カテゴリー「釣り:遠足」の36件の投稿

2013/10/17

秋の大遠足2013

先週末の3連休、久しぶりに「秋の大遠足」として伊豆に行ってきました。
ここ数年、夏合宿が終わってからは年末年始まで伊豆に行く機会が少なかったのですが、今年はなんとか時間を作ることができました。

遠足実施を決めてから、同行者を募ったところ、ファンタジスタS君が参戦することになりました。
最近、家のことで週末がほとんど潰れているようで、ほとんど一緒に釣りに行くことはなかったのですが、今回は都合がついたようです。
が、3連休をフルに使えたというわけではなく、日程は土曜の昼にこっちを出て、日曜に帰ってくる、という制約がありました。

3連休初日の昼に車で東名~オダアツ~R135と下ると、激しい渋滞で普段の2倍以上の時間がかかることは目に見えています。
また、日曜も目一杯釣りをして疲れきっている状態で帰りの車の運転ってツライんすよね。

というわけで、今回は電車で往復することにしました。

***

電車で行くとなると、荷物を減らさなくてはなりません。

今の時期なので、想定のターゲットはオカッパリ青物(ショアジギング and/or 弓角)にエギでのアオリイカがメインとなります。
また、メッキもいいし、もしかしたらメバルとかカサゴとかアジとかのライトソルトもいいかもしれない。
河津は10月一杯OKだから渓流もできます。
もしかしたらヒラスズキも釣れてしまうんじゃないの?

が、何もかも持っていくのは不可能ですのが、絞りこむことにしました。

おなじみ部隊長さんに相談してみると、「かなり大型のカマスが沸いていて、それを追ってワラサも来ている」とのことで
ってことは「船でカマスが出ているポイントの沖に行けばロングジグでワラサがウハウハ」という公式が成り立つのです。
つか、完全に瞳孔が開いて、そういうモードになってしまいました。

部隊長さんは3連休の日中は仕事と別の用事があり、夜しか一緒に釣りができないとのことです。
そこで、日曜の日中は貸しボートでワラサハンティングをやろうと企むと、なんとインディアンカヌーを貸してくださるとのことです。

というわけで、持ち込むタックルは以下のようになりました。
これで、ショアからの青物、アオリイカ、カヌー釣り、ライトソルトを間に合わせようと思っています。

  • ロッド
    - エギロッド:エギ、ライトソルト(ジグヘッドや小型ミノーなど)
    - ショアジギングロッド:ジグ、プラグ(ポッパーやダイペン、ジグミノーなど)、弓角
    - ジギングロッド:主にジグを中心としたカヌーでの釣り
  • リールおよびラインシステム
    - 2500番リール+0.8号PE+フロロ2号リーダー:エギロッドと組み合わせる
    - 4000番リール+2号PE+フロロ30ポンドリーダー:ショアジギロッドおよびジギングロッドと組み合わせる
  • ルアー
    - メタルジグ30g~50g
    - 青物用プラグ(ポッパー、ダイペン、ジグミノーなど)
    - エギ
    - ワームおよびジグヘッド

これらのタックルに、グローブやボガグリップやライトなどの小物類をバッカンとクーラーに入れ、キャリヤで運ぶことにしました。
幸い、ライジャケとスパイクシューズは伊豆のいつもの滞在先に置いてあるので荷物にはなりません。

***

そんなわけで12日土曜の昼に電車に乗り込みました。
途中の駅でS君と合流し、何度かの乗り換えの後、伊豆に着いたのが15時半くらいでした。
それから滞在先に行き、車を借りて16時くらいに出発です。

まずは夕マズメの青物&アオリ狙いで近場の漁港に行きました。

今年はずっとジグとトップをやりたいモードが続いている俺は青物狙い、S君はエギをやることにしました。
どちらかに結果が出たら、すぐにそれに合わせることができるという二面作戦です。
また、このまま日が暮れた後もそのままエギをやることができます。

漁港に着いてみると、あまり人がいません。
これはやりやすい、とまず俺はテトラに行くと、足元まで海老網が入っています。
これじゃあ釣りにならないやん、とS君がいる堤防先端部に行きました。

そこで堤防の外洋側の角を確保して二人で投げていると、隣のエサ師とS君が何やら話しています。
なんと、この堤防の目の前にも海老網が入っているそうで、エギやジグだと間違いなく引っかかりそうなのです。

結局、このポイントではお互い2-3投しかせずに移動することにしました。
なんとなく、先が思いやられる出だしです。

***

それから、大急ぎで車で20分ちょっとかかる港に移動しました。
港に着き、S君を先に釣り始めさせました。
俺は車のところでタックルをセットしていたところ、S君から電話です。
なんと、目の前で投げサビキでサバが3匹釣れたとのことです。

これはサバが回っているってことか、と急ぎかけつけました。
そこでジグをキャストしてみて、ロングジャーク&フォールで誘っていると、ガツンと来ました。
おっしゃー、幸先いいぜ!と思っていると急に軽くなり、上がってきたのは30センチくらいのカマスでした。

多分、バケが付いたアシストフックだからですかねえ。
フロントに付けていたのですが、しっかりと口にフッキングしていました。

すでに火がついたS君は、早くも投げサビキで応戦です。
つか、もうサビキっすか。

何投かしていると、S君が「何だかわかりませんが、何かかかっています」と言っています。
そして抜きあがったのは、20センチくらいの小サバが3本のサビキに3匹ヒットしていました。

つか、サバってのは小サバかい!

そのまま少し続けていたのですが、このあたりで西からの爆風が吹き始め、テトラの上に立っているとそのまま背中を押されて海に落ちるんじゃないか、というくらいになってきました。
周囲も片付け始めたので、一旦ここで終了としました。

***

この日は19時くらいから部隊長さんと合流して釣りをする予定だったので、まずはコンビニで食料を買って夕食としました。
食事の後も少し時間があったので、釣具屋を見に行っていると部隊長さんから連絡です。

なるべく早く戻ってくる旨を伝え、サクっと釣具屋を見ました。
S君は翌日のカヌーでサビキをやるつもりらしく、パック式のコマセを買っていました。

***

港に戻って部隊長さんに合流すると、いつの間にか爆風のナライに変わっていました。
それにしても、俺とファンタジスタのサゲチンっぷり、恐ろしいです・・・・

堤防先端ではエサ師にはポツポツと良型のカマスが釣れています。
部隊長さんも俺らが戻ってくる前に1本キャッチしたそうです。
風は相当キツいですが、我々もやってみることにしました。

エギタックルのリーダーの先に30ポンドのリーダーを50センチくらい付けて、9センチのミノーをセットしました。
表層のステディリトリーブが良いとのことでしたので、試していると、数投目にキャストした後にロッドがフっと軽くなりました。
何が起こったのかと調べてみると、なんとロッドが折れています。
継ぎ目とかではなく、2ピースロッドの上半分がさらに2ピースになっているのです。

このエギロッド、もう8年くらい使っているのですが、エギだけではなく、色々とオールマイティに活躍してくれた思い出深いロッドです。
多数のキロアップ(本当は数杯のキロアップ)も上げたし、サバやソウダやワカシやショゴなど、ライトショアジギでも活躍してくれたし、沖縄にも持って行ったし。
修理に出してみてもいいのですが、ロッドの定価?の半分くらいを取られるんだったら、新しいのを買う方がいいのかなあ。

とりあえず、ショックから立ち直れはしませんでしたが、釣りを続けるためにS君のエギロッドを借りました。
それでしばらくやっていると、今度は何投か後にPEが途中で切れて戻ってきました。
リーダーとのノットの部分なのか、途中なのかはわかりませんが、後から考えてみると、これってカマスの歯にやられたのかもしれません。

周囲はごくたまにポツポツと釣れてはいるのですが、結局、3人ともこの後は釣れることもなく、かつ堤防の途中が波を被り出したので港内をやることにしました。

***

今度はS君がエギロッドを使うので、部隊長さんに8フィート6インチの根魚ロッドを借りました。
これで港内の最奥部で再開です。

部隊長さんはグラスミノーMに3.5グラムくらいのラウンドヘッド、S君は2グラムくらいのジグヘッドにストレートワーム、俺は6グラムのMキャロに1グラムくらいのジグヘッド(モドキ。ガンダマとフライフックです。)にストローテールを付けたもので開始しました。

Mキャロですので、シャクってフォールしてを繰り返していると足場の明暗のあたりでヒットです。
抜き上げたのはやはり30センチくらいのカマスです。

その後、部隊長さんがポツポツとキャッチをします。
S君は部隊長さんにグラスミノーとジグヘッドをもらってから、かなりの数のアタリが出るようになったみたいですが、バラシが多くなかなかキャッチに至りませんが、なんとか1本キャッチできていました。

そんな感じでまったりと2時間ほどオカマゲームを楽しみ、23時過ぎくらいに終了しました。

その後、部隊長さんと別れてから、風裏を探してエギでもやるのかと思ったのですが、仮眠しましょうというS君を尊重してこの日は終了としました。

***

翌日は5時半に部隊長さんと待ち合わせてカヌーをお借りし、朝から伊東湾でカヌーフィッシングです。

7時くらいに出船して実績のあるあたり、水深40m前後のところで開始しました。
俺はメタルジグで、S君はジグサビキで探ります。

開始早々にS君にヒットがあり、軽くドラグも鳴ったのですが、途中で外れてしまったみたいです。
これは今日は楽しめるのか?と思ったのも束の間、後が続きません。

何箇所か移動をしては試してみますが全くアタリもありません。
S君はジグサビキにコマセまで使いましたが、全く反応が無いのです。

本当は13時過ぎまでやるつもりだったのですが、風や波が強くなってきて、パラシュートアンカーも効かなくなってきたので、11時半くらいに終了しました。

結局、途中に俺に乗らないアタリが一回あっただけで、全くの完封負けでした。
前回、宿敵Tおよび部隊長さんのカヤックでやったときは、それでもコトヒキとかカマスとかは釣れたのですが、今回は全くのゼロでした。

***

その後、カヌーを部隊長さんから譲り受けるというKidに久しぶりに会いました。
気が付けば、立派な青年になっていて、俺が歳を取るわけです。

Kidによると、どうも、このあたりにも海老網が入っているようで、魚が入ってきていないようです。
それが原因で、腕が原因とは思いたくない。

***

Kidと12時半過ぎに別れて、それからメシを食いました。

さて、どうする?とS君に聞いてみると、「今回はもうこれでいいです、風呂入って帰りましょう」と戦意喪失しています。
以前のS君だったら、時間の許す限りガメツく釣り続けていたのですが、結構疲れが溜まっているのでしょうか?

結局、午後のオカッパリはやらずに遠足を終了しました。

結果は、小サバが少しとカマスが少し。
メインのはずのエギやショアジギングはほとんどできず、という残念さです。

***

風呂に入り、滞在先で帰宅準備をして17時前に駅に行きました。
地元で売っている魚を見たいとのS君のリクエストで駅に行く途中のスーパーに寄りました。

そこで、地物のアジとイカの刺身、あとは色んな魚の切り落としの刺身、桜海老のサツマアゲ、黒はんぺん、ビールなどの酒を買い、駅の観光客向けの休憩所のようなところのベンチで1時間ほど酒盛りをしてから帰ってきました。

この簡易飲み会が一番盛り上がった時間かもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/09/22

秋のトライアスロン遠足2009

日曜21時過ぎに出発で、宿敵Tと急遽伊豆に行きました。
当初はイカ&青物&渓流のトライアスロン形式の予定でした。

23時30分くらいに開始し、まずはエギです。
2投目で200グラムくらいのチビアオリをキャッチです。

Imgp0861_640

さらに開始から1時間経たないくらいでまあまあサイズのケンサキをキャッチしました。
エギは二杯ともエギ王Q3.5号マーブル下地のピンクでした。

090921_0011011

その後乱獲が期待されましたが、一度ゲソをキャッチしただけで異常なしでした。

堤防の上で軽く飲んだり寝たりした後、弓角で青物を狙いますが、カゴ師にちょろっとワカシが出るくらいで、移動を開始する8時30分までルアー勢は沈黙でした。

9時30分くらいから別の港に移動し、二時間くらいやりましたがもちろん異常なし。
石物師がイシガキダイを釣ってました。

11時30分くらいから二時間ほど昼寝をした後、帰路方面にランガン開始です。
三ヶ所ほど見て回り、最後の勝負を試みますが、異常なしのまま日没でした。

回遊魚は回ってこないとただの投げ巻きだと痛感しました。

皆さんの銀週間はどうっすか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/13

秋の大遠足2007「初恋」 (おまけ) 今日のイカ料理

まあ、おまけと言えばやはり料理メモ。
今回はフンダンにイカがあるので、普段では考えられないような贅沢な食い方までしました。

***

200710051856000

まずは定番の刺身ですね。
普段、家で刺身にするとき、ゲソは焼いたりバター炒めにしたりするんですが、この写真は堤防の上でしたのでゲソもそのまま刺身にしました。
これはこれでなかなか美味かったっす。

アオリは甘みが強いので、俺はワサビと粗塩で食うのが好きです。

***

200710061045000

次は普段はやんないであろうメニュー、アオリイカのパスタです。

パスタはアルデンテにゆでて、熱いうちにバターをからめます。
それにカツオの塩辛を少量からめて味付けをします。

カツオの塩辛ってのは酒盗ではなく、塩辛なんですよ。
違いはわからないっすけど。
「まるかま」って言うブランドのが伊豆に売っています。
行くたびに買って帰りますので常時1.5本くらいは冷蔵庫に入っています。

結構塩辛いのでゴハンと一緒に食べても美味しいのですが、パスタに絡めたり、ドレッシング作るときの塩気にしたりします。
ちょうどアンチョビのような使い方ですね。

で、カツオの塩辛でパスタに味が付いたら、水菜と混ぜます。
今回は水菜が無かったんで、写真には写っていませんが。

アオリはゲソやナンコツ、もちろんエンパラや身でもいいんですが、バター炒めにしておきます。
このバター炒めを最後にパスタにからめて、刻み海苔や小ネギ(これも今回切らしていました)をかけて食べるわけです。

今回はアオリが入ったことで、歯ごたえに加えて甘みが出てさらに美味かったっす。

このパスタ、アオリイカ抜きの上記レシピで普段も良く作ります。
わりとチェンネエに好評です。
「パスタの後のデザートはお前だぜ」と言うのをお忘れなく。

***

200710061101000

週末は毎日のように刺身を食っていました。
ちょっと余ったときに、上記パスタでのカツオの塩辛との相性の良さを思い出して、刺身数切れをカツオの塩辛和えてみました。
まあ、アオリの塩辛なわけです。
これがかなり美味かったっす。

で、何でもお茶漬けにしないと気が済まないんで、ゴハンに粉末出汁をかけて、このアオリの塩辛を乗っけて食ってみました。
うーむ、出汁と甘みがなかなか悪くないっすねえ。
出汁は昆布の方がいいかもしれないっす。

ホントだったら、シソとか小ネギとかミツバとかがあると色取りも味も良いんでしょうけど。

***

200710081829000

そして最後はアオリイカのなめろうです。
作り方はアジやイワシで作るのと変わらないです。

アオリを刺身で小さく刻んで、ネギ、シソ、ミョウガ、味噌と一緒にタタキにします。
今回は、ちょっと面倒だったんで、フードプロセッサ使ってアオリを小さくしましたが。

で、これ、アジやイワシのなめろうに比べて、かなり甘いです。
アオリの甘みがものすごく出てしまうのです。
ちょっと醤油につけたり、あるいは最初から醤油も入れておく方がいいかもしれません。

***

それにしても、かなり堪能しています。
もうちょっと残っているんで、今週末も大事に食べるんですが。

アオリは冷凍してもそれほど味が落ちないんで、近所に配るなんて勿体ない!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/10/12

秋の大遠足2007「初恋」 (5) またまた確変

[10/5 16:50]

湖でのイブニング大作戦を飛ばしてしまった我々一行は、途方に暮れました。
ガッツリ寝たとはいえ、体は疲れきっていますので、誰もがガツガツと釣りにテンションが向いていません。

この時点で俺が出した提案は

  • これで終了、帰宅する
  • この場に残って夜マズメ(だからそんなの無いって)のアオリをやる
  • 別の場所に移動して何か釣りをする

の3点です。

結局、このまま帰っても、この時間だったら渋滞にハマるだけだし、でもこの場所はなんか期待薄いし、ということで、前夜に好調だったた港に再度行くことにしました。

荷物を再度積み込み、コンビニに寄って飲み物などを買い足してから一路車は目的地を目指します。

***

[10/5 17:30]

もし風が悪かったりしたら、別の場所に移動しようと思いつつ、現場に着くとオッサンが一人だけいました。
普段はアジを使ってアオリを狙っているらしいですが、サイズが小さくてアジがもったいないとのことで、磯竿にエギをつけてシャクっています。

で、風は夜中に比べるとイマイチな方向ですが、それほど強いわけでもないのでここに定住することにしました。

ベストポジションはオッサンがキープしているので、その横とさらに横に2人を入れ、俺はテトラに入ります。
ラインがギリギリ見えるくらいの明るさですがなんとかなります。

で、すぐにアタリがあり、マメサイズが1杯上がりました。
とりあえず、まだ好調を持続しているみたいなので3人ともテンションを上げていきました。

18時を過ぎて真っ暗になり、堤防は俺ら3人だけなので、ちょっと食事にすることにしました。
朝の獲物の中から手ごろなアオリを選び、その場で刺身を作ります。
醤油や塩、ワサビ、まな板、包丁などはS君が持ってきています。

200710051856000

見てくれは悪いですが、味はバツグンでした。

この刺身を囲んでビールを飲んでいると、遠くからエンジン音が聞こえます。
真っ赤なオープンのポルシェ356スピードスターがサイドブレーキターンで堤防に停車し、ドアを開けずにヒラリと男性が降りてきました。

ジョルジオ・アルマーニのゴアテックスのジャケットにフェラガモのフィッシングブーツ、時計はオメガのGショックというのがシブいです。
ライターはダンヒルのターボライターで、タバコはモアのメンソール。
首には真っ赤なスカーフを巻いています。

ハンサムです、イケメンです。
花形満かと思いました。
超ベッカム似です。

どうですか、部隊長さん、カッコ良く書いてみました。
ご期待に沿えていればいいんですが。

というわけで、刺身を食っているときに現れたのは、部隊長さんでした。

この場所の状況や河津敗戦の話などをして、まだ俺らが食っているので「じゃあちょっとやらせてもらうね」と始めました。
3人ともホモ丸出しの視線で部隊長さんのケツもとい後姿を見ていると、あっさりとドラグが鳴り、一杯確保です。

おいおい、マジっすか。
マジでございますか。

ちょっとしたらまたもや軽く1杯追加です。
で、早速聞いてみると「なんか、イイ感じの潮を見つけたから」だそうです。
俺ら3人バカヅラで「あー、なるほどね」と相槌を打ちますが、何のことだかさっぱりわかりません。
しょうがないので俺が代表して「ところで部隊長さん、おっしゃっている意味がわかりません」とディベートを吹っかけると、以下のような説明をしてくださりました。

キャストしてカーブフォールをすると、沖に持っていくような感触があるんで、サミングしながらちょっとずつラインを出してエギを流してやる。
スラックが出すぎたら少し張って、また流す。
で、流れが無くなるようなちょうどイイ頃合になったら、シャクってあげるとそこで乗る。

おお、なるほど。
フォール中に持っていかれる感がある場合があるけど、それがその潮か!
つか、そのイイ頃合が難しいっす。
流し足りないと届かないし、流しすぎると根ガカるし。

でも、この考え方、最強でした。

今みたいなラインコントロールが難しい風向きのときはフリーフォールでなく、カーブフォールをしてラインが膨らまないようにしつつ、流してあげることで距離を取れます。
もし流れてないようだったら、適当にシャクって別の方向とかに投げればいいわけですし。

今までは風が強くは無いけど方向が悪かったり、潮が流れまくっていたりしたら諦めていたようなポイントもこれで攻めることができます。

さらにシャクリ後、すぐにラインを巻き取るのではなくて、フリーフォールの方が良いとのアドバイスをいただき、これまたドンピシャ。
これは随分前の釣庵まこさんのアドバイスと同じですね、そういえば。
ずっと最近忘れてるし、俺。

結果として、俺はギャフ入れが必要なサイズ(蝕腕だから良く引いたってのもありますが)を含んでその後3杯獲ることができました。

他の2人もそれぞれ色々と試して、釣果を上げています。

というわけで、21時半くらいにポツポツを雨も降ってきたので納竿としました。
夕方からのアオリラウンドは

HN:S:Open6E = 3:1:4

となりました。
ちなみに部隊長さんは、夕方からだけで7杯です、ギャフン!

***

そんな感じで、秋の大遠足のすべてが終了しました。

結果として、未明と夕方以降を合わせてアオリが3人で18杯です。
アマゴはシブく、青物はダメ、湖にいたっては不戦敗なんですが、遠足シリーズの歴史の中で、信じられないくらいの驚異的な結果が出ました。

まず今までずっと遠足シリーズに付き合ってくれているHNさんですが、病み上がりの割りに元気で、初のアオリゲットに喜んでくれていました。
最後は完全に電池が切れていましたが、遠足以降も元気にやっているみたいなので安心しました。
次回の春の遠足ではフライを教えてもらおうと思います。

大変なのがS君。
もう、遠足以降、完全に燃え尽き症候群になってしまったみたいです。
今まで俺と一緒に行ってロクな思いをしたことなかったんですが、部隊長さんのような上手い人に実際に接することができただけでかなりの収穫だったみたいです。
もうS君にとっては伊豆は完全に聖地です。
俺とHNさんが「伊豆に来たらいつも釣れると思ったら大間違いだ」と口を酸っぱくして言いましたが、完全に恋するオトメの目になっています。
それにしてもS君がサビキを一度も使わないなんて・・・

俺にしてみても同じで、部隊長さんからかなりのヒントをもらうことができたので、後半の方が好調に釣ることができました。
あれ以来、イカが釣りたくて釣りたくてたまらないっす。

***

というわけで、部隊長さん、今回も散々お世話になりました。
また次行くときはお世話してください。

あとkidも色々とありがとう。
もらった情報をうまく活かせなかったけど、役に立ちました。

というわけで、お約束の「おまけ」を残して一旦2007年秋の大遠足をシメます。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

秋の大遠足2007「初恋」 (4) 野戦病院

[10/5 11:30]

後片付けをして河津川を後にした一行は、次の目的地に向かいます。
2人はかなり疲れている模様なので、土地勘もある俺が運転します。

まずは釣具屋に寄り、エギを数本と夜中に切れたエギ用のPEラインを買います。
PEはノンブランドの0.8号90mが1500円くらいでした。

で、釣具屋で釣果情報を見ると、ここら一帯の港でソウダガツオが爆釣中とのこと、急にテンションが上がり、こりゃあ昼寝もできねえかなあ、とホクソ笑みました。

何せ2年前、宿敵Tとのセンチメンタルジャーニーでもこの時期にソウダが爆発したんで、これはもらった、下手すりゃイカ→アマゴに引き続きソウダもゲット、さらにイブニングにレインボーも取れたら俺様グランドスラムじゃないっすか!

その後ランチをしていると部隊長さんから電話が。
なんでも、昼休みに俺らの目的地に偵察に行ってくださったらしく、その情報をわざわざ知らせてくださいました。
まったく頭が下がります。

その情報によると、港内でサヨリが爆釣中だそうです。
サヨリ、っすか。
ソウダはまったく元気無いらしいです、ワレー!

とりあえずサヨリの仕掛けも何も無いので、ジグやツノやエギをやって、何も起こらなければ昼寝したり手持ちの仕掛けでサヨリをやってみたりしよう、ということになりました。

***

[10/5 13:30]

現場に到着し、荷物を持ってポイントを決めます。
確かにサヨリ、上がっているみたいですが、まずはラインを巻き変えたりジグの準備したりしつつ、ビールで乾杯です。
このくらいの時間だと気温もかなり高く、ビールがうまかったです。

とりあえずがんばってジグを投げますが、まったく反応はありません。
さらに、エギもやってみますが、風向きが悪く、イマイチです。

HN氏は早々と堤防の上で昼寝開始です。

そうこうしてると近くのカゴ師にソウダがヒットしました。
それを見ていた俺とS君は闘争心に俄然火がつき、弓角を狂ったように投げました。
が、これまた異常なし。

結局カゴ師にもポツンポツンと2本くらい上がっただけだったので、とりあえずここで体力を蓄えてイブニングの湖に賭けようと思い、俺も昼寝体勢に入りました。
S君も一通り港内を歩き回っていましたが諦めて昼寝開始です。

たまに目を覚まして周りを見ると、皆その辺に転がって寝ていて、まるで野戦病院です。
予定では15時過ぎに起きて、それから湖に向かうつもりだったのですが、目が覚めると16時半でした。
ガッツリ寝ました、ガッツリ。

というわけで、湖イブニング大作戦はなくなりました。

さて、どうする!(最終章に続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/11

秋の大遠足2007「初恋」 (3) 河津川苦闘編

[10/5 06:30]

第1ラウンドを満足な結果で終えた一行は次の渓流ラウンドの目的地である河津川を目指します。
入渓地点およびコースは夏合宿部隊長さんに連れて行っていただいた大堰堤から大滝までとしました。

イカを終え、仮眠を取った後に遊漁券を購入して入渓地点に着き、準備をします。
なんか、蚊も多いし、妙に興奮状態で1時間も眠れませんでした。
HN氏は結構ぐっすり眠っていましたが、S君も後から聞くと眠れなかったらしいです。

駐車ポイントに車を停め、速攻で準備が出来た俺は2人より先に大堰堤下でちょっと遊びます。
トイメンの岩盤にアップクロスでアレキサンドラを流しますが異常なしです。
が、同じ立ち位置でそのままアップに投げてトゥウィッチをかけると軽いアタリです。
上がってきたのは15センチも無いくらいくらいのチビアマゴです。

とりあえず2人に見せびらかし、写真も撮らずにリリースです。
何せこの後尺上が連発する予定だから、いっひっひ。

大堰堤を越え、堰堤上のプールからスタートです。
なんか、前回に比べて水の範囲が広いというか、砂が多い感じです。
渡渉しようとするとズボズボっとイボります(博多弁)。

とりあえずプールでは股間くらいまでのディープウェーディング状態で対岸のハングオーバーを狙っていきます。
流れも緩いし、なんかバスやってるみたいっす。

すると、数投したら、俺のミノーにゆっくりとチェイスしてくる大魚がいます。
きっと鯉だと思っていたら、反転したところを見ると50センチくらいはありそうなレインボーです。

そのことを告げると、2人とも気合いを入れてこの場所でタコ粘りです。
が、レインボーは2度と姿を現すことはなく、いよいよ遡行開始です。

一応、フォーメーションとしては、フライマンであるHN氏が先行し、隙間をS君、俺はこれまたホストなのでシンガリとして付いていく、という感じにしました。
この2人、渓流に関しては俺よりもキャリアは長いので、イカほど心配することは無いと思っていましたが、それにしても魚からの反応が無いようです。

段々と流れが強く、大岩や落ち込みを配した渓相になってきましたが、俺にしてみれば今度は前回に比べて減水しているように思えました。
翌日事後検証に入った部隊長さんによると、流れが拡散して減水したように見える、とのことです。
なるほどね、俺もそう思った(卑怯者)。

結局、開始から1時間くらいして、2人の竿抜けにあたる落ち込みからカーブして流れが当たる岩盤前のスリットを角度を変えてしつこくやっていると出ました。

200710050734000

サイズは16センチとこれまたチビですが、結構朱点がはっきりと出ていたので、「花魁か?」と思い一応写真を撮っておきました。
後ほどこれまた部隊長さんとこの花魁アマゴの記事と照らし合わせると、思ったほどでもなかったっす。

全員、多少テンションは上がりますが、とにかく魚の付き場を特定できなくて苦戦します。
前回ナイスサイズが出たところや、部隊長さんが泣き尺をバラしたところ、それぞれを説明して2人とも丁寧に攻めますが結果は出ません。
S君は主にスプーンを使っているのですが、マメのチェイスが何回かあっただけ、とのことです。

9時を過ぎたくらいになってくると、睡眠不足の疲れなのかまずS君が落水します。
さらにしばらくしてHN氏も落水です。
さらにさらにS君2度目の落水です。
うーん、これはちょっと良くない状態だな、となぜか元気なタフガイ(キチガイとも言う)の俺は判断し、すこしすっ飛ばし気味に大滝に向かうことにします。

大滝の手前、特殊浴場(違うって)前あたりで、S君が1匹バラしたらしく、そのちょっと上をやっているときに俺にもヒットしました。
今日イチの20センチオーバー(志が低い)でしたが、これまたピックアップ前にバラしてしまいました。

最後の大滝でも俺はアタリが1回ありましたがフックアップに持ち込めず、結局10時半に退渓しました。

実際の状況に関しては、部隊長さんの分析がすべてだと思います。

リンク: 伊豆の渓流を考える日々 河津川釣行(2007.10.06).

すくなくとも俺よりも腕のある2人がこうなんで、川自体がシブかったんだと思いたいです。

まあ、結果としては俺にチビが2匹出ただけみたいですが、渓相や雰囲気などは2人とも相当気に入ってくれていました。
是非またリベンジをしたい、と言ってくれるので救われました。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/10/08

秋の大遠足2007「初恋」 (2) イキナリ確変

[10/4 22:00]

集合は俺の家だったんですが、すぐ近くに住んでいるS君にはHN氏が多摩川を渡ったくらいで電話する、と言っておきました。

結局予定の22時近くにHN氏が多摩川を渡渉(なんでや)したのでS君に電話すると「30分くらい前から待っています」と。
ものすごいキアイです、この漢。

HN氏も集合し、S君の車に荷物を積み込んでイザ出発です。

大体、通常の遠足だと、道中海が見えてきたくらいでものすごい風にものすごい波が見え、すでにその時点で1日が終わるわけですが、今回はそうでもなさそうです。

とりあえず、釣りにはなる、ということです。

***

[10/5 01:00]

まず最初にイカを狙う予定の漁港に到着です。

ここで風や凪が悪かったり、先行者が多かったりしたら別の港に即移動の予定でした。
ですがさすがは平日の深夜、誰もいません。
しかも風向きは堤防先端に立って、一番理想的な方向に対して追い風になる微風。
もちろん波もあまり強くありません。

エギ童貞の2人はアレだとしても、俺様に1杯くらいは来るだろう、と早速開始します。
一応、ホストの立場から、一番良い立ち位置は2人に譲ります。

1-2投したころに車内にタバコを忘れていたので取りに行ってくると、なんとHN氏にアタリがあったらしいです。

ちょっとイラっとしましたが(小物)、平静を装って釣りに集中していると、なんとS君がゲットです。
サイズはたいしたこと無いですが、元気のいいロリータです。

いやあ、よかったよかったと話している矢先に、今度はHN氏にヒットです。
かなり引いているみたいですし、大事に獲りたかったのでギャフを入れます。
しかし真っ暗な中にライトだけでギャフを打つのって難しいっす。
結果、400グラム近くのナイスサイズ。

2人、ハイタッチとかして童貞卒業を称えあっています。
俺も一応一緒に喜んどきました、ケッ!

何か、キてるよ、今。
ってことは、次は俺様の番、いきなりキロアップとかで格の違いを教えてやるぜ、と目を剥いてキャストをしていると(すでに冷静ではない)、またまたS君にヒットです。
しかも、竿、グリグリ曲がってるし。
結果、400グラムちょいのナイスサイズです。
ムキームキー!

いかん、この場所では差を広げられるだけだ、と思い、テトラに移動です。
しかし水面見えないっす、もし釣れたら(ポジティブ)どこのラインで寄せてギャフ打とうかな、と思っていると、向こうから「キター」と言う声が聞こえます。

ななな、なんと、HN氏にヒットです。
なんてこったい。
つか、今日、ものすごいね、ここ。

俺の嫉妬に狂った視線に気づいたHN氏が「ここ入ってくださいよ」と言います。
「いいからいいから、俺はもうテトラで寝る!おやすみ!」とスネようかと思ったんですが、コヤツらはもう2杯ずつ取れたわけだし、そろそろホストとしての役割を終えていいころだ、と判断しました(開始から40分くらいしか経ってないけど)。

ここらで本来の凄腕ハンターとして牙を剥いてもいい頃でしょう。
その挑戦、受けて立つぜ!と最高の立ち位置に入りました。
まあ、2本2本0本の現実に気づいた心優しき2人がポイントを恵んでくれたんですけどね。
しょぼぼーん。

で、数投したらフォール中にエギが引っ張られる感じがあります。
すかさずビシっとアワセると乗りました。
クール、俺様、クール。
見て!見て!俺を見て!早く気付いて!

ところが童貞を卒業したばかりでサルのようにシャクってる2人は気付いてくれません。
しょうがないので、「よし、乗ったよ」と声に出しました。
なんてクール、なんてニヒル。
抱いて、俺を抱いて、俺!

実際のところ、ここ2年間の不調が続いており、最後に釣ったのが2006年末のチビイカ一杯(しかもそれも10ヶ月ぶり)という状態で、春アオリにも手コキボートアオリにも見放されていたので、実はかなり嬉しかったわけです。
心の中では、EXILE全員集合なわけです。
(なぜEXILEかと言うと、昨日「めちゃイケ」見たもんで・・・)

俺様のそのクールな戦闘状態に気付いたS君「うわ、早っ!さすがっすね」。
そうそう、そういう発言、大事。
キミにはジョセフの称号を与えよう。

「でかいっすか?ギャフいりますか?」
「いや、そうでもなさそうだから要らないよ、抜き上げてみる。」

おりゃー、と漢の抜き上げをキメると上がってきたのは、100グラム程度のロリイカ。
そうでも「なさそう」?
抜き上げて「みる」?
いやーん、はずかちー。
コラァ、S!俺様に恥かかせやがって!

が、ロリイカでも俺、とってもうれしかったです。
もう、心の中ではEXILEがチューチュートレイン踊ってるわけです。

とりあえず少しだけ余裕が出たんで、場所を再度譲ります。
HN氏はリーダーを交換しているみたいなので、立ち位置は、良い順に「S君→俺」です。

で、ちょっとして、着底後に軽くダートさせてから2段シャクリでエギを跳ね上げると、その後のフォールでまたもや違和感です。
スラックを取ってすかさずアワセると、ホイきたのりましたー。
サイズはさっきよりちょっと大きく、250くらいだと思います。
でも、人間とは贅沢なもんで、ちょっとご不満です。

さあ、この時点でついに並びました、全員2杯ずつの横一線です。

HN氏復活で立ち位置は良い順に「HN氏→S君→俺」ですが、なんとなく釣れる気がしたので気合いを入れると、しばらくして乗りました。
今度はグイーングイーンと気持ちよく引きます。
結局300ちょいちょいくらいのが蝕腕のみでした。

Aori

ついに竿頭に踊り出ました。
ロッドヘッドにダンスアウトです。

が、それも束の間、その後しばらくでHN氏がロリを1杯追加です。
立ち位置は入れ替わり立ち代りなんですが、またもやHN氏追加。
再逆転を許してしまいました。

そしてそろそろ終わりかな、というころに、S君が今日イチの500オーバーをゲットです。
しかも、俺はキャストしたまま置き竿でランディングをサポートしたのですが、後で回収するときに風に流されたラインがどこかに擦れたみたいで、切れてしまいました。

というわけで、予定時刻の午前3時も過ぎ、かつ弱い雨が降ってきたので一旦終了としました。

現時点で、HN氏:400近くを含む4杯、S君:400および500を含む3杯、俺:単に3杯という状態です。
なんか、結果だけを見ると微妙に燃焼しきれてない気分です。

いいさ、後でリベンジしたるわい!

***

それにしても、いきなり確変に入りました。
トータルで10杯です。
釣りできなくてあたりまえ、釣れなくてあたりまえ、釣れても全員で1匹とかの遠足シリーズではありえないモードです。

いやいや、仮眠場所に向かう車中も盛り上がりました。
笑いが止まりません。

とりあえずこの勢いで根こそぎ行くぜ、と仮眠予定地に行き、ビールで祝杯を上げました。

さて、次は俺にとってはメインのつもり、渓流ラウンドです。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2007/10/07

秋の大遠足2007「初恋」 (1) 大脱走

木曜に遠足のしおりを突然アップしましたが、実は10/4金曜日に秋の大遠足を決行しました。
なぜ「初恋」か、と言いますともちろん意味がありません。
つか、俺のつけるサブタイトルは飲み会でも何でもかんでも、ほとんどが「初恋」です。

元々の計画では

  1. 朝マズメ、渓流
  2. 昼マズメ(無いって)、青物
  3. 夕マズメ、湖

と言う予定でしたが、果たしてどうなったことか・・・

昨日土曜にコツコツ書いていたのですが、あまりにも長くなってきたので、恒例の分割エントリにしたいと思います。

まずは出発までの雑記です。

***

今までの遠足シリーズ、釣り以前の問題である大雨や大シケなどに悩まされていました。
さらにやっと釣りができても、あまりにも乏しい釣果しか経験がありません。

たまにはドカンといい釣りをして、特にS君の野郎あたりに「ここでは誰がボスか教えてやろう」と立場を教えてやらないといけません。

というわけで、今回は強力な助っ人に事前に泣きつきました。
相談じゃなくて、始める前から泣きついたわけです。

泣きついた相手はもちろんこの2人、「伊豆を代表する世話好き」こと部隊長さん、さらに「ナタを携えた受験生」ことkidです。

今回も、ホットでウェットで(湿ってるんかい)濃厚で鼻血が出そうなライヴな情報をたっぷりもらいました。
おなじみの方々なのでアレですが、ちゃんとサイトを紹介します。

部隊長さんのブログ: 伊豆の渓流を考える日々.

kidのブログ: Various LIGHTGAME.

あとはヨイショもしときますか。

ニクいね部隊長さんとkid、2人ともベッカム似!

これで最終計画に加えて、具体的な場所も決定したわけです。

***

まず話は数日前に遡るのですが、同行予定のファンタジスタS君は完全にテンパっておりました。

仕事のついでにJ州屋に行き、サビキやウキやサビキやミノーやサビキやヤエンやサビキなどをチョコチョコと買ったら9000円近くかかってしまい腰が抜けたそうです。
で、火曜くらいから1日5回くらいメールをしてきて「仕事が手につきません」を連呼するアリサマ。

ところがもう一人の同行者、HN氏が行方不明です。
ここ2-3週間くらいバーにも現れないし、メールしても返信がありません。
店長Qなんかと「死んだ」「外国に逃げた」「倒れた」などなどと予想をしていましたが、ほんと、どうしたんでしょう。

S君には「2人で行くことになるかも」と話はしておき、一応ギリギリまでは待ってみよう、と思いました。

結局、出発日である10/4の前日10/3にメールが来ました。
なんでも、過労のため駅でぶっ倒れて入院、かつ倒れた衝撃で携帯も壊れていたらしいです。

そんなんでハードな遠足に参加して大丈夫かよ、と思って聞いてみたのですが、完全休養をして、もう薬もなくなったらしいのでむしろ通常より元気とのことです。

これでメンツが揃いました。

***

今回用意したタックルですが、1台の車で盛りだくさんの道具を運ぶため、できるだけコンパクトにしておく必要があります。
ですので、以下のように準備しました。

  • 9フィートシーバスロッド(負荷40グラム)
    30グラム前後のメタルジグ、6-10号天秤での弓角、その他8号前後のオモリを使ったカゴサビキ用
  • 8.3フィートエギロッド
  • 5.6フィートトラウトロッド
    渓流トラウト、湖トラウト、場合によってはメッキ用
  • 3000番リール
    1.5号PE+30ポンドリーダーで、9フィートロッドとの組み合わせ用
  • 2506番リール
    エギロッド用にPE0.8号+2号リーダーを巻いたスプールとトラウトロッド用に4ポンドナイロンを巻いたスプールを準備

あとはギャフやバッカンやソフトクーラーなどなどです。

***

というわけで、ついにやってきました出撃の日。

昼前からのクライアントとの打ち合わせが思ったより延びて帰社したのが16時。
18時ちょいちょいに帰宅するには2時間で一仕事終わらせないといけません。
また、帰宅するタイミングでボスに何か相談事とかその他振られたりしたら元も子もありません。

こういうときは、秘技「神が降りてきたモードを演出」です。
鬼気迫る表情で無心に何かに打ち込み「近寄るなオーラ」を出すのです。
この作戦が見事に成功し、18時15分、一瞬の隙を突いて脱出(退社)することができました。

途中にパートナー先からの電話があり30分ほどロスしましたが、19時半ちょいちょいで帰宅できました。

サクっとメシを食い、軽くシャワーを浴びて最後の荷物チェックです。
コンパクトにまとめたつもりでも、かなりの量ですなあ。

そうこうしているうちに集合時間が迫ってきました。
いよいよです!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007/10/04

秋の大遠足2007「初恋」 遠足のしおり

さて、いよいよ間近に迫った秋の大遠足2007サブタイトル「初恋」の遠足のしおりを送ります。

***

まずは概況です。

・天気
週間予報によれば、10/X夜半過ぎまで弱い雨が降り、10/Xは曇り時々晴れ(降水確率30%)、となっています。
最高気温は25度、最低気温は18度です。

・潮汐
- 10/X
 19:17 満潮(潮位133cm)
- 10/X
 06:02 干潮(潮位51cm)
 14:53 満潮(潮位136cm)
 20:31 干潮(潮位119cm)
 23:32 満潮(潮位123cm)
- 10/X
 07:25 干潮(潮位52cm)

午後ほとんど潮が動きません。

***

スケジュールです。
時間とかに関しては、あくまでも目安です。

[XX:00]
Open6E家集合。
車はどうするの、ってのはチン配ゴム要。
荷物をS君カーに積み、一旦S家駐車場にHNさんカーを置きに行きます。
それから出発です。

[XX:00ごろ]
某所を過ぎたあたりでコンビニで買い物。
ビールや食料、ギョニー(魚肉ソーセージ)など。
ビールはオヤツに入りますが、焼酎はオヤツに入りません。
エロ本はオヤツではなくオカズです(定型文)。

もしS君がヤエンをやるなら、途中でアジを買います。
また、真空パックのコマセも買っておきましょう。

[XX:30ごろ]
某港着。
アオリを探ります。
ヤエンをやるなら先端で、エギなら先端かテトラでやりましょう。
ただ、この後渓流をやるとすると、仮眠を取って体力を整えておいた方がいいと思うので、大体1時間半くらいにしときましょう。

で、この時点で500グラムオーバーは20杯は釣れているはずなので(妄想)、某川河口に移動し、イカをさばいて刺身で一杯やり、仮眠としましょう。

[XX:00]
起床。
コンビニに移動し、朝食&遊漁券(1000円)購入。
入渓点に移動し、食事や準備。

[XX:00]
某川入渓。
今回は、XからYまでをやりましょう。
まず最初の3時間じっくり探って、残り1時間くらいとなった時点でYに移動します。

[XX:00]
退渓。
コンビニで食料を調達したり釣具屋に寄ったりしながら、某港に移動します。

[XX:00]
某港着。
あまり時間も無いので、青物メインでメタルジグが弓角でやり、まったくダメっぽかったらアオリを、それさえダメっぽかったらサビキでイワシでもやりましょう。

もちろん、この時点で疲れてたら仮眠も大いにとっておきます。
XX:00の時点で某湖に移動します。

[XX:30]
某湖着、遊漁券(1000円)購入。
大体日が暮れるまで、イブニング勝負です。

[XX:00]
軽く夕食を取って、まだ元気があるならば、再度某港でアオリやりますか。
あとは体力の続く限り、時間の許す限り。

***

かなりなハードスケジュールなんで、体調を整えておいてください。
つーわけで!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2007/09/05

秋の大遠足2007 計画編

合宿トライアスロンなどと共に、遠足シリーズというものがあります。

主にHN氏と一緒に主に伊豆なんかに行って、いつもバッドコンディションで曖昧な半笑いをしながら帰ってくる、というヤツです。

秋の大遠足ですが、2005年は大島に遠征して強風にやられてアオリのスミ1のみでした。
去年2006年は、伊豆でこれまた大荒れ、チビカサゴとチビアジが釣れただけでした。

何なら遡って、春の遠足はどうだったんでしょう。
2005年はイカ狙いで西湘~熱海くらいまで行って、タコボーズ。
2006年は春合宿の最初にHN氏と1日かけて伊豆をじっくり周ってじっくりタコボーズ。
じゃあ今年は?と言えば時間が取れなかったんで、川崎新堤に乗り込んで、これまたタコボーズ。

つまりですね、なんか遠足シリーズで本命が釣れたのは2005年の大島だけ。
これって重症です、キケンです。
HN氏、自殺しますよ多分。

***

というわけで、今年は伊豆に行きたいねえ、と話していました。
9月中に行きたかったのですが、どうも10月初旬くらいになりそうな気配です。
今年はHN氏に加えて、ファンタジスタS君も予定が合えば参加を表明しています。
負のオーラを持つ漢3人が集まって大丈夫かい!

大まかな計画は

  1. 朝マズメ、渓流
  2. 昼マズメ(無いって)、青物
  3. 夕マズメ、湖

うーん、完璧、死角なし(定型文)。
で、直前で情報をかき集めて、メッキとかアオリとかブラクリとか臨機応変に対応する所存でございます。

絶対に負けられない戦いがある。

というわけで、伊東戦隊の皆様、近づいてくると色々と状況をお聞きすると思いますが、一つオイシい情報を恵んでやってください(土下座)。

***

そうそう、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが。
いや、むしろ、気づいた方はこのブログのマニヤですね、きっと。

今まで1つだった合宿と遠足とトライアスロンをそれぞれバラバラのカテゴリに分けました。
いつも書いているように、今までの1カテゴリだと俺様が、この俺様が使いにくいんで3つにしました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)