてしまったわけです。
そして、これまた古いタックルなのです。
毎回言ってますが、50年近く前のものが使えるってのがすばらしいことです。

まず、キャストに関しては、慣れが必要です。
常に軽めにサミングをしておいて、バックラッシュの兆候を感じたら抑え気味にしたりなど、ちゃんとしないと必ずモモリます。

また、上記しましたが、リリースポイントが違うんで、その部分も慣れないといけません。
サイドやアンダーキャストは、フワっと投げると飛ばないし、ピュっと投げるとバックラッシュします。
そういう意味では、ベロンとしたロッドで、十分にシナリを使って投げるのが良さそうです。

ファイトに関しては、経験できなかったので、今後の話です。
なんか、また楽しくなってきました。

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2011/07/05

倶楽部活動再開

二年前くらいに突如発足した平日単独水泳倶楽部ですが、仕事がバタバタになって以来、すっかりとゴブサタしてしまいました。
部長であり、部員は俺だけだというのに、その俺が幽霊部員です。

最近、仕事がますます遅くなってきています。
夜の20時とかから平気で電話会議とかが入るのです。

そしたら、その前に泳いだろうやないかい、と思い立ちました。

とりあえず、以前使っていた水着ですが、ケツの生地がちょっとアヤシくなってきたので買い換えることにしました。
スポーツ用品店に行き、水着を見ていたのですが、そこで気になったのがラッシュガードです。
なんか、これ着たらプヨプヨの上半身をピシっと引き締めて見せれるんじゃないか、と思ったのです。

ちょっと試着しようと思って、何種類かをもって試着室に入りました。
まず1つ着てみると、悪くは無いです。
が、チクビがきっちりと浮いています。

これって恥ずかしい。
そこで他のを着ました。
お、これはビーチク値が低いぞ。

もう1つのヤツは・・・・首が絞まって失神するのは時間の問題だ。

というわけで、2番目に着たヤツを購入しました。
基本的には黒なんですが、脇のあたりからウェストに沿って白のツートンになっているので、ヤケに細く見えます、遠くから見れば。
つか、まるでシャチです。

いずれにしても、こういう買い物で気分が変わってモチベーションが上がるのは良いことです。
ちなみに海パンの方は買い忘れてしまいましたが、ギャフン。

***

そんなわけで、早速会社に水着を持っていき、プールに行きました。

以前は遅いながらも1時間に1500mくらいは泳げていたのですが、久しぶりだと1時間で1000mがやっとでした。
しかも疲労で完全にフォームは崩れてるし、足はツる寸前だし。

とは言え、久しぶりに泳いで爽快な疲労感でした。
プールを出てすぐの立ち飲みでジョッキのビールを2杯、数秒で飲めるくらいの爽快感です。
これでマヨネーズでもペロって舐めたらカロリー的にはむしろ持ち出しです。

***

今では2日に一回は水着を持って会社に行っています。
ただし、この復活以来、二度しか泳ぐチャンスは無いんですが・・・

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2011/07/01

チャリナマ

これまたとある日曜日のことです。
昼過ぎにおなじみ店長Qとメールをして、夜時間があれば出撃しよう、ということになっていました。

いい加減ファンタジスタ川ではなく、多摩川の調査も続行したいと思っていました。
ところが、この週は平日にずっと雨が降っていて、多摩川の増水が予想されました。
結局、影響の少なそうなファンタジスタ川に行くことになりました。

***

自宅を出ると、店長からメールで今から1時間後くらいに到着するとのことです。
現場について先に入るのも悪いんで、多摩川で車を停めてすぐにできるところでちょっとやろうかと思ったところ、一つポイントがひらめきました。

一度昼間にチャリでずっと見てみたウチから2~3キロのところにある多摩川の支流です。
川幅は極めて狭いですがなかなかヨサゲだったと記憶しています。

とりあえずここに行ってみて、30分やってからファンタジスタ川に向かうことにしました。

***

この川、岸沿いに遊歩道?のようなものがずっとあり、階段で降りていけるのでアプローチは楽です。
車を停めて、すこし上流に歩いていたのですが、近くにあるラーメン屋の匂いが結構濃いです。

合流点があったので、その少し上から入ってみました。

住宅地の近くのわりに、川幅がせまく周囲が高いのでかなり暗いです。
両岸ともボサがあって、かつ水中や水面に顔出している岩も沢山あります。
水深は膝下くらいで、ちょうどヨサゲな流れもあります。
これって、ナマズがいる/トップウォーターで釣れる条件を満たしています。

ただ、川幅が狭いです。
大げさに言うと、手を伸ばして対岸のダウンを引けそうな感じです。

岸近くで準備をしていると、ナマズらしき捕食音がしました。
やっぱりいる!と思い、物音を殺して準備を進めました。

とりあえずキャタピーをつけて、ひょいっと怪しげなところに数mキャストします。
今日は6フィートちょっとのロッドを持ってきていたので、ちょっと取り回しが悪いです。

怪しいところ、特にボサは沢山あるんですが、ほとんどキャストというキャストをやらないので逆に狙いにくいです。
ちょっとずつ釣り下りました。

ちょうど瀬が見えてきたあたりで頭の上から話し声が聞こえてきます。
どうも東屋のようなベンチのようなものがあり、そこでワカモノカップルがイチャイチャとおしゃべりをしているのです。
もちろん俺には気付いていません。

そして、その瀬の手前はいかにもいそうな流れの変化なんです。
ここでヒットして大暴れとかされたら注目されたらヤだなあ。

キャストして、寄せてくるとバイトです。
2発出て、3発目に乗りました。
おお、出た、そして乗ったよ。

が、あまり手ごたえも無いチビみたいなので、アワセも入れずにダラダラと寄せてきました。
ナマズは頭上のカップルのことなんか関係なく、ドババババと必死で暴れます。

さあ、どうしようかなあ抜こうかなあ、とグダグダ考えていると、
頭上で「なんかいる!」という女子の声が聞こえたあたりで、フっと軽くなり、バレました。

バラシはしましたが、多摩川水系でヒットは2箇所目です。
しかもここ、チャリでも10分もかからない場所です。
気軽にやるには、いいかも。
ラーメン臭がするので、ラーメン川と名づけます。

ここで終了とし、ファンタジスタ川に移動しました。

***

待ち合わせの場所に着き、ちょっと待っていたら店長も現れました。
川の様子ですが、少し増水してはいますが、決してゴンゴン流れているわけではなさそうなんですが。

まずはいつものように落差工からで、早速店長に1バイト、俺もルアーを吹っ飛ばされるバイトが1回ありました。
今日は好調か?と思ったのですが、それ以降まったく異常ありません。

店長先行で釣り下り、早速彼の得意な場所の馬の背下にきますが、ここではノーバイトでした。
さらに激アツ区間手前の橋で店長に1バイト、激アツ区間は2人ともノーバイトです。
最後の合流地点で店長に2バイトありましたが、これまた乗らずです。

なんというか、バイトはチョボっとあるけど、乗る気配が無いんです。

再度落差工に戻りました。
ジョイントジッターバグをダウンクロスにキャストしていると、バイトらしき感触がありましたが乗りません。
店長はこのポイントでの得意技、バド系をつかった定点アクションでじっくりと刻んでいます。

俺がちょっと下流をやっていると、店長がナマズをぶら下げて現れました。
粘りに粘って、ついに食わせたようです。
64センチのナイスサイズでした。

この時点で3時間くらい経っているので、終了としました。
俺はボーズでした。

***

まずは、新しい多摩川水系のポイント、しかもチャリナマのポイントを見つけられたことは嬉しいです。
もうちょっとキャパがありそうな川なら通いつめるんですが。

あと、店長とナマズをやって、店長に完封されたってのは始めてです。
悔しいながら、きっちりと釣りきって喜んでいる店長を見て、たまにはいいか、とも思うのでした。

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