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2013年6月の7件の投稿

2013/06/21

Kawasaki Session - Mix Down

しばらく好調にエントリを続けていたのですが、少し時間が空いてしまいました。
5月末からの書き残しが1つだけありますのでこれで終わらせておきます。

***

1回目のスタジオで録音内容がすべて消え去り、2回目にして何とか2曲、ボーカルまで録り終えました。
これらの素材はMTRからトラックごとにWAVファイルとしてExportされています。

ただ、演奏(=録音)に関しては終了しているのですが、この状態では単なる10トラック分のWAVファイルが存在しているだけなのです。
特にボーカルトラックとか、それだけで聞くと泣けてしまうくらい生々しいのです。

すなわち、これらの素材を使ってトラック処理→ミックスダウン→マスタリングという過程を経ないとなりません。
料理で言うなら、メニュー(何を料理するのか)が決まり、野菜や肉や魚を買ってきたり釣ってきたり収穫してきた、というのが今の状態です。
まさかすべてを皮をむいたり切ったりもせずに生のままで食べるわけにはいきません。

そして、この素材をいかに料理するかが、サウンドエンジニアとしての腕の見せ所なわけです。
つか、見せる腕、無いし!
つか、サウンドエンジニアじゃないし!
つか、まともなミックスダウンってやったことないし!

そう、昔は、カセットのMTRでした。
ピンポンをするたびに音質が劣化するし、ハードウェアエフェクターなので沢山のものがあるわけではないのです。
せいぜい、音量と定位(パン)だけを合わせたドライミックスにトータルのリバーブをかける程度のものでした。
イコライジングを含めて、音質をいじるなんて、ほとんど(実は全く)やりませんでした。

ちなみに、ピンポンにしても、音質を確保するために、まずはリズムの4トラックをDATとかMDにステレオミックスして、これを別のテープに2トラック分録音する、というような涙ぐましい小技を駆使していました。

で、今のご時世はどうかというと、それぞれのWAVファイルにPCの波形編集ソフトなどを使ってイコライジングとかコンプレッサーとかをちょちょいできてしまうのです。

***

そんなわけで、まずは録音を行った翌日に最初のミックスをやってみました。
今回は、とりあえずラフミックスを作るだけなので、イコライジングとかの苦手なものはやらないという方針です。
ほんとにイコライジング苦手なんやね、俺。

まず、全トラックを、トラックごとに波形編集ソフトで無音部分の処理や、コンプレッサー / リミッター / ノーマライザ / マキシマイザなど、主に音量のツブぞろえと音圧をかせぐ処理だけを行いました。
一応、ボーカルトラックと曲B(アンプリファイドではない方)のハープトラックにはプレートのリバーブをかけておきました。

これらのファイルをMTRに戻します。

トラック数の多い曲Aは、まずはバッキングトラックだけをミックスし、すなわちカラオケを作ります。
リズムギター、リードギター、ハープ、ベースを4つのトラックにロードして、これらをバウンスして2つのトラックにステレオミックスを作ります。
あとはこれにボーカルの2トラックをそれぞれ2つのトラックにロードし、最終のミックスとするのです。

曲Bはシンプルです。
ボーカル、ハープ、ギター、ベースをそれぞれトラックにロードしてミックスをするのです。

これでミックスされたステレオマスターを再度Exportして、あとはPC側で全体に薄くリバーブをかけ、音量を調節して完了です。

***

で、できたものを聞いてみると、気になる点が出てきました。

曲Aは、ベースとボーカルとリズムギターがセンターに定位していて、リードギターとハープが若干左右に振られています。
こんな感じなので、あまりステレオ感が無いのです。

曲Bも同様に、ボーカルとハープとベースとギターがセンターに定位していて、完全にモノラルミックスなのです。
特にこの曲は、通常はハープとギターの2枚でやっているので、リズム感を出すためにギターは低音弦でベースラインを刻むようなことをします。
これを録音のときだけ別の感じに変えれるもんじゃないので、そのままライブと同じように弾き、結果的にベースと周波数がぶつかり、なんか低音が濁ったようになってしまいました。

まあ、自分らの演奏なのでこのミックスでも愛着はあるのですが、聞けばやっぱり不満が出てくるのです。
もっとも、演奏については不満を言ってもあまりにもテキトーに録ったので文句はいいませんが。

あと、ミックスダウンのプロセスですが、MTRとのExportとLoadを繰り返したりなど、当初思っているより煩雑なのです。

***

というわけで、リミックスをしてこれらを解決することにしました。

まず、ステレオ感ですが、じゃあリズムギターを広げようと思い、リズムギターをもう1トラックコピーして、それらを左右に振ってみました。
ところが、全く同じ音源が全く同じ音量でまったく対称な定位で鳴るもんですから、結果的にセンター定位になってしまうのです。

そこで、ネットを駆使して色々と調査をしてみました。
ソリューションとして発見したのが、リズムギターに25msecくらいのディレイをかけ、原音とエフェクト音の定位を左右に振る、というものです。
いわゆるダブリングというヤツで、これでステレオ感が出ます。
こんなこと、宅録(なつかしい言い方)やってる人にとっては当たり前なんでしょうが、シロウトにとっては思いつかない技なのです。

これで曲Aも曲Bも広がりが出ました。
そして、センター付近に密集していた音が減ったので、ボーカルとかソロ楽器の聞こえ方が明瞭になりました。
すごいね、ディレイ。

***

次に曲Bでギターとベースの低音部がぶつかって濁ってしまう件ですが、一般的にはイコライザとかフィルタでピークをずらして解決するみたいです。
スペクトルアナライザで見てみると、120Hz付近がぶつかっているようです。

それじゃあ、とギターでこのあたりをカットしてみました。
うーん、イマイチ変わらない。

じゃあ、ベースもこのあたりをカットしてみました。
やっぱり変わらない。

つまり、ピークの部分だけカットしてもダメなんやね。
それなら、とハイパスフィルターを使ってギターの100Hzくらいより下をバッサリいってみました。
変わった気がするけど、なんか音が気に入らない。

とかなんとか色々やっていましたが、なんかうまくいきません。
何をどんな順番にかけたかワケわかんなくなりました。
だから俺はイコライジングってイヤなんだよなあ。

結局、どうしたか。
曲Bは、ベーストラックをボツにしました。

笑うな!笑うんじゃねーぞ。

ギターとベースの低音部のフレーズって実に近いのです。
そんならベースいらねーじゃん、とギターとハープとボーカルだけでミックスしてみると、これがなかなかいいんです。
まあ、通常のスタジオ一発録りとかライブとかではこの構成でやってるわけなんだから。

今回はこれでいいんですが、今後はイコライジングも学ばないとダメっすね。

***

さて、あとはミックスダウンのプロセスがやたらとメンドクサイという点です。

このMTRを入手したときのエントリで、DAW導入の可能性について書きました。
が、そのときの調査結果は、俺がネットブックで運用するので解像度とか処理性能とかで問題があって導入は難しい、というものでした。
そのときは多少めんどくさくてもいいか、って気分だったんです。

でもこのたび、再度DAWを調べてみて、フリーソフト(最新版は有償)のReaperというDAWソフトをインストールしてみたら、解像度は問題なし。
無理すれば使える、という範囲というよりは、普通に使える、というくらいです。
決して見にくいというほどでも無いのです。
性能も、音が飛び飛びのトビッコになったりすることもなく、いけそうです。

このソフトに関しては、ネット上にも色んなインストラクションもあるし、やたら沢山のパラメータがあるわけじゃないので直感的に操作ができました。
なんか嬉しいのは、定位とかボリュームとかのフェーダー操作をあらかじめ定義しておいて、ミックスダウンのときには勝手にやってくれるオートメーションの機能なんかがあるのです。

あとはエフェクター類です。
DAWの世界では、VSTプラグインと言って、標準化された形式でエフェクターなどを追加できるのです。
このVSTプラグインを世界中の腕自慢が自分が作って無料公開しているもんですから、これを使うことができるのです。
とりあえず最小限必要なものは使えるようになりました。

いや、なかなか便利です。
これで、録音さえ終わったら、あとはPC内で完結できるのです。

ここで書いていることなんて、DAW界では当たり前のことなんでしょうが、俺にとっては非常に新鮮で新しい世界に感じるわけです。
もちろん、まだよく分からないことは沢山ありますが、ちょっとずつ学んでいこうと思っています。

ちなみに、ミックスダウンをした場所は、自宅、マンキツ、マクド(電源があるから)、知り合いのオフィス、と、ノマドスタジオライフを満喫しています。

***

そんなわけで、なんとか2回目のミックスもできました。
多少はマシになったと思います。

が、不満は沢山あります。
これはミックスがどうこうというものではありません。

例えばリズムですが、ドンカマ(メトロノーム)に合わせてリズムを弾いているんですが、やっぱりそっちに意識がいってしまって、なんかノリがもたつくところがあります。
これがバックがドラムの音だとイイ感じになったりするんで、そのあたりも工夫ができそうです。

結局は、イイ音でイイ演奏を録るってのが大前提の大基本で、それらに勝るミックスなんて無いってことっすね。

というわけで、一旦Kawasaki Sessionシリーズを終了します。
シリーズと言いながら、2回しか書いてませんが。

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2013/06/13

2年ぶり - 夏到来

まだ書くことがあるのですが、先週末のことを先に。

先週土曜、朝6時出船で江ノ島 島きち丸のライトルアー船に乗ってきました。
去年も行きたいとは思っていたのですが、行けそうなときに限って釣果を見るとイマイチだったので、結局2年ぶりとなります。
ちなみに前回は2011年の7月末でした。

同行はオフショアルアーは初めての相方です。
ほとんどソルトはやらないのですが、珍しく誘ってみたら乗ってきました。
何せ、「魚はナマリを食わない」と、メタルジグの全否定をする漢です。

***

予定どおり6時に出船しました。
船は2艘出船だったのですが、ほぼ満席に近い状態です。

出船してスピードを上げて10分もしないうちに鳥の姿が見えてきて、しばらくすると鳥山です。
そこで開始しました。

最初は相方が1本釣るまで俺は竿を出さずに横であーだこーだと口出しをしていましたが、とりあえず1本獲れて、ランディングまでの流れも理解できたみたいなので俺も参戦しました。

結局最初のポイントで8時くらいまで反応が続いて釣れ続けました。
あまりにも釣れて、血が船外に流れるもんで(しかも血抜きは禁止されているのにもかかわらず)、最後はサメが寄ってきたのでポイントを移動することになりました。
船内で誰かサメをヒットさせていましたが、キャッチには至らなかったようです。

この時点で、キープ予定の本数をすでにクリアしていたので、この後はのんびりとビール飲んだり釣りをしたりと楽しみました。

最終的に30分くらい早上がりとなる9時半過ぎに終了しましたが、多分、それぞれ30本以上は釣れていたと思います。

相方も満足してくれていると思います。
きっと次回、もし餌釣りに行ったとしたら、ビシの中にナマリを入れてコマセにするでしょう。

***

帰宅後は料理です。

今回は保冷にかなり気を使い、かつさばくのも相当なスピードでやりました。
かつ水分をきちんと取ったりと気を使い、何よりも魚がすごく良かったです。

よって、刺身、胡麻鯖、茶漬け、シメサバとどれも大満足なデキでした。
さばく途中でスキ取ったハラミに塩振ってカリっと焼いただけのものでも焼酎が際限なく飲めました。

また、相方が作った棒寿司(押寿司)をオスソワケでもらいましたが、これもなかなかのものでした。

***

今年もう1回ライトルアー船に乗るなら、秋にイナダとかも狙えるときがいいな、と思っています。

さあ、今年も夏が来ました。
西湘なんかでもツノやジグで結果が出て来たみたいなので、これからが楽しみです。

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2013/06/11

右肩上がり?

前回のエントリ、Kawasaki Sessionにおいて、店長Qと俺は過酷なスタジオワークを0時ごろに終えました。

じゃあお疲れさん、と帰宅して寝るか?Noです。
それならちょっと一杯飲んどく?Noです。
さっそく録音済の音源のミックスダウン?Noです。

そう、この後はナマズなのです。
そのために店長はウチの近所まで車で来たのです。
俺も家を出るときに、機材だけでなく、タックルも持ってきています。

それにしても、前週から、スタジオ→飲み→ナマズ→スタジオ→ナマズと店長と過ごしています。
なんかこのオジサンたちキモチワルイ。

***

というわけで、前回日曜未明と同じコースを0:45にスタートしました。
今回は前回ボーズだった店長が先行です。

この夜は、涼しいというより肌寒いくらいです。
そのためなのか、いまいちナマズの反応が良くありません。

前回キャッチできた看板下、一応核心部と言える最初の合流点、さらに、前回2本目をキャッチできた2番目の合流でもノーバイトです。
せめて捕食音でも聞こえればいいのですが、それさえもありません。

あと残るは前回薄明るくてあまりしっかりと攻めれなかった最後のコースだけとなります。
その最終区間に入り、やはり店長先行で進みます。

この区間は対岸はボサが垂れ下がってきていて、いかにもな感じです。
一定の間隔を空けて、この垂れボサの下に黙々と打ち込みながら下っていきました。

もうそろそろ垂れボサが終わるというあたりで、ものすごい水音です。
落ちパクで店長にヒットしたみたいです。

結構抵抗しているようで、かけつけてみるとナイスサイズのようです。
慎重にキャッチしたのは、頭がでかくて太い魚体で、店長にとって今年初のロクマルでした。

うわ、うらやましい。
つか、妬ましい。

店長が写真撮ったりリリースしたりしているうちに、俺は先行して釣りを再開します。
なんか、肌寒くてバイトが無くて、ダレた空気が一点して集中力が高まるのがわかりました。

少し下の対岸の張り出したボサ周りを丹念に攻めますがヒットしません。

次にちょっと先に水門があり、そこそこ水が流れ込んでいます。
その水門流れ出しにクレイジークローラーをキャストし、アクションが開始するかしないかの、ほぼ落ちパクのタイミングでものすごい水柱と共にルアーが吸い込まれました。

最初は鯉かと思うくらい走ったのですが、首を振る感じからナマズのようです。
そして、かなり引くので、ナイスサイズを確信しました。

何度か下流に向かおうとしたり、こっちに突っ込んできたりするのをなんとかかわし、無事にキャッチできました。

Imgp1979_h480 Imgp1978_h480

サイズは、去年と今年あわせて久しぶりのロクマルです。
ちゃんと測ると67センチありました。

この個体もさっきの店長のロクマル同様、頭がでかく体も太かったです。
店長のちょっと悔しそうな顔がココチヨカッタです。

この先、数10メートルで護岸がボサで塞がって通れなくなるので、2:45に終了としました。

***

俺が釣った67センチですが、口が一部欠けていました。
おそらく、以前にもルアーで釣られたのでしょう。

俺はナマズに関してはトリプルフックのバーブレスを使っています。
ブチコミが必要なところなどはバーブスのダブルフックを使うこともあります。

ナマズに限らず、基本的に俺はリリースがメインとなる釣りではバーブレスにしています。
渓流/本流、メッキなどのルアーはシングルフックのバーブレス。
シーバスとかナマズ、青物用のルアーはトリプルフックのバーブレス。
メタルジグのアシストフックやメバルとかカサゴとかのジグヘッド(実際はフライフックを使っています)はバーブを潰しています。

そうすることで、自分では多少なりとも魚体へのインパクトは小さいのではないか、と思っています。
もちろん、魚体へのインパクトだけではなく、フックを外すのが楽だったりとか、もっと実利的な理由があるのですが。

が、ナマズの場合だと、いくらバーブレスでもシングルフックよりはインパクトは大きいかもしれません。
また、バーブレスだからといっても、もし刺さりどころが悪ければ、きちんと刺さったトリプルバーブドよりも魚にとってはインパクトに繋がっているのかもしれません。

リリース前提での釣りってのは、すなわち遊びなので、できれば極力魚体に影響の無いようにすべきだということは承知しています。
一方、やはり遊びなので、ストイックなだけより、できるだけ楽しみたいとも思っています。

結局、どこまで魚にインパクトを与えるのか、人間に不利な状況で楽しむのか、これは個人それぞれでルールを決めることだと思っています。
小さい渓魚やイカなどをリリースするかキープするか、というのも同様ですね。
そのモラルを人に押し付けるのはみっともないし、かと言って「俺は俺のルールでやるから口出しすんじゃねえ」と唯我独尊を貫くのも恥ずかしい。

俺は、小さいイカが釣れて、でもどうしても食べたいときにはキープします。
ナマズも、できればバイトをヒットに結び付けたいからバーブレスだけどトリプルフックを使います。

これらを今後は変えるかどうかはわかりませんが、それに関してちょっとだけの罪の意識を持っていますし、人に話すときにはちょっと恥ずかしいと思っています。
今はこういうスタンスかな。

本題のナマズ釣行と変わらないくらい長くなってしまいました。

***

まずは今年初のロクマル出ました。
あと、多分、2年ぶりくらいに、店長とのダブルキャッチもできました。

さあ、ナマズ釣果とサイズ、右肩上がりか?

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2013/06/09

Kawasaki Session

まだまだ書くことは続いています。

前回のTokyo Sessionで、MTRのトラブルでせっかく録音した音源がパアになったことが痛恨だったので、翌週の平日に急遽スタジオに入ることにしました。
今回は店長Qにご足労を願い、ウチの近所のスタジオです。
ここは7-8年くらい入ってないとこなんですが、駐車場があったりと便利なんです。

その日の夕方にスタジオに連絡をしたので、予約が取れたのが22時から2時間でした。

***

とりあえず20時前に帰宅できたので、ベーシックなリズムトラックを自宅で取っておくことにしました。

まず、カリウタとしてアンプに通していないギターと生歌をMTRの内蔵マイクで弾き語りで録音しました。
このときに、MTRのドンカマ(メトロノーム)に合わせて弾きました。
これを2曲分録音です。

これは、いきなりベースとかリズムギターとかを弾くと、今、何コーラス目とかそんなんがわからなくなり、結局やり直して時間を食ってしまった前回の失敗からの教訓です。

ただ、何せ自宅なんで、後からこのカリウタを聞くと、ものすごくテンション低くボソボソ歌うウタとチャカチャカのギターが泣けてきます。

***

次に、このカリウタとドンカマに合わせてベースを録音しました。

このMTRはベースやギターのライン入力に対応しているので、DIを使わずに直接ベースを突っ込んで録音です。
デキはともかく、最後まで通せたらOK、と。
あとから取り直せばいいや、ってくらいの適当さです。
ナメてます、はい。

***

さらに、リズムギターの録音です。

今回録音しようと思っている2曲のうち、1曲はオーバードライブがかかったシャッフルのバッキング、要はエルモアのブルームスタイルの曲(仮に曲A)です。
この曲は、リード(ギター)は普段ライブで使っているフルアコモドキ(ピックギター+フローティングピックアップ)で録ろうと思っています。
このフルアコモドキは店長が持ってきますので、現在自宅にはありません。
よって、リズムギターは自宅のソリッドギターで弾きますが、それも悪くありません。

ところが、もう1曲(仮に曲B)はアコースティックな感じであまり音を作っていないバッキングギター1本だけの曲なので、ソリッドギターはあまり向いていません。

よって、曲Bはスタジオで録ることにして、自宅では曲Aのバッキングのみを録ることにしました。

アンプに通し、音を作ります。
当然、自宅なのでデカい音では鳴らせませんが、つか、むしろ小さい音なんすが、これをMTRの内蔵マイクでオン気味に録音するとアラ不思議、結構迫力ある音で録音できてしまうのです。

というわけで、店長がピックアップに来る10分前くらい、約1時間半でカリウタ2曲、ベース2曲、リズムギター1曲のトラックが録音できました。
ナメてます、はい。

***

スタジオでは、まずはギターからです。

フルアコモドキで曲Bの音を作って、カリウタとベースを聞きながら録音しました。
何度か間違えたのですが、テイク4くらいで最後まで通せました。
デキはともかく、最後まで通せたから完了。
ナメてます、はい。

次に、フルアコモドキをオープンチューニングに変えて、曲Aのカリウタとリズムギター、ベースをバックにリードをかぶせました。
スライドギターを好きなように弾いてあっという間に完了、としたかったんですが、思ったよりアンプからの音がでかくてバッキングが聞こえず、リズムがおかしくなってしまいました。
ただ、リードに関してはブツ切れで弾くものなんで、修正が簡単。
これでギターはおしまいです。
ナメてます、はい。

***

次にハープです。

曲Aはアンプリファイドハープなんで、ハープマイクをアンプに突っ込んでギンギンの音にして、それをマイクで録って録音です。
店長が2テイクくらいで納得したんでOKです。

曲Bはアコースティックな感じなんで、ボーカルマイクを使い、マイクとハープを少しオフ気味にして直接MTRに突っ込んで録りました。
これも数テイクで完了としました。
もちろんナメてます、はい。

***

というわけで、40分くらい残っているので、ウタ録りです。
もう、一発OKの勢いでやらないと時間がありません。

まずは曲Aから開始です。
この時点でのトラックの割振りです。

Trk1: Harp
Trk2: L Gt
Trk3: R Gt
Trk4: Bass

この曲は掛け合いもあるのでトラックが2つ必要になります。
でも、今は空いてるトラックがゼロです。
寄って、各トラックをすべてWavにExportした後、Trk4に仮バウンス(ピンポン)しました。
この段階でのトラック割は

Trk1:
Trk2:
Trk3:
Trk4: Bass+RG+LG+Hrp

と3つ空けることができました。
もちろん、前回の教訓を活かして、こまめなSaveは忘れません。

さて、ウタ用の2トラックですが、それぞれバラバラに録った方がいいかとも思いましたが、イキオイ出すために同時にウタを取ることにしました。
ホントはバラでやると時間が足りなくなりそうです。
編集大変そう。

ほぼ2テイクくらいでOKとしました。
ナメてます、はい。

曲Bは店長の単独ボーカルです。
現時点でトラックは

Trk1:
Trk2: Harp
Trk3: R Gt
Trk4: Bass

こうなっているので、特にバウンスもせず、Trk1に録音しました。
これは残り5分くらいだったので、ワンテイクでOKとしました。

***

というわけで、自宅で1時間半、スタジオで2時間で、カリウタ2曲分、ベース2曲分、リズムギター2曲分、リードギター1曲分、ハープ2曲分、ボーカル2曲分3トラックの録音が完了してしまいた。
もう、ナメまくってます。
こんなやりかたなんで、クオリティを求めちゃいけません。

これからは、全部の素材を使ってミックスダウンとマスタリングをやるのです。
それはまた、後日のお話。

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2013/06/07

やっとキャッチ

木曜夜店長Qとスタジオに入り、金曜夜は店長Qと酒を飲みました。

まさかの土曜の夜ですが、神宮から帰ってきたのが23時前くらいで、それからサクっと仮眠をして夜中の2時過ぎにナマズに出撃です。
日付こそ3連続ではないですが、3夜連続で店長と遊んでいるワケです。
ホモです、ツレションです、女子高生です、まるで。

そんなわけで、5/26(日) 2:30-4:30で相変わらずのファンタジスタ川です。

実際、今年はまだナマズをキャッチできていません。
一方、店長は前回同行時に今年2本目をキャッチしています。

シーズン的にはどんどん良くなっているはずなんで、今日こそは、と思っています。
通常ですと落差工から最初の合流地点までで終了するのですが、今回は中間地点の看板下からスタートして、最初の合流を通過し、未開の地のさらに下流部まで行ってみよう、ということになりました。

タックルですが、Mr.Don+チャンピオングリップ+ミリオネア3Hという組み合わせがここ数年俺の先発なんですが、去年くらいからチャンピオングリップのコルクが剥がれてきて、力をいれるとズルっとすべるようになっています。
また、ミリオネアもクラッチが切れないことが多くなってきているのです。

よって、ここ数回はスーパーパルサー+2500Cを使うことが増えています。

***

まだ結果が出ていない俺が先行させてもらいました。
看板下付近から、ダウンで岸際、もしくはダウンクロスで対岸の怪しいところをジッターバグ5/8ozのパーチカラーで探っていました。
数10メートル進んでダウンで岸際を泳がせていると捕食音も無くルアーが消しこみました。

しっかりとフッキングをしてファイトをしたのですが、さほど大きくはなさそうです。
難なくキャッチできた今年の初ナマズは、ジャスト50センチ、ギリギリのゴーマルでした。

Imgp1973_h480

写真では50センチ切ってるようですが、体が曲がってるからですよ、ホントっすよ。

***

それからは店長が先行になり、下ります。
ここ最近、最も確度の高い最初の合流下でしばらくやってみますが、店長にバイトがあったようでなかったような感じで、俺はノーバイトでした。

***

それからは未開の地です。
(実際は、何度か試したことがあるのですが、結果が出ていません。)

まずは合流点から護岸沿いに釣り下りました。
雰囲気はいいのですが、少し流れが強すぎるみたいでバイトがありません。

しばらく行くと、護岸が切れて先に進めなくなりました。
2人とも、ヒップウェーダーですがウェーダーを履いているのでこのまま川通しで先に進むこともできるのですが、この先は土手のナナメがそのまま水中に延長しているような感じなのです。
もしバランス崩すとそのまま川底まで滑り落ちて、カッパに尻子玉を抜かれそうで怖いじゃないか、って感じなんです。

しょうがないので、一旦道まで上がることにしたのですが、これがまた、イバラの道なのです。
北島のサブちゃんが歌で喩える「漢の困難な人生」という意味の「イバラの道」ではなく、実際にイバラが生えてチクチクな土手をヤブコギしながら上がるのです。
次回からは、この区間はスキップすることにしました。

***

さらに下り、2つ目の合流に来ました。
雰囲気は満点なんですが、ちょっと流れがトロトロすぎるっぽいです。
店長が丹念に怪しげなブッシュとかを探っていて、バイトがあったみたいですがオカワリは無いようです。

ピンポイントは店長ががんばっているので、俺は流れ込み側の対岸にタリピツでルアーをキャストしました。
マグナムトーピードにスパッターバズのペラを付けた「スパッタートーピード」が軽く対岸に当たって着水した瞬間、バイトです。

Imgp1974_h480

今度はさっきよりちょっとイイ引きで、キャッチしたのは55センチでした。
これで今年2本目をキャッチできました。

***

この後、かなり明るくなっていましたが、もう少し下流を探ってみましたが、結局これ以降ノーバイトでした。
この最後の区間も案外期待できそうなので、次回は探ってみようと思っています。

***

まずは、今年の初キャッチ、そして久しぶりのマルチキャッチができてホっとしました。
これから梅雨くらいまでは時期的に好調なはずなので、少しガツガツと行ってみようと思っています。

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2013/06/05

オニオンホークス

ブルーズバーから一夜明けた5/25の土曜です。

***

毎年、この時期になると、借りている畑が水田化するので収穫をやらなくてはなりません。
この日は朝からタマネギの収穫です。

タマネギを抜き、大まかにサイズごとに選別して5個ずつまとめて少し干します。
今年は全部で250個を作っていたのですが、どれも大玉で上々のデキでした。
オニオンスライスが楽しみです。

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翌週はジャガイモの収穫です。

***

タマネギの収穫は昼くらいに終わりました。
この日はもっと大事なイベントがあったのです。

まずはシャワーを浴び、ざっとランチを食ってから15時半くらいに自宅を出発しました。

駅を降り、途中の店で酒とか食料を買い込んでいよいよ到着です。
この日はプロ野球交流戦のスワローズvsホークスが神宮球場で行われるのです。

ほぼ開門同時の16時半ちょっと過ぎに球場に入ったんですが、ホークスサイドのレフトスタンドはかなり埋まっています。
この時点では、ビジターのホークスのファンの方が多いように思えます。

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写真は開場直後、席を確保したときのものですが、この後外野はどちらサイドもぎっしりと埋まりました。
要はホークスファン(要は九州人、特に博多の人間?)がせっかちだという表れですね。

***

この日、先発は前回見に行った3月の開幕戦に引き続き、エースの攝津です。
WBCからがんばり続けているんで、疲れが溜まっているのか、1つ前の登板では打ち込まれてしまっていました。
(やはり疲れが溜まっているようなので、6/1の登板後、休養のため?登録抹消されました。)

試合は1回表に早速1点を先制です。
が、その後ジワジワと4点を入れられて4-1のまま、試合の後半は膠着状態です。
しかも、ホークスがチャンスらしいチャンスを作れず、なんかイライラしてきました。
すっかり試合に飽きてしまった同行の甥っ子3歳にヤツアタリしそう、いや、ヤツアタリをしている俺でした。

で、そのままダラダラと進んだ9回の表のことです。
ノーアウトからランナーが出て、バッター松田でホームランです。
ついに1点差となり、俄然盛り上がります。
甥っ子にもイイコイイコしてやります。

が、反撃もそこまでで、ついにゲームセット。
ここ数年、観戦した試合では連勝記録を更新していたのですが、ついに途切れてしまいました。

今年は、こんな感じで行けそうな試合にはできるだけ行こうと思っています。
最近、ドーム球場ばかりで、久々のオープンエアーの球場だったんですが、ちょっと肌寒いとはいえ、やっぱりキモチいいっすね。

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2013/06/03

2連続

書くことが色々と溜まっているんですが、書く時間を確保していません。
1週間以上前の話です。

前日のスタジオでまさかの録音内容が飛んでしまったのです。
つまり、MTRに挿さっているSDカードはカラッポのままです。
そして苦労が消し飛んだ俺のココロもSDカードのようにカラッポなのです。

***

そんな5/24金曜、昼ごろ店長Qからメールが来ました。

新しい店ですが、契約が完了し、6月末くらいにはオープンできそう、とのことです。
その報告というわけじゃないけど、何人か旧常連を誘って飲みましょう、という話です。
何人かに声をかけたところ、結局参戦してきたのが店長と俺、それにフライマンのN氏という古参の3人ということになりました。

店長とは2日連続で顔を合わせています。
どんだけ仲良しなんだよ。

集合し、立ち飲みで軽く飲んだ後にアイリッシュパブで2時間ほどコッテリと話が弾みました。
お互いの状況が変わる前は、深夜にこの3人で濃い話をしていたもんです。

***

20時過ぎに別件の予定があったN氏が離脱です。

2人でサシで飲むのって、カウンターを挟んでいたらなんてこと無いんですが、そうじゃなかったら妙に照れくさいもんです。
そんなときはキャバクラとか音楽聴けるとことかがいいだろう、ということでブルーズバーに行くことにしました。

何軒か俺が知っているところを調べてみたら、金曜夜なのでどこもライブをやっています。
音楽は聴きたいけど、がっちりとライブしているところでアタリかハズレかわからないのを聴くのもなあ、という気分です。
中央線沿線まで行けば色々あるんでしょうが、それも移動が面倒だし、とりあえず山手線沿線で、ライブはやらないだろうという小さい店に移動です。

***

この店、20年近くは行ってるんですが、年に1回とか2回しか行かないんで、店の人と顔見知りというわけではないです。
カウンターに座り、少しバンドの話をしつつ音楽を聞き、腰を落ち着けて飲んでいました。

すると、こんな狭いとこで、という中でライブが始まりました。
もちろんドラムはいませんが、3人編成のブルーズでした。
なんか、雰囲気のある(いろんな意味で)面白い人たちでした。

店を出るときに少し話しをして、機会があったら対バンしましょう、ということになりました。

なんか、ジュークジョイントってわけじゃないですが、こういう小さいハコでやるのも楽しそうです。

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