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2014/01/06

冬合宿2013-2014: (4) 1/2-4

皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

年が明け、昨晩伊豆から戻ってきました。
冬合宿後半をまとめておきます。

***

新春1/1ですが、毎年、大して長時間ではないのですが、初釣りと初日の出鑑賞を兼ねて出撃します。
が、今年は前日の大晦日からの爆風が引き続き吹き荒れていて、寝ていると家が揺れるほどでしたので、アラームをセットせずに自宅待機としました。

***

翌日の1/2も予報も実際も爆風のままだったのですが、初釣りだけはしておこうと、比較的風が穏やかだと思えるメガカサゴポイントに行きました。

まだ暗いうちに現場に着いたのですが、なんか竿を出すイキオイが無く、明るくなるまで車内で待機していました。
やっと7時くらいにタックルをセットして1時間半ほどカサゴを狙ってみましたが、穏やかな港内は異常なし、外向きの堤防では体が持ってかれそうな爆風という条件で、8時過ぎに終了しました。

今年も荒れる気配です。

***

そして1/3は朝には風が落ちていたのですが、毎年恒例の滞在先への来客との壮絶な宴会のために起きれるわけもなく、朝練はパスとしました。

この日は、夜から宿敵Tが伊豆入りし、翌日1/4一杯を使ってライトソルト&エギでのトライアスロンを敢行する予定でしたので、睡眠を取ったり道具を準備したりと夜に備えました。

***

さて、1/3の夜です。

Tとは21時くらいに待ち合わせをしていたので、20時半くらいに滞在先を出ました。
ところが、Tが自宅での雑事でまだ出発をしていないとのことでしたので、21時半くらいから1人でシャクりました。

実はこのポイント、年末年始にそこそこのサイズのアオリを何度かキャッチしている実績がある立ち位置です。
潮は下げの5分くらいですが、人も少なく、うまく潮の払い出しを探しながら探るスペースを取れそうです。

そんな感じでの1投目、追い風に乗せて3.5号エギをカッ飛ばし、フォールとシャクリをしていると、かなりイイ感じで潮が動いています。
これは期待できるかも、と思った矢先の2投目の何シャクリ目かにズシリと重みを感じました。
ヒットです。

ドラグが出るほどではないのですが、なかなか重みがあります。
もしかしたらドラグを締めすぎかも、と少し緩めてみますが、走るような感じはありません。

手元に寄せると、盛大に墨を吐きます。
というか、何度も何度もジェット噴射をします。

もしかしてでかいかも!と思い、抜き上げではなくギャフ入れをすることにしました。
ところが、この立ち位置、割と高い足場でして、しかもヘッドランプがイマイチ明るくない、さらに加齢に伴う劣化でこのところ視力も落ちていることから、でかいかどうかの判断ができず、かつ、ギャフ入れもうまくいきません。

何度もギャフを入れに失敗しているのを見かねたのか、近くのエギ師?がヘルプを買って出てくださいました。
そして、この方も何度かトライをするのですが、これまたうまくかかりません。

そこで、少し低い足場までイカを誘導して、ここで何度かのトライの後、やっとギャフ入れが成功しました。
ギャフを上げて、2人で正体を確認したところ・・・・コウイカでした。

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なるほど、それでギャフが刺さらなかったワケですね。
お礼を言って立ち位置に戻った後、計測したところ、400グラムでした。
ほとんどコウイカを釣ったことが無いので、これがでかいのかどうかはわかりませんが、とりあえず早速ニューロッドに墨付けができたのでうれしいです。

それにしても、俺、ニュータックルって本命じゃないものが初モノになること多いんですよ。
本流トラウトロッドも、確かメバルとかカサゴが初モノだったと思うし。

その後、この立ち位置で少し粘った後、カゴ師が数人来たので、立ち位置を変えてちょっとシャクっていたのですが異常なく、ちょうどTが到着したので、まずはここで終了としました。

***

Tと合流して、どこに行こうか悩んだのですが、これから潮が下げる一方なので、とりあえずは一旦メガカサゴポイントに行ってみることにしました。

23時くらいからスタートしたのですが、なんか港内の水面付近が騒がしいです。
すると、餌師がカマスをキャッチしていました。

港内に入ってきているみたいなんで、Tはジグヘッドで、俺はミノーでカマスを狙ってみます。
すると、わりとすぐにTが25センチくらいのカマスをキャッチしました。

これは入れ食いパターンかもね、とか言いながらやってみますが、冬合宿初日にくらべてカマスのサイズが小さいためか、俺の7センチのミノーにはまったくヒットしません。

俺はすぐに見切ってカサゴ狙いに転じ、少し粘っていたTもカサゴを狙い出しました。
ある程度周辺を攻めてから、核心部を攻めたのですが、何せソコリ付近という潮位だからなのか、とにかく根ガカリでのロストが半端ない状態です。

小一時間攻め続けたのですが、総力戦の様相を呈してきた割には、まったく気配も無く、さらにシンシンと冷えてきたこともあり、2人ともココロが折れてしまったために一旦終了しました。

***

日付が変わって4日の0時半くらいから最初のポイントに戻ってカサゴメバルカマス狙いです。
とにかくひたすら歩き回って怪しいところを撃ちまくったのですが、ほとんど魚の気配が感じられません。

そんなわけで、ここで一旦休憩とし、満潮が朝7時半くらいなので、それに合わせてメガメバルポイントに入るべく、仮眠を取ることにしました。

***

目が覚めたら5時くらいで、気力も充実しています。
速攻で準備をして移動し、5時半くらいからメガメバルポイントを開始しました。

ここでの攻め方は、払い出しを探してひたすら移動していくというものですが、Tはそれに忠実に移動を繰り返しています。
そして、少し明るくなってきたかな、という6時過ぎに、まずはTが20センチくらいのメバルをキャッチです。

お、いいねえ、良かったねえ、と2人のモチベーションが上がります。
俺にはアタリも全く無いのですが。

さらに6時半くらいに、Tにヒットです。
デカイ、と言っていますが、確かにロッドは曲がっています。

無事キャッチしたのは、25-6センチのナイスサイズのようです。
なぜ「ようです」かと言うと、抜き上げてフックを外して、写真を撮ろうとしてときにTは落としてしまったのです。

しばらく、はいつくばって引っかかっているのを掴もうとしていましたが、掴もうとしてイキオイで本格的に海中に去って行ったとのことです。

俺はちょっと離れたところ(会話はできるけど、魚体までは見えにくい距離)にいたので、実際にどれくらいだったのかはわかりませんが、Tの悔しがり方からすると、実際にイイサイズだったんだと思います。
よ、よ、良かったやん。

そして次のキャストでTにまたもやヒットです。
このとき俺はメバルと思っていて、完全に群れに当たったみたいだ、と思っていたのですが、なんと3匹目は23センチくらいのカサゴだったようです。

よ、よ、よ、良かったね。
まあ、ここのポ、ポ、ポテンシャルはこんなもんじゃないよ、そんなのマメだよマメ、あははは、俺はでかいのしか狙ってないからさ・・・・・

そんなわけで、8時近くくらいまで粘りましたが、結局Tがメバル2キャッチ&カサゴ1キャッチという結果でした。

***

さて、これからは下げが効いてくるタイミングです。
そうなると俺の独壇場、エギ勝負です。

最初のポイントに戻ってシャクり続けました。
Tも久々のエギですが、キャスト、フォール(底取り)、シャクリというルーティンもイケテる風です。

なんか、Tが波に乗っている感じが、イヤな予感がするなあ、と思っていたのですが、立ち位置を変えながら2時間くらいやってみましたが、結局2人ともノーバイトでした。

***

それから、メッキがいそうなポイントで結構派手に鳥がいたので、そこに移動です。
水温は低そうですが、少しポカポカと暖かくなってきたので、もしかしたら、と期待を煽ります。

河口部なのですが、俺は護岸に沿って釣り下り、実績のある地点まで撃っていきました。
ベイトは結構いるみたいでしたが、結局ノーチェイスでした。

今回Tは、メガメバルポイントに入るための対策として、フェルトスパイクシューズを履いています。
これは7月のプレ夏合宿で、渓流に入るにもかかわらずウェーディングシューズを忘れてきたTが急遽購入したものです。

そのため、普通のソックスとかでは大きいみたいで、今回Tは最初からウェーダーを履いてこのフェルトスパイクシューズを履いていました。
その利点を活かしたのか、なんとTはメッキ狙いで河口部でウェーディングです。
それも、ちょっと濡れてもかまわないレベルではなく、膝上までのガッツリウェーディングです。
漢なのかバカなのか、燃える男は違います。

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まあ、気合いは入っていてもいないメッキは釣れません。
小一時間で終了としました。

***

次ですが、まだ夜中のときよりは潮位も高いので、メガカサゴポイントに行くことにしました。
ワンキャストワンロストのトラウマから立ち直っていないTはあまり乗り気ではないみたいで、現場に着いても核心部に入らず、カマスとかを狙う始末です。

俺は丁寧にカウントダウンをして、ノーロストで集中して攻めてみましたが、結果が出ず、小一時間で終了としました。

この後、ランチを取って釣具屋で消耗品を補充し、最後の戦いに備えました。

***

さて、13時くらいからどこに行くか迷ったのですが、Tとしてはイイ思いをしたメガメバルポイントにもう1度行きたいようです。
ただ、ここは満潮付近が狙い目ですが、この時間帯はソコリ真っ只中です。

俺としては昼間でしかもソコリでの実績が皆無なので気が進まなかったのですが、他のアテも無いのでここで頑張ることにしました。

始めてみると、モロにベラっぽいアタリが何度もあり、ルアーを持って行きますがフッキングに至らず、かつフッキングしても嬉しくない状態です。
Tは熱心にやっていますが、俺は1時間くらいで集中力が切れてしまい、車に戻って仮眠をしていました。

Tはその後1時間ほどがんばったみたいで車に戻ってきましたが、第一声が「もうちょっと水深あるとこ行こう」でしたので、やはりやり辛かったんだと思います。

***

残された時間はあと1時間です。
こうなったら、大移動はできませんので、最初のポイントに戻り、俺はエギ、Tは根魚を狙うことにしました。

ポイントに着くと、立ち位置からして向かい風が吹き始めていて、エギはかなりやりにくいです。
また、夕方になるとポツポツ出てくるカマスも、まだ気配が無いようです。

Tは港内に入っていると聞き取りをした情報を基にカマス狙いをしていましたが、結局何も起こらずに16時にタイムアップとなりました。

***

そんなわけで、ほぼ18時間にわたるトライアスロンは、俺がコウイカを1キャッチ、Tがカマス、メバル、カサゴ、ベラ、フグの五目(俺は三目だと主張しましたが、本人は五目と言います)という結果でした。

まあ、相変わらずショボいっちゃショボいのですが、Tはメバルカサゴをキャッチできたので、そこそこ満足してくれたみたいです。
本当は夕方の満潮に合わせて、もう一度メガメバルをやりたかったんだと思うのですが。

***

このトライアスロンをもって、俺も冬合宿の釣りを終了しました。
伊豆には1/5までいたのですが、滞在先の雑事モロモロをやらないとならなかったので、最終日は釣りはナシとしました。

よって、冬合宿の結果は、カマス2キャッチ、小カサゴ1キャッチ、コウイカ400グラム1キャッチという、ショボいんだか良いんだから微妙なものでした。
まあ、まったく鳴かず飛ばずのときもあることを考えたら、良かったんだと思いたいです。

***

ちなみに、最近は合宿で伊豆に来たときは、そこそこ走っているのですが、今回もランニングのウェアを持参していました。

昨年の年末から、忙しいやらメンドクサイやらで、全く走っていなかったため、少し体重も増えてきており、ここらで気合いを入れようと元日の夕方に走ることにしました。

まず、海岸近くまで下り、海岸沿いに走った6キロくらいから10キロ半くらいまで延々と上りになりました。
この登りが標高差で500mくらいです。

まあ、これがキツいキツい。
2キロくらいまでは頑張って走ったのですが、途中で力尽きて、その後2キロ半くらいは黙々と歩きました。
何せ爆風の中ですので、寒さで体力も奪われます。

なんとか登りきって、後は下りで5キロ近くを戻るだけです。
ところが、あと1キロくらいになったころに、まったく力が入らず、しかも眠気を催すような状態になってしまいました。
おそらく、登山で言うようなシャリバテに近いような状態だったと思います。

そんな散々な新年初ランは、15.5キロを1時間54分、キロあたり7分20秒というダメダメな結果となりました。

***

さて、年が明けると、伊豆にはおそらく3月に本流&渓流メインで行くことになります。
その前に、多摩川で鯉を狙ったりするのかな、というところです。

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2013/12/29

冬合宿2013-2014: (1) 12/29

昨日伊豆入りし、今日から冬合宿開始です。

3時スタートで

メバル→アジ&カマス→アオリ→メッキ→カサゴ→アオリ

と、11時まで転戦しました。

結果、CD-9とレンジバイブ15gで尺アップカマスを2匹キャッチです。
まずは合宿ボウズが無くなって安心です。

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2013/11/30

手コキ無し

なんとなくブログエントリーをするタイミングを逸してしまっていて、先日のRamonesについてのエントリまで1ヶ月近く経ってしまいました。
明らかに、発信することへの意欲を失っているわけです。

今年もほぼ1ヶ月を残すところなんで、ボチボチと書いていきます。

***

11月に入ってすぐ、宿敵Tと釣りに行きました。
当初はヤエンをやろう、という予定でした。

で、せっかくだからヤエンを朝までやった後にどっかで青物もやろう、ということになりました。
ただ、ショアからの青物はかなり厳しくなってきているんで、そしたら手コキボートはどうだろう、と。

調査の結果、アオリはどこもかしこもイマイチの状況のようでしたので、結局、夜は三浦半島東海岸でメバルなどの根魚にアジなどを狙うライトタックルの釣りをし、朝から三浦半島西海岸で手コキボートでの釣りをすることにしました。

***

今回のボートは、以前行った森戸海岸ではなく、同じ葉山でも若干南になる長者が崎にあるオオモリボートというところにお願いしました。
ここは森戸海岸同様、船外機付きのボートでポイントまで曳いていってくれます。

ただ、森戸海外との違いは、青物の場合はポイントにあるブイにボートを係留して釣りをする、というものです。

***

まずは21時半くらいにTをピックアップし、一路三浦半島に向かいました。
途中コンビニで食料や恒例のワイ談宴会のための酒などを買い、現地に到着したのは23時前でした。

やる気に溢れたTは早速釣りを開始しました。

ジグヘッドにガルプのベビーサーディンをセットしたTは手前付近を探っていましたが、ほどなく、すごい勢いでドラグを鳴らしています。
これはシーバスがヒットしたのかと思いきや、20センチないくらいのメバルをキャッチしていました。
リールのドラグがゆるゆる状態だったらしいです。
でもこの1匹がTは嬉しかったようで、ノリノリで釣りをしています。

ちょっと出遅れましたが、アジを釣りたい俺はMキャロをセットして広く探りました。
が、ソコリに近い時間なので沈めすぎるとすぐに根ガカリしてしまいます。
そういう状況ですので、わりとすぐに飽きてしまいました。

その後、やはり手前で同サイズのカサゴをTが一匹追加したあたりで一旦終了として、車中で仮眠を取りました。

***

5時半くらいに目を覚まし、今度は長者ヶ崎に向かって三浦半島を横断です。
30分ちょっとで到着し、コンビニで食料などを調達してから7時くらいに到着しました。

駐車場(有料)で準備をして海岸に降りて行き、受付をしました。
釣りモノを伝えて、ライジャケや頼んでいたコマセを受け取り、出航です。

結構な距離を曳いてもらった後、とあるブイに係留されました。
ウチのボートの後ろにも数隻が繋がれています。
これはキャスティングでのルアーは難しいかも。

ここ最近の釣果を見てみると、ワラサに近いイナダや、ヒラ交じりのソウダ、マダイなどが釣れています。
周囲はほとんどがビシでやっているようです。

Tは最初からサビキをやっていましたが、これまたクスリとも言いません。

最初はジグで試してみましたが、水深が25mくらいしかなく、シャクっているとあっというまにジグが帰還してしまって期待できません。
一応、タイラバもやってみましたが、このスローに巻きつづけるってのが俺には無理です。
俺もサビキにチェンジです。

しばらくすると、Tにヒットし、ヒラソウダをキャッチしました。
また、付近に鳥も出てきたようですので、これはチャンスタイムかもしれません。

俺は再度ジグにチェンジして探ってみますが、やはりヒットしません。
またサビキに戻します。

そうこうしているうちに、回遊に当たったみたいで、ソウダが連発しだしました。
ほとんどがマルでしたが、多少はヒラも混じっています。

また、最後にはサバもキャッチできました。

***

結果として、ソウダが2人合わせて15本くらいで6本をキープしました。
キープしたうちにヒラが2本入っていました。
リリースしたものは、一応、すべてマルだと思うのですが、もしかしたらヒラも混ざっていたのかもしれません。
あとはサバが1本です。

周囲のビシの人たちもソウダがメインで、マダイも少し上がっていました。
カワハギをやっている人にも少し上がっているようでした。

***

ここのボートのシステム、かなり楽です。
結局、14時まで釣りをする間、ずっと係留されていて、かつ往復は曳船なので、まったくオールを触っていません。

ただ、やはりこういうスタイルなのでルアーは難しいですね。
エサメインでやるつもりで行くのに向いている場所だと思います。

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2013/10/17

秋の大遠足2013

先週末の3連休、久しぶりに「秋の大遠足」として伊豆に行ってきました。
ここ数年、夏合宿が終わってからは年末年始まで伊豆に行く機会が少なかったのですが、今年はなんとか時間を作ることができました。

遠足実施を決めてから、同行者を募ったところ、ファンタジスタS君が参戦することになりました。
最近、家のことで週末がほとんど潰れているようで、ほとんど一緒に釣りに行くことはなかったのですが、今回は都合がついたようです。
が、3連休をフルに使えたというわけではなく、日程は土曜の昼にこっちを出て、日曜に帰ってくる、という制約がありました。

3連休初日の昼に車で東名~オダアツ~R135と下ると、激しい渋滞で普段の2倍以上の時間がかかることは目に見えています。
また、日曜も目一杯釣りをして疲れきっている状態で帰りの車の運転ってツライんすよね。

というわけで、今回は電車で往復することにしました。

***

電車で行くとなると、荷物を減らさなくてはなりません。

今の時期なので、想定のターゲットはオカッパリ青物(ショアジギング and/or 弓角)にエギでのアオリイカがメインとなります。
また、メッキもいいし、もしかしたらメバルとかカサゴとかアジとかのライトソルトもいいかもしれない。
河津は10月一杯OKだから渓流もできます。
もしかしたらヒラスズキも釣れてしまうんじゃないの?

が、何もかも持っていくのは不可能ですのが、絞りこむことにしました。

おなじみ部隊長さんに相談してみると、「かなり大型のカマスが沸いていて、それを追ってワラサも来ている」とのことで
ってことは「船でカマスが出ているポイントの沖に行けばロングジグでワラサがウハウハ」という公式が成り立つのです。
つか、完全に瞳孔が開いて、そういうモードになってしまいました。

部隊長さんは3連休の日中は仕事と別の用事があり、夜しか一緒に釣りができないとのことです。
そこで、日曜の日中は貸しボートでワラサハンティングをやろうと企むと、なんとインディアンカヌーを貸してくださるとのことです。

というわけで、持ち込むタックルは以下のようになりました。
これで、ショアからの青物、アオリイカ、カヌー釣り、ライトソルトを間に合わせようと思っています。

  • ロッド
    - エギロッド:エギ、ライトソルト(ジグヘッドや小型ミノーなど)
    - ショアジギングロッド:ジグ、プラグ(ポッパーやダイペン、ジグミノーなど)、弓角
    - ジギングロッド:主にジグを中心としたカヌーでの釣り
  • リールおよびラインシステム
    - 2500番リール+0.8号PE+フロロ2号リーダー:エギロッドと組み合わせる
    - 4000番リール+2号PE+フロロ30ポンドリーダー:ショアジギロッドおよびジギングロッドと組み合わせる
  • ルアー
    - メタルジグ30g~50g
    - 青物用プラグ(ポッパー、ダイペン、ジグミノーなど)
    - エギ
    - ワームおよびジグヘッド

これらのタックルに、グローブやボガグリップやライトなどの小物類をバッカンとクーラーに入れ、キャリヤで運ぶことにしました。
幸い、ライジャケとスパイクシューズは伊豆のいつもの滞在先に置いてあるので荷物にはなりません。

***

そんなわけで12日土曜の昼に電車に乗り込みました。
途中の駅でS君と合流し、何度かの乗り換えの後、伊豆に着いたのが15時半くらいでした。
それから滞在先に行き、車を借りて16時くらいに出発です。

まずは夕マズメの青物&アオリ狙いで近場の漁港に行きました。

今年はずっとジグとトップをやりたいモードが続いている俺は青物狙い、S君はエギをやることにしました。
どちらかに結果が出たら、すぐにそれに合わせることができるという二面作戦です。
また、このまま日が暮れた後もそのままエギをやることができます。

漁港に着いてみると、あまり人がいません。
これはやりやすい、とまず俺はテトラに行くと、足元まで海老網が入っています。
これじゃあ釣りにならないやん、とS君がいる堤防先端部に行きました。

そこで堤防の外洋側の角を確保して二人で投げていると、隣のエサ師とS君が何やら話しています。
なんと、この堤防の目の前にも海老網が入っているそうで、エギやジグだと間違いなく引っかかりそうなのです。

結局、このポイントではお互い2-3投しかせずに移動することにしました。
なんとなく、先が思いやられる出だしです。

***

それから、大急ぎで車で20分ちょっとかかる港に移動しました。
港に着き、S君を先に釣り始めさせました。
俺は車のところでタックルをセットしていたところ、S君から電話です。
なんと、目の前で投げサビキでサバが3匹釣れたとのことです。

これはサバが回っているってことか、と急ぎかけつけました。
そこでジグをキャストしてみて、ロングジャーク&フォールで誘っていると、ガツンと来ました。
おっしゃー、幸先いいぜ!と思っていると急に軽くなり、上がってきたのは30センチくらいのカマスでした。

多分、バケが付いたアシストフックだからですかねえ。
フロントに付けていたのですが、しっかりと口にフッキングしていました。

すでに火がついたS君は、早くも投げサビキで応戦です。
つか、もうサビキっすか。

何投かしていると、S君が「何だかわかりませんが、何かかかっています」と言っています。
そして抜きあがったのは、20センチくらいの小サバが3本のサビキに3匹ヒットしていました。

つか、サバってのは小サバかい!

そのまま少し続けていたのですが、このあたりで西からの爆風が吹き始め、テトラの上に立っているとそのまま背中を押されて海に落ちるんじゃないか、というくらいになってきました。
周囲も片付け始めたので、一旦ここで終了としました。

***

この日は19時くらいから部隊長さんと合流して釣りをする予定だったので、まずはコンビニで食料を買って夕食としました。
食事の後も少し時間があったので、釣具屋を見に行っていると部隊長さんから連絡です。

なるべく早く戻ってくる旨を伝え、サクっと釣具屋を見ました。
S君は翌日のカヌーでサビキをやるつもりらしく、パック式のコマセを買っていました。

***

港に戻って部隊長さんに合流すると、いつの間にか爆風のナライに変わっていました。
それにしても、俺とファンタジスタのサゲチンっぷり、恐ろしいです・・・・

堤防先端ではエサ師にはポツポツと良型のカマスが釣れています。
部隊長さんも俺らが戻ってくる前に1本キャッチしたそうです。
風は相当キツいですが、我々もやってみることにしました。

エギタックルのリーダーの先に30ポンドのリーダーを50センチくらい付けて、9センチのミノーをセットしました。
表層のステディリトリーブが良いとのことでしたので、試していると、数投目にキャストした後にロッドがフっと軽くなりました。
何が起こったのかと調べてみると、なんとロッドが折れています。
継ぎ目とかではなく、2ピースロッドの上半分がさらに2ピースになっているのです。

このエギロッド、もう8年くらい使っているのですが、エギだけではなく、色々とオールマイティに活躍してくれた思い出深いロッドです。
多数のキロアップ(本当は数杯のキロアップ)も上げたし、サバやソウダやワカシやショゴなど、ライトショアジギでも活躍してくれたし、沖縄にも持って行ったし。
修理に出してみてもいいのですが、ロッドの定価?の半分くらいを取られるんだったら、新しいのを買う方がいいのかなあ。

とりあえず、ショックから立ち直れはしませんでしたが、釣りを続けるためにS君のエギロッドを借りました。
それでしばらくやっていると、今度は何投か後にPEが途中で切れて戻ってきました。
リーダーとのノットの部分なのか、途中なのかはわかりませんが、後から考えてみると、これってカマスの歯にやられたのかもしれません。

周囲はごくたまにポツポツと釣れてはいるのですが、結局、3人ともこの後は釣れることもなく、かつ堤防の途中が波を被り出したので港内をやることにしました。

***

今度はS君がエギロッドを使うので、部隊長さんに8フィート6インチの根魚ロッドを借りました。
これで港内の最奥部で再開です。

部隊長さんはグラスミノーMに3.5グラムくらいのラウンドヘッド、S君は2グラムくらいのジグヘッドにストレートワーム、俺は6グラムのMキャロに1グラムくらいのジグヘッド(モドキ。ガンダマとフライフックです。)にストローテールを付けたもので開始しました。

Mキャロですので、シャクってフォールしてを繰り返していると足場の明暗のあたりでヒットです。
抜き上げたのはやはり30センチくらいのカマスです。

その後、部隊長さんがポツポツとキャッチをします。
S君は部隊長さんにグラスミノーとジグヘッドをもらってから、かなりの数のアタリが出るようになったみたいですが、バラシが多くなかなかキャッチに至りませんが、なんとか1本キャッチできていました。

そんな感じでまったりと2時間ほどオカマゲームを楽しみ、23時過ぎくらいに終了しました。

その後、部隊長さんと別れてから、風裏を探してエギでもやるのかと思ったのですが、仮眠しましょうというS君を尊重してこの日は終了としました。

***

翌日は5時半に部隊長さんと待ち合わせてカヌーをお借りし、朝から伊東湾でカヌーフィッシングです。

7時くらいに出船して実績のあるあたり、水深40m前後のところで開始しました。
俺はメタルジグで、S君はジグサビキで探ります。

開始早々にS君にヒットがあり、軽くドラグも鳴ったのですが、途中で外れてしまったみたいです。
これは今日は楽しめるのか?と思ったのも束の間、後が続きません。

何箇所か移動をしては試してみますが全くアタリもありません。
S君はジグサビキにコマセまで使いましたが、全く反応が無いのです。

本当は13時過ぎまでやるつもりだったのですが、風や波が強くなってきて、パラシュートアンカーも効かなくなってきたので、11時半くらいに終了しました。

結局、途中に俺に乗らないアタリが一回あっただけで、全くの完封負けでした。
前回、宿敵Tおよび部隊長さんのカヤックでやったときは、それでもコトヒキとかカマスとかは釣れたのですが、今回は全くのゼロでした。

***

その後、カヌーを部隊長さんから譲り受けるというKidに久しぶりに会いました。
気が付けば、立派な青年になっていて、俺が歳を取るわけです。

Kidによると、どうも、このあたりにも海老網が入っているようで、魚が入ってきていないようです。
それが原因で、腕が原因とは思いたくない。

***

Kidと12時半過ぎに別れて、それからメシを食いました。

さて、どうする?とS君に聞いてみると、「今回はもうこれでいいです、風呂入って帰りましょう」と戦意喪失しています。
以前のS君だったら、時間の許す限りガメツく釣り続けていたのですが、結構疲れが溜まっているのでしょうか?

結局、午後のオカッパリはやらずに遠足を終了しました。

結果は、小サバが少しとカマスが少し。
メインのはずのエギやショアジギングはほとんどできず、という残念さです。

***

風呂に入り、滞在先で帰宅準備をして17時前に駅に行きました。
地元で売っている魚を見たいとのS君のリクエストで駅に行く途中のスーパーに寄りました。

そこで、地物のアジとイカの刺身、あとは色んな魚の切り落としの刺身、桜海老のサツマアゲ、黒はんぺん、ビールなどの酒を買い、駅の観光客向けの休憩所のようなところのベンチで1時間ほど酒盛りをしてから帰ってきました。

この簡易飲み会が一番盛り上がった時間かもしれません。

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2013/09/05

2013夏の帰省 - 釣行編

また更新間隔が開いてしまいました。

今年の夏は色々と忙しくて、夏合宿で伊豆に行った2週間後に福岡に帰省しました。
主な理由は実家から倉庫などに入っている荷物の大幅な整理をしたいから帰ってこい、というものです。
要は人足として徴募されたというわけです。

ただ、せっかく帰省するので、肉体労働だけではなく、野球を見に行ったり、美味いものを食ったり、そして釣りにも行くことにしました。

予定としては

  • 8/24(土) 午前のフライトで福岡に移動。
  • 8/25(日) 終日自宅で肉体労働。夕食後、0時くらいの到着を見越して釣り場へ移動。
  • 8/26(月) 未明から朝マズメにかけて釣り。帰宅して調理・休息後に廃棄物の処理。
  • 8/27(火) 午前中にあれば残作業。午後から出かけて買い物などをした後18時からヤフオクドームでナイター観戦
  • 8/28(水) 昼過ぎに実家を出て、買い物などをした後、21時近くのフライトで帰京。

というものでした。

まずは釣りについて書いてみます。

***

釣行先は6年前に夏合宿番外編として行った佐賀の唐津近くの地磯です。
釣果を調べてみると、アジが釣れていて、ヤズ(イナダ)、ネリゴ(ショゴ)、ヒラゴ(ヒラマサ幼魚)、シイラなどの青物もちょこちょこは回遊しているようです。
また、アオリやヒラスズキも有名なポイントのようですが、季節的には厳しいようです。

ちなみに前回は夜釣りでマメサイズから尺サイズくらいまでのアジが80匹ほど釣れました。

今回も親父と一緒に行くのですが、基本的には夜中に行って一晩アジを狙って帰ってくる、というつもりのようです。
前回は明け方に弓角をやってみてカスリもしなかったので、今回はジグやプラグで狙ってみようと思いました。
また、アジに関しては、あの魚影の濃さなので、今までしっかりと狙ったことの無かったルアーでやってみようと考えました。

当然実家にはルアータックルはありませんので、タックルは持っていくことにしました。

  • 青物用
    さほどでかいのは出なさそうなので、いつもの9ft6inショアジギングロッド+4000番リール+PE2号+フロロリーダー8号の組み合わせに、30~60グラムのジグにポッパーやダイビングペンシルやスキッピング用のミノーシェイプジグ、メタルミノーなどを準備しました。
    水深はそこそこあるのですが、さほど潮流が速くはないようなので、ジグはおそらく40グラムが中心になると想定しました。
  • アジ用
    本流トラウト用7フィートロッド+2500番リール+5ポンドナイロンという、本流そのまんまの組み合わせに、メバル用のワーム類を準備しました。

    ロッドに関しては、本流トラウトロッドはライトソルト用万能ロッドと化してしています。
    真夏の伊豆以外の季節では常に持って行って、本流トラウトにメバルにカサゴにメッキにカマスにと大活躍です。
    今回も出番です。

    ワームのリグですが、基本的にはメバルやカサゴと同様、フライフックにストレートワームを刺し、1グラム~4グラムくらいまでのガンダマをフックのアイ近くに装着するというジグヘッドリグを模したリグでやるつもりでした。
    また、ポイントが遠かったり深かったりした場合にジグヘッドでは難しい場合のためにMキャロの6.3グラムと11グラムも持っていくことにしました。

ロッドは、10年近く前にアメリカに行った時に買ってきた、150cmから200cmくらいまで伸縮するプラノのロッドケースに入れて持っていきます。
このケース、滅多に使わないのですが、飛行機で釣具を運ぶときとかには便利なんですよ。
直径15センチくらいあるので、ロッド2本は楽に入りますし。
今までも、沖縄屋久島、以前の福岡帰省など数回フライトしています。

その他のタックルや小物は普段メインに使っているショルダーバッグにコンパクトにまとめて、スーツケースの中に入れて送りました。

***

福岡に着いた24(土)の夕方から、秋雨前線に伴う雨が降り始めました。
山陰地方に未曾有の降水量を記録したあの雨です。
これが、明けて25(日)になっても降り止みません。
まさにサゲチンの面目躍如!
結局、予定の25日夜に出発して26日未明~朝マズメまでの釣りは断念しました。

が、これで諦めるわけにはいきません。
ウチの親父も、遊びに関しては執念深いところがあります。

25(日)はフルフルに作業をして、トータルの予定量+αを完了させました。
そして26日の昼過ぎまでに廃棄物の処理を完了しました。

これで残りの数日は作業がありません。
頃合い良く、26日の昼過ぎには完全に雨も止みましたので、夕マズメをやってから日付が変わるくらいまでアジを狙うということにして15時前に実家を出発しました。

親父は明るいうちは遠投カゴ+付けエサ(アミ)でチヌなどを狙い、暗くなってからは遠投カゴ+サビキでアジを狙うとのことです。
そこで、途中にエサを買うために釣具屋に寄りました。

6年前もこの釣具屋に寄ったのですが、深夜でエサと氷だけを買ってさっさと移動したので店の中をちゃんと見なかったのですが、今回は少しゆっくり見てみました。
なんと、このあたりはマル/ヒラ両方のスズキや青物、アオリ、アジ、根魚など、俺が好むソルトの釣りモノほとんどが活発のようなのです。
それに伴い、ルアー類も豊富に置いてあります。

ちょっと青物のルアーを見てみると、まさに地磯仕様のプラグ類も伊豆の量販店以上の品揃えです。
夏合宿でロストしたヤマリアのポップクイーンの105mmも売っています。
合宿最終日のカヌーで使うために急遽通販で探しても即納できるものが見つからなかったのに、ここでは普通に数色売っているのです。

「パパァ、ボクが欲しいルアーが売ってるんだけど買っていい?」とは言いませんでしたが、さりげなく買い物カゴに忍ばせておき、まんまとスネカジリでゲットです。
40代も中盤に差し掛かろうというのに、情無い話です。

***

そんな感じで多少時間がかかってしまいましたが、車を止め、20分ほど歩いてポイントに到着しました。
この時点で17時半、日暮れまでは1時間半の青物勝負開始です。

まずは、親父(の財布)に敬意を示して、ポップクイーンからキャスト開始です。

かなり横風が強いので、多少飛びは悪いです。
また、完全に目の前に太陽があり、ほぼ泳いでいるルアーは見えません。
が、まわりにほとんど人がいない(親父以外)地磯から、大海原にフルキャストして、いつドカンとアタックしてくるのかと期待を高めながらする釣りは最高です。

最高ですが、数10投(実際は10数投)もすれば飽きてきます。

次はダイビングペンシルです。
なるべく大味にならないように心がけたアクションを心がけます。
ダイビングさせるごとにいつバイトがあるかハラハラしますが、何せ逆光でルアーが見えないので「いつバイトがあるか」どころか「いつダイビングしているか」さえも見えませんが、細かいことは気にしてはいけません。
暮れなずむ磯に二本足で立ちはだかり、玄界灘に向かってフルキャスト。
これぞ海の漢(おとこ)という気分での釣りは最高です。

最高ですが、数10投(実際は10数投)もすれば飽きてきます。

さて本命のジグ、いきますか。
6年前、この場で玄界灘で初めての弓角を投げた漢(真偽不明)と言われた俺ですが、所詮弓角は主に表層付近の釣りです。
大マサや大カンパは底を取ってナンボです。
やはりジグで深いレンジ、広いレンジを探るべきだったと後悔しているのです。

まあ、つい最近は弓角よりジグの方が面白いってのもあるので、後悔したのもつい最近なんですけどね。
あと、このエントリの上の方ではネリゴとかヒラゴとか言ってるのに、いつのまにかターゲットが大マサに大カンパになっているのは、磯+玄界灘+海の漢から来る補正がかかっていると、賢明な皆さんはおわかりでしょう。

そんなわけで、潮流はさほど速くなさそうなので、まずは40グラムのロングジグをチョイスです。
普段、ショアジギングではロングジグよりもショートジグをチョコマカやるのが得意なんですが、何せ地磯です、玄界灘です、海の漢です、大マサ大カンパです。
何の根拠もなく、ロングジグなのです。

親父のカゴには、10センチくらいのマメアジがごくまれにヒットしています。
マッチ・ザ・ベイトからするとまさに平べった目のショートジグなんですが、そのときは全く考えも及びませんでした。
何せ、地磯です、玄界灘です・・・(以下略)

横風を切り裂きジグをキャスト、ラインの放出量で大体80~90メートルくらいです。
底を取り、ロングジャーク、ワンピッチ、ハイピッチ、ショートジャーク、スロージャーク、ジャカジャカ、タダ巻き棒引きと手の内をすべてさらけ出しています。

何10投かして、底を取り、シャクリを入れた瞬間、ガツンときました。
オリャー!ヒーット!でかい!
俺のオタケビが玄界灘に響き渡ります。
ガッツリとアワセを入れてファイトに移ります。

もちろん、根ガカリでございました。
確かに生命反応があったはずなのになあ。

PE2号とはいえ、ガッチリとイっちゃってます。
さらに、数10m先なので、ロッドをあおって外れる気配もありません。

しょうがなく、切ることにしました。
何10mもロストしたらPEラインが勿体ないし、システム組み直すのメンドクサイから、できればルアーの結束とかで切れないかなあ、と思って手袋をしてラインを引っ張りました。
かなり難儀して、やっと切れたのは、リーダーとの結束部分でした。

まあ、PEそのものがゴッソリ減らなくて良かったとポジティブに考えて、システムを組み直しました。

この時点で時刻は18時半を過ぎています。
そろそろ日が暮れるので、これからがラストチャンスです。
さて、何をやるか、と考えて、選んだ選択肢はダイビングペンシルです。

必死でキャストとアクションを繰り返していたのですが、結局何も起こらずに日が暮れました。
一瞬、手前で、ベイトがピチャピチャっとしたのでチャンスかと思ったのですが。

***

暗くなってきたのでアジ狙いにスウィッチです。

だいぶ収まってきたとはいえ、まだそこそこ風があります。
また、40グラムのジグをフルキャストして、底を取るまで大体20カウントくらいだったので、ジグに比べてかなり手前とはいえ、そこそこの水深はあるようです。
親父に聞くと、ウキ下は竿2本とのことなので、10mくらいっすね。
そこで、ジグヘッドモドキリグではなく、Mキャロを使うことにしました。

11グラムのMキャロだと、ちょっと重過ぎる気がしたので、6.3グラムを使うことにしました。
リグは、Mキャロを通してウキ止めゴムを介して小さいスイベルを結び、その先に0.8号のフロロリーダーを50センチくらい付け、その先にワームの付いたフライフックを結びました。

で、しばらくはキャストしてカウントダウンをしてタダ巻きをしていたのですが、まったく釣れる気配がありません。
つか、こんな使い方ならメバトロボールでもいいやん。

というわけで、地磯の上でスマホを駆使してMキャロの使い方を検索です。
俺って情報強者!と自画自賛です。
今まで何も考えずに使ってきたボクのバカ!

で、調べた結果によると、Mキャロはキャストして任意のところまで沈めたら、2-3回巻きながらシャクって、フリー/テンションフォールさせたり、リトリーブしたり、ロッドでサビいたりする、というアクションだそうです。
その際に、特にフリーフォールの場合はゆっくり沈下するMキャロそのものをワームが追い越してテンションを保ちながらフォールするために、ワームはフックだけではなく、0.5グラムくらいのジグヘッドを使う(俺の場合はガンダマを打つ)のが良いそうです。

ちょうど、リグを修正した頃、親父が20センチちょいのアジをキャッチしました。
スワ(死語)!時合いか!と思い、親父の近くに立ち位置を変えてキャスト開始です。

しかし一匹出てから後が続きません。

しばらくは黙々と、Mキャロの練習を兼ねて色々なアクションを試してみました。
そういうときは飽きないんですよ。

すると数10分した後に、また親父が同サイズをキャッチです。
今後こそチャンスタイムかも、と思い、シャクリの後にテンションフォールというパターンをやっていると、フォール中にコツっとアタリらしき感じがあります。
が、乗せることができません。

そうか、なぜにアジンガー(ダサい総称)が細いPEを使うのかというと、このアタリに反応してアワセるためなんやね。
ナイロン5ポンドなんて使ってるボクのバカ!

ただ、この玄界灘に面した地磯の上で、俺が持っているラインといえばこのリールに巻かれている5ポンドナイロンかショアジギリールに巻いてあるPE2号か、フロロ8号のリーダーか20mくらいしかない0.8号のMキャロ用のリーダーしかありません。
無い袖は振れないので、このまま5ポンドナイロンで続行です。

さて、感度が期待できないのであれば、あとは勘しかありません。
キャストして、沈めて、シャクッて、テンションフォールをしながらカウントダウンをしました。
すると、4カウントくらいでコツっと来ます。

もう、頼れるのはこれしかないので、バカの一つ覚えのように、テンション開始イチニィサンシィはいアワセ!とやってみました。
すると、何回かキャストした後、明確にアタリがありました。
スウィープに合わせてみるとなかなかの引きです。
見事にキャッチしたのは、やはり親父が釣ったのと同じくらいのサイズの20センチちょいのアジでした。

よっしゃ、狙いどおり!
ついに時合いキタ!と狂ったようにキャストを続けました。

結局、その後しばらくしてから親父がもう1本同じくらいのサイズをキャッチしましたが、23時くらいからまったくアタリがなくなりました。
俺もしばらくはゴクまれにコツっというアタリはありますが、乗せることができません。

時刻も0時を越えたので、まだ親父のエサは残っていましたが終了することにしました。
結果として、明るいうちに親父が10センチくらいの豆アジを4匹、その後暗くなってからは20センチちょいのアジを親父3匹、俺が1匹という(7年前に比べると)貧果でした。

まあ、とはいえ、初めてマジメにアジをルアーで狙い、キャッチすることができたのでヨシとしましょう。
さらに、息子がルアーフィッシングを始めてから30年以上が経つというのに、初めてルアーで魚が釣れるところを親父に見せてやれたのも冥土の土産(コラコラ)になったんだとヨシとしましょう。

以上です!

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2013/08/22

夏合宿2013 最終日

***

最終日8/11日曜はプレ夏合宿に引き続き、部隊長さんと急遽参戦をしてきた宿敵Tと伊東湾でのカヤック&カヌーフィッシングです。

前回が大爆釣だったので、大いに期待していましたが、部隊長さんの話によると、プレ夏合宿の翌週と翌々週にも出艇したらしいですが、青物は全くだったらしく、暗雲が立ち込めます。
しかもこの日の前日は伊東で海上花火大会があったので、それによるプレッシャーとかも気になります。

3時半に集合し、出艇準備をした後、5時に出船しました。
カヌーにTと俺、カヤックは部隊長さんが1人で乗っています。
さすがに2馬力(2人力)なので、カヤックに比べてスピードが出ます。
が、重心が高いので7月に乗ったカヤックより揺れます。

ナギで良さげな感じなので、前回調子の良かった水深41mあたりでジギングを開始しますが反応がありません。
その後も部隊長さんにイトヨリとエソ、Tにイトヨリが2匹出ただけで青物は全く気配もありません。

沖にライトビシの遊漁船の船団があり、部隊長さんが状況を聞きに行きましたが、餌でもほとんど釣れていないみたいです。

その後、岸よりのテトラ近くの水深15mラインで根魚を狙ってみました。
28gのジグのリアにアシストフックをつけてスローに底付近を探ると、20センチも無いくらいのカマスが釣れました。
その直後、やはり底付近でベラに似た、でもキケンそうなトゲのある魚が釣れました。

このテトラ帯では、部隊長さんがワームかタイラバかで根魚をヒットさせたそうですが、根に潜られてバラシたらしいです。

その後、港よりの貸しボート船団のあたりまで行き、最後のジギングを試みましたが、やはり反応なしで、11時半に終了としました。

前日の海上花火の影響なのか、まったくダメな日でした。

***

これにて夏合宿は終了しました。
一応、全5釣行でボウズなしでした。

いつもの俺の合宿からすればすごいことなんですが、実際にはターゲットである魚は初日のアマゴと3日目の弓角でのワカシだけでしたので、なんとも。

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2013/08/20

夏合宿2013 4日目

夏合宿4日目8/10土曜はシュノーケリングをしようと思っていました。

が、翌日が最終日で、オカッパリの青物狙いができるのはこの日だけになるので、今年はシュノーケリングはナシとして、水曜の夕方にちょっとだけ入った堤防に5時に入りました。

堤防にはショアジギ師が1人いるだけでしたが、この後人が増えると釣りづらそうなので、テトラに入りました。
ポッパーから始まって、ダイビングペンシル、ミノースタイルジグ(アンリパのGIG 100S)、メタルジグ、弓角と探っていきましたが、アタリがありません。

時々堤防のジグ師と話をしましたが、アチラもまったく気配が無いそうです。

しばらくすると、テトラ側でベイトを食い上げる結構でかい魚が見えました。
形はシイラの頭のようですが、色が黒く、招待はわかりません。

何度かこの食い上げが見えたので、最短距離となる場所のテトラに立ち、ダイペンやGIGをキャストし続けましたがやはり反応がありません。

気がつくと、俺以外の釣り師が誰もいなくなっていました。
気温は相当上がっていたのですが、灼熱の堤防に移りました。

プラグやジグをアクションする元気がなかったので、弓角を沖方向の90度くらいの範囲でキャストをしているとやっとヒットし、無事キャッチできたのは25センチくらいのワカシでした。
今年、ショアからの初の青物のキャッチでした。

さらなる戦果拡大を目指してテンションを上げて投げ続けましたが、ヒットしません。

そろそろ終わろうかと思ったころ、沖80mくらいの定置網の近くでナブラが出ています。
高速に移動するナブラではないので、おそらくソウダではなさそうです。

ナブラの向こうに投げるには最低でも90mのキャストが必要です。
気合いを入れてフルキャストをすると、見事にナブラの真ん中に着水し、魚が一気に散るのが見えました。

しばらく別の方向に投げていると、さっきよりちょっと遠目やさっきのあたりなどに何度かナブラが出ては消えています。
今後は失敗は許されないと、天秤を15号から20号に変えてタイミングを見てキャストをしますが、どれもうまく捉えることができません。

結局、ナブラ撃ちで30分以上を費やし、ヘトヘトになったので9時半過ぎに終了としました。

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2013/08/16

夏合宿2013 二日目

夏合宿2日目、8/8木曜は朝から前日とは別の港に行きました。

4時に現地に着いたのですが、堤防には結構人がいて、半分はルアーマン、半分はカゴ師です。
5時くらいからカゴ師にポツポツとワカシがヒットしだしますが、自分も含めてルアーマンはほとんど釣れていません。

弓角を投げ続けるのに飽きたので、ジグに変えて丁寧に何度か底を取りながら引いてきていると、底を切ってすぐくらいにゴンゴンと何かがヒットしました。
大きくは無いでしょうが、そこそこの重みがあるので慎重に寄せてきてキャッチしたのは40センチくらいあるエソでした。
どうも、今回は底を取るとエソに縁があるみたいです。

その後、カゴ師には、サイズは小さいですがヒラソウダがポツポツとヒットしだしました。
これは弓角のチャンスと必死で投げ続けますが、やはりルアー組は沈黙です。

何10投かした後、 天秤の後ろのちょうどツノのあたりでキラっとしたと思ったら、おそらくソウダとおぼしき魚がバイトしてきました。
グっとロッドを立てたのですが、乗りません。
そのまま追い食いを期待して巻き続けましたが、結局そのままでした。

9時半近くになり、あと5投で終わりと決めた5投目に、やはりチェイスらしきのが見えました。
それから10投近く投げ続けましたがやはりヒットせず、結局これにて終了としました。

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2013/08/14

夏合宿2013 初日

通常、夏合宿は毎年お盆の週に行うのですが、今年は1週間早い週に伊豆に行きました。

***

持ち込んだタックルは、7月のプレ夏合宿とまったく同じものです。
というか、プレ合宿の時点で3週間後に再度伊豆に来るので、タックルのほとんどを滞在先に置いていったからです。

***

8/6火曜は昼に自宅を出たために到着が夕方になったので釣りはしませんでした。
翌日に備えて酒を痛飲して早寝しました。

***

8/7水曜の初日、まずは河津川での渓流釣行です。

今回もプレ合宿宿敵Tと行ったのと同じコースとしました。
前日の夕方に結構激しい雨が降ったためか、前回よりも10cmくらい水位が高いようです。

5時に入渓し、しばらくチェイスが無いので、色々なアクションを試してみたところ、キャスト直後からトゥウィッチをかけ続けるパターンでチェイスが増えてきました。

考えてみれば、昔はこの「かけ続け」トゥウィッチばかりをやっていました。
ところが最近、特に本流をやるようになってから、どちらかというとコースを通して要所でトゥウィッチをするパターンや、トゥウィッチをしながら食わせの間を時々入れるようなパターンばかりをやるようになっています。

でも、フィールドの状況の移り変わりとかもあるんでしょうが、もしかしたら何も考えずにトゥウィッチかけ続けの頃の方が釣れていた気がします。

ルアーの動きを見ていると、トゥウィッチをかけ続けると、アップやアップクロスの流れの中で移動距離が少なくルアーを見せることができるのかもしれません。
これがポーズを入れるパターンだと、ポーズの間にそこそこの距離を移動してしまったりする気がするのです。
まあ、状況次第ではどちらかがハマることもあるのでしょう。

その後、小さめのチェイスに混じって良型に思えるサイズのチェイスも出てきました。
が、ヒットには至りません。

途中、増水のために通れない場所があったので、高巻きのつもりが退渓になってしまってしばらくショートカットして再入渓した後の落ちこみからの流心の脇でやっとヒットしました。

Imgp1992_h480

無事キャッチしたのは20センチあるか無いかのアマゴでした。

その後チェイスはありますが食わせることができず、アクションのパターンも色々と変えてみましたが、結局9時の退渓までで、1匹という釣果でした。

***

午後、退渓したその足ですぐに青物狙いをやろうかと思ったのですが、思ったより疲れていたので仮眠をすることにしました。

目が覚めたのが15時くらいで、そこから1時間勝負で堤防で青物を狙いました。

まずはお気に入りのポップクイーン105mmで表層を引いていましたが、キャスト時にラインがガイドにからんでしまったのか、リーダーの結束付近で切れてしまいました。

慌てて電車結びでリーダーを付け替え、ダイビングペンシルを付けてポップクイーンの救出を図りましたが、だんだんと沖に流されて行き、結局救出できませんでした。

その後、しばらくダイビングペンシルを投げましたが気配が無いのでジグに変えました。
40gのジグに結構大きめのアシストフックを付けてフルキャストし、1回のキャストで3回くらい底を取り直しながらシャクっていると何か違和感があります。
巻き取ると、15センチくらいのハゼのようなエソが釣れていました。

もうしばらくして、今度は岸近くまで引いてきたときに違和感があり、これもやはり15センチくらいのカマスでした。

このカマスといいエソといい、結構早いアクションで結構でかいアシストフックなのにしっかりと口にフッキングしているのには驚きました。

結局16時半過ぎまでがんばりましたが、それ以外の変化はなく、タイムアップでした。

***

まずは初日の結果でした。

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2013/07/22

プレ夏合宿2013: 2日目 パイレーツオブイトウワン

さて、プレ夏合宿の2日目です。
ただ、翌日3日目は釣りはオフなので、実質は最終日になります。

この日は、部隊長さんが入手したカヤックに乗って伊東湾を荒らしまわる予定です。
手コキの船での釣行は、2年前宿敵Tと伊東湾で主にサビキで五目釣りをして以来ですし、部隊長さんとは3年前に沼津西浦でカヌーでやって以来です。

カヤック自体は3年くらい前に沖縄で乗ったことがありますが、釣りをしたことはありません。
おなじみ店長Qがここ数年、カヤックでトップウォーターのバスをやっているので、それがうらやましいな、と常々思っていました。

で、今回部隊長さんにお誘いいただき、いよいよカヤックフィッシングデビューとなったのです。

***

朝4時に待ち合わせをし、飲料食料を購入してから準備です。

部隊長さんのカヤックはタンデム(って言うのかな?)ですが、以前のカヌーに比べると随分と軽いので、積み下ろしも楽でした。
タックルとかモロモロの準備を終えて、6時前くらいに出航です。

なぜか俺がミヨシ(バウって言うんでしたっけ?)に座らせてもらっています。

このカヤックはシットオンとのことでしたので、間違いなく濡れるだろうと思って上は速乾のTシャツにウェーディング用のライジャケ、下は海パンにサンダルです。
案の定、砂浜のスロープにカヤックを押し出して、座った瞬間にケツが濡れました。

ところが部隊長さんは長袖のラッシュガードっぽいものに下はサポートタイツみたいなのの上にハーフパンツです。
要は、日焼け対策をバッチリしているのです。
見てくれは、黒でキメたランニング系アスリートです。

ずるい!自分だけ!

***

しばらく進んでいくと、後ろでピーピー鳴ります。

なんと、このカヤック、魚探を積んでいるのです。
文明の利器です。

そしてこのピーピーはフィッシュアラームのようです。

で、10分くらい進んで航路をちょっとはずしたあたり、水深40mくらいのところで開始することにしました。
部隊長さんは40gのジグ、俺は30gのジグです。

もちろん魚探はピーピー言っています。
すると、あっと言う間に部隊長さんにヒットです。

かなりイイ引きをして上がってきたのは、50センチ近い大サバでした。
ベイトタックルがグイグイとドラグを出されていました。

俺はアシストフックがジグに合っていないみたいで、やたらとジグのボディを抱いてしまいます。
そこで40gのロングジグに変えてみました。

底を取って、ゆっくり目のワンピッチで巻き上げてくると、ガツン、来ました。
なかなかの抵抗を見せて上がってきたのは、これまた40を軽く越えている良型のサバです。

とにかく、目線が水面に近いので、非常にファイトに迫力があります。

さらに部隊長さんがヒットさせたのは、軽く尺越えのアジでした。
これはバラシてしまったのですが、このサイズになると普通にジグを食ってくるんですね。

アジが来るとなると話は別です。
ヒットしても強引にアワセるのではなく、慎重に取り込みます。

結局、この朝の時合いで40センチ級を含むすべて尺アジが2人で4本キャッチできました。

***

サバは延々と釣れ続きます。

もう、ハイピッチもロングジャークもただ巻きも何をやっても釣れます。
挙句の果ては、部隊長さんは水面でフックアウトすると「ヨシ!バレた!」と、釣り人としては言ってはならないことを言っています。

***

朝から、結構デカめの単発ボイルが目についたので、タイミングを見てトップウォーターをやろうと思っていました。

そして、何度か移動したあるポイントでのことです。
ただ、この日はどこに移動しても40m付近がヒットゾーンだったのですが。

ジグでサバをヒットさせ、結構ナイスサイズだったので、船べりで何度か回していました。
ちょうど、バサーがフローターとかカヤックでヒットさせて、ランディングする前にやるような感じです。

そうしていると、そのサバに興味を持ったらしい、シイラがその船の周りに寄って来ました。
1匹だけですが。

すかさずジグをキャストしてトゥイッチをしながら早引きすると、何度か追ってきました。
ヒットには至りませんでしたが。

これでいよいよタイミングだと思いました。
また移動した後に、ルアーを付け替えました。
ほぼこればっかりですが、マリアのポップクイーンのピンクです。

これを四方八方にキャストしていました。
すると、何10投かした時に、視界の端に、何か突っ込んでくるモノが見えました。

その直後、ポップクイーンにドカーンと水しぶきが上がりました。
一瞬重みを感じたのですが、乗りはしませんでした。

そのままスピードを緩めずにアクションし続けたのですが、追い食いはしてきませんでした。

部隊長さんと「この目線だから迫力あるねえ」と話しながら、また黙々と投げ続けましたが、この日トップにバイトがあったのはこれ1回きりでした。

***

その後、時々ボイルが発生します。

そこに向かってジグを投げると20センチちょっとくらいのワカシがヒットしました。
チビでしたが、なかなか楽しい出方でした。

***

そんな感じで11時過ぎまで、飽きることもなく、カヤックフィッシングを楽しみました。
帰路はパドル操作も慣れたのか、スイスイと進むようになりました。

結果は

  • アジ:30~40センチを4キャッチ、バラシ多数
  • サバ:40~50センチ多数(数10本)、バラシ多数
  • イトヨリ:2キャッチ(部隊長さん)
  • エソ:1キャッチ(部隊長さん)
  • ワカシ:20センチ級2キャッチ(俺)

と、俺の釣果にしては上出来すぎるものでした。

***

帰港して気づいたのは、案の定激しく日焼けしているということです。
その日の夜からものすごく痛いし、体中が発熱しているんで、ものすごくダルく、大変でした。

しっかりと日焼け対策をしていた部隊長さんは全く問題なかったようです。
次はしっかりと対策をしようとココロに誓うのでした。

Dsc_0092_h480

この写真、チンコじゃないっすよ。

ちなみに、3年前のパイレーツオブスルガワンのときも

この写真、チンコじゃないっすよ。
(中略)
当たり前ですが、日焼け対策をきちんとしようと固くココロに誓ったのでした。

と同じようなこと書いています。

反省も成長もしていないどころか、むしろもっとポンコツ化劣化しています。

***

そんなわけで、部隊長さん、今回も大変お世話になりました。

ケツカッチンだったので、艇の掃除などを手伝わなくてすみません。
ものすごく楽しかったので、是非またお供させてください。

次回は、カツオとかもうちょっとでかい青物とか釣りたいっすねえ。
トップがいいなあ。

なんか、カヤックに乗ればチョロいチョロいと勘違いしている危険な香りがします、俺。

***

というわけで、プレ夏合宿のレポートでした。
今回は、ショアジギはイマイチでしたが、渓流は精神的に大満足、カヤックは釣果も精神的にも大大満足でした。

ちなみに、初日の渓流6時間+ショアジギ、さらに2日目の激しい日差しの中での6時間近いカヤックで、完全に体力の電池が切れていました。

2日目夜は21時くらいに床に就いたのですが、12時間くらい眠ってしまいました。

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