カテゴリー「映画・テレビ」の42件の投稿

2011/01/13

デジタルライフブルーズ 地デジDVD大作戦

自宅のレコーダーを買い換えて以来、録画されるTV番組は地デジになりました。

以前は地アナだったので、PCなどで見たい番組はDVDビデオにして簡単に観ることができました。
が、地デジをDVDに焼くと、DVDビデオ形式ではなく、CPRMという著作権保護情報が付いたDVD-VRというフォーマットになっています。
これって、普通にPCでは見ることができないのです。

ちょっと調べてみると、PCのDVDドライブがCPRMに対応していて、かつ、対応しているプレイヤーソフトが必要とのことでした。
自宅のデスクトップPCを調べてみると、DVDドライブはCPRMに対応していましたので、あとはソフトです。
が、大抵のことはフリーソフトでやる主義(簡単に言うとケチ)な俺なので、わざわざソフトを買うってのが片腹痛いわけです。
そんなわけで、地デジDVDを再生するのは諦めていました。

***

先週末、家電量販店に行きました。
当初、ヘッドフォンを買う目的だったのですが、イマイチ良いのがありません。

たまたまPCの周辺機器を眺めていると、「ネットブックに最適」と銘打った外付け小型DVDドライブが結構売っているのです。
今、俺のネットブックには外付け機器が無いのですが、常々DVDやCDを焼けるコンパクトなドライブがあったらいいな、と感じることがありました。

前にも似たようなこと書きましたが、なんか最近のPC周りの機器ってイメージしているよりも安いんですよね。
それじゃあせっかく量販店のポイントもあるし、ということで一丁購入しました。

***

帰宅して、早速セットアップです。
このドライブはドライバもWindows標準のものなので、難なく認識ができ、CDやDVDビデオの読み書き、データディスクの読み書きも問題ありませんでした。

このドライブにも色々とDVDの書き込みソフトなどが付属していました。
が、すでに使い慣れたものがあるので、特にインストールはしませんでした。
ところが、この付属ソフトをちゃんとチェックしてみると、CPRM付DVD-VRが再生できるソフトが付いていると書いてあるではないですか。

ってことは、このソフトを使うことで、ペンディングだったPCでの地デジ視聴が可能になるっつーことです。
早速試してみました。

***

方法は何も難しくなく、単にソフトをインストールしてディスクを挿入して視聴するだけです。

ところが、俺のデスクトップPCにインストールして、元々あったDVDドライブ(CPRM対応)で試したところ、フリーズしてしまって動作しません。
元々この内蔵ドライブ、ずっと調子が悪くて、CDやDVDを焼いた後ブルースクリーンで落ちたりすることが多々あるのです。

つまりドライブが悪いんだろうと思い、デスクトップPCに先ほど買って来たDVDドライブをUSBで繋いで再生してみました。
ところがところが、これまたフリーズして再生できないのです。
ってことは、OSが腐りかけているのかもしれません。
すなわち、デスクトップPCそのものが悪いってことです。

今度はネットブックに買って来たDVDドライブを繋げて試してみました。
すると、見事に再生成功でした。

***

そんなわけで、ほんの少しだけ環境が前進しました。
というわけで久しぶりのデジタルライフブルーズでした。

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2010/05/13

デジタルライフブルーズ アップデイツVI

伊豆での春合宿、7泊7日のうち、釣りをしたのが6日という、やりきった感があります。
そして今週月曜からシャバに戻って仕事をしています。
忙しいんで仕事が手に付かないということは無いんですが、仕事中、ときどき海の匂いや川の音がフラッシュバックしてきます。

この感覚が残っているうちに早いところラップアップを書き上げたいと思っているのですが、一息に書ききる気合いが入らないのです。

***

そんなわけで、お茶を濁すように、全然懲りないデジタルライフブルーズのアップデイツVIです。
多分、俺は黙々と書いていますが、みなさんに読み飛ばされているに違いない不人気シリーズです。

前回までのあらすじですが、ブルーレイレコーダ(BDレコーダ)の購入に伴い、以下のやりたいリストができました。

1) CATV番組との予約連動をしたい
→ セットトップボックス(STB)をiLink端子を持ったものに変更依頼

2) 録画した番組を携帯に持ち出して見たい
→ BDレコーダがMicroSDを認識しない

3) BDレコーダをサーバーとして、ネットワーク経由で録画番組を見たい
→ ちょっと先の話

3)はまだ時間のかかる話なので、割礼(割愛)します。

2)に関しては、MicroSDを一旦BDレコーダ上でフォーマットをすることで、以降普通にコピー&携帯で鑑賞できるようになりました。

ワンセグ画質になるので、大体1時間番組で120MBくらいです。
しばらくは、色々な番組を携帯に入れては通勤途中などに見ていましたが、元々あまりテレビを録画してまで見たりする方ではないのであっという間に飽きました。

問題は1)です。

***

伊豆に移動する日の5/1午後にSTBの交換をしてもらいました。
早速配線やテストをしてもらったのですが、まず今回交換してもらった機器が、新品ではなくユーズドのようで、なんかルックス汚いです。
まあ、STBはレンタルなので文句は言えませんが。

で、交換前はSTBとTVの接続はHDMIで繋いでいたのですが、交換したSTBはHDMI出力が無いのです。
まあ、確かにiLinkはありますが、機械としては今まで使っていたものよりは古い型なのです。
なんか釈然としないのですが、しょうがないのでSTBとテレビはD端子で接続しました。

STBとBDレコーダは予定どおりiLinkで接続し、STBがBDレコーダを認識していることまで確認しました。
一応、その状態で何も考えずにBSの番組を予約録画した後、バタバタと伊豆に移動し、春合宿を行いました。

***

伊豆から戻ったのが5/8です。

荷物の片付けを終えて、早速録画の結果を見てみると、BDレコーダには何も録画されていません。
STBの予約一覧を見ると、「録画機器がタコスケだから録画できませんでしたサヨウナラ」と書いてあるではないですか。

前回のアップデイツVで「これで動かなかったら腰が抜けるどころか腰が砕けます、多分。」と書きましたが、まさに腰が砕けました。
このまま使えないとなると、単に古い機器に交換して、TVで見るにはHDMIじゃなくてD端子で視聴するという完全ダウングレードになってしまいます。

今のところ解決策はありません。
毎晩毎晩、砕けた腰を引きずって「相性」という結果を否定するための作業をしています。

***

今日もWebなどで調べて、色々とやってみました。

すると、なんと、できました。
結局、何だったかと言うと、録画開始時刻にBDレコーダの電源を落としておかないといけない、というオチでした。

一応、今晩、1本録画してみてうまくいったら「完了」ということにします。

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2010/04/28

デジタルライフブルーズ アップデイツV

まだまだ懲りないデジタルライフブルーズ アップデイツVです。
なんか、シリーズ化していますね。
このシリーズ、もしかして「恋の道」とかより多くなるかもしれません。

***

先日エントリしましたように、現在、自宅のDVD/ハードディスクレコーダが調子が悪いです。
2,3ヶ月前から、ハードディスクに番組を予約録画していたら「ディスクの汚れなどで予約録画ができませんでした」というメッセージが出たり、録画済の番組を再生しようとしたらしばらく待たされた上で見れなかったり、などなどが頻発するようになりました。

釣り番組とか映画はたっぷり録るけど、連続ドラマとかではないので万一見れなかったらまあいいか、と思っていました。

ところが、そうこうしているうちにDVDも調子が悪くなってきて、ハードディスク上の番組のダビングができなかったり、ダビングはできてもDVD-Videoへのファイナライズができなかったり、挙句の果てに板によっては再生ができないという現象さえ現れました。

こうなると、使い物にならないので、修理をしようと思い立ちました。
通常、この手の修理代金ってやたらと高額になるのですが、保証書を見てみると購入先の家電量販店の5年保証に入っていたことが判明しました。
そして、その5年間の期限が今月末なのです。

***

無料なら修理をしない手はありません。
早速量販店に怒鳴り込み(嘘)、修理を依頼しました。

そして、なんとなく商品を見ていたら、気が付いたらブルーレイ/ハードディスクレコーダを買ってしまっていました。
超常現象です、おそろしい。
これでDVDレコーダは寝室用にケッテイ。

どっちみち、修理に出したDVDレコーダは地デジチューナーついてないので、来年夏には買い換えようと思っていました。
また、ホントは地デジチューナのついたDVDレコーダーを買おうかと思ったのですが、今、ブルーレイじゃないレコーダなんてほとんど売っていないので、ブルーレイにしたのです。
などなど、自分に対する言い訳を沢山しています。

***

帰宅して配線です。

今までは、

1) CATVのSTB(セットトップボックス)→(アンテナ)→DVDレコーダ→(アンテナ)→テレビ

というテレビ受信用の配線と共に

2) STB→(HDMI)→テレビ

というCATVの番組をデジタルで接続したもの、かつ

3) STB→(アナログ音声+S端子)→DVDレコーダ→(D端子)→テレビ

という配線がありました。

これが、1)と2)は変わらないのですが、

3) STB→(iLink)→BDレコーダ→(HDMI)→テレビ

という、デジタル一気通貫ルートができるのです。
しかもSTBとBDをiLinkで繋ぐことによって、今まではSTBとレコーダの2箇所でやらないといけなかったCATVの番組(およびBS)の予約連動もできるようになるのです。

***

これ、シビレる、最高。
と思って早速配線をしたのですが、何となんとナント、ウチのSTBにはiLink出力の端子が無いじゃありませんか。

かなり腰抜けました。
STBとの相性を考えて、パナソニックにしたのに、いきなり前提が覆りました。
今までは全く気にならなかったのですが、

***

が、こんなことではメゲません。
まず、CATVに電話して、STBの機種変更ができるかどうかを確認しました。
3150円かかるようですが、毎月の金額にも変わりはないようですので、機種変更をすることにしました。

BDレコーダのカタログでは、機種変更をしたものが動作確認済になっていないので、Webで調べてみました。
ウチのとは別のCATV会社が独自で動作確認をしてくれていました、イヤッハー!

再度CATV会社に電話し、他の会社がやってたよお前のとこも少しはやれ、とイヤミをたっぷりで機種変更を依頼しました。

今週末に交換されます。
これで動かなかったら腰が抜けるどころか腰が砕けます、多分。

***

このレコーダ、録画した番組をワンセグにして携帯電話に持ち出せるみたいです。
俺の携帯も対応機種になっていたので、MicroSDにアダプタ付けてさっそく試してみました。
が、MicroSDを認識してくれません。

これは近々解決したります。

***

さらにこのレコーダ様、LANを介して、DLNAという規格に準拠したプレイヤー(テレビや専用機やPS3やPCソフト)でレコーダ内のコンテンツを見ることができるようです。
こんなことする必要性全くありません、が、試してみないと気が済みません。

などなど、まだまだ夢は膨らみます。

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2010/04/22

Cadillac Records

こないだ、おなじみ店長QがDVDを貸してくれました。

さっそく見ようかと自宅のDVDプレイヤーにセットしたのですが、予告編が終わった時点で固まってしまいます。
板が悪いのか、あるいは最近調子悪いウチのDVDプレイヤーが悪いのか。

DVDプレイヤーがダメならパソコンではどうだろうかと思い、再生してみました。
ウチのパソコン、DVD-Rドライブ周りが5年くらい調子悪く、イヤな予感がしたのですが、板にアクセスし始めてすぐにブルースクリーンで落ちてしまいました。

そんな感じで借りてから10日間くらい経ってしまったのですが、先日やっと見ることができました。
ちょっと時間があったので帰宅途中でネットカフェに寄り、DVDからisoを吸出し、SUGOIケーブルでネットブックにコピーするという方法です。
帰宅後なんだかんだとやることがあって、パソコンの前に座れたのが24時過ぎです。

***

で、何を見たかというと、「キャデラックレコード」という映画です。

ちょうど最近たまにコメントをくださるTroublogのKen-Gさんもこの映画についてエントリされていましたので、トラックバックしておきます。

Troublog - Cadillac Records / DVD

内容は大まかにチェスレコードの立ち上げから衰退までを、レナード・チェスとマディ・ウォーターズを主人公に描いたものです。
カタリベとしてウィリー・ディクソン、あとはリトル・ウォルターやハウリン・ウルフ、チャック・ベリーやエタ・ジェイムズなどがからんできます。

こういう伝記もの、しかもミュージシャンが主人公のものって、イメージと違ったり演出とかが気に入らなかったりで、あまり好きになれないんです。
シド&ナンシー、ドアーズ、ベルーシ~ブルースの消えた夜、などなど。

これは、かなり楽しめました。
最初は全然似てねえと思っていた登場人物も、いつのまにか本人に見えてくるから不思議です。

キャラとしてはリトル・ウォルターが素晴らしかったっすね。
初めてアンプリファイドハープ(アンプにマイクを突っ込んでハープの音を増幅するセッティング)を演るあたり、なかなかニヤリとさせられます。
ウルフもイメージするキャラに近かったですし。

ブルーズが好きな人は楽しめると思います。

ブルーズに興味がない人はどうだろう。
多分楽しめると思いますし、これでブルーズを好きになってください。

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2009/12/20

オトナに褒められるオトナはとってもバカ

いやいやいや。

俺、テレビほとんど見ないんすよね。
特にドラマ、見ないっすよ。

オンナコドモじゃあるまいし、毎週続きを楽しみに待ってドラマなんて見れねえ、っつーの。

と、思いつつも、ついついシリーズ開始の予告編を見て幕末好きの血が騒いでしまったんで、日曜21時TBSのドラマ、「JIN -仁-」を結局全話欠かさず見てしまいました。

で、先ほど最終回が終わりました。
なんつーか、クソでしたな。

このドラマ、プロットも各出演者の演技もスケール(=世界観)もすばらしかったっす。
もう、マンキツ篭って原作読み倒してしまおうかと思ったっすもん。

前話までも全然OK、すばらしかった。
が、最終話だけ、しかもオチのみがクソでした。

視聴率が取れたんですね。
だからついついスケベゴゴロが湧いてしまったテレビ局の小物が、エライヒトに褒めてもらおうと思って、「これは先に結論を延ばしましょう」とかなんとか御注進しやがったであろうことは容易に想像できます。

この最終回の構想を考えて実行し、おそらく実現されるであろうパート2かドラマスペシャルか映画かを推進しようとしている人間とそれを承認した人間は恥を知るべき、大バカです。

出演者や製作スタッフなどすべてのステークホルダーやせっかく楽しみにしていた視聴者にとって何も得はありません。

オトナがオトナに褒めてもらおうと、一生懸命ケツを舐めようとするのって、最高に見苦しいっす。
なんかヤだなあ、不純すぎて。

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2009/10/16

景気付け

ここ最近、ジワジワと忙しくなってきています。
が、バリバリと忙しいんじゃなくて、中途半端に忙しいんですよ。

退社時間は相変わらずそこそこ早いんですが、プールに行くにはちょっと遅い。
そんなわけで、ここ2週間くらいあまり泳いでおらず、平日単独水泳倶楽部は開店休業状態です。

***

まあ、中途半端に早く帰宅するんで、やたらと本読んでいます。
それも新しく買った本じゃなくて、元々持っていた自宅にあるものなんですが。

現在のところは司馬遼太郎大先生の幕末モノを片っ端からです。
幕末モノがそろそろ終わるんで、次は戦国モノでしょう。

その後は池波正太郎大先生の剣客商売あたりになるんすかねえ。

***

そして映画も見ています。
最近俺的に大当たりだったのが、「ユージュアルサスペクツ」。

今ごろかよ、と言われそうですが、今ごろなんですよ。
俺の好きな映画の要素がたっぷり詰まっていました。

で、2回くらい続けて見てもまだちょっとモヤモヤが残ったんでWebを見てみたらこんなサイトがありました。
まだこの映画見てなくて見る可能性がある人はここ見ちゃダメっすよ、

そして、フッ、消えた.... 『ユージュアル・サスペクツ』 - カイザー・ソゼの謎 -

カイザーソゼ、すてき。

***

結局っすね、退屈じゃあないけど、なんかプライベートが停滞してるんですよ。
どれもこれも熱くない。

こういうときには風穴を開けるための景気付けが必要っすね。
やっぱりお祭りでしょう。

というわけで、11月に入ったくらいにライブでもやろうかな、と店長Qとは話しています。

***

10月も半ばにさしかかりました。
今年も歳を取りました。
20歳と240ヶ月になってしまいました。

俺、20代より30代の方が断然面白かったんで、きっと40代はもっとおもしろくなるはずです。

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2009/10/07

脳内BGM

先週土曜日に放映された「ザ・フィッシング」を録画したものを昨晩見ていました。

どうでもいい話ですが、ダイワのロゴ、変わってましたね。
なんかチンケなメタルバンドみたいなロゴですね。
ちょっと調べてみたら、

====
ダイワ精工株式会社は、2009年10月1日より「グローブライド株式会社」に社名を変更いたしました。
この社名変更に伴い、弊社Webサイトは新規アドレスに移行しております。
====

だそうです。
ダイワというのはフィッシング単独のグロ-バルブランドネ-ムになったとのことです。

さて、番組の内容は小豆島でのアオリイカをエギで狙うというものでした。
スクイッドクラッシャーズという微笑ましい名前のユニットが島を駆け回って釣りまくるんですが、これはこれで面白かったです。

やっぱり釣る人ってのは、色々と考えていますね。
多分、沢山の視点で分析や実践できるってのはイコール経験からくる引き出しが多いということでしょう。

が、今回のエントリの本題はその内容に関してではありません。

この番組中の音楽、ほぼ全編にわたってクラッシュの「Should I Stay or Should I Go」が流れ、他にもクラッシュの「Rock the Casbah」かつ最後はシド(ヴィシャス)の「My Way」で〆る、という構成でした。

ランガンスタイルで釣りをするときの心境「ここで粘るか、それとも移動するか」というのが「Should I Stay or Should I Go」にぴったりで、実際に早送り映像や差込みと組み合わせてなかなかカッコ良いデキでした。
最後の「My Way」はちょっと無理矢理感がありましたが。

***

最近、特にここ10年くらい(ずいぶん長い最近だ)のテレビの番組中やCMで流れる音楽って、やたらと俺のアンテナにかかる曲が多いと思います。
パンクを含めた60's-70'sのロックだったり、あるいは80'sのMTV勃興期のころ(=洋楽を聴き始めたころ)に良く流れていた洋楽だったり。
原曲の場合もあればカバーされたものもあります。

これって、ここ10年くらいの間、番組やCMを作る人間が俺と同世代ってことなんでしょうね。
彼(彼女)が表現したい映像とかCM、もっと言うと質感とか空気感があって、それに合う音楽を考えると当時自分が聞いていた音楽がひらめく、という感じなのではないかと思います。

音楽ってのは不思議なもんで、昔聞いていた音楽を突然聞くと、記憶の中のある情景とか空気感なんかが蘇ってきますよね。
あるいはある状況に出くわすと、突然何かの回路がつながったように、昔聞いてた音楽が頭の中に流れてきたり。

俺の場合、大嫌いなクラプトンの中では割と好きなアルバムであるデレク&ザ・ドミノスの「レイラ」の1曲目を聞くと冬の雨の中を車で走っている状況がフラッシュバックするのです。
フロントガラスに当たる雨とそれを拭うワイパー、湿り気を含んだ暖房の熱などなど。

あるいは、夜から朝になるときに、いきなりドカーンって朝日を浴びるときにはクラッシュの「Garageland」なんですよ。
これは以前に書きましたね。

***

いずれにしても、今回のザ・フィッシングは、ランガンによるルアーフィッシング(エギですが)というスピード感のある釣りということでパンクが取り上げられたわけですね。
これ、賛成。

他に釣法やターゲットと音楽を結びつけると案外傾向が出てくるんではないでしょうか?
多分、人それぞれでこの結びつきも変わってくるでしょうから、それもまた面白い。

***

俺の場合、以下のような感じでしょうか。
これは合う合わないというより、この釣りをやっているときに頭の中で鳴っている音楽なんですよ。

  • 渓流ルアーやテンカラ
    メロコアとかのちょっと軽くてスピード感のある最近のパンクです。
    日産のX-Trailのコマーシャルっぽい音というか。
    そういう意味ではクラッシュの「I Fought the Law」もここです。
  • トップウォーター(マウス等の弓角を含む)
    イメージは静寂を突然突き破る轟音です。
    曲とかアーティストで言うと何だろ。
    ミッシェルガンエレファントの「Danny Go」とか。
  • ヤエン
    だんだんと盛り上がる感じです。
    なぜかイメージはジャムの「Going Underground」。
    ランシドの「Fall Back Down」なんかもアリかなあ。
    ヤエンはこの曲のようにスピード感のある釣りではないんですけど。
  • フライ
    ライクーダー。
    ちょっとハマりすぎっすかね。
  • バス
    昔は俺にとってパンクだったんですが、最近はヤカラっぽいヒップホップとかそんなイメージっす。
    ディスしてやるぜ、みたいな。
  • 雷魚
    メタルです。
    ステージ前で客が首をグリングリン振ってるような。
  • シーバス
    ストーンズとかフェイセズのルーズでハッピーなロックンロール。
    ただ、この場合のシーバスは湾奥のネオンが移るドブフッコ狙いのときのイメージっす。
    これが荒れ荒れの磯でのヒラスズキになると、「仁義無き戦い」になるんですが。
  • 青物
    これはジョニーウィンターとかニューヨークドールズとかのやたらとテンション高いロックっす。
  • メバル等根魚
    フォークってわけじゃないですけど、アコースティックでサラっとした音楽ですね。
  • 帰路
    ボーズだったら、ブルーズしかないっすね。
    あとはトムウェイツとか。
    とほほ。

***

皆さんにとっての釣りの脳内BGMは何ですか?

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2009/08/26

少年メリケンサックマイディックミネ

先々週くらいに、いつものバーの店長Qからメールが来ました。

=====
今、少年メリケンサック見てます。
元パンクスのオッサンにはたまらんっすよ。
うわ、ミチローが出た。
=====

つか、俺様がオッサンですと?
確かに40目前ですが、まだ30代っすよ。

「元」パンクスですと?
確かに髪は立ててないっすけど、価値判断の基準はいまだにパンクっすよ。
ついこないだも、正しいパンクのギグをやったっすよ。

とは思いつつ、間違いなく元パンクスのオッサンであることには違いないわけです。
ムキー!

***

で、先週、わざわざ電車代を使っていつものバーに行ったわけです。
そしたらイノイチバンにDVDを貸してくれました、少年メリケンサック。

佐藤浩一は好きですけど、宮崎あおいってイマイチそそらないんよねえ、お、トモロヲ出てんじゃん。
などなど思いつつ、見始めるとさあ大変、すっかりやられました。

さすが、監督&脚本がクドカンなだけあって、ツボにビシビシ入れてきます。
見事にやられました。

***

ストーリーとかは見てもらえばいいとして、いわゆるパンクってのが何なのか、音楽のフォーマットなのか、ファッシ ョンなのか、価値観なのか、思想なのか、そういう視点で見てみると楽しめます。

何年か前に、久々にパンクのギグに行って感じた違和感も、
「最近じゃパンクはアニメや深夜のバラエティーのエンディングに成り下がった」
みたいなセリフとして表現されています。

要は、今はパンクが(むしろロックはパンク以上に)健康的なガキのオモチャになってしまってるんです。
もちろんガキのモノである必要はあります。
が、健康的なオモチャ、すなわちPTAが子供に安心して聞かせられる音楽になっちゃあいけないんです。

Tシャツ破って安全ピン付けてるのが正しいパンクとは言いませんが、親に罵られ警察やヤンキーにからまれといった ことで、その当時、自分の立ち位置は見えた気がしますもん。
少なくとも今のご時世、Tシャツに短パンで金髪だからといって職務質問はされませんよね。

別に疎外されたり世の中恨んだりグレたりはしていない普通の悪ガキでしたが、そうやって自分はパンクなんだと思い こみ、妙な格好したり妙な行動をすることが、世間様に対する意思表明くらいのつもりはありました。
(お前らにはわからねえだろ、みたいな逆説的な選民意識ももちろんありましたよ、お恥ずかしい。)

なんつーか、パンク聞いてパンク演って、パンクな格好をするってのに、ものすごい覚悟が要りました、俺は。
実は、単なる気負いであり、今からすると何言ってんだかって感じなんですが、当時は真剣そのものでした。

多分、今のご時世って音楽やカルチャーに対する間口が広くなってて、パンク(風な音楽)であっても毛嫌いされないんですよね。
だからとっつきやすいし、聞いたり演ったりするのに気負いもない。
逆に言うと、パンクじゃなくてもいいんですよ。

***

とかなんとか考えてしまいましたよ。

「昔のパンクは・・・」みたいなことをこんなとこで書くこと自体、「俺も若いころはちょっとはワルで・・・」と言いながらカラオケで半拍タメて「昴」や「マイウェイ」を歌うオッサンと何も変わりは無いのかもしれませんが、上記のようなことを思っちゃったんでしょうがないっす。
コトバのドレイなんで、書かずにいられないんすよ。

この映画、もちろん、単なるエンターテイメントとしても十分楽しめますんで、ぜひ見てみてください。
特に若ぇヤツら。

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2009/03/25

WBC

昨日のWBCの決勝、いいゲームでしたね。
純粋に野球っておもしれえなあ、と思いました。

***

ところでこの何日間かWBCをテレビで見ながら、バッターの後ろにある広告がすべて日本企業のものだというのが気になってしまいました。
英語とかスペイン語とかハングルとか出ないし。

で、調べてみると、こんなカラクリが。

のとーりあす WBCバッターボックス後ろの広告「なぜ日本語の広告ばかり?」 実はCG合成.

=============================
バッターボックスの後ろにある球場の壁には、ちょうどカメラに映るように広告がペイントしてあるのが普通ですが、海外の球場でもしっかり日本の広告が表示されているのを見て、不思議に思った人も多いはず。
実はあの広告のスペースは現地では無地となっており、位置検出技術を使ってCGの広告を合成して各国へ映像として配信しているもので、いわばヴァーチャル広告というわけです。

WBCだけでなく、世界各国の人が視聴するスポーツ中継では、広告だけでなく、さまざまなCG表現にお目にかかることができます。たとえば、競泳の中継で表示される世界記録を示すラインもそのひとつ。こういうCG合成は、アメリカンフットボールの中継で、攻撃の目標となる地点を表わすためにフィールド上にラインを表示したのが始まりといわれています。フィールド全体を見渡せない小さなテレビの画面では、こうした工夫によってゲームの状況把握が格段にアップします。

映画でも実写映像にCGを加えることはありますが、リアルタイムのスポーツ中継におけるCG合成は、複数のカメラアングルを考慮し、動いている選手の姿を邪魔することなく、その場に違和感なく溶け込んでいることが重要です。そのため、画像処理や位置検出にも細かい配慮がなされており、動かない WBCの
広告でも、その位置検出技術はもとをたどると軍事技術といわれています。一言でスポーツ中継といっても、実にさまざまな技術に支えられているものですね。
=============================

とのこと。
なるほどねえ、科学ってのはすごいねえ。

・・・・で済まされるんでしょうか?

なんか、これってすげえ危険じゃないっすか?
生中継と思わせるテレビを通してウソを見せて簡単に情報操作とかできてしまうってことですよね?

と、仕事の合間にテレビ見たりネット調べたりしているクセに社会派な俺様でした。

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2008/12/03

L Change the World

昨晩、「L」を見ました。

デスノートのスピンアウトってヤツだからかなりの頭脳戦を期待してたけど、なんかヒューマンな話でした。

でも居眠りもせずに最後まで見れたってことは自分としてはそこそこ楽しめたんでしょう、無意識レベルで。

なんかシンプルで派手でバカなロードムービーが観たいっす。

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