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2013年9月の5件の投稿

2013/09/19

Sound Making

今年になって、店長Qの新規店舗の立ち上げなどでまだライブをやっていません。
が、その分、機材のこととか音作りのことを色々と考える機会が増えています。

***

今まで、我々の機材と言えば、ギターとハープ以外に、借り物のギターアンプと、ハープ用のマイクと小型のベースアンプという布陣でした。

ギターもハープもアンプを通すのですが、エレクトリックスライドギターやアンプリファイドハープは、でかいアンプで出力を抑えるセッティングより、小型のアンプの出力を上げる方がイイ音(俺の好きな音)がする気がするのです。
実は違うのかもしれませんが、そう思ってしまってるからしょうがない。
そのため、ギターもハープも10W~20Wくらいのコンパクトなもの、いわゆる自宅練習用とかバックステージアンプと呼ばれるものを使っているのです。

ライブのときも、PAがちゃんとしたライブハウスでやることが多かったので、これらのアンプをマイクで拾ってもらう、というセッティングでやっていました。
また、今後は、もうちょっと小さい箱(PAが無いようなとこ)でやりたいと考えているのですが、ドラムがいない編成なんで、この出力でもいけるだろう、と思っています。

***

さて、今まで使っていた借り物のギターアンプ、ソリッドステート(トランジタ)なんですが、ピックギターにフローティングピックアップを付けたギターを直結してアンプ側でオーバードライブを軽くかけてやると、太い音でイイ感じでした。
まあ、クリアの音はイマイチなんですけど。

ところが、接触不良があるのか、ライブの途中で音が出なくなるようなことが時々あり、本番ではもう使えないなと思い始めたのです。

そこで、2月くらいにギターアンプを買いました
選んだのは10Wのソリッドステートで、割と評判も良いものでした。
結構パワーもあり、音量も十分出せそうなのです。

自宅ではテレキャスターを弾いているのですが、クリーンでは非常に気持ちよく鳴ってくれます。
昔はテレキャスターのトーンをフルにしてリヤピックアップでギャンギャン鳴らすのが好きだったのですが、今ではむしろトーンを抑え気味にして、フロント+リヤのミックスだったり、フロントピックアップだったりでの甘い音を楽しんでいます。

そしてこのアンプを買ってすぐにスタジオにも持って行きました
このときはピックギターを弾いたのですが、クリアは思ったとおり良いのですが、オーバードライブモードにしてゲインを上げると、単に下品に歪むだけで音は細いしサスティンは効いてないしと気持ちよくないのです。

結局、5月から6月にレコーディングをしたときには、まだピックギターとこのアンプの組み合わせでの納得いく音を作れていなかったので、このアンプは使いませんでした。

***

このアンプで、夏前くらいから、色々と音作りを試したり調べたりしていたのですが、結局行き着いた結論は、エフェクターを使う、というものです。
俺、相当長いことギター弾いてるんですが(ただし練習嫌いだから全く腕は上がらないですが)、驚いたことにまともにエフェクターを使ったことって無いんです。
正確には、使ったことはあるんですが、きちんと考えたことは無いというべきです。

で、チューブスクリーマ系という種類のオーバードライブに分類されるエフェクターが世の中にはあるらしく、大雑把に言うと真空管で自然に歪ませたような音になるようです。
チューブアンプの前に入れるときは、歪ませないでゲインだけを上げてブースターとして使ったりすることもある、と。
ソリッドステートアンプの前に入れるときは、歪みまでエフェクターで作ってアンプ側はクリーンで出す、要は(ちょっと違うけど)プリアンプのみ真空管のようにするという使い方のようです。

まあ、最初っからチューブ(真空管)アンプを買うという選択肢が良かったんでしょうが、持ち前のシブチンなので考えもしませんでした。

さて、ここでチューブスクリーマ系のエフェクターを色々と調べてみました。
実際にはギターとアンプを持っていってお店で試奏するのがいいんでしょうが、アンプは自宅にあるしギターは店にあるし、そもそも自意識過剰な俺はお店で店員監視の中ギターを弾くとかしたくないわけです。

そんなわけで、知り合いに聞いたりネットを見たりして、コストパフォーマンスに優れていると評判が良いものを購入しました。

# アンプが何を使っていてエフェクターは何なのかって、わかる人にはわかるんですかねえ。

まずは早速テレキャスターで音を作ってみました。
アンプはクリアのセッティングで間にこのエフェクターを入れて、エフェクター側ではほとんど歪ませない設定、いわゆるブースターとして使ってみるとブリっとしつつ、テレキャスターの音質を保った味になります。
また、クランチくらいまで歪ませてみると、これまた最近の高音を削った好みの音がザラっと歪んで気持ちいいです。

俺は自分が音楽をやっていることを会社の人間には話さないんですが、たまたま同僚で音楽をやっているヤツが知っていまして、前からセッションをやろう、と言われていました。
あんまりそういうのって好きじゃないんですが、ついに断れずに先々週くらいにスタジオに入りました。
なんか、アフターとかをしつこく誘われていて、断りきれなくなったキャバ嬢の気持ちが少し理解できました。

その際に、店長の店からピックギターを持ってきたので、自宅でやっと音を作る機会ができました。
ピックギターはフローティングピックアップがジャックに直結しているのでトーンコントロールがありません。
(ついでにボリュームもありません)
アンプはクリーンチェンネルでゲインをフル、トーンはフラットにして、エフェクター側でトーンをテレキャスターの時よりハイ気味にしました。
これで、クリーンでやりたい曲用と歪ませたい曲用で歪み具合を変えてやると、ほぼ期待どおりの太くて粘っこい音ができました。

***

これでギターの音は固まったのですが、スタジオやライブのたびに自宅にあるアンプを持っていくのは不可能(というかメンドクサイ)なので、自宅にあるアンプと同じものをヤフオクで格安で落札し、店長の店に置いとくことにしました。

そして、俺の音が決まった記念(シケた記念だ・・・)で先週スタジオに入りました。
そこで出てきた問題ってのが店長のハープの音なのです。

今までのマイクとアンプの組み合わせだと、深みは無いにしても、そこそこのアンプリファイドなイケイケサウンドになったのですが、最近使い始めた新しいマイクだと、アンプが負けてなんか音がショボいのです。
歪みもそうですし、何よりも音圧が無い感じで。

で、スタジオで、俺のアンプにエフェクターはナシでハープを突っ込んで出力を上げてみると、これがなかなかいい。
でも、録音した音を聞いてみると、やっぱり線が細い感じがするのです。
やっぱりチューブがいいのかなあ。

とりあえず、聴感的にはイイ感じなので、これをもっと深くするために、アンプ探しも含めて色々と考えているところです。

普段、スタジオに入ったら、お互いに音を作りながら何かフレーズを弾いて、そのまんま持ち曲をやり続けるってことが多かったのですが、このときのスタジオは2時間じっくりと音作りだけをやりました。
たまにはこんなのも必要ですね。

***

音作りの長い旅、まだまだ入口のようです。

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2013/09/11

レジェンドシリーズ

前のエントリでも書きましたように、今年はホークス応援強化年です。
そんなわけで、結構観戦に行っています。

実際のところ結果はどうかというと、ヤフオクドームでの開幕戦こそ勝利したものの、その後5月の神宮でのヤクルトとの交流戦は最終回に1点差まで追いつくも惜敗、6月の東京ドームでのファイターズとの試合も9回に同点に追いつくも延長10回裏にサヨナラ負け、神宮でのオールスター戦もパリーグは敗北、さらに先日のヤフオクドームでのマリーンズ戦では2回表で5点を入れられて完敗と、なんと1勝4敗です。

もしかして今年の不調は俺のサゲチンが原因かも、と思い始めています。

そんな中での今年最後の東京ドームでの対ファイターズ3連戦が9月3日~5日までありました。
これは行っとくべきだろうと9月3日火曜に東京ドームに行ってきました。
前週のヤフオクドームでのマリーンズ戦に続いて2週連続の観戦です。

***

先週金曜からの3連戦とこの3連戦、パリーグはレジェンドシリーズと言って、過去のユニフォームを着て試合をする、という企画でした。
よって、ホークスは福岡移転をする前の最後の南海ホークスのユニフォームを着用ですし、ファイターズは北海道移転前のユニフォームです。

Tokyodome

ちなみに、ロッテは昔の川崎球場の頃、バッファローズはイチローが若手だった頃、ライオンズは清原とかがいた頃のユニフォームです。
どれも色んな思い出があって、懐かしいです。
イーグルスは普段と同じようでしたが。

ホークスは、選手の応援歌や球団歌、チャンステーマなどもすべて南海時代のものにするそうです。

***

チケットはかなり前に買っていたのですが、何せ自由席なので早めに行くことにしました。
開場が16時15分にも関わらず、会社を出たのが12時半というスチャラカぶりです。

とりあえず、店長Qの店に行きました。
新しい店ではランチをやっているので昼でも開いてるんです。

で、ギターの弦を張替えながら、ビールとハイボールを飲みました。
別に球場にギターを持っていくわけではないのですが、ちょうど時間的にいいタイミングだったので。

15時半くらいに、食い物をテイクアウトで作ってもらい、16時くらいに到着しました。
東京ドームの外野席ってのは、ホームもビジターもホーム側の1つの入口(25番ゲート)から入るので、ファイターズファンとホークスファンが入り乱れて並んでいます。

この日、ファイターズはチケット+500円で復刻ユニフォームを配布していたので、すでに長蛇の列となっています。

***

予定を5分くらい過ぎたあたりで列が動きだしました。
球場内に入り、レフトスタンドに入ると、思ったより席に余裕があります。
ファイターズ側はギッシリですが。

待ち時間で、早速ビールを飲んだりメシを食ったり、ネットで情報収集をしたりしていると、レフトスタンドも埋まりはじめました。

スタメンが発表されたのですが、そのときのマークも南海でした。
写真、見えるかな?

Scoreboard

その後、元ファイターズの岩本勉と元ホークスのカズ山本(和範)との1打席対決や、各種セレモニーがあり、いよいよプレイボールです。

***

試合は先発バリオスが1回の裏に1点を失ってしまいます。
なんか、また、序盤から失点して今日はおしまい、ってことになるのかとイヤな予感が漂います。

しかしその直後の2回表、柳田の四球の後、首位打者長谷川が俺のすぐ近くに飛び込む2ランホームランで逆転です。
打席に立った長谷川を見て「あ、打ちそう」と思った直後の豪快なホームランだったので、鳥肌が立ちました。

選手の応援歌は、スタメンの打順ごとに以下のようになっていました。
南海最後のころの選手ってことは、すなわち福岡ダイエーホークス最初期の選手なので覚えているし懐かしいです。

1. 中村 → ?
2. 今宮 → 小川史
3. 内川 → 岸川
4. 柳田 → 佐々木誠
5. 長谷川 → 山本和範
6. 松田 → ?
7. 明石 → 湯上谷(!!!)
8. 本田 → 森脇?
9. 細川 → ?

前節の楽天3連戦では、5回までは南海の応援歌、6回以降は現在の応援歌でやっていたのですが、この日は最後まで南海の応援歌でした。
なので、ちょっと新しいファンには馴染みがなく、応援がチグハグな感じがしました。

その後、3回裏に同点に追いつかれ、4回裏に1点を追加されてスコアは2-3とホークスのビハインドになってしまいました。
以降、2アウトからスコアリングポジションで松田という場面が2回ほどあったのですが、2回とも凡退でチャンスをモノにできません。

結局試合はこのまま動かず、2-3で惜敗してしまいました。
今年1勝5敗です、俺のサゲチン説確定っすね。

***

試合は負けてしまいましたが、長谷川のホームランで逆転したり、何度か同点に追いつくチャンスがあったりと、前週のマリーンズ戦よりは数倍楽しめました。

やはり気になるのは松田の調子。
今年はシーズン序盤から4番に座り、中心選手として、ムードメーカーとして活躍してきたのですが、ここ最近は絶不調です。
前節からはついに6番に落ちてしまいました。

松田という選手、何も考えてなくて、初球から悪球を打ちに行ってあっさり凡退したり、チャンスでもあっさりファイルフライとかで討ち取られたりするかと思えば、調子に乗るとチャンスに強くこれでもかというくらいに打つという両極端なところがあります。

いつもイライラさせられるのですが、たまに胸のすくような活躍をしてくれます。
これって、先日のマリーンズ戦のエントリで

「今回の試合など、帰宅してもまだ怒りが収まらないくらいのクソ試合だったんですが、やっぱり翌日には見てしまいますし、爽快な勝ち方をすれば気分いいし、と見放すことができないのです。」

と書いたホークスそのものですね。
なるほど、松田という選手は、ホークスそのものを体現している選手なんだ。

***

翌日の9月4日の試合は2点先行した後に6点を取られて逆転されたのに、さらに4点を返して同点となって延長に。
そして延長12回の表に中村の3ランで突き放し12回裏に1点取られたものの勝利しました。

6時間を越える試合時間で、ホークスはベンチ入りが1人、ファイターズは2人しか残っていないという総力戦を制しました。
これぞまさにホークスという雑で楽しい野球です。

こういう試合見に行きたかったなあ。

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2013/09/09

2013夏の帰省 - 暴食編

さて、福岡帰省の最後として、食ったものを列挙しておきます。

***

8/24は昼に福岡空港に着きました。
一旦天神まで出てきて、何を食おうかと調べてみたら、久留米ラーメンの「大砲ラーメン」が天神にありました。
昔はIMSにあったのですが、今は警固神社から国体道路を渡ってちょっと入ったところに移っていました。

今回思ったんですが、大砲ラーメンって店に入った瞬間(というか店の前にいる段階で)けっこうしっかりとトンコツの匂いがあって、濃厚だけどあっさりしたスープというイメージだったのですが、なんか今回食ったのは「単にあっさり」というものでした。
ちょっと残念。

夜は実家でオフクロの手料理です。
帰省して手料理食べて「これぞ地元のオフクロの味」となるのが普通なんでしょうが、ウチはオフクロがずっと働いていて、料理はバアさんがずっと作っていたので、全くもって「オフクロの味」という感慨が無いんですよ。

***

8/26の午前中は荷物整理で出てきた大量の廃棄物を処分しに色んなところに行ってました。
で、ランチ時間になったんで、ウドンを食うことにしました。

大体、福岡でウドンを食おうとすると、車の場合は「牧のうどん」か「ウェスト」になることが多い(そしてこの2店とも俺は好き)なんですが、今回はチェーンではない個人経営のウドン屋に行きました。
随分前にバアさんの葬式で帰ったときに食って美味かったので、もう一度食いたいと思いまして。

丸天ウドンにゴボ天トッピングで、あとはカシワメシのオニギリという俺の最後の晩餐メニューです。
これでいつでも死ねるっす。

***

8/27は朝から前夜に釣ったアジを刺身にして食いました。
朝からビール飲んでるし。

その後、昼を目安に中州に行きました。
目的は、イカの活造りを食うというものです。
前日に予約しておいた「河太郎」のランチです。

水槽に泳いでいるイカ(ケンサキイカ)をすくってすぐに調理ります。
ゲソの部分とかはまだ動いています。

Ikasuiso Ika

活造りのイカ、イカのすり身(?)が入った薩摩揚げ(?)の煮物、イカシューマイ、ゲソやエンペラのテンプラ、ご飯、味噌汁、香の物というランチメニューでざっと2000円です。
あとは追加で塩辛を注文。
またまたビールを2杯くらい飲んでしまいました。

夜は適当に天神で買って行った惣菜をドームに持ち込んで、野球観戦をしながら食いました。

***

最終日の8/28は、オミヤゲやその他買い物のために午前中から天神に出ていました。
で、最終日のランチと言えばラーメンでしょう。

暑い中、天神から長浜まで歩いて「元祖長浜屋」です。
うまいかどうかは問題じゃなく、一番馴染んでいる味です。
400円だったラーメンが500円に値上がりしていました。

帰りのフライトは21時くらいだったので、夕食も食っておくことにしました。
何か忘れてる、と思ったら、サバやヤキトリを食ってませんでした。
適当にぐるなびとかで検索して、18時くらいから親不孝通り(親富孝ってなんじゃい!)の西側のエリアにある居酒屋に行きました。

この店が大当たりで、サバの刺身、胡麻鯖、サバの茶漬け、ヤキトリ(基本のバラ、ズリ)、サガリ、などなどを堪能しました。
羽田からは車運転して帰らないといけないので、酒が飲めなかったのが残念です。
また戻ってきたら行きたいと思います。

***

とまあ、羅列になってしまいましたが、こんな感じです。
今回も良く食いました。

今までは数年に1回くらいしか帰省しなかったのですが、今年は正月(友人の葬儀)、3月(バアさんの法事)と3回目です。
その都度、こんなに盛り沢山で食うってのも贅沢な話ですね。

***

「食」とは関係ないのですが、博多手一本という、手締めがあります。
山笠などで、櫛田入りの前とか後とか、あるいは飲み会の〆とかそういう色んな場面で博多で行うものです。
いわゆる三本締めとかと同じです。

3回目のリズムがちょっとツッコミ気味でおもしろいのですが、これってずっと昔からやっていてリズムはわかっていても何て言ってるのかしっかりと理解していませんでした。

で、実家で新聞を読んでいると、この三本締めに関する記事があり、東京と大阪と博多それぞれの掛け声とリズムが書いてありましのでついでに。

Teippon

なるほど「祝うて三度」って言ってたのか。
今までは、「いよー(パンパン) もひとつ(パンパン) ゴニョゴニョ(パパンパン)」ってしてましたもん。
40数年目にして、初めて理解しました。

***

以上、2013夏の帰省でした。

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2013/09/07

2013夏の帰省 - 野球編

福岡への帰省話、次は野球編です。

今まで、帰省のたびに何度かヤフオクドーム(福岡ドーム)に足を運んでいました。
が、両親と行くことが多く、チケットを頼んでおくと大抵内野指定席ということばかりでした。

今年は俺の中ではホークス応援強化年(今年だけじゃないつもりですが)です。
ファンクラブも久々に入りなおしたし、試合は毎日チェックしているし。
なので、せっかくのホークスの本丸に行くので、今回はライト側外野スタンドで応援したいと思っていました。

よって、両親の分も含めてこっちでチケットを取りました。
ヤフオクドームの外野席というのは指定席なので、ネットで申し込み、セブンイレブンとかで発券することができます。
ファンクラブ会員なので、1枚800円、しかも会員だけでなく、会員が取れば全員分が800円で購入できます。
そりゃあ地元にいれば、1枚800円なら全試合とは言わなくてもちょっと時間があればしょっちゅう行くことできるよなあ。

そんなわけで、8/27のマリーンズ3連戦の初戦にヤフオクドームに出撃しました。

この週は、ペナントレース2位のマリーンズ3連戦+ペナント1位のイーグルス3連戦と、現在3位のホークスにとっては大事な大事な6連戦です。
金曜には田中マー君が出てくるので、この6連戦を勝ち越すには金曜以外の5試合で1回しか負けれません。
つまり、この6連戦の初戦であるこの試合はとても大事なわけです。

***

16時半に開場なので、天神で食料などを購入してちょっと早めにホークスタウンに着き、買い物を終えて16時半過ぎに球場入りしました。
平日の試合だというのに、こんな早い時間から結構多くの人がいます。
指定席なのに、まったくもって博多の人間はせっかちです。
まあ、俺もそうなんですけどね。

で、この試合開始までの1時間半って、思ったよりあっという間に経つんですよね。
飲んだり食ったり双眼鏡で色々見てたりしてたらほどなくプレイボールです。

***

先発は前週に久々の勝ち星を上げた新垣渚です。
今週も頼むぜ、と期待した立ち上がりは三者凡退に押さえる上々の滑り出しです。

ところが悪いことに、2回表に捕まります。
新垣は1回2/3でノックアウト、続く中継ぎ陣も乱調で、この回で5点を与えてしまいます。
さらに3回表にも1点を与えてしまい、序盤で0-6とほぼ勝負を決められてしまいました。

両親は3回表で球場入りしたのですが、すでに0-5、すぐに0-6になっていたので、早くも帰りたそうになっています。
これまたせっかちなんですよ。

せめて打線が爆発して、追いついたり逆転したりはできないまでも、追い込むくらいをしてくれれば見ていて面白いんですが、この日は1回裏にヒット1本と四球1つ、2回裏にヒット1本が出ただけで、あとは3回以降すべて三者凡退というテイタラクでした。

ものすごく楽しみにしていたホームゲームだったんですが、終わってみれば試合が動いたのは2回表3回表のみで0-6で負けました。
今年のダメなときのホークスを象徴するような、投手陣乱調&貧打という試合でした。

***

今年のホークス、ほんとに投手陣が壊滅ですね。
エース攝津以外、当初の先発陣はいなくなりました。
その後、入れ替わり立ち代り現れる先発要員にも試合を作れる選手がいません。
中継ぎ陣は悪くは無いのですが、一昨年のような完璧さも無い。

野手にしても、打撃にムラがあります。
無駄に大量得点を挙げる日もあれば、沈黙する日もある、と日替わりです。
首位打者の長谷川をはじめとして、リーグ最強の打撃陣のはずなんですが、これでチーム順位が上がらないというのは投打がかみあっていない理由ですね。

***

ホークスが博多に来て25年近くが経とうとしています。
しばらく弱かったですが、段々と常勝軍団に成長しました。

博多の人間は特に熱しやすく冷めやすいところがあるので、ダメになったらあっというまに捨てられます。
そういう危機を越えて、今ではすっかり地元に根付いてますね。

帰京する直前に飲み屋でメシを食っていたら、隣の座敷にサラリーマンが3人くらい飲んでいたのですが、ごく普通にホークスの話題です。
俺が上で書いているようなシロウト評論合戦を繰り広げているのです。
店の中ではテレビでホークスの試合を流しているし、ごく自然に「鷹の祭典」仕様のウチワが客用においてあるし。
ローカル局の朝の情報番組では、7時から20分間くらいはホークスの話題ばかりを流しています。

今回の試合など、帰宅してもまだ怒りが収まらないくらいのクソ試合だったんですが、やっぱり翌日には見てしまいますし、爽快な勝ち方をすれば気分いいし、と見放すことができないのです。

なんというか、ダメ男にいつも振り回されていて、いつもイライラしているのに、たまに優しくされると「やっぱりワタシにはこの人がいないと・・・」と思ってしまうバカ女になった気分です。

Uchikawa

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2013/09/05

2013夏の帰省 - 釣行編

また更新間隔が開いてしまいました。

今年の夏は色々と忙しくて、夏合宿で伊豆に行った2週間後に福岡に帰省しました。
主な理由は実家から倉庫などに入っている荷物の大幅な整理をしたいから帰ってこい、というものです。
要は人足として徴募されたというわけです。

ただ、せっかく帰省するので、肉体労働だけではなく、野球を見に行ったり、美味いものを食ったり、そして釣りにも行くことにしました。

予定としては

  • 8/24(土) 午前のフライトで福岡に移動。
  • 8/25(日) 終日自宅で肉体労働。夕食後、0時くらいの到着を見越して釣り場へ移動。
  • 8/26(月) 未明から朝マズメにかけて釣り。帰宅して調理・休息後に廃棄物の処理。
  • 8/27(火) 午前中にあれば残作業。午後から出かけて買い物などをした後18時からヤフオクドームでナイター観戦
  • 8/28(水) 昼過ぎに実家を出て、買い物などをした後、21時近くのフライトで帰京。

というものでした。

まずは釣りについて書いてみます。

***

釣行先は6年前に夏合宿番外編として行った佐賀の唐津近くの地磯です。
釣果を調べてみると、アジが釣れていて、ヤズ(イナダ)、ネリゴ(ショゴ)、ヒラゴ(ヒラマサ幼魚)、シイラなどの青物もちょこちょこは回遊しているようです。
また、アオリやヒラスズキも有名なポイントのようですが、季節的には厳しいようです。

ちなみに前回は夜釣りでマメサイズから尺サイズくらいまでのアジが80匹ほど釣れました。

今回も親父と一緒に行くのですが、基本的には夜中に行って一晩アジを狙って帰ってくる、というつもりのようです。
前回は明け方に弓角をやってみてカスリもしなかったので、今回はジグやプラグで狙ってみようと思いました。
また、アジに関しては、あの魚影の濃さなので、今までしっかりと狙ったことの無かったルアーでやってみようと考えました。

当然実家にはルアータックルはありませんので、タックルは持っていくことにしました。

  • 青物用
    さほどでかいのは出なさそうなので、いつもの9ft6inショアジギングロッド+4000番リール+PE2号+フロロリーダー8号の組み合わせに、30~60グラムのジグにポッパーやダイビングペンシルやスキッピング用のミノーシェイプジグ、メタルミノーなどを準備しました。
    水深はそこそこあるのですが、さほど潮流が速くはないようなので、ジグはおそらく40グラムが中心になると想定しました。
  • アジ用
    本流トラウト用7フィートロッド+2500番リール+5ポンドナイロンという、本流そのまんまの組み合わせに、メバル用のワーム類を準備しました。

    ロッドに関しては、本流トラウトロッドはライトソルト用万能ロッドと化してしています。
    真夏の伊豆以外の季節では常に持って行って、本流トラウトにメバルにカサゴにメッキにカマスにと大活躍です。
    今回も出番です。

    ワームのリグですが、基本的にはメバルやカサゴと同様、フライフックにストレートワームを刺し、1グラム~4グラムくらいまでのガンダマをフックのアイ近くに装着するというジグヘッドリグを模したリグでやるつもりでした。
    また、ポイントが遠かったり深かったりした場合にジグヘッドでは難しい場合のためにMキャロの6.3グラムと11グラムも持っていくことにしました。

ロッドは、10年近く前にアメリカに行った時に買ってきた、150cmから200cmくらいまで伸縮するプラノのロッドケースに入れて持っていきます。
このケース、滅多に使わないのですが、飛行機で釣具を運ぶときとかには便利なんですよ。
直径15センチくらいあるので、ロッド2本は楽に入りますし。
今までも、沖縄屋久島、以前の福岡帰省など数回フライトしています。

その他のタックルや小物は普段メインに使っているショルダーバッグにコンパクトにまとめて、スーツケースの中に入れて送りました。

***

福岡に着いた24(土)の夕方から、秋雨前線に伴う雨が降り始めました。
山陰地方に未曾有の降水量を記録したあの雨です。
これが、明けて25(日)になっても降り止みません。
まさにサゲチンの面目躍如!
結局、予定の25日夜に出発して26日未明~朝マズメまでの釣りは断念しました。

が、これで諦めるわけにはいきません。
ウチの親父も、遊びに関しては執念深いところがあります。

25(日)はフルフルに作業をして、トータルの予定量+αを完了させました。
そして26日の昼過ぎまでに廃棄物の処理を完了しました。

これで残りの数日は作業がありません。
頃合い良く、26日の昼過ぎには完全に雨も止みましたので、夕マズメをやってから日付が変わるくらいまでアジを狙うということにして15時前に実家を出発しました。

親父は明るいうちは遠投カゴ+付けエサ(アミ)でチヌなどを狙い、暗くなってからは遠投カゴ+サビキでアジを狙うとのことです。
そこで、途中にエサを買うために釣具屋に寄りました。

6年前もこの釣具屋に寄ったのですが、深夜でエサと氷だけを買ってさっさと移動したので店の中をちゃんと見なかったのですが、今回は少しゆっくり見てみました。
なんと、このあたりはマル/ヒラ両方のスズキや青物、アオリ、アジ、根魚など、俺が好むソルトの釣りモノほとんどが活発のようなのです。
それに伴い、ルアー類も豊富に置いてあります。

ちょっと青物のルアーを見てみると、まさに地磯仕様のプラグ類も伊豆の量販店以上の品揃えです。
夏合宿でロストしたヤマリアのポップクイーンの105mmも売っています。
合宿最終日のカヌーで使うために急遽通販で探しても即納できるものが見つからなかったのに、ここでは普通に数色売っているのです。

「パパァ、ボクが欲しいルアーが売ってるんだけど買っていい?」とは言いませんでしたが、さりげなく買い物カゴに忍ばせておき、まんまとスネカジリでゲットです。
40代も中盤に差し掛かろうというのに、情無い話です。

***

そんな感じで多少時間がかかってしまいましたが、車を止め、20分ほど歩いてポイントに到着しました。
この時点で17時半、日暮れまでは1時間半の青物勝負開始です。

まずは、親父(の財布)に敬意を示して、ポップクイーンからキャスト開始です。

かなり横風が強いので、多少飛びは悪いです。
また、完全に目の前に太陽があり、ほぼ泳いでいるルアーは見えません。
が、まわりにほとんど人がいない(親父以外)地磯から、大海原にフルキャストして、いつドカンとアタックしてくるのかと期待を高めながらする釣りは最高です。

最高ですが、数10投(実際は10数投)もすれば飽きてきます。

次はダイビングペンシルです。
なるべく大味にならないように心がけたアクションを心がけます。
ダイビングさせるごとにいつバイトがあるかハラハラしますが、何せ逆光でルアーが見えないので「いつバイトがあるか」どころか「いつダイビングしているか」さえも見えませんが、細かいことは気にしてはいけません。
暮れなずむ磯に二本足で立ちはだかり、玄界灘に向かってフルキャスト。
これぞ海の漢(おとこ)という気分での釣りは最高です。

最高ですが、数10投(実際は10数投)もすれば飽きてきます。

さて本命のジグ、いきますか。
6年前、この場で玄界灘で初めての弓角を投げた漢(真偽不明)と言われた俺ですが、所詮弓角は主に表層付近の釣りです。
大マサや大カンパは底を取ってナンボです。
やはりジグで深いレンジ、広いレンジを探るべきだったと後悔しているのです。

まあ、つい最近は弓角よりジグの方が面白いってのもあるので、後悔したのもつい最近なんですけどね。
あと、このエントリの上の方ではネリゴとかヒラゴとか言ってるのに、いつのまにかターゲットが大マサに大カンパになっているのは、磯+玄界灘+海の漢から来る補正がかかっていると、賢明な皆さんはおわかりでしょう。

そんなわけで、潮流はさほど速くなさそうなので、まずは40グラムのロングジグをチョイスです。
普段、ショアジギングではロングジグよりもショートジグをチョコマカやるのが得意なんですが、何せ地磯です、玄界灘です、海の漢です、大マサ大カンパです。
何の根拠もなく、ロングジグなのです。

親父のカゴには、10センチくらいのマメアジがごくまれにヒットしています。
マッチ・ザ・ベイトからするとまさに平べった目のショートジグなんですが、そのときは全く考えも及びませんでした。
何せ、地磯です、玄界灘です・・・(以下略)

横風を切り裂きジグをキャスト、ラインの放出量で大体80~90メートルくらいです。
底を取り、ロングジャーク、ワンピッチ、ハイピッチ、ショートジャーク、スロージャーク、ジャカジャカ、タダ巻き棒引きと手の内をすべてさらけ出しています。

何10投かして、底を取り、シャクリを入れた瞬間、ガツンときました。
オリャー!ヒーット!でかい!
俺のオタケビが玄界灘に響き渡ります。
ガッツリとアワセを入れてファイトに移ります。

もちろん、根ガカリでございました。
確かに生命反応があったはずなのになあ。

PE2号とはいえ、ガッチリとイっちゃってます。
さらに、数10m先なので、ロッドをあおって外れる気配もありません。

しょうがなく、切ることにしました。
何10mもロストしたらPEラインが勿体ないし、システム組み直すのメンドクサイから、できればルアーの結束とかで切れないかなあ、と思って手袋をしてラインを引っ張りました。
かなり難儀して、やっと切れたのは、リーダーとの結束部分でした。

まあ、PEそのものがゴッソリ減らなくて良かったとポジティブに考えて、システムを組み直しました。

この時点で時刻は18時半を過ぎています。
そろそろ日が暮れるので、これからがラストチャンスです。
さて、何をやるか、と考えて、選んだ選択肢はダイビングペンシルです。

必死でキャストとアクションを繰り返していたのですが、結局何も起こらずに日が暮れました。
一瞬、手前で、ベイトがピチャピチャっとしたのでチャンスかと思ったのですが。

***

暗くなってきたのでアジ狙いにスウィッチです。

だいぶ収まってきたとはいえ、まだそこそこ風があります。
また、40グラムのジグをフルキャストして、底を取るまで大体20カウントくらいだったので、ジグに比べてかなり手前とはいえ、そこそこの水深はあるようです。
親父に聞くと、ウキ下は竿2本とのことなので、10mくらいっすね。
そこで、ジグヘッドモドキリグではなく、Mキャロを使うことにしました。

11グラムのMキャロだと、ちょっと重過ぎる気がしたので、6.3グラムを使うことにしました。
リグは、Mキャロを通してウキ止めゴムを介して小さいスイベルを結び、その先に0.8号のフロロリーダーを50センチくらい付け、その先にワームの付いたフライフックを結びました。

で、しばらくはキャストしてカウントダウンをしてタダ巻きをしていたのですが、まったく釣れる気配がありません。
つか、こんな使い方ならメバトロボールでもいいやん。

というわけで、地磯の上でスマホを駆使してMキャロの使い方を検索です。
俺って情報強者!と自画自賛です。
今まで何も考えずに使ってきたボクのバカ!

で、調べた結果によると、Mキャロはキャストして任意のところまで沈めたら、2-3回巻きながらシャクって、フリー/テンションフォールさせたり、リトリーブしたり、ロッドでサビいたりする、というアクションだそうです。
その際に、特にフリーフォールの場合はゆっくり沈下するMキャロそのものをワームが追い越してテンションを保ちながらフォールするために、ワームはフックだけではなく、0.5グラムくらいのジグヘッドを使う(俺の場合はガンダマを打つ)のが良いそうです。

ちょうど、リグを修正した頃、親父が20センチちょいのアジをキャッチしました。
スワ(死語)!時合いか!と思い、親父の近くに立ち位置を変えてキャスト開始です。

しかし一匹出てから後が続きません。

しばらくは黙々と、Mキャロの練習を兼ねて色々なアクションを試してみました。
そういうときは飽きないんですよ。

すると数10分した後に、また親父が同サイズをキャッチです。
今後こそチャンスタイムかも、と思い、シャクリの後にテンションフォールというパターンをやっていると、フォール中にコツっとアタリらしき感じがあります。
が、乗せることができません。

そうか、なぜにアジンガー(ダサい総称)が細いPEを使うのかというと、このアタリに反応してアワセるためなんやね。
ナイロン5ポンドなんて使ってるボクのバカ!

ただ、この玄界灘に面した地磯の上で、俺が持っているラインといえばこのリールに巻かれている5ポンドナイロンかショアジギリールに巻いてあるPE2号か、フロロ8号のリーダーか20mくらいしかない0.8号のMキャロ用のリーダーしかありません。
無い袖は振れないので、このまま5ポンドナイロンで続行です。

さて、感度が期待できないのであれば、あとは勘しかありません。
キャストして、沈めて、シャクッて、テンションフォールをしながらカウントダウンをしました。
すると、4カウントくらいでコツっと来ます。

もう、頼れるのはこれしかないので、バカの一つ覚えのように、テンション開始イチニィサンシィはいアワセ!とやってみました。
すると、何回かキャストした後、明確にアタリがありました。
スウィープに合わせてみるとなかなかの引きです。
見事にキャッチしたのは、やはり親父が釣ったのと同じくらいのサイズの20センチちょいのアジでした。

よっしゃ、狙いどおり!
ついに時合いキタ!と狂ったようにキャストを続けました。

結局、その後しばらくしてから親父がもう1本同じくらいのサイズをキャッチしましたが、23時くらいからまったくアタリがなくなりました。
俺もしばらくはゴクまれにコツっというアタリはありますが、乗せることができません。

時刻も0時を越えたので、まだ親父のエサは残っていましたが終了することにしました。
結果として、明るいうちに親父が10センチくらいの豆アジを4匹、その後暗くなってからは20センチちょいのアジを親父3匹、俺が1匹という(7年前に比べると)貧果でした。

まあ、とはいえ、初めてマジメにアジをルアーで狙い、キャッチすることができたのでヨシとしましょう。
さらに、息子がルアーフィッシングを始めてから30年以上が経つというのに、初めてルアーで魚が釣れるところを親父に見せてやれたのも冥土の土産(コラコラ)になったんだとヨシとしましょう。

以上です!

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