Kawasaki Session
まだまだ書くことは続いています。
前回のTokyo Sessionで、MTRのトラブルでせっかく録音した音源がパアになったことが痛恨だったので、翌週の平日に急遽スタジオに入ることにしました。
今回は店長Qにご足労を願い、ウチの近所のスタジオです。
ここは7-8年くらい入ってないとこなんですが、駐車場があったりと便利なんです。
その日の夕方にスタジオに連絡をしたので、予約が取れたのが22時から2時間でした。
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とりあえず20時前に帰宅できたので、ベーシックなリズムトラックを自宅で取っておくことにしました。
まず、カリウタとしてアンプに通していないギターと生歌をMTRの内蔵マイクで弾き語りで録音しました。
このときに、MTRのドンカマ(メトロノーム)に合わせて弾きました。
これを2曲分録音です。
これは、いきなりベースとかリズムギターとかを弾くと、今、何コーラス目とかそんなんがわからなくなり、結局やり直して時間を食ってしまった前回の失敗からの教訓です。
ただ、何せ自宅なんで、後からこのカリウタを聞くと、ものすごくテンション低くボソボソ歌うウタとチャカチャカのギターが泣けてきます。
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次に、このカリウタとドンカマに合わせてベースを録音しました。
このMTRはベースやギターのライン入力に対応しているので、DIを使わずに直接ベースを突っ込んで録音です。
デキはともかく、最後まで通せたらOK、と。
あとから取り直せばいいや、ってくらいの適当さです。
ナメてます、はい。
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さらに、リズムギターの録音です。
今回録音しようと思っている2曲のうち、1曲はオーバードライブがかかったシャッフルのバッキング、要はエルモアのブルームスタイルの曲(仮に曲A)です。
この曲は、リード(ギター)は普段ライブで使っているフルアコモドキ(ピックギター+フローティングピックアップ)で録ろうと思っています。
このフルアコモドキは店長が持ってきますので、現在自宅にはありません。
よって、リズムギターは自宅のソリッドギターで弾きますが、それも悪くありません。
ところが、もう1曲(仮に曲B)はアコースティックな感じであまり音を作っていないバッキングギター1本だけの曲なので、ソリッドギターはあまり向いていません。
よって、曲Bはスタジオで録ることにして、自宅では曲Aのバッキングのみを録ることにしました。
アンプに通し、音を作ります。
当然、自宅なのでデカい音では鳴らせませんが、つか、むしろ小さい音なんすが、これをMTRの内蔵マイクでオン気味に録音するとアラ不思議、結構迫力ある音で録音できてしまうのです。
というわけで、店長がピックアップに来る10分前くらい、約1時間半でカリウタ2曲、ベース2曲、リズムギター1曲のトラックが録音できました。
ナメてます、はい。
***
スタジオでは、まずはギターからです。
フルアコモドキで曲Bの音を作って、カリウタとベースを聞きながら録音しました。
何度か間違えたのですが、テイク4くらいで最後まで通せました。
デキはともかく、最後まで通せたから完了。
ナメてます、はい。
次に、フルアコモドキをオープンチューニングに変えて、曲Aのカリウタとリズムギター、ベースをバックにリードをかぶせました。
スライドギターを好きなように弾いてあっという間に完了、としたかったんですが、思ったよりアンプからの音がでかくてバッキングが聞こえず、リズムがおかしくなってしまいました。
ただ、リードに関してはブツ切れで弾くものなんで、修正が簡単。
これでギターはおしまいです。
ナメてます、はい。
***
次にハープです。
曲Aはアンプリファイドハープなんで、ハープマイクをアンプに突っ込んでギンギンの音にして、それをマイクで録って録音です。
店長が2テイクくらいで納得したんでOKです。
曲Bはアコースティックな感じなんで、ボーカルマイクを使い、マイクとハープを少しオフ気味にして直接MTRに突っ込んで録りました。
これも数テイクで完了としました。
もちろんナメてます、はい。
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というわけで、40分くらい残っているので、ウタ録りです。
もう、一発OKの勢いでやらないと時間がありません。
まずは曲Aから開始です。
この時点でのトラックの割振りです。
Trk1: Harp
Trk2: L Gt
Trk3: R Gt
Trk4: Bass
この曲は掛け合いもあるのでトラックが2つ必要になります。
でも、今は空いてるトラックがゼロです。
寄って、各トラックをすべてWavにExportした後、Trk4に仮バウンス(ピンポン)しました。
この段階でのトラック割は
Trk1:
Trk2:
Trk3:
Trk4: Bass+RG+LG+Hrp
と3つ空けることができました。
もちろん、前回の教訓を活かして、こまめなSaveは忘れません。
さて、ウタ用の2トラックですが、それぞれバラバラに録った方がいいかとも思いましたが、イキオイ出すために同時にウタを取ることにしました。
ホントはバラでやると時間が足りなくなりそうです。
編集大変そう。
ほぼ2テイクくらいでOKとしました。
ナメてます、はい。
曲Bは店長の単独ボーカルです。
現時点でトラックは
Trk1:
Trk2: Harp
Trk3: R Gt
Trk4: Bass
こうなっているので、特にバウンスもせず、Trk1に録音しました。
これは残り5分くらいだったので、ワンテイクでOKとしました。
***
というわけで、自宅で1時間半、スタジオで2時間で、カリウタ2曲分、ベース2曲分、リズムギター2曲分、リードギター1曲分、ハープ2曲分、ボーカル2曲分3トラックの録音が完了してしまいた。
もう、ナメまくってます。
こんなやりかたなんで、クオリティを求めちゃいけません。
これからは、全部の素材を使ってミックスダウンとマスタリングをやるのです。
それはまた、後日のお話。
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